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【2024年】厳選おすすめ文庫本小説50選!初心者でも読みやすい不朽の名作揃い

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この記事では、僕がこれまで読んだ数千冊の小説の中でこれはぜひ読んでほしいという文庫本小説をジャンル別に50作品ご紹介します。

僕は肩ひじ張らずに読める軽めの小説が好きなので、読書が苦手という人も読みやすい本が多いと思います。

読書初心者の人にも読書の良さを広めるために、紹介する作品には以下の制限を設けました。

・1作者につき1作品

・文庫化された作品に限る

作品は違えど作者ごとにどうしても作風が出てしまうので、よりたくさんの世界を知ってもらうために、基本的に1作者につき1作品しか紹介しません。

気に入った作品があれば、その人の別の作品にチャレンジしてください!

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Contents
  1. ミステリ・サスペンス小説おすすめ20選
  2. 青春小説おすすめ6選
  3. 恋愛小説おすすめ4選
  4. ファンタジー小説おすすめ3選
  5. SF・ホラー小説おすすめ11選
  6. 感動・エンタメ小説おすすめ3選
  7. 児童文学おすすめ2選
  8. その他の小説おすすめ1選
  9. おわりに
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ミステリ・サスペンス小説おすすめ20選

1 米澤穂信【儚い羊たちの祝宴】

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。

「BOOK」データベースより

僕の一押しです。

ブラックユーモアと評される、背筋が凍るような恐怖が読了後もつきまといます。

短編それぞれが『バベルの会』というワードで繋がっていて、読み進めるごとにその存在が際立っていき、最後の短編のラスト一行でやられます。

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2 湊かなえ【告白】

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!“特別収録”中島哲也監督インタビュー『「告白」映画化によせて』。

「BOOK」データベースより

湊かなえさんの魅力がイヤミス(読後、嫌な気持ちになるミステリ)だけでないと分かりつつも、やっぱり一番最初に読んでほしいのは本書です。

一人称で徹底的に掘り下げられた個人の強烈すぎる怒り、恨みなどの感情と、それらが複雑に絡み合って招く最悪の結果

人間とはここまで強い感情を抱けるのかと、心に強く焼き付けられました。

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3 宮部みゆき【火車】

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

「BOOK」データベースより

他人の戸籍など全てを奪って、他人として堂々と生きる

そこにどんな悪意が込められているのかと思いながら読み進めますが、次第に切実な思いに触れ、もう犯罪者としてではなく犠牲者としてしか見られなくなっていました。

とことん犯人の目線に立ち、その人生に寄り添う。

こんなに丁寧に描かれたミステリは滅多にありません。

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4 早見和真【イノセントデイズ】

田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は…筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。日本推理作家協会賞受賞。

「BOOK」データベースより

事件としてはありふれたものに感じますが、掘り下げるとそこには想像を絶するドラマがあります

死刑宣告された幸乃は、どんな風に見られていたのか

彼女のことを知れば知るほど一般大衆の感覚からどんどん離れ、裁判を見ているのが本当に辛かったです。

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5 小林泰三【アリス殺し】

最近、不思議の国に迷い込んだアリスという少女の夢ばかり見る栗栖川亜理。ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見たある日、亜理の通う大学では玉子という綽名の研究員が屋上から転落して死亡していた―その後も夢と現実は互いを映し合うように、怪死事件が相次ぐ。そして事件を捜査する三月兎と帽子屋は、最重要容疑者にアリスを名指し…邪悪な夢想と驚愕のトリック!

「BOOK」データベースより

誰もが知る『不思議の国のアリス』をモチーフにした作品で、地球と不思議の国を股にかけた殺人事件の真実を描きます。

童話特有の残酷さが癖になる作品です

物語に直接関係はありませんが続編も発売されていますので、本書が気に入った人は合わせて読んでみてください。

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6 原田マハ【暗幕のゲルニカ】

ニューヨーク、国連本部。イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後から、「ゲルニカ」のタペストリーが消えた。MoMAのキュレーター八神瑶子はピカソの名画を巡る陰謀に巻き込まれていく。故国スペイン内戦下に創造した衝撃作に、世紀の画家は何を託したか。ピカソの恋人で写真家のドラ・マールが生きた過去と、瑶子が生きる現代との交錯の中で辿り着く一つの真実。怒涛のアートサスペンス!

