おすすめ小説

【2020年版】ジャンル別!おすすめ小説家19選!初心者でも読書が好きになる

読書を趣味にしたいけれど、誰のどんな作品を読んだらいいか分からない。

次に読みたい作品が見つからない。

そんなあなたの希望を叶えるために、この記事では僕が厳選した19人の小説家を紹介します。

選ぶ上での条件は以下の通り。

・ある程度作品数があり、その小説家だけで数か月は楽しめる

・読書初心者でも楽しめるよう、文体が比較的ライト

もし作品から読みたい本を探したい方は以下の記事をご覧ください。

小説家それぞれ得意分野があります。

もちろん様々なジャンルに精通している方も多くいますが、調べやすいよう僕の印象でカテゴリー分けしています。

もし読みたいジャンルが決まっている方は目次から目的のジャンルに直接ジャンプしてください。

漠然と探している方は記事の上から順番にご覧ください。

なお、順番=おすすめ順ではありませんので、ご了承ください。

ミステリ

米澤穂信

『氷菓』がアニメ化され、知名度をさらに上げた米澤穂信さん。

多くの作品が『〇〇×ミステリ』と複合ジャンルが多く、青春にしてもファンタジーにしてもミステリが下地になっています。

読みやすい作品であれば『青春×ミステリ』の『古典部』シリーズをまずオススメします。

その第一弾が『氷菓』です。

いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。

「BOOK」データベースより

もしブラックユーモア的な作品が大丈夫、もしくは読みたいという方には『儚い羊たちの祝宴』を超オススメします。

ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至芸でもある。本書は、更にその上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。

「BOOK」データベースより

短編集ですが、全ての物語が『バベルの会』というワードで緩く繋がっていて、背筋が凍るような恐怖が癖になります。

何より最後の一行が秀逸で、これを越える衝撃には今に至るまでなかなか出会えていません。

他にも米澤さんの作品を知りたい方は以下の記事もご覧ください。

森博嗣

理系出身で、緻密なミステリを得意とする森博嗣さん。

『すべてがFになる』がアニメ化され、名前だけなら聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

森作品は謎解きというよりも、登場人物たちが交わすユーモア溢れる会話、やりとりが魅力なので、まずは『S&Mシリーズ』の第一弾である『すべてがFになる』をオススメします。

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

「BOOK」データベースより

ただ森さんは筆が早いことでも有名で、どのシリーズも巻数、ページ数ともに多いという特徴があります。

長い文章を読み慣れない人だと挫折する可能性もあるので、その点だけご注意ください。

皆川博子

皆川博子さんは1972年から作家として活動する息の長い方で、2019年にもまだ新作を生み出しています。

幻想的な作風が特徴で、僕の一押しは『倒立する塔の殺人』です。

戦時中という時代背景もあり、少女たちのやり取りには耽美な魅力が詰まっています。

しかもそれだけでなく、一つの小説に隠された謎が読み進めるうちに明かされるのですが、これが美しく、残酷です。

百合が好きな人だけでなく、ミステリー好きにもおすすめです。

戦時中のミッションスクール。図書館の本の中にまぎれて、ひっそり置かれた美しいノート。蔓薔薇模様の囲みの中には、タイトルだけが記されている。『倒立する塔の殺人』。少女たちの間では、小説の回し書きが流行していた。ノートに出会った者は続きを書き継ぐ。手から手へと、物語はめぐり、想いもめぐる。やがてひとりの少女の不思議な死をきっかけに、物語は驚くべき結末を迎える…。物語が物語を生み、秘められた思惑が絡み合う。万華鏡のように美しい幻想的な物語。

「BOOK」データベースより

伊坂幸太郎

数多くの作品が映画化などされ、知名度抜群の伊坂幸太郎さん。

様々なジャンルの作品を執筆しているのでカテゴリー分けに悩みましたが、どの作品も少なからず謎や仕掛けがあり、それを考える楽しみがあるのでミステリに分類しました。

オススメ作品ですが、ミステリに分類しておきながら青春小説の『砂漠』です。

「大学の一年間なんてあっという間だ」入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知らない青春小説。

「BOOK」データベースより

一見、ただの青春小説に見えますが、その実、社会という砂漠に放り出される若者に向けたメッセージが印象的な作品です。

さらにタイトルについて、後日談があり、それがとても素敵なので、あとがきもお楽しみください。

伊坂さんのファンも勧める隠れた名作です。

他にも伊坂さんの作品を知りたいという方は以下の記事もご覧ください。

東野圭吾

誰もが知る小説家ではないでしょうか。

読みやすい文章に練り込まれた謎が非常に良いバランスで、常に一定以上のクオリティを長年維持しているのはさすがです。

知名度があり、基本的に短編で読みやすいという点では『ガリレオ』シリーズがおすすめです。

突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。常識を超えた謎に天才科学者が挑む、連作ミステリーのシリーズ第一作。

