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東野圭吾おすすめ文庫ベスト15!(2019年版)ミステリーから感動作まで!

東野圭吾さんといえば数々の作品がドラマ化、映画化され、普段本を読まない人でも知っているくらい知名度の高い作家さんです。

作家としてのキャリアは30年以上となり、作風もミステリーを軸に非常に多岐にわたり、どんな人でも一冊は読みたい本が見つかると思います。

そこでこの記事では、そんな東野さんの名作の中からベスト15作品を選びましたので、今まで東野さんの作品を読んだことがないという方もぜひ参考にしてください。

東野圭吾の経歴

東野圭吾さんは1958年に大阪市生野区で生まれ、中学生くらいまでは読書が好きというわけではありませんでした。

高校進学を機に推理小説に嵌り、自分でも作品を書くようになりました。

大学卒業後、日本電装株式会社(現在のデンソー)に技術者として入社し、その傍らで小説は引き続き書いていました。

その後、1985年に『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、翌年に退職、それ以降は上京し、専業作家として活動します。

しかし、作家デビューしてもすぐに売れ始めたわけではなく、厳しい時代もありました。

それでも1998年に刊行された『秘密』で大ブレイクすると、2006年に『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞するなど着実にキャリアを積み上げ、今では誰もが認める人気作家となりました。

東野さんの手掛ける作品はミステリーが中心で、彼のこれまでの経験に基づいた話が多く登場します。

またエンジニア出身ということもあり、理系ならではの科学の専門的な知識が多く取り込まれているのも特徴です。

次からは、いよいよランキングに入っていきます。

第15位『人魚の眠る家』

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「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。娘がプールで溺れた―。病院で彼等を待っていたのは、“おそらく脳死”という残酷な現実。一旦は受け入れた二人だったが、娘との別れの直前に翻意。医師も驚く方法で娘との生活を続けることを決意する。狂気とも言える薫子の愛に周囲は翻弄されていく。

【「BOOK」データベースより】

映画化もされた作品です。

東野さんは本書で、人の生死とは何か、という誰も答えを知らない難問に挑んでいます。

強すぎる愛情が狂気に変わった時、人はどのようにして立ち直るのか。

生死の問題に結論が出たかどうかは別として、本書は一つの答えを提示してくれます。

子どもがいる方は特に考えさせられる問題だと思います。

第14位『どちらかが彼女を殺した』

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最愛の妹が偽装を施され殺害された。愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。

【「BOOK」データベースより】

加賀恭一郎シリーズ第三弾で、本書を挙げたのには理由があります。

通常、推理小説では探偵役となる人物が犯人を見つけ、それを明らかにするのですが、本書では犯人候補が二人に絞られたところで物語が終わってしまい、読者はそれまでの状況から犯人を推理することになります。

文庫化する際に重要な記述を削除しているため推理は難度が上がっていますが、袋綴じの解説がついていますで、諦めずにじっくり本文を読み直してみてください。

推理して犯人を当てる探偵役の気分を味わうことができます

第13位『時生』

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不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った―。過去、現在、未来が交錯するベストセラー作家の集大成作品。

【「BOOK」データベースより】

タイトルは『トキオ』と読みます。

最初はカタカナ表記で単行本が発行されましたが、文庫化される際に改題されています。

どうしようもない少年が『トキオ』と名乗る不思議な少年と出会い、行方不明になった恋人・千鶴を探します。

その中で少年は様々な人と出会い、成長していくのですが、そこには生きることへの希望や親子の愛が描かれています。

ミステリーではなくSFファンタジーなので、ミステリー以外の東野作品を見たいという方におすすめです。

第12位『使命と魂のリミット』

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角川書店
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「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」突然の脅迫状に揺れる帝都大学病院。「隠された医療ミスなどない」と断言する心臓血管外科の権威・西園教授。しかし、研修医・氷室夕紀は、その言葉を鵜呑みにできなかった。西園が執刀した手術で帰らぬ人となった彼女の父は、意図的に死に至らしめられたのではという疑念を抱いていたからだ…。あの日、手術室で何があったのか?今日、何が起こるのか?大病院を前代未聞の危機が襲う。

