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【2021年版】中山七里おすすめ小説ベスト10!多彩なジャンルが魅力的な名作選

中山七里さんといえばミステリを軸に刑事もの、音楽もの、法廷ものなど様々なジャンルを取りいれ、どれも高いレベルで執筆しているのが特徴です。

それでいて筆が早く、新作単行本十二か月連続刊行という偉業を成し遂げるなど、まさに化け物作家です。

この記事では、僕なりに中山さんの作品をランキングにしましたので、これから森見さんの作品を読む人や二作目以降を選びかねている人の参考になれば幸いです。

なお、誰でも手に取りやすいよう文庫本に限定しています。

小説はもちろんのこと、ビジネス書やマンガ、洋書など幅広いジャンルの本を読みたいという人には『Kindle Unlimited』が断然オススメです。

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中山七里おすすめ小説ベスト10

第10位『護られなかった者たちへ』

仙台市の福祉保健事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。三雲は公私ともに人格者として知られ怨恨が理由とは考えにくい。一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。三雲の死体発見から遡ること数日、一人の模範囚が出所していた。男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か?なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか?罪と罰、正義が交錯した先に導き出されるのは、切なすぎる真実―。

「BOOK」データベースより

社会福祉、もっといえば生活保護がテーマになっている本書。

中山さんが得意とするどんでん返しはそこそこですが、犯行の動機に隠された社会福祉の光と闇は見応えがあり、感情に訴えかけてくるものがあります。

第9位『作家刑事毒島』

新人賞の選考に関わる編集者の刺殺死体が発見された。三人の作家志望者が容疑者に浮上するも捜査は難航。警視庁捜査一課の新人刑事・高千穂明日香の前に現れた助っ人は、人気ミステリ作家刑事技能指導員の毒島真理。冴え渡る推理と鋭い舌鋒で犯人を追い詰めていくが…。人間の業と出版業界の闇が暴かれる、痛快・ノンストップミステリ!

「BOOK」データベースより

中山七里さんの作品には魅力的なキャラクターが多く登場しますが、本書のメインである毒島真理もその一人です。

人気作家の傍ら捜査に協力しますが、嬉しそうに相手の痛いところを突き、不快になる相手を見て喜ぶ姿はぶっ飛んでいて、魅力的ですが敵にはしたくないと何度も思ってしまいました。

また犬養隼人シリーズの高千穂明日香が毒島とコンビを組むことになるので、中山ファンは必見です。

第8位『セイレーンの懺悔』

不祥事で番組存続の危機に陥った帝都テレビ「アフタヌーンJAPAN」。配属二年目の朝倉多香美は、里谷太一と起死回生のスクープを狙う。そんな折、葛飾区で女子高生誘拐事件が発生。被害者は東良綾香、身代金は一億円。報道協定の下、警察を尾行した多香美は廃工場で顔を焼かれた綾香の遺体を目撃する。綾香がいじめられていたという証言で浮かぶ少年少女のグループ。主犯格の少女は小学生レイプ事件の犠牲者だった。マスコミは被害者の不幸を娯楽にする怪物なのか―葛藤の中で多香美が辿り着く衝撃の真実とは。報道のタブーに切り込む緊迫のミステリー。

「BOOK」データベースより

本書は報道に関する光と闇について描いていて、主人公で新米記者である朝倉多香美を通じて読者はそれを知ることになります。

はじめ、多香美の理想と現実をはき違えた仕事ぶりに何度も嫌気が差しましたが、成長するにつれて報道に携わるものとして必要なことに気が付いていく姿は胸を熱くするものがありました。

第7位『ネメシスの使者』

死刑判決を免れた殺人犯たちの家族が、次々に殺される事件が起きた―。現場に残されていたのは、ギリシア神話に登場する「義憤」の女神を意味する「ネメシス」という血文字。事件は遺族による加害者家族への復讐か、それとも司法に対する挑戦か?司法システムと死刑制度を正面から取り上げた社会派ミステリ。 

「BOOK」データベースより

本書では中山七里作品でお馴染みの渡瀬、古手川、岬らが登場し、事件の犯人を追うだけでなく、司法制度の問題について向き合うこととなります。

理性でどれだけ正しくあろうとしても、人間の本質は暗く残酷で、理想と現実の差がこれでもかと登場人物たちを襲います。

後半になるにつれて読者を置いてきぼりにするくらいに物語が加速していくので、そこからはもう一気読み必至です。

第6位『テミスの剣』

豪雨の夜の不動産業者殺し。強引な取調べで自白した青年は死刑判決を受け、自殺を遂げた。だが5年後、刑事・渡瀬は真犯人がいたことを知る。隠蔽を図る警察組織の妨害の中、渡瀬はひとり事件を追うが、最後に待ち受ける真相は予想を超えるものだった!どんでん返しの帝王が司法の闇に挑む渾身の驚愕ミステリ。