「BOOK」データベースより

現在、そして過去がやがて一つに繋がる壮大な物語です。

著者の原田マハさんはキュレーター(ここでは美術専門職)の経歴を持ち、その美術知識から描かれる物語のスケールは圧巻の一言です

原田さんの美術関係作品の中でも本書の表紙にある『ゲルニカ』は知名度が一際高く、作品に込められた思いに読者も共感しやすいのではないでしょうか。

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7 アガサ・クリスティー【そして誰もいなくなった】

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く…そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。新訳決定版。

「BOOK」データベースより

ミステリ好きなら誰もが通るであろうアガサ・クリスティーの不朽の名作です。

今では当たり前の『クローズドサークル』(外界と交通・連絡手段が絶たれた状態で進行するミステリ)は本書から始まったと言われていて、ミステリの歴史を辿るという意味でも面白い作品です。

時代的にもミステリがこれ以上なく映えますので、ミステリにある程度精通してから読むと、より贅沢な読書を楽しめます。

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8 三上延【ビブリア古書堂の事件手帖】

鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語。

「BOOK」データベースより

とある古本屋に集まる古書にまつわるエピソードと、それを紐解いていく二人の男女を描いた作品です

ここまで古書の魅力を深く、そして分かりやすく掘り下げた作品を僕は知りません

三上延さんの本に対する愛情が強く感じられるので、本書を通じてあなたも本の虫になってしまうかもしれません。

またエピソードを追う上で、仲を深めていく二人も必見です。

9 麻耶雄崇【神様ゲーム】

神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。町が騒然とするなか、謎の転校生・鈴木太郎が犯人を瞬時に言い当てる。鈴木は自称「神様」で、世の中のことは全てお見通しだというのだ。鈴木の予言通り起こる殺人事件。芳雄は転校生を信じるべきか、疑うべきか。神様シリーズ第一作。

「BOOK」データベースより

可愛い表紙に騙されると、とんでもないことになる作品です。

残酷さ、醜さが盛り沢山で、人間不信になりかねません

全知全能の『神様』と思われる人物が登場するので、事件の推理もその特性を活かしたものになり、一味違ったミステリを楽しむことができます。

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10 殊能将之【ハサミ男】

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。

「BOOK」データベースより

殺人鬼の模倣犯が現れ、模倣された殺人鬼視点で事件を追うという斬新な設定ですが、そこには大きな伏線が張られています。

小さな違和感から気が付く可能性もありますが、気が付かない方が楽しめます。

途中で思い込みがひっくり返った時、全く別の物語になるので必見です

叙述トリックが読みたいけれど、後述する『殺戮にいたる病』のようなグロテスクな描写が苦手という人にはぜひおすすめしたいです。

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11 綾辻行人【十角館の殺人】

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!’87年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。

「BOOK」データベースより

ミステリの最高峰とも言われる作品です

著者である綾辻行人さんが本書を世に送り出したことで『新本格ミステリ』という新しい時代が築かれたことから、ミステリの歴史を紐解く上でも重要な一冊です。

王道のミステリだからこそ出せるロマンがあり、ミステリ好きであれば読まないと絶対に後悔します。

読んで気に入れば、本書をはじめとした『館シリーズ』にも挑戦してみてください。

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12 森博嗣【すべてがFになる】

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

「BOOK」データベースより

工学部の助教授をしていたことがある森博嗣さん。

そんな彼だからこそ描ける理系ミステリです。

こんなことをいうと森さんやファンの人に失礼かもしれませんが、僕はミステリというよりも森さんの描くキャラクターがとにかく好きです。

西尾維新さんもそうですが、会話を読んでるだけでニヤニヤが止まりません。

森さんのユーモア溢れる会話が楽しめるので、ミステリが苦手だという人にもおすすめです

本書含めたS&Mシリーズは十冊あってなかなかのボリュームですが、本書は一作目なのでこれだけ読んでもOKです。

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13 東野圭吾【白夜行】

1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。

「BOOK」データベースより

本を読まない人でも名前は知っているであろう、超有名な東野圭吾さんの作品です。

深い怒りと悲しみ、そして二人の男女の人生が描かれていて、八〇〇ページもの文章ですら足りないのではと思えるほどの圧倒的な密度を誇る物語です

また明言こそされませんが『幻夜』という続編もありますので、こちらも合わせて読むと面白さは倍増します。

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14 雫井脩【火の粉】

元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い…武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴んでいく。手に汗握る犯罪小説の最高傑作。

「BOOK」データベースより

ミステリというよりも、犯人が分かってからの恐怖・緊迫感が楽しめるサスペンス色が強い本書

無罪を信じて判決を下した男が本当は根っからの犯罪人で、無罪を下した元裁判官の家族をゆっくりと侵食していく。

本性に気が付いて警告しても、家族は誰も信じてくれない。

分かっていても止められないもどかしさ、絶体絶命の窮地に追いやられていく恐怖はもはやホラーです。

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15 今村昌弘【屍人荘の殺人】

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とペンション紫湛荘を訪れる。しかし想像だにしなかった事態に見舞われ、一同は籠城を余儀なくされた。緊張と混乱の夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。それは連続殺人の幕開けだった!奇想と謎解きの驚異の融合。衝撃のデビュー作!

