SF

『復活の日』あらすじとネタバレ感想!未知のウイルスによって人類の滅亡へのカウントダウンが始まる

MM‐八八菌―実験では、摂氏五度で異常な増殖をみせ、感染後五時間で九十八%のハツカネズミが死滅!生物化学兵器として開発されたこの菌を搭載した小型機が冬のアルプス山中に墜落する。やがて春を迎え、爆発的な勢いで世界各地を襲い始めた菌の前に、人類はなすすべもなく滅亡する…南極に一万人たらずの人々を残して。人類滅亡の恐怖と、再生への模索という壮大なテーマを描き切る感動のドラマ。

「BOOK」データベースより

1964年という半世紀以上前に出版された本書ですが、コロナ禍を経験してから読んで驚きました。

まるで預言者のように、未知のウイルスによって人類が危機に陥る様がはっきりと描かれているのです。

不安な日々を過ごす人にとってマイナスな影響があるかもしれませんが、僕は本書からコロナ禍を打破するための希望を受け取ったので、ぜひ読んでいただきたいです。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

滅亡手前

冒頭、一九六〇年代末期に異変が起こり、三十数億人の人類が死亡。

残ったのは、南極にいた一万人程度だけという衝撃的な事実が描かれます。

文明は崩壊し、南極以外は上陸どころか、大気にすら触れることが許されません。

一体、人類に何が起こったのか。

プロローグ以降で、人類の歴史を塗り替えた出来事が描かれます。

未知のウイルス

一九六〇年代。

各国は様々な兵器を開発していて、その中に細菌兵器があります。

本書で問題となるのは、MM菌というものです。

氷点下以下でも増殖し、摂氏五度以上で猛烈な毒性を持ちはじめ、あらゆる動物を死に追いやる。

現段階では全く制御できず、科学者はその危険性を十二分に把握していました。

ところが、己の目的を達成することだけを目的にしている組織にとって、そんなものは関係ありません。

MM菌は悪意あるものたちに奪われてしまいます。

突然死

世界中で謎の病気が流行の兆しを見せます。

人々は不安になりながらも、どうせ一過性のものだろうとそこまで心配していませんでした。

しかし、人々の無根拠な希望とは裏腹に、事態は深刻化します。

謎の突然死が世界中で報告されるようになり、人々は次第に得体の知れない恐怖を覚えます。

たかがインフルエンザではないか。

その思いも虚しく未知のウイルスは世界中を覆い、人類のこれまで築いてきた文明をあっという間に消し去ってしまいます。

感想

色あせないSF小説

本書は軍事面、医療面など様々な分野について科学的根拠に基づいて描かれていて、カテゴリーとしてはなかなかハードなSFです。

しかし、慣れていない人でも本書は読みやすいはず。

一つ目に、まるで自分が未知のウイルスに襲われているような錯覚に陥り、どうしたらこの状況を打破できるのかと必死になります。

そのおかげで当事者になった気持ちで各専門知識の説明を受け、自分に何ができるのだろうと能動的に考えることができます。

二つ目に、半世紀以上前の作品とは思えないほど瑞々しく、現在にも通じるヒントがたくさん転がっていることです。

文明が進歩する一方で、いつの時代でも求められるものがあり、本書はその普遍的な何かを確かに備えています。

比較的一ページに文字が詰まっているので読み始めが億劫かもしれませんが、一度読み始めてしまえばもう読了したも同然です。

ぜひ一歩を踏み出してみてください。

絶望と希望の連続

本書はとにかく何度も感情が逆方向に引っ張られます。

未知のウイルスが登場して気持ちはどん底に落ち、その中でも頑張る人たちに胸を打たれ、人間はまだ何とかなると希望を抱きます。

ところが想定以上の被害の発生に再び絶望し、それでも生きたいと必死に食らいつきます。

絶望と希望を行ったり来たりするのは正直しんどく、精神を削られるのは間違いありません。

しかし、それでも読んで良かったと思えるものが本書にはあると断言します。

人間の強さ

僕が一番強く印象に残ったのは、どんな窮地に立たされても生きようとする人間の強さです。

豊かさを一度覚えたら、そこから抜け出すのは容易ではありません。

しかし、命の危機を前に覚悟を決め、茨の道だとしても生きるための行動をとる人間が数多く登場し、彼らに何度も勇気づけられました。

本書の状況に比べれば、コロナ禍なんて大したことはありません。

こう言い切るのは不適切かもしれませんが、僕はそういった前向きな気持ちを本書からもらいました。

自分たちや、将来のある子どもたちのために今何ができるのか。

自分自身の中に秘められた人間の強さを信じ、前に進む覚悟ができました。

おわりに

コロナ禍で再び脚光を浴びた本書ですが、決してその二つを比べる必要はありません。

ぜひ丁寧にじっくり読んでいただき、本書に込められた深い絶望と消えない希望、人間の強さを堪能してもらえると嬉しいです。

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