「BOOK」データベースより

もし九〇〇ページ近いページ数でも読めるようであれば、ぜひ『白夜行』も読んでみてください。

十数年に渡って描かれる二人の男女の悲しい物語は胸を裂かれる思いがします。

1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。

「BOOK」データベースより

他にも東野さんの作品を知りたいという方は以下の記事もご覧ください。

綾辻行人

新本格ミステリの代表として一時代を築き上げた綾辻行人さん。

『館』シリーズといえば、ミステリ好きであれば一度は聞いたことがあると思います。

名作は数多くありますが、一つだけ選ぶとすればやはり『十角館の殺人』がオススメです。

ある有名過ぎるフレーズが登場しますので、本書を読めばあなたもミステリ通の仲間入りです。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!’87年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。

「BOOK」データベースより

道尾秀介

ミスリードを駆使してどんでん返しの結末が評価されている道尾秀介さん。

近年ではそういった仕掛けを排した作品でも評価されていますが、僕がイチオシしたいのはどんでん返しが魅力的な『向日葵の咲かない夏』です。

大胆なトリックが敷かれていますが、それに納得できるかどうかで本書の評価は真っ二つに分かれます。

もしトリッキーな要素が許せないという性分の方は、レビューなどを読んでからご検討ください。

僕はトリックに納得できた上に、夏休みという哀愁漂う雰囲気がドンピシャでした。

明日から夏休みという終業式の日、小学校を休んだS君の家に寄った僕は、彼が家の中で首を吊っているのを発見する。慌てて学校に戻り、先生が警察と一緒に駆け付けてみると、なぜか死体は消えていた。「嘘じゃない。確かに見たんだ!」混乱する僕の前に、今度はS君の生まれ変わりと称するモノが現れ、訴えた。―僕は、殺されたんだ。半信半疑のまま、僕と妹・ミカはS君に言われるままに、真相を探る調査を開始した。

「BOOK」データベースより
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後味が悪い

湊かなえ

『イヤミスの女王』の名前で知られる湊かなえさん。

描かれる人間の奥底にある感情は生々しく、そこから生み出される後味の悪さは良い意味で癖になります。

いくつもオススメしたい作品がありますが、やはり一番のオススメはデビュー作の『告白』です。

一人称で徹底的に掘り下げられた個人の感情と、それらが複雑に絡み合って招く最悪の結果。

人間とはここまで強い感情を抱けるのかと、良くも悪くも心に強く焼き付けられました。

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!“特別収録”中島哲也監督インタビュー『「告白」映画化によせて』。

「BOOK」データベースより

他にも湊さんの作品を知りたいという方は以下の記事もご覧ください。

小林泰三

小林泰三さんの文章は淡々としていて、怖いことをさらりと描くところが後味の悪さを際立たせます。

僕のイチオシは、誰もが知る『不思議の国のアリス』をモチーフにしたミステリ作品『アリス殺し』です。

ホラーの要素も入っていて、残酷な描写が苦手な方は注意が必要です。

シリーズ化されているので、ハマった方はぜひ二作目以降にも挑戦してみてください。

最近、不思議の国に迷い込んだアリスという少女の夢ばかり見る栗栖川亜理。ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見たある日、亜理の通う大学では玉子という綽名の研究員が屋上から転落して死亡していた―その後も夢と現実は互いを映し合うように、怪死事件が相次ぐ。そして事件を捜査する三月兎と帽子屋は、最重要容疑者にアリスを名指し…邪悪な夢想と驚愕のトリック!

「BOOK」データベースより

感動

原田マハ

原田マハさんはキュレーター(博物館、美術館のなどの、展覧会に必要な業務をつかさどる専門職)の経歴を持ち、それを活かした美術ミステリは超一級品です。

もちろん美術が絡んでいなくても原田さんの描く物語はどれもドラマティックで、いつでも心を動かされてしまいます。

あえてイチオシを挙げるとすれば、『楽園のカンヴァス』です。

原田作品としては王道過ぎますが、彼女の魅力がふんだんに詰まっているので、まずは本書から読んでみてください。

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに篭めた想いとは―。山本周五郎賞受賞作。

「BOOK」データベースより

恩田陸

ミステリに青春、エンタメととにかく作風の幅が広い恩田陸さん。

最近だと『蜜蜂と遠雷』で様々な賞を受賞し、映画化されたことでも話題になりました。

まるで音楽を聴いているような文章が圧倒的で、鳥肌ものの『蜜蜂と遠雷』は近年の作品の中でも抜群の感動作です。

近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。その火蓋が切られた。

「BOOK」データベースより

それから僕のイチオシは『光の帝国』です。

不思議な力を持つ『常野一族』を描いた作品で、理解するのではなく感じることで感動を得られる不思議な物語です。

シリーズ化されていますので、気に入った方は二作目以降も挑戦してみてください。

膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから―「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への思向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。

