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僕が2021年に読んだおすすめ小説ベスト10!

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訪問してくださる方々には本当に感謝しかありません。

今年はSNSを通じて電子書籍のセール情報を得るようにしたので普段読まないジャンルにも挑戦し、2021年11月24日現在、189冊の本を読みました。

ライトノベルが多めだったので冊数が例年より多くなっていますが、このペースであれば年間200冊になんとか届きそうです。

この記事では、その中で2021年に読んでよかった小説ベスト10を紹介しています。

年末年始のお供の小説を探している人にとって、参考になると幸いです。

小説はもちろんのこと、ビジネス書やマンガ、洋書など幅広いジャンルの本を読みたいという人には『Kindle Unlimited』が断然オススメです。

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僕が2021年に読んだおすすめ小説ベスト10

第10位『ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒』

★第27回電撃小説大賞《大賞》受賞作!!★
最強の凸凹バディが贈る、SFクライムドラマが堂々開幕!! 

 脳の縫い糸――通称〈ユア・フォルマ〉ウイルス性脳炎の流行から人々を救った医療技術は、日常に不可欠な情報端末へと進化をとげた。
 縫い糸は全てを記録する。見たもの、聴いたこと、そして感情までも。そんな記録にダイブし、重大事件解決の糸口を探るのが、電索官・エチカの仕事だ。
 電索能力が釣り合わない同僚の脳を焼き切っては、病院送りにしてばかりのエチカにあてがわれた新しい相棒ハロルドは、ヒト型ロボット〈アミクス〉だった。
 過去のトラウマからアミクスを嫌うエチカと、構わず距離を詰めるハロルド。稀代の凸凹バディが、世界を襲う電子犯罪に挑む! 
 第27回電撃大賞《大賞》受賞のバディクライムドラマ、堂々開幕!!

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第27回電撃小説大賞〈大賞〉を受賞した本書。

もう久しく新しいシリーズのライトノベルに手を出していませんでしたが、本書は本屋の店頭でタイトルと表紙に一瞬で惹かれ、迷うことなく購入していました。

人間とロボットが共存する世界観はそこまで目新しくないものの、捜査方法は刑事ものを彷彿とさせるものがあったり、人間の脳に潜る時の電索官と相棒を繋ぐ糸が絆を示していたりと、かなりしっかりとした設定です。

ライトノベルと甘く見ている人にはぜひ読んでほしい一冊です。

そして、そんな魅力を踏まえても、結局は主役である人間のエチカとロボットのハロルドの関係が一番魅力的という、まさにバディ小説です。

第9位『薔薇のなかの蛇』

変貌する少女。呪われた館の謎。
「理瀬」シリーズ、17年ぶりの最新長編!

英国へ留学中のリセ・ミズノは、友人のアリスから「ブラックローズハウス」と呼ばれる薔薇をかたどった館のパーティに招かれる。そこには国家の経済や政治に大きな影響力を持つ貴族・レミントン一家が住んでいた。美貌の長兄・アーサーや、闊達な次兄・ディヴらアリスの家族と交流を深めるリセ。折しもその近くでは、首と胴体が切断された遺体が見つかり「祭壇殺人事件」と名付けられた謎めいた事件が起きていた。このパーティで屋敷の主、オズワルドが一族に伝わる秘宝を披露するのでは、とまことしやかに招待客が囁く中、悲劇が訪れる。屋敷の敷地内で、真っ二つに切られた人間の死体が見つかったのだ。さながら、あの凄惨な事件をなぞらえたかのごとく。

可憐な「百合」から、妖美な「薔薇」へ。
正統派ゴシック・ミステリの到達点!

Amazon商品ページより

理瀬シリーズの実に十七年ぶりとなる新作の本書。

もう続きは読めないと諦めていたので、その感動も含めてここにランクインさせました。

ただ断っておくと、内容も最高に面白かったです。

少女期を過ぎて大人びた理瀬がとにかく妖しい美しさを放っていて、そんな彼女が関係する殺人事件の謎を追うのはワクワクドキドキしました。

まだ完結しそうにないので、完結を見届けることはできるのだろうかという不安は新たに生まれましたが、恩田陸さん好きであればぜひオススメしたい一冊です。

第8位『贖罪の奏鳴曲』

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。彼は十四歳の時、幼女バラバラ殺人を犯し少年院に収監されるが、名前を変え弁護士となった。三億円の保険金殺人事件を担当する御子柴は、過去を強請屋のライターに知られる。彼の死体を遺棄した御子柴には、鉄壁のアリバイがあった。驚愕の逆転法廷劇! 