【「BOOK」データベースより】

テレビドラマ化された作品です。

中学生の時に氷室夕紀は父親を病気で亡くし、父のような人を救うために心臓外科医を目指すようになります。

努力の甲斐あって夕紀は研修医として帝都大学病院に勤務することになりますが、医療ミスの公表を求める脅迫状が届きます。

それに対して心臓血管外科の権威・西園教授は隠された医療ミスなどないと否定しますが、実は夕紀の父親の手術を担当したのが西園で、夕紀は父親が意図的に死に至らしめられたのではと疑っていました。

夕紀の父親は、人間にはその人にしか果たせない使命があるのだと語っていて、本書ではそれぞれが自分の使命を果たそうとする懸命な姿が描かれています。

第11位『ナミヤ雑貨店の奇蹟』

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悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか?3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが…。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?

【「BOOK」データベースより】

2017年に映画化された作品です。

これが東野さんの作品?と良い意味で読者を裏切る、心温まる作品であり、SF要素であるタイムスリップも取り扱っています。

より万人受けしやすい作品なので、あまりミステリー小説に馴染みがないという人にもおすすめです。

第10位『夢幻花』

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花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出す。一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた…。宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく“東野ミステリの真骨頂”。第二十六回柴田錬三郎賞受賞作。

【「BOOK」データベースより】

『むげんばな』と読みます。

江戸時代に姿を消したと言われる『黄色いアサガオ』が殺人事件に関係していると考えた蒲生蒼太と秋山梨乃は事件解決に臨みますが、やがて隠されていた悲劇が浮かび上がります。

本書は連載終了から単行本発売まで十年近くかかり、科学情報が古くなってお蔵入りする可能性もありましたが、大幅にストーリーを変えて発売された経緯があります。

そのため東日本大震災や原発問題にも触れていて、理系の東野さんならではのテイストになっています。

さらに主人公二人の若さが感じられ、青春小説としてもおすすめです。

第9位『麒麟の翼』

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「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。瀕死の状態でそこまで移動した理由を探る加賀恭一郎は、被害者が「七福神巡り」をしていたことを突き止める。家族はその目的に心当たりがない。だが刑事の一言で、ある人物の心に変化が生まれる。父の命懸けの決意とは。

【「BOOK」データベースより】

加賀恭一郎シリーズ第九弾となる本書。

家族のあり方について書かれた『赤い指』、人情を描いた『新参者』の双方の要素を取り入れた作品となっています。

基本的にどの作品も独立しているので、単独で読んでも問題はありませんが、『赤い指』を読んでから本書を読むと加賀と父親の関係をより楽しむことができます。

第8位『悪意』

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人はなぜ人を殺すのか。東野文学の最高峰。人気作家が仕事場で殺された。第一発見者は、その妻と昔からの友人だった。逮捕された犯人が決して語らない「動機」とはなんなのか。超一級のホワイダニット。加賀恭一郎シリーズ

【Amazon 内容紹介より】

作品紹介にある『ホワイダニット』とは『Why done it?』の略で、なぜおこったのかという意味で、犯行に至った動機の解明を重視した内容になっています。

なので犯人は早々に捕まりますが、本書の魅力はそこから語られる動機にあります。

そして、なぜタイトルが『悪意』なのか。

ラストまで読むとその意味が分かるのですが、とても腑に落ちると同時に、誰でも悪意を持ってしまうのだと改めて思いました。

第7位『さまよう刃』

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角川書店
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長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躪された末の遺棄だった。謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、突き動かされるように娘の復讐に乗り出した。犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を、警察とマスコミが追う。正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎える―。重く哀しいテーマに挑んだ、心を揺さぶる傑作長編。

【「BOOK」データベースより】

2009年に映画化された作品で、少年犯罪を取り扱った非常に重たいテーマです。

タイトルにある通り、被害者だけでなく司法や正義、それぞれの刃があり、どこに向けられるのかさまよい、そして突き刺さります。

未成年だから裁けないことがあり、自分が被害者側の立場だと思うと、加害者やその家族、今の日本の制度に憤りを感じるはずです。

作品からの感動だけでなく、現代社会に対する疑問も抱くことのできる社会派ミステリーです。

第6位『宿命』

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講談社
¥691
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高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。男の前に十年ぶりに現れたのは学生時代ライバルだった男で、奇しくも初恋の女の夫となっていた。刑事と容疑者、幼なじみの二人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。