「BOOK」データベースより

他にも恩田さんの作品を知りたいという方は以下の記事もご覧ください。

重松清

重松清さんの作品は優しくて、日常の大切さを教えてくれます。

僕は特に『きみの友だち』をオススメします。

友だちの本当の意味を探す『きみ』が本書にはたくさん登場します。

その中に、もしかしたら読者であるあなたがいるかもしれません。

友だちって何だろう。

意味が分かったとしても、得ようと思っても得られるものではありません。

だから大切にしなきゃな、と思える一冊です。

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない…。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。

「BOOK」データベースより
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青春

辻村深月

一番の理解者を見つけた気がした。

そんな風に読者から言われるほど、辻村深月さんは読者と常に真摯に向き合って物語を綴ります。

結婚をして子どもが生まれてからさらに作風の幅が広がっていて、一概にはいえませんが、『名前探しの放課後』の以前以後で雰囲気が変わった印象です。

僕はその中でも『スロウハイツの神様』をオススメします。

夢を追う辛さと、それ以上の喜び。

手塚治虫、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫ら著名な漫画家が住んでいたトキワ荘をモチーフにした、現在版トキワ荘は伊達じゃありません。

人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ―あの事件から十年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。

「BOOK」データベースより

まだ文庫化されていないので手が出しにくいという難点はありますが、『かがみの孤城』も傑作です。

今まで以上に世間一般に辻村さんの名前を浸透させた作品で、初期のみずみずしさを取り戻しながらも今の辻村さんだから描ける青春物語がここにあります。

どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。9時から17時まで。時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探す―

「BOOK」データベースより

辻村さんの他の作品を知りたいという方は以下の記事もご覧ください。

住野よる

『君の膵臓をたべたい』で一躍有名になった住野よるさん。

住野さんの描く青春はどこかほろ苦くて、痛みを伴います。

しかし、それを経て手に入れた答えには説得力があり、綺麗ごとだけでない点が好きです。

その中でも僕のイチオシなのは『また、同じ夢を見ていた』です。

ちょっとおませな少女の視点を通じて、様々な出会いをして、それが後に重要な意味を持ちます。

伏線が回収されていくのはお見事の一言です。

また安心して読むことの出来る、温かい作品です。

「人生とは和風の朝ごはんみたいなものなのよ」小柳奈ノ花は「人生とは~」が口癖のちょっとおませな女の子。ある日、彼女は草むらで一匹の猫に出会う。そしてその出会いは、とても格好いい“アバズレさん”、手首に傷がある“南さん”といった、様々な過去を持つ女性たちとの不思議な出会いに繋がっていき―。大ベストセラー青春小説『君の膵臓をたべたい』の住野よるが贈る、幸せを探す物語。

「BOOK」データベースより

森絵都

児童文学に精通していることが作風にも反映されている森絵都さん。

一番有名なものだと『カラフル』がよく挙げられます。

しかし、僕が一番オススメしたいのは『つきのふね』です。

万引きに売春斡旋、放火に心の病とかなり重たい問題が盛り沢山で、青春小説と呼ぶのは不適当な気がします。

もっと無力感があって、あるかどうかも分からない光に手を伸ばすような不安が読者を襲います。

しかし、諦めない主人公たちの思いが奇跡を呼び、最後の展開はある程度予想がつきつつも、感動せずにはいられませんでした。

重たいテーマを扱う一方で、月明かりの下のようなどこかぼんやりとした幻想感のある読み心地が病みつきになります。

ただし、ノストラダムスの大予言が流行した1998年が舞台なので、古めの設定が苦手な人はご注意ください。

あの日、あんなことをしなければ…。心ならずも親友を裏切ってしまった中学生さくら。進路や万引きグループとの確執に悩む孤独な日々で、唯一の心の拠り所だった智さんも、静かに精神を病んでいき―。近所を騒がせる放火事件と級友の売春疑惑。先の見えない青春の闇の中を、一筋の光を求めて疾走する少女を描く、奇跡のような傑作長編。