「BOOK」データベースより

今年は中山七里さんの作品を読み漁った一年でした。

様々なテイストのミステリを極上のエンタメに落とし込む技術は素晴らしく、読みやすいのに胸の深くに驚きや感動を生み出してくれる作品ばかりでした。

その中でもオススメしたいのが本書です。

主人公の御子柴が悪役という変わった設定で、冒頭でいきなり死体を遺棄する彼には心底驚かされました。

しかし御子柴の過去が明らかになるにつれて印象が百八十度変わり、それも含めて深い感動を味わえる一冊です。

シリーズもので、作品を経るごとに世界観が深まっていくのもポイントです。

ちなみに中山さんのランキングも作りましたので、合わせて参考にしてもらえると幸いです。

第7位『探偵AIのリアル・ディープラーニング』

人工知能の研究者だった父が、密室で謎の死を遂げた。「探偵」と「犯人」、双子のAIを遺して――。高校生の息子・輔(たすく)は、探偵のAI・相以(あい)とともに父を殺した真犯人を追う過程で、犯人のAI・以相(いあ)を奪い悪用するテロリスト集団「オクタコア」の陰謀を知る。次々と襲いかかる難事件、母の死の真相、そして以相の真の目的とは!? 大胆な奇想と緻密なロジックが発火する新感覚・推理バトル。

Amazon商品ページより

これだけAI技術が出てきているのだから、いずれ探偵をAIが担ったっておかしくない。

本書はそんなあるかもしれない未来を提示してくれます。

AIなので事件を一瞬で解決できるのかと思いきや、そうはいきません。

AIゆえの問題があり、それをワトソン役である輔がフォローしていって、共に成長していく構成になっています。

タイトル、表紙、軽いやりとりからネタ作品と思われがちですが、ちゃんと読むと本格ミステリであることが分かるので、ミステリ好きであれば外せない一冊です。

これからのミステリに一石を投じたのは間違いないと思います。

第6位『未必のマクベス』

IT企業ジェイ・プロトコルの中井優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。同僚の伴浩輔とともにバンコクでの商談を成功させた優一は、澳門の娼婦から予言めいた言葉を告げられる―「あなたは、王として旅を続けなくてはならない」。やがて香港法人の代表取締役として出向を命じられた優一だったが、そこには底知れぬ陥穽が待ち受けていた。異色の犯罪小説にして恋愛小説。伝説のデビュー作『グリフォンズ・ガーデン』から22年―運命と犯罪と恋についての長篇第2作。

「BOOK」データベースより

ずっと気になっていましたが、六〇〇ページを超えるボリュームからずっと本棚に眠らせていて、重い腰を上げてようやく読むことができました。

結論からいうと、あらゆるジャンルを内包した究極エンタメでした。

陰謀を暴く様子はミステリ、サスペンスだし、主人公の中井と彼に関係する女性たちに目を向けると恋愛小説だし、どれも高いレベルで釣り合っています。

そのため、読書に慣れている人であればどんな人にもオススメしたいです。

あと香港など海外が舞台で異国情緒にあふれ、コロナ禍で気軽に海外旅行に行けない現在において、疑似的に旅行気分を味わえる一面もあると思います。

第5位『シャドウ』

人間は、死んだらどうなるの?―いなくなるのよ―いなくなって、どうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、鳳介の母はこの世を去った。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが…。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?話題作『向日葵の咲かない夏』の俊英が新たに放つ巧緻な傑作。

「BOOK」データベースより

『向日葵の咲かない夏』から入った道尾秀介さんですが、作品を読むごとに多彩な人なんだと気づかされます。

今年は道尾さんの作品を数多く読みましたが、その中でも特にオススメしたいのが本書です。

ミステリ部分が面白いことはもちろんのこと、辛いくらいに登場人物たちが不幸な目に合っていく中で、わずかだけれど確かな希望の光も見せてくれます。

そこに道尾さんの人間性が見られるような気がして、本書を通じて大ファンになってしまいました。

第4位『medium 霊媒探偵城塚翡翠』

推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた―。

「BOOK」データベースより

死者の言葉を通じて事件の真実を知ることができるが、それを証明しないことには事件を解決ができない。

珍しい設定で、いつものミステリとは違った謎解きを楽しめました。

あとヒロインともいえる翡翠が可愛らしく、彼女を愛でるだけでも本書の価値はあります。

しかし本書の魅力はここで終わらず、読者の予想を大きく上回る展開は必見です。

ミステリとしてのレベルが高いのに、読みやすく誰にでもオススメできる。

ミステリ好きはもちろんのこと、ミステリに興味があるものの難しい内容はちょっと、という人もぜひ挑戦してみてください。

第3位『私の男』

落ちぶれた貴族のように、惨めでどこか優雅な男・淳悟は、腐野花の養父。孤児となった十歳の花を、若い淳悟が引き取り、親子となった。そして、物語は、アルバムを逆から捲るように、花の結婚から二人の過去へと遡る。内なる空虚を抱え、愛に飢えた親子が超えた禁忌を圧倒的な筆力で描く第138回直木賞受賞作。