「BOOK」データベースより

国内ミステリーランキング四冠達成というバケモノのような偉業を達成し、有栖川有栖さんからは『新・新本格の目玉が入った』といわれるほど期待されています

平成以降に生まれた人からすれば、生まれた時にすでに新本格があったわけで何も新しくありません。

そういった意味で、本書は若い人にとっての『新本格』であり、時代の分かれ目になりえる作品ということになります。

内容や設定は『十角館の殺人』に共通する部分が見受けられ、一方で時代を受けての推理方法の違い、二十一世紀においての探偵の意義など現代に即した内容になっています。

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16 島田荘子【火刑都市】

東京都内の雑居ビルの放火事件で、若い男性ガードマンが焼死する。不審死の疑いが強く、警察が捜査を始めると、ガードマンには婚約者らしき女の影が。女の行方を追うさなか、あらたに赤坂のホテルが放火され、現場には“東亰”と不可解な文字が残されていた。都市論を巧みに織り込んだ社会派ミステリーの傑作。

「BOOK」データベースより

島田荘子さんによる社会派ミステリである本書。

御手洗潔シリーズなど超有名作を数多く誇る島田さんですが、その中でも僕は本書を推したいです。

一つの放火事件から容疑者として一人の女性が浮かび上がりますが、なかなかそこに辿り着くことができません。

やっと辿り着いたと思ったら事件への関与が認められず、すでにここまででかなり面白いです。

しかし、本書の面白さはここからが本番で、こんなにのめり込めた読書は久しぶりでした。

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17 野崎まど【【映】アムリタ】

自主制作映画に参加することになった芸大生の二見遭一。その映画は天才と噂されるつかみどころのない性格の女性、最原最早の監督作品だった。最初はその天才という呼び名に半信半疑だったものの、二見は彼女のコンテを読み始めた直後にその魅力にとりつかれ、なんと二日以上もの間読み続けてしまう。彼女が撮る映画、そして彼女自身への興味が二見を撮影へのめりこませていく。そしてついに映画は完成するのだが―。第16回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”受賞作。

「BOOK」データベースより

天才とはなにか

そんな究極の問いに、野崎まどが答えます。

人智を超えた人間をここまで違和感なく描けるのは、野崎さんだけだと僕は思います。

ライトノベルに近い読みやすい文章なので、読書が得意でない人にもおすすめです。

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18 柚月裕子【孤狼の血】

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。飢えた狼のごとく強引に違法捜査を繰り返す大上に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて金融会社社員失踪事件を皮切りに、暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが…。正義とは何か。血湧き肉躍る、男たちの闘いがはじまる。

「BOOK」データベースより

どの作品でもオススメできるくらい信頼している柚月裕子さんですが、その中でも群を抜いてオススメしたいのが本書です。

偏見を恐れずに書くと、男性ですらなかなか踏み込めない警察とヤクザの世界を女性としてここまで骨太に描けることに驚き、登場人物の持つ信念には柚月さんの気持ちの強さが宿っていたように感じます

昭和の世界観は今の価値観からすると共感できない、納得できない部分が多くあるかもしれません。

しかしその一方で、現代ではあまり見られない人情があり、熱さがあり、読んでいてヒリヒリした緊張感を楽しむことが出来ます。

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19 萩原浩【噂】

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。 

「BOOK」データベースより

都市伝説、噂といった曖昧なものがやがて現実となる恐怖はもちろん面白かったですが、久しぶりにオチでおお、と声が出てしまいました

最後のあのワードが今でも頭から離れません

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20 相沢沙呼【medium 霊媒探偵城塚翡翠】

推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた―。

「BOOK」データベースより

相沢沙呼さんの新たな代表作となった本書。

小説家と霊媒師の美少女のコンビが事件に挑むというもので、ここ最近の作品の中でもエンタメ性、ミステリとしてのクオリティともに群を抜いて高い作品になっています

それを証明するように第20回本格ミステリ大賞受賞をはじめ五冠を獲得していて、ミステリ好きであればぜひ読んでほしい一冊です。

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青春小説おすすめ6選

1 森絵都【つきのふね】

あの日、あんなことをしなければ…。心ならずも親友を裏切ってしまった中学生さくら。進路や万引きグループとの確執に悩む孤独な日々で、唯一の心の拠り所だった智さんも、静かに精神を病んでいき―。近所を騒がせる放火事件と級友の売春疑惑。先の見えない青春の闇の中を、一筋の光を求めて疾走する少女を描く、奇跡のような傑作長編。

Amazon内容紹介より

森絵都さんといえば『カラフル』や『DIVE!!』を思い浮かべる人が多いかもしれません。

しかし、僕はこの本書を断然推します。

第36回野間児童文学芸賞を受賞していますが、万引きに売春斡旋、放火に心の病とかなり重たい問題が盛り沢山で、青春小説と呼ぶにはかなり重たい内容になっています

本書には主人公の中学生・さくらの若さゆえの無力感が漂っていて、あるかどうかも分からない光に手を伸ばすような不安が読者を襲います。

しかし、諦めないさくらたちの思いが奇跡を呼び、最後の展開はある程度予想がつきつつも、感動せずにはいられませんでした。

重たいテーマを扱う一方で、月明かりの下のようなどこかぼんやりとした幻想感のある読み心地が病みつきになります。

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2 伊坂幸太郎【砂漠】

「大学の一年間なんてあっという間だ」入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知らない青春小説。