「BOOK」データベースより

中山七里さんの作品ではお馴染みの刑事・渡瀬ですが、彼はこれまでの作品で冤罪を生み出してしまったことを明かしています。

本書ではその冤罪が生まれた瞬間、そして二十年以上かけて決着をつけた様子が描かれています。

渡瀬がどういった経緯で今のスタイルになったのか分かると同時に、正義を失った司法の問題などとても考えさせられる内容になっています。

第5位『さよならドビュッシー』

ピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遙、16歳。祖父と従姉妹とともに火事に遭い、ひとりだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する―。第8回『このミス』大賞受賞作品。

「BOOK」データベースより

『どんでん返しの帝王』などと呼ばれるほど不動の地位を築いている中山七里さんのデビュー作である本書。

第8回「このミステリーがすごい!」大賞の大賞受賞作であり、『岬洋介』シリーズとして中山さんの作品の中でも特に人気のあるいわば土台の作品でもあります。

ミステリとしての驚きだけでなく、題材となっているクラシック音楽の瑞々しく迫力のある音が文章で楽しめるので、エンタメ好きにもオススメです。

第4位『切り裂きジャックの告白』

東京都内の公園で臓器をすべてくり抜かれた若い女性の死体が発見された。やがてテレビ局に“ジャック”と名乗る犯人から声明文が送りつけられる。その直後、今度は川越で会社帰りのOLが同じ手口で殺害された。被害者2人に接点は見当たらない。怨恨か、無差別殺人か。捜査一課のエース犬養刑事が捜査を進めると、被害者の共通点としてある人物の名前が浮上した―。ジャックと警察の息もつかせぬ熾烈な攻防がはじまる!

「BOOK」データベースより

『刑事犬養隼人』シリーズ第一弾となる本書。

沢村一樹さん主演でドラマ化、第四弾の『ドクター・デスの遺産』は綾野剛さん、北川景子さ共演で映画化など、一般的な知名度がかなり高く、中山七里さんの作品の中でも特に人気のあるシリーズです。

本書では物語の中心に『切り裂きジャック』があり、これだけでもミステリファンであれば大興奮ですが、面白さはそれだけではありません。

中山作品でお馴染みの古手川と主人公である刑事・犬養のコンビネーションや現代医療の抱える問題、犬養と娘の絆など見所が満載で、中山作品の中でも特にオススメしたいシリーズです。

第3位『ヒポクラテスの憂鬱』

浦和医大・法医学教室に「試用期間」として入った研修医の栂野真琴。彼女を出迎えたのは偏屈者の法医学の権威、光崎藤次郎教授と死体好きの外国人准教授・キャシーだった。凍死や事故死など、一見、事件性のない遺体を強引に解剖する光崎。「既往症のある遺体が出たら教えろ」と実は刑事に指示していたがその真意とは?死者の声なき声を聞く、迫真の法医学ミステリー! 

「BOOK」データベースより

法医学ミステリ『ヒポクラテス』シリーズ第一弾の本書。

生者と同じく死者と真摯に向き合う姿勢が素晴らしい。

そして中山七里さんの作品ではお馴染みの刑事・古手川が登場し、法医学教室の医師たちと連携して導き出す推理は鮮やかで、エンタメとしてもミステリとしてもかなりレベルが高いと感じました。

第2位『連続殺人鬼カエル男』

口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに…。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは?正体とは?警察は犯人をとめることができるのか。

「BOOK」データベースより

表紙からしてどこかコミカルなのかと思いきや、とんでもない。

怒りや憎しみなどを感じさせない無慈悲な殺害方法、震え上がり暴徒と化した市民。

絶望という言葉が似合うシーンがいくつも登場し、ミステリとしてだけでもなくサスペンス、ホラーとしても楽しむことが出来ます。

第1位『贖罪の奏鳴曲』

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。彼は十四歳の時、幼女バラバラ殺人を犯し少年院に収監されるが、名前を変え弁護士となった。三億円の保険金殺人事件を担当する御子柴は、過去を強請屋のライターに知られる。彼の死体を遺棄した御子柴には、鉄壁のアリバイがあった。驚愕の逆転法廷劇!

「BOOK」データベースより

『御子柴礼司』シリーズ第一弾となる本書。

主人公である御子柴は弁護士として優秀ですが、一方で黒い噂が絶えず、この人は本当に主人公だろうか?と首を傾げたくなることが何度もあります。

しかし、物語が進行するにつれて御子柴が現在の形になった原因が語られ、主人公としてふさわしい心意気を見えてくれるなど、通常の弁護士による推理小説とは一味違った面白さを見せてくれます。

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おわりに

題材、構成、各分野への知識など、どれも高いレベルを維持しながらそれを究極のエンタメにまで昇華された中山作品を紹介しました。

読書が苦手という人にも読みやすい作品が多いので、ぜひ挑戦してみてください。

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