「BOOK」データベースより

桜庭一樹さんの作品を今年は数多く読みましたが、あらゆる意味で強烈に印象付けられたのが本書です。

養父と娘は愛で結ばれていますが、その形は究極に歪んでいます。

生理的に気持ち悪い部分もあり、人によって全く受け付けないこともあると思います。

しかし、それくらい尖っているからこそ一部の人に突き刺さるものがあり、ぜひ読んでほしい一冊です。

あと本書は現在→過去に遡るという構成になっていて、親子の過去を見ることではじめて現在の状況の意味が分かるようになっています。

第2位『異端の祝祭』

失敗続きの就職浪人生・島本笑美。
原因は分かっている。彼女は物心ついた時から生きている人間とそうでないものの区別がつかないのだ。
街に溢れ返った異形のモノたちは、自分の姿が見えていると分かるや否や、笑美に纏わり付いてくる……。

ある日、ダメ元で受けた大手食品会社「モリヤ食品」の面接で、笑美はヤンと名乗る青年社長と出会う。
出会ったその瞬間から、何故か自分に惚れ込んでいるヤンに心奪われ、笑美はそのままモリヤに就職することを決める。
しかし「研修」という名のもと、ヤンに伴われて笑美が見たのは、「ケエエェェェエコオオォォオオ」と奇声をあげながら這い回る人々だった――。

一方、笑美の様子を心配した兄・陽太は、心霊案件を専門とする佐々木事務所へ相談に訪れ……。

ページを開いた瞬間、あなたももう「取り込まれて」いる。
カクヨム発の「ほねがらみ」がTwitterでバズり大反響! ネット民を恐怖の底に叩き落とした驚異の新人作家が放つ、民俗学カルトホラー!

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ホラーは、まだまだ新たな名作が生まれてくる。

そんな可能性を教えてくれたのが本書です。

Twitter発で人気が出たということで現代らしいですが、内容は読書通をも唸らせるほど圧倒的です。

カルトとホラーの相性の良さは抜群で、今年は澤村伊智さんの『邪教の子』も含めてかなり楽しめました。

著者の芦花公園さんの作品として『ほねがらみ』もあるので、本書を気に入ったという人にはぜひ読んでほしい一冊です。

第1位『トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』

はるか未来、あるところにシンデレラという人類の進化系=トランスヒューマンの少女がおりました。“魔女”から拡張現実ドレスを与えられた彼女はカボチャ型飛行体に乗り、お城の舞踏会へ向かいます。しかしその夜、空から宇宙最強の爆発・ガンマ線バーストの閃光が降り注ぎ―「地球灰かぶり姫」ほか「竹取戦記」「スノーホワイト/ホワイトアウト」など、古典に最新の想像力を配合した童話改変SF全6篇を収録。超個性派による第6回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作! 

「BOOK」データベースより

SNSでセール情報を見つけ、タイトルと表紙を見つけて即買いした本書。

誰もが知る名作を下敷きに、現代ではありえない科学力が普及した世界観の物語がいくつも描かれています。

理解できないほど高度な話が連続するのに、ふと冷静になると本当にくだらないと思える不思議さ。

それでいて、油断していると心の奥までスッと届く感動、恐怖、驚きがあり、SFならではの自由な発想を存分に味わうことができました。

今年読んだ小説の中で、断トツに読んでほしい作品です。

ただあまりに尖りすぎているので、合わない人も多いことが予想されます。

ある程度覚悟した上で読むことを推奨します。

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おわりに

アンテナを広げた結果、今までであれば見つけられなかった作品を多く見つけ、読書の点において最高の一年でした。

来年は不朽の名作だけでなく、知る人ぞ知る作品も紹介し、皆さんにとって新たな出会いの場になるよう取り組んでいきたいと思っています。

まずは年末年始、ここに取り上げた作品を読書のお供に選んでいただけると嬉しいです。

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