「BOOK」データベースより

名作を数多く生み出してきた伊坂幸太郎さんですが、僕はその中でも本書を挙げました。

一見、ただの青春小説に見えますが、実は社会という砂漠に放り出される若者に向けたメッセージが印象的な作品です

さらにタイトルについて後日談があり、それがとても素敵なので、あとがきもお楽しみください。

伊坂さんのファンも勧める隠れた名作です。

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3 重松清【きみの友だち】

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない…。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。

「BOOK」データベースより

友だちの本当の意味を探す『きみ』が本書にはたくさん登場します

その中に、もしかしたら読者であるあなたがいるかもしれません。

友だちって何だろう。

意味が分かったとしても、得ようと思っても得られるものではありません。

まさしく一期一会。だから大切にしなきゃな、と思える一冊です。

最後はまるで人生の集大成のような豪華で贅沢な時間で、たくさんの『きみ』を見てきたからこそ深い感動を味わうことが出来ます。

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4 白河三兎【私を知らないで】

中2の夏の終わり、転校生の「僕」は不思議な少女と出会った。誰よりも美しい彼女は、なぜか「キヨコ」と呼ばれてクラス中から無視されている。「僕」はキヨコの存在が気になり、あとを尾行するが…。少年時代のひたむきな想いと、ままならない「僕」の現在。そして、向日葵のように強くしなやかな少女が、心に抱えた秘密とは―。メフィスト賞受賞の著者による書き下ろし。心に刺さる、青春の物語。

「BOOK」データベースより

少年は謎の多い少女に惹かれますが、彼女の心には少年ではどうすることもできない秘密が隠されていました

それに対して、二人が選んだ答え。

最良ではないハッピーエンドは、今でも読み返すと胸が痛くなります。

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5 住野よる【また、同じ夢を見ていた】

「人生とは和風の朝ごはんみたいなものなのよ」小柳奈ノ花は「人生とは~」が口癖のちょっとおませな女の子。ある日、彼女は草むらで一匹の猫に出会う。そしてその出会いは、とても格好いい“アバズレさん”、手首に傷がある“南さん”といった、様々な過去を持つ女性たちとの不思議な出会いに繋がっていき―。大ベストセラー青春小説『君の膵臓をたべたい』の住野よるが贈る、幸せを探す物語。

「BOOK」データベースより

『君の膵臓をたべたい』の住野よるさんの作品です。

ちょっとおませな少女の視点を通じて、様々な出会いをして、それが後に重要な意味を持ちます。

伏線が回収されていく様はお見事の一言で、その安定感ゆえに安心して読むことの出来る温かい作品です

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6 入間人間【僕の小規模な奇跡】

「あなたのこと全く好きではないけど、付き合ってもいいわ。その代わりに、わたしをちゃんと守ってね。理想として、あなたが死んでもいいから」彼女に告白し、そして奇妙な条件付きの返事をもらった瞬間から、僕は彼女の為に生きはじめた。この状況が僕に回ってきたことが、神様からの贈り物であるようにも思える。この結果が、いつの日か、遠い遠い全く別の物語に生まれ変わりますように。入間人間の名作が、宇木敦哉のイラストによって、待望の文庫化。

「BOOK」データベースより

入間人間さんの描くキャラクターはとにかく個性的で、どこか憎めないのがグッドです。

本書では小さな奇跡が積み重なり、新たな物語を紡いでいきます

ライトノベルが苦手だという人にも、表紙に臆せず読んでもらいたい一冊です

彼女がとにかく可愛い、と思ってもらえればこの上ない喜びです。

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恋愛小説おすすめ4選

1 森見登美彦【夜は短し歩けよ乙女】

私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」…「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった。天然キャラ女子に萌える男子の純情!キュートで奇抜な恋愛小説in京都。

「BOOK」データベースより

森見登美彦さんの作品は『森見ワールド』といわれるくらい世界観が独特で、本書はその筆頭作品です。

冗長とも思える文章なのに、森見さんにかかるとテンポ良く読めてしまい、気が付くと中毒になっているほどです。

現実離れしたファンタジー要素もふんだんに取り込まれていて、とにかく天真爛漫な黒髪の乙女が可愛い

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2 森奈津子【耽美なわしら】

超兄貴サイズの体格に白薔薇のごとき心をもつ大学生作家・矢野俊彦は、同性の百合小説作家・千里を「世界一美しい人」と崇拝していた。しかしある日、千里の作品に感動した漫画家の彩子が、彼を女性と思い込み、同性愛のターゲットにしてしまう。横暴で好戦的な美女・彩子に、クールな毒舌漫画家・志木、さらには小悪魔的な美少女・美穂に翻弄されながら、俊彦は愛する千里を守れるのか?伝説の恋愛コメディ、ついに復活。

