おすすめ小説

【2020年版】感動小説おすすめ厳選10作品!心を強く動かす名作!

日常に不満を抱えていたり、刺激が足りないと感じる時に、読んで感動できる小説はいかがでしょうか。

心を強く動かされることで、読む前と読んだ後とでは考え方も見える景色も変わるはずです。

この記事では、誰でも一冊は読みたいと思える感動小説が見つかるよう、バラエティー豊かな10作品をご紹介します。

タイプの違う作品を同列に扱うのは難しかったので、あえて順位はつけていません。

ご了承ください。

① カラフル

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが…。不朽の名作ついに登場。

「BOOK」データベースより

実写映画、アニメ映画などを見てご存じの方も多いと思う本書。

実は出版されたのは二十年以上前の一九九八年で、もはや不朽の名作と読んでも差し付けないほどの地位を確立しています。

死んだはずの少年が自殺を図った少年・真の体にホームステイし、生前の自分の罪を思い出していく、というのが本書のあらすじです。

少年は真として生きる中で、今まで見えていなかった世界の本当の姿を目の当たりにします。

何かと肩身が狭くなり、誰もが心の余裕を失っている現代ですが、嫌な部分だけではなく良い部分も本当はあふれていて、世界は『カラフル』なんだと。

SNSなどが発達して人の嫌な部分が目立ってしまう現代だからこそ、発表当時よりもより一人一人の心を強く動かしてくれます。

スポンサーリンク



② きみの友だち

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない…。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。

「BOOK」データベースより

友だちの本当の意味を探す『きみ』が本書にはたくさん登場します。

その中に、もしかしたら読者であるあなたがいるかもしれません。

友だちって何だろう。

意味が分かったとしても、得ようと思っても得られるものではありません。

だから大切にしなきゃな、と思える一冊です。

③ 博士の愛した数式

「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた―記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。

「BOOK」データベースより

記憶が80分しか持たない、数学を愛する博士と、博士のお世話をする家政婦とその息子の交流を描く本書。

はじめはただの変人に見える博士ですが、やがて彼の頭の中にはたくさんの魅力的な数字や数式で溢れていることが分かり、家政婦と息子は次第に惹かれていきます。

また不器用ながらも博士は優しさと愛情を息子に見せ、物語が進むにつれて三人の仲はまるで家族のように深まっていきます。

数学が苦手な方でも問題なく読める作品なので、優しい物語を求める方にはぴったりです。

スポンサーリンク



④ 凍りのくじら

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき―。

「BOOK」データベースより

国民的アニメ・ドラえもんをモチーフにした作品で、序盤はとにかく主人公の理帆子が鼻につきます。

しかし、ドラえもんの話を介して理帆子の年頃の少女らしい部分が見えてくると、物語は一気に面白さを増します。

特に最後のドラえもんの秘密道具の使い方が素晴らしく、これほど感動できる瞬間は早々ないと読了から十年が経っても思います。

⑤ また、同じ夢を見ていた

「人生とは和風の朝ごはんみたいなものなのよ」小柳奈ノ花は「人生とは~」が口癖のちょっとおませな女の子。ある日、彼女は草むらで一匹の猫に出会う。そしてその出会いは、とても格好いい“アバズレさん”、手首に傷がある“南さん”といった、様々な過去を持つ女性たちとの不思議な出会いに繋がっていき―。大ベストセラー青春小説『君の膵臓をたべたい』の住野よるが贈る、幸せを探す物語。

「BOOK」データベースより

『君の膵臓をたべたい』の住野よるさんの作品です。

ちょっとおませな少女の視点を通じて、様々な出会いをして、それが後に重要な意味を持ちます。

伏線が回収されていくのはお見事の一言です。

また安心して読むことの出来る、温かい作品です。

以下は、本書に関する住野よるさんへのインタビューです。

『bestseller’s interview 第81回 住野 よるさん』

スポンサーリンク



⑥ マレ・サカチのたったひとつの贈物

誰か、私を留めて。どこかへ跳び去ろうとする私を―世にも奇妙な「量子病」を発症して以来、自らの意志と関係なく世界中をワープし続ける稀。一瞬後の居場所さえ予測できず、目の前の人と再び会える保証もない。日々の出会いは儚く、未来はゆらぐ。人生を積み重ねられない彼女が、世界に爪痕を残すためにとった行動とは?『天盆』『青の数学』の著者が放つ、感動の青春長篇!