【「BOOK」データベースより】

トリックを重視した作品というより、幼なじみの二人の宿命にフォーカスを当てた作品となっています。

発売されてから三十年近く経つのですが、全く色褪せない魅力を本書は備えています。

第5位『流星の絆』

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講談社
¥940
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何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。

【「BOOK」データベースより】

2008年にドラマ化された作品です。

兄妹三人は両親を殺害した犯人への復讐を誓いますが、妹が犯人の息子に恋をしてしまい、計画に誤差が生じます。

タイトルにある通り、絆について考えさせられるストーリーであり、エンターテインメントとしても一級品です。

ミステリーだけが強みではない、ということを改めて強く認識させられる作品です。

第4位『真夏の方程式』

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文藝春秋
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夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方、仕事で訪れた湯川も、その宿に宿泊することになった。翌朝、もう1人の宿泊客が死体で見つかった。その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったという。これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは―。

【「BOOK」データベースより】

ガリレオシリーズの第六弾で、映画化もされています。

映像化作品ではガリレオこと湯川学を福山雅治さんが演じ、『実に面白い』のフレーズが有名です。

同シリーズではおそらく『容疑者Xの献身』が最も有名かと思いますが、僕は断然こちらを推します。

舞台は美しい海に臨んだ玻璃ヶ浦で、湯川は海底資源の調査を依頼されてここを訪れていました。

湯川が泊まった旅館の宿泊客が不審な死を遂げ、やがてそれが他殺だと判明するのですが、警察はなかなか真実に辿り着くことができません。

そんな中、湯川は大学時代の友人で東京にいる刑事の草薙、その部下である内海と情報提供しながら捜査し、とある人物の一生を左右してしまう真実を突き止めます。

その真実をどう扱うべきなのか。

湯川は悩んで答えを出すのですが、それが非常に人間らしいもので、彼なりの優しさを垣間見ることができます。

本書はミステリーに重きを置いていると見せかけて、最後に生きていく上で大切なことを教えてくれる感動作です。

第3位『手紙』

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文藝春秋
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強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。

【「BOOK」データベースより】

2006年に映画化、2018年にドラマ化された本書。

犯罪者となって獄中で暮らす兄は、弟に向けて月に一度、手紙を送ります。

しかし、弟は犯罪者の兄によって運命が捻じ曲げられ、やがて兄と決別するために手紙を送ることにします。

ミステリーではありませんが、不条理な世の中で、これ以上ない幸せというわけではありませんが、ちゃんと救いが用意された名作です。

第2位『秘密』

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文藝春秋
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妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。

【「BOOK」データベースより】

東野作品ではよくあることですが、本書もラストまで読んでようやくタイトルの意味が分かる構成になっています。

読み手の立場によって感情移入の度合いがかなり違うと思いますが、特にその結末は辛くなるほど考えさせられるものがあります。

何度も繰り返し読む内容ではないからこそ、じっくりと読んでほしい作品です。

第1位『白夜行』

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集英社
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1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。

【「BOOK」データベースより】

文句なしの1位です。

一言でいうと、本書が描くのは二人の男女の一生です。

1973年に起きた殺人事件は決定的な証拠がないまま迷宮入りとなり、この時点では被害者の息子・桐原亮司と容疑者の娘・西本雪穂の間には何の接点も見られません。

ところが、二人の周辺ではその後も不可解なトラブルや事件が発生し、彼らの周囲の人間の中には疑問を感じている人もいます。

やがて二人の人生は十九年という歳月を経て繋がりがあることが判明するのですが、そこに隠された秘密はとても辛く、悲しいものでした。

本書の特徴として、物語の主軸である亮司と雪穂の心理描写がほとんどないため、二人がどんな気持ちでいるのかは読者が想像するしかありませんが、とても悲しく辛いものであることは確かです。

ページ数が多いため気軽に読みたい時には向きませんが、一度読み始めたらページをめくる手がとまらないこと間違いなしです

最後に

いかがでしたでしょうか。

東野圭吾さんの作品はどれも非常に評価が高く、僕もランキングにするのはかなり苦労しました。

ランキングの順位こそつけましたが、どれを読んでも間違いありませんので、ぜひどれか一冊から読んでみてください。

 

小説ベスト50も作りましたので、ぜひ読んでください。

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