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今でこそ多様性が認められるようになりましたが、その前にこういった小説を生み出した森奈津子さんには感服しました。

ゲイとレズとバイ(男)とバイ(女)とノンセクシャルが送る物語。

『耽美』にふさわしい、一味違う恋愛コメディです。

本人たちはいたって真剣なのに、笑わずにはいられません。

それでいて真剣な気持ちに感動させられるので、喜怒哀楽の全てを満たせる作品になっています。

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3 新海誠【言の葉の庭】

また会うかもね。もしかしたら。雨が降ったら―。雨の朝、静かな庭で2人は出会った。靴職人を志す高校生の孝雄と、謎めいた年上の女性・雪野。迷いながらも前に進もうとする2人は、どこへ足を踏み出すのか。圧倒的な支持を受けた劇場アニメーション『言の葉の庭』を、新海誠監督みずから小説化。アニメでは描かれなかった人物やエピソードを多数織り込み、小説版ならではの新たなる作品世界を作り上げた傑作。

「BOOK」データベースより

新海誠さんといえば『君の名は。』を思い浮かべる方も多いと思いますが、僕は本書を推します。

理由としてアニメ映画版の素晴らしさはもちろんのこと、小説版は内容がアニメ映画よりも濃密になり、心情や描写が非常に美しいからです

できれば映画、小説の両方を見て、それぞれの良さを味わって本書の世界観を最大限に楽しんでください。

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4 桜庭一樹【私の男】

落ちぶれた貴族のように、惨めでどこか優雅な男・淳悟は、腐野花の養父。孤児となった十歳の花を、若い淳悟が引き取り、親子となった。そして、物語は、アルバムを逆から捲るように、花の結婚から二人の過去へと遡る。内なる空虚を抱え、愛に飢えた親子が超えた禁忌を圧倒的な筆力で描く第138回直木賞受賞作。

「BOOK」データベースより

恋愛なんて生易しいものではありません。

本書が描くのは、養父と娘の禁断の愛です。

極限の飢えを満たすために貪るように求め合う親子の過去に何があったのか

物語は現在から過去にさかのぼるように構成されていて、二人の尽きない欲望の根源を知ることになります。

生々しく、歪んだというより壊れた愛の描写は賛否両論ですが、心に刻み込まれる衝撃は圧倒的ですので、ぜひ読んで欲しい一冊です。

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ファンタジー小説おすすめ3選

1 恩田陸【光の帝国】

膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから―「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への思向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。

「BOOK」データベースより

特別な力を持つ常野一族

そんな彼らをめぐる物語は優しい雰囲気に包まれ、穏やかな読書を楽しむことができます。

短編集なので一つの話が短く、飽きっぽい人でも読みやすい点もおすすめです。

シリーズものなので、気に入ったという人はぜひ他の作品にもチャレンジしてみてください。

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2 貴志祐介【新世界より】

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。

「BOOK」データベースより

貴志祐介さんはホラー、ミステリなど様々なジャンルの作品に精通し、それらをエンタメとして読者に最大限に面白く届けるのがこの上なく上手い作家さんですが、その中でも僕はダントツで本書を推します。

本書は1,000年後の日本を舞台にしたSF+ファンタジーのような作品で、平和な世界が真実によって残酷なものに豹変していくところが面白く、上・中・下巻の圧倒的なボリュームも気にならないほどです。

アニメ化もされていて、原作の世界観を忠実に守りつつも独自の魅力を提示してくれたので、細かい設定が頭に入りにくいという人はアニメ→小説という順番もオススメです。

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3 図書館の魔女【高田大介】

鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。超弩級異世界ファンタジー全四巻、ここに始まる!第45回メフィスト賞受賞作。

「BOOK」データベースより

言語学者による小説、という特異的な立ち位置にある本書ですが、読み始めて一気にその世界に引き込まれました。

タイトルから受けるライトノベル的なファンタジーではなく、もっと世界や意識の奥底に潜っていくような深さがあり、こんなに面白い世界があるのかと久しぶりに夢中になって読んでしまいました。

剣でも魔法でもなく、言葉にはこんなに力があるのだと、本書は教えてくれます

唯一の弱点は豊かな表現ゆえにリーダビリティはそれほど高くないので、ある程度読書に慣れた人向けといえます。

しかし、世間的な知名度がそこまで高くないからこそ知ってほしいと思い、あえてご紹介しました。

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SF・ホラー小説おすすめ11選

1 伊藤計劃【ハーモニー】

21世紀後半、“大災禍”と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、見せかけの優しさや倫理が横溢する“ユートピア”。そんな社会に倦んだ3人の少女は餓死することを選択した―それから13年。死ねなかった少女・霧慧トァンは、世界を襲う大混乱の陰に、ただひとり死んだはずの少女の影を見る―『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。