【「BOOK」データベースより】

謎の病気『量子病』を発症し、自分の意志とは関係なく世界中にワープし続ける主人公の稀。

さっきまで目の前にいた人と次の瞬間、永遠に別れることになるかもしれない

だからこそ稀は出会いの大切さを知り、最後に大事なことを読者に教えてくれます。

ウィットに富んだ表現は、他にはない王城夕紀さんの魅力です。

知名度がそこまで高くないからこそ、ぜひおすすめしたい作品です。

以下の書評が興味深かったので、合わせてお楽しみください。

マレ・サカチのたったひとつの贈物 書評

⑦ 透明カメレオン

ラジオパーソナリティの恭太郎は、素敵な声と冴えない容姿の持ち主。バー「if」に集まる仲間たちの話を面白おかしくつくり変え、リスナーに届けていた。大雨の夜、びしょ濡れの美女がバーに迷い込み、彼らは「ある殺害計画」を手伝わされることに。意図不明の指示に振り回され、一緒の時間を過ごすうち、恭太郎は彼女に心惹かれていく。「僕はこの人が大好きなのだ」。秘められた想いが胸を打つ、感涙必至のエンタメ小説。

「BOOK」データベースより

著者の道尾秀介さんというと『向日葵の咲かない夏』が連想され、色々と警戒するかもしれませんが、本書は真っ当な感動エンタメ小説なのでご安心ください。

しかし、そこは道尾さんらしく、最後に物語を根底から覆す大きな仕掛けが施されており、もう涙なしでは読めませんでした。

不意打ちのような感動なので、驚きの要素もほしい人にはぴったりです。

⑧ 物語のおわり

病の宣告、就職内定後の不安、子どもの反発…様々な悩みを抱え、彼らは北海道へひとり旅をする。その旅の途中で手渡された紙の束、それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。そして本当の結末とは。あなたの「今」を動かす、力強い物語。

「BOOK」データベースより

短編集ですが、それぞれに繋がりがあります

というのも、冒頭に未完の物語が提示され、その原稿が人から人へと渡り、登場人物たちは自分なら物語をこうやって終わらせると考えるのですが、それが十人十色で非常に面白いです。

しかも、ちゃんと最後にこの原稿についても伏線が回収され、読了感も非常にスッキリしています。

北海道を舞台に自分を見つめなおし、新たな一歩を踏み出していく登場人物たちにきっと勇気づけられるはずです。

⑨ ナミヤ雑貨店の奇蹟

悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか?3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが…。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?

「BOOK」データベースより

2017年に映画化された作品です。

これが東野さんの作品?と良い意味で読者を裏切る、心温まる作品であり、SF要素であるタイムスリップも取り扱っています。

万人受けしやすい作品ですが、決して妥協しているわけではありませんのでご安心ください。

以下は、本書に関する東野さんのスペシャルエッセイです。

https://kadobun.jp/readings/64/10a92277

⑩ 重力ピエロ

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。

「BOOK」データベースより

『遺伝子』をテーマに、物語が進むにつれて事件の全貌が明らかになります。

タイトルの意味が何度が登場するのですが、特にラストにこの言葉が登場する時、僕も願わずにはいられませんでした。

伊坂幸太郎さんの作品はふざけているようで不意に感動させてくるので大好きです。

以下は映像化された際のキャストの方々へのインタビューです。より作品への思い入れが強くなると思うので、合わせてお楽しみください。

https://www.cinematoday.jp/interview/A0002199

おわりに

映画や音楽のように直接的ではないからこそ、小説の感動には心の奥底まで届く深さがあります。

もちろん人によって心の琴線は違うので、まずは気になった作品を読んでみてください。

もし合うようでしたら、同じ作者の別の作品に挑戦すると外れが少なく、快適に読書を楽しめると思います。