「BOOK」データベースより

恋愛

有川ひろ

あまり恋愛小説を読まない僕ですが、有川ひろさんだけは違います。

彼女の描く極甘な恋愛は見ていて恥ずかしくなるくらいで、でも読まずにはいられません。

以前は『有川浩』の表記で、漫画家・映画化された『図書館戦争』が一番ではないでしょうか。

甘すぎる恋愛はもちろん魅力的ですが、今とは違う厳しい世界の中で、どうやって本の表現を守るのか、そのために命を懸ける人たちの姿を見ることができます。

本好きには二倍おいしい作品です。

2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが…!?番外編も収録した本と恋の極上エンタテインメント、スタート。

「BOOK」データベースより
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ラノベ寄り

野崎まど

最近だと映画『HELLO WORLD』、アニメ化された『バビロン』などでさらに知名度を上げた野崎まどさん。

『鬼才』と呼ばれるほどの実力者で、それゆえに描き切れないことが多い天才すらも見事に描き切ってしまいます。

その天才が魅力的で、怖くもある名作が『[映] アムリタ』です。

続編に『2』というさらなる名作もありますが、本書を最大限に楽しむためにはいくつもの著書を読まないといけないので、まずは 『[映] アムリタ』 を読んでから検討してみてください。

ちなみに新装版もありますので、お好みで選んでください。

僕は前の装丁が好きです。

芸大の映画サークルに所属する二見遭一は、天才とうわさ名高い新入生・最原最早がメガホンを取る自主制作映画に参加する。だが「それ」は“ただの映画”では、なかった―。TVアニメ『正解するカド』、『バビロン』や、劇場アニメ『HELLO WORLD』などを手掛ける鬼才・野崎まどの作家デビュー作にして、電撃小説大賞にて“メディアワークス文庫賞”を初受賞した伝説の作品が新装版で登場!貴方の読書体験の、新たな「まど」が開かれる1冊!

「BOOK」データベースより

西尾維新

独特の文章が癖になる小説家で、西尾維新さんに影響された方も多いと思います。

知名度も踏まえると、やはり『化物語』は外せません。

ただ文庫化はされていないので、金銭的に困っている方はKindleで買うと単行本の半額以下で購入できます。

阿良々木暦を目がけて空から降ってきた女の子・戦場ヶ原ひたぎには、およそ体重と呼べるようなものが、全くと言っていいほど、なかった―!?台湾から現れた新人イラストレーター、“光の魔術師”ことVOFANと新たにコンビを組み、あの西尾維新が満を持して放つ、これぞ現代の怪異!怪異!怪異。

「BOOK」データベースより

また西尾さんのもう一つの代表作『戯言』シリーズもオススメです。

こちらは古典的な雰囲気もあり、ミステリ好きであればこちらで決まりです。

絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする!工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を“証明終了”できるのか?新青春エンタの傑作、ここに誕生!第23回メフィスト賞受賞作。

「BOOK」データベースより

入間人間(いるまひとま)

つかみどころがなく、そこが魅力的な入間人間さん。

表紙からは考え付かないほど残酷なことを書くことでも有名なので、読む作品はある程度注意する必要があります。

僕がその中でもオススメするのは『僕の小規模な奇跡』です。

入間人間さんの描くキャラクターはとにかく個性的で、どこか憎めないのがグッドです。

本書では小さな奇跡が積み重なり、新たな物語を紡いでいきます。

ライトノベルが苦手だという人にも、表紙に臆せず読んでもらいたい一冊です。

彼女がとにかく可愛いんです。

「あなたのこと全く好きではないけど、付き合ってもいいわ。その代わりに、わたしをちゃんと守ってね。理想として、あなたが死んでもいいから」彼女に告白し、そして奇妙な条件付きの返事をもらった瞬間から、僕は彼女の為に生きはじめた。この状況が僕に回ってきたことが、神様からの贈り物であるようにも思える。この結果が、いつの日か、遠い遠い全く別の物語に生まれ変わりますように。入間人間の名作が、宇木敦哉のイラストによって、待望の文庫化。

「BOOK」データベースより

おわりに

小説家はそれこそ無数にいますので、いざ好みの人を見つけようとしてもそう簡単には見つかりません。

僕が今回取り上げた小説家はほんの一部ですが、どの方も超一流なので読んで損はありません。

この記事をきっかけに記憶に残る作品が一つでも増えてくれれば幸いです。

読書をより楽しみたい方はこちらもどうぞ。