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若くして亡くなった伊藤計劃さんの作品です。

『虐殺器官』の後の世界を描いていますが、直接の関係はないので前作を読んでいなくても問題ありません。

世界は大災禍(ザ・メイルストロム)を経てユートピアと化しますが、それは仮初の理想郷に過ぎず、例えるなら真綿で首を締めるような優しい苦しさをともなうものでした。

ユートピアが行き着く先とは、を描いた壮大なSF作品です

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2 我孫子武丸【殺戮にいたる病】

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔!くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。

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叙述トリックといえばこれ、というほどの代表なホラー小説です

最後まで読んでも、何が起こっているのか把握するまでに時間がかかるほど読者を見事に騙してくれます。

読み返すことで叙述トリックがどれだけ巧みに仕込まれていたのかが分かりますので、二度おいしい作品です。

ただグロテスクな描写が多いので、苦手な方は要注意です

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3 王城夕紀【マレ・サカチのたったひとつの贈物】

誰か、私を留めて。どこかへ跳び去ろうとする私を―世にも奇妙な「量子病」を発症して以来、自らの意志と関係なく世界中をワープし続ける稀。一瞬後の居場所さえ予測できず、目の前の人と再び会える保証もない。日々の出会いは儚く、未来はゆらぐ。人生を積み重ねられない彼女が、世界に爪痕を残すためにとった行動とは?『天盆』『青の数学』の著者が放つ、感動の青春長篇!

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謎の病気『量子病』を発症し、自分の意志とは関係なく世界中にワープし続ける主人公の稀(まれ)。

衣服さえもワープで置き去りにされ、連れて行けるのは身に着けている青いものだけ。

さっきまで目の前にいた人と次の瞬間、永遠に別れることになるかもしれない

だからこそ稀は出会いの大切さを知り、最後に大事なことを読者に教えてくれます。

ウィットに富んだ表現は他の小説家にない王城夕紀さんの魅力で、事の深刻さを感じさせない軽快さは読んでいて楽しいです。

知名度がそこまで高くないからこそ、ぜひおすすめしたい作品です。

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4 恒川光太郎【夜市】

大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。裕司に連れられて出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る、この世ならぬ不思議な市場が開かれていた。夜市では望むものが何でも手に入る。小学生のころに夜市に迷い込んだ裕司は、自分の幼い弟と引き換えに「野球の才能」を買ったのだという。野球部のヒーローとして成長し、甲子園にも出場した裕司だが、弟を売ったことにずっと罪悪感を抱いていた。そして今夜、弟を買い戻すために夜市を訪れたというのだが―。第12回日本ホラー小説大賞受賞作。

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いつどこで開かれるか分からない、何でも売っている夜市を舞台にしたホラー小説です

冒頭の掴みから抜群に面白く、すぐにその世界に引き込まれてしまうはず。

異形の者たちが登場して恐怖はもちろんありますがただのホラーでは終わらず、物語が進むにつれて感動が生まれてくるところが本書の見どころです。

表題作の『夜市』以外に『風の古道』も収録され、また違ったテイストの恐怖と感動を味わえるので、よほど怖い話が苦手でなければぜひ読んでみてください。

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5 澤村伊智【ぼぎわんが、来る】

幸せな新婚生活をおくっていた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。原因不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか…。第22回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

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ぼぎわんという一見ユニークな名前ですが、これがとんでもなく恐ろしい化け物で、後半に進むにつれてさらに狡猾になっていくのだから手に負えません。

ぼぎわんが近づいてくる恐怖、そして退治するために正体を突き止める推理が面白く、ホラー小説好きであれば読んで損はありません。

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6 籘真千歳【スワロウテイル人工少女販売処】

〈種のアポトーシス〉の蔓延により、関東湾の男女別自治区に隔離された感染者は、人を模して造られた人工妖精(フィギュア)と生活している。その一体である揚羽(あげは)は、死んだ人工妖精の心を読む力を使い、自警団(イエロー)の曽田陽介と共に連続殺人犯”傘持ち(アンブレラ)”を追っていた。被害者の全員が子宮を持つ男性という不可解な事件は、自治区の存亡を左右する謀略へと進展し、その渦中で揚羽は身に余る決断を迫られる――苛烈なるヒューマノイド共生SF

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可愛らしい表紙に反して、かなりハードなSF小説である本書

種のアポトーシスの蔓延によって感染者男女別に隔離され、人を模して造られた人工妖精(フィギュア)と暮らすこととなった世界が舞台です。

設定が緻密に練り上げられ、著者である籘真千歳さんの名前の通り、千年後も色あせないことが確信できる名作SFです。

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7 三方行成【トランスヒューマンガンマ線バースト童話集】

はるか未来、あるところにシンデレラという人類の進化系=トランスヒューマンの少女がおりました。“魔女”から拡張現実ドレスを与えられた彼女はカボチャ型飛行体に乗り、お城の舞踏会へ向かいます。しかしその夜、空から宇宙最強の爆発・ガンマ線バーストの閃光が降り注ぎ―「地球灰かぶり姫」ほか「竹取戦記」「スノーホワイト/ホワイトアウト」など、古典に最新の想像力を配合した童話改変SF全6篇を収録。超個性派による第6回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作!

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誰もが知る超有名な童話などを下敷きに、SF要素を詰めて予想の斜め上をいく物語を展開する本書

いくつもの短編が収録され、最後にそれらがまとまる構成になっています。

SFの中でも特に奇抜なので賛否両論は避けられませんが、一部マニアにはこの上なく受ける作品です。

2020年になってもこんな新しいアイディアを持つ素晴らしい作品が生み出されていることがとにかく嬉しいです。

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8 小松左京【復活の日】

MM‐八八菌―実験では、摂氏五度で異常な増殖をみせ、感染後五時間で九十八%のハツカネズミが死滅!生物化学兵器として開発されたこの菌を搭載した小型機が冬のアルプス山中に墜落する。やがて春を迎え、爆発的な勢いで世界各地を襲い始めた菌の前に、人類はなすすべもなく滅亡する…南極に一万人たらずの人々を残して。人類滅亡の恐怖と、再生への模索という壮大なテーマを描き切る感動のドラマ。

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1964年という半世紀以上前に出版された本書ですが、コロナ禍を経験してから読んで驚きました。

まるで預言者のように、未知のウイルスによって人類が危機に陥る様がはっきりと描かれているのです。

本書は軍事面、医療面など様々な分野について科学的根拠に基づいて描かれていて、カテゴリーとしてはなかなかハードなSFです。

そして、希望と絶望という両極端な感情に何度も振り切れ、その度に人間の強さを思い知らされます

決して楽な読書ではありませんが、それでも読んでほしい一冊です。

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9 三津田信三【どこの家にも怖いものはいる】

三間坂という編集者と出会い、同じ怪談好きとして意気投合する作家の三津田。その縁で彼の実家の蔵から発見された「家」に関するいくつかの記述を読むことになる。だが、その五つの幽霊屋敷話は、人物、時代、内容などバラバラなはずなのに、奇妙な共通点が……。しかも、この話を読んだ者の「家」には、それが訪れるかもしれないらしい。最凶の「幽霊屋敷」怪談登場!

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五つの恐怖話が登場する本書。

最初は関連があるといわれても、どこかピンときません。

しかし、関連する話が増えるごとにその意味が分かり始め、やがて一つの答えが見えてきます。

ホラー×ミステリの融合が見事で、いつの間にか世界観に入り込むこと必至です。

三津田さんの作品は実話なのか、創作なのか、判断がつかないものも多く、もしかして本当にあるかも?と不安を抱きながら読めるので、それもまた魅力の一つです。

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11 橘外男『橘外男日本怪談集-蒲団』

「日本最凶」の古典怪談、ここに甦る……。 ある地方の古着屋が入手した、青海波模様の縮緬布団。以来、その周囲では血塗れの美女が出現する怪現象が続発し、ついに死人まで――読む者を虚実のあわいに引きずり込む、独特の恐怖世界。日本怪談史上屈指の名作として読み継がれる表題作ほか、現代ホラー界の先駆的存在である著者初の怪談ベスト・セレクション全七篇。 【目次】  Ⅰ 蒲団(1937) 棚田裁判長の怪死(1953) 棺前結婚(1952)  Ⅱ 生不動(1937) 逗子物語(1937) 雨傘の女(1956) 帰らぬ子(1958) 〈解説〉朝宮運河

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まずは山下昇平さんのカバーオブジェが、不気味な美しさを醸し出していて素晴らしい。

表題作をはじめとしたホラー作品は昭和初期から中期にかけて発表されましたが、現代でも通じる面白さ、怖さがあり、夏に読むのにぴったりです。

時代ならではの背景、設定などがあるため読みにくいという人もいると思いますが、ある程度小説に読み慣れた人であれば問題ありません。

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12 広瀬正『マイナス・ゼロ』

1945年の東京。空襲のさなか、浜田少年は息絶えようとする隣人の「先生」から奇妙な頼まれごとをする。18年後の今日、ここに来てほしい、というのだ。そして約束の日、約束の場所で彼が目にした不思議な機械―それは「先生」が密かに開発したタイムマシンだった。時を超え「昭和」の東京を旅する浜田が見たものは?失われた風景が鮮やかに甦る、早世の天才が遺したタイムトラベル小説の金字塔。

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広瀬正さんの代表作である本書。

1970年に単行本化されたとは思えないほど、令和に読んでも色あせない魅力を誇っています。

SF小説の入門としても最適であり、SFファンやタイムトラベルものが好きな人であれば外せない名作です。

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感動・エンタメ小説おすすめ3選

1 辻村深月【スロウハイツの神様】

人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ―あの事件から十年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。

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誰よりも読者に寄り添う、読者の最大の理解者ともいわれている辻村深月さん。

そんな彼女の描く世界はどこまでも優しく、その中でも本書は群を抜いています。

夢を追う辛さと、がむしゃらに追いかけた先にあるこの上ない喜び

手塚治虫、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫ら著名な漫画家が住んでいたトキワ荘をモチーフにした、現在版トキワ荘は伊達じゃありません。

辻村さんは、僕の青春時代を彩ってくれたかけがえのない小説家です。

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2 早瀬耕【未必のマクベス】

IT企業ジェイ・プロトコルの中井優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。同僚の伴浩輔とともにバンコクでの商談を成功させた優一は、澳門の娼婦から予言めいた言葉を告げられる―「あなたは、王として旅を続けなくてはならない」。やがて香港法人の代表取締役として出向を命じられた優一だったが、そこには底知れぬ陥穽が待ち受けていた。異色の犯罪小説にして恋愛小説。伝説のデビュー作『グリフォンズ・ガーデン』から22年―運命と犯罪と恋についての長篇第2作。

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本書は六〇〇ページという圧倒的ボリュームを感じさせないほど面白くユーモアに溢れています。

ミステリ、サスペンス、恋愛などあらゆるジャンルを内包した究極エンタメという言葉が大げさでないことは、読んでもらえれば分かります。

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3 道尾秀介【カラスの親指】

人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは?息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。「このミス」常連、各文学賞総なめの文学界の若きトップランナー、最初の直木賞ノミネート作品。第62回日本推理作家協会賞受賞作。

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何かの縁か、過去に傷を持つ五人が一軒家で一緒に暮らすことになり、自分を変えるために逆転劇に出るという本書。

道尾秀介さんらしい緻密な構成で、伏線に次ぐ伏線

それが一気に回収される時の猛スピードな展開は他の作品では味わえないほど圧倒的で、かなり満足度の高い一冊になっています。

エンタメらしい面白さが前面に出ていますが、所々にうるっときたり、ハッとさせられる言葉が用意されていて、あらゆる感情をこれ一冊で満足させることができます。

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児童文学おすすめ2選

1 ミヒャエル・エンデ【モモ】

町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。「時間」とは何かを問う、エンデの名作。小学5・6年以上。

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子ども向けと侮ってはいけません。

本書には、大人が失ってしまった大事なことが描かれています。

『時間』とはなにか

その問いについて、年齢関係なく皆さんに考えてほしいと思います。

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2 ルイス・キャロル【不思議の国のアリス】

ある昼下がり、アリスが土手で遊んでいるとチョッキを着た白ウサギが時計を取り出しながら、急ぎ足に通り過ぎ、生き垣の下の穴にぴょんと飛び込みました。アリスも続いて飛び込むと、そこは…。チェシャーネコ、三月ウサギ、帽子屋、ハートの女王など、一癖もふたくせもあるキャラクターたちが繰り広げる夢と幻想の国。ユーモア溢れる世界児童文学の傑作を、原文の言葉あそびの楽しさそのままに翻訳した、画期的新訳決定版。

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本書は不思議の国を舞台に、この世のこととは思えないことがユーモアたっぷりに描かれているので、肩ひじ張らずに雰囲気を楽しんでください。

意味が分からなくても、それはそれでオッケーです。

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その他の小説おすすめ1選

どのジャンルに分類してもしっくりこない。

けれど絶対に読んでほしい。

そんな作品をここでご紹介します。

1 アゴタ・クリストフ【悪童日記】

戦火の中で彼らはしたたかに生き抜いた――大都会から国境ぞいの田舎のおばあちゃんの家に疎開した双子の天才少年。人間の醜さ、哀しさ、世の不条理――非情な現実に出あうたびに、彼らはそれをノートに克明に記す。独創的な手法と衝撃的な内容で全世界に感動と絶賛の嵐を巻き起した女性亡命作家のデビュー作。

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本書の時代、舞台は明言されていませんが、諸々の状況から第二次世界大戦末期から戦後にかけての数年間、場所はハンガリーの田舎町であると推測することができます。

タイトルに日記とある通り、本書は主人公である双子の美しい天才少年が書いた日記を読者が盗み見るという体裁をとっています。

この日記がまた特徴的で、事実をあるがままに簡潔に記載していて、主観的な感情といった曖昧な表現は一切入り込みません。

戦争下という異常な中で行われる目を覆いたくなるような惨状の数々をドライに描く本書ですが、不思議と文章から悲惨さは伝わってこず、時にはユーモアでさえあります

とにかく素晴らしい作品なので、この説明で気になった人はぜひ挑戦してみてください。

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おわりに

なるべくバラエティーに富んだ作品を選んでみました。

それでもミステリ・サスペンスで半分近く占めてしまい申し訳ありません。

偏ったオススメですが、その分、僕と波長の合う人であればどれもきっと気に入ってもらえる名作ばかりです。

一冊でも好きな本が見つかり、そこから皆さんの世界が広がることを切に願っています。

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