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僕が2020年に読んだおすすめ小説ベスト10!

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2020年は新型コロナウイルスによって当たり前に思っていた日常は脆く崩れ、我慢を強いられる一年でした。

2021年になったからといってこの状態から完全に脱せるわけではありませんが、自分なりに希望を持って生きたいと思っています。

そんな中で、2020年は小説に本当に救われました。

自粛期間もあったおかげで例年より読書量は多くなり、2021年は12月13日現在、178冊の小説を読みました。

今まで読んだことのなかった有名な作家さんとも出会い、非常に出会いに恵まれた年だったと思います。

今年発表の作品もあれば不朽の名作もありますので、年末や2021年に向けてぜひ手にとっていただければ幸いです。

なお、あくまで2020年で読んだものの中でのおすすめですので、より厳選されたランキングをご希望の方はこちら。

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2020年に読んだおすすめ小説ベスト10

10位:カエルの楽園2020

二匹のアマガエルがたどり着いた夢の楽園は悲劇的な末路を迎えたはずだったが、悪夢の翌朝、二匹はなぜか再び平和な地にいた。今度の世界では、ウシガエルの国で「新しい病気」が流行っていたが、楽園のカエルたちは根拠なき楽観視を続ける。しかし、やがて楽園でも病気が広がり始め…。国難を前に迷走する政府やメディアの愚かさを浮き彫りにし、三通りの結末を提示する、警告と希望の書。

「BOOK」データベースより

普段であればあまり読まない類の本ですが、新型コロナウイルスについて自分なりに何か希望が得られればと思い、読みました。

新型コロナウイルスが拡大する世界を童話風に描いているので一見、そこまで深刻に感じることなく読むことができます。

一方で、ちょっと知識のある人であれば作中で描かれていることが現実の何を指すのかは明らかで、どうしても政治色を感じてしまうと思います。

小説といえば個人的にそれなりでしたが、先が何も見えない現在の指針になり得る作品で、多少なりとも救われました。

百田尚樹さんの作品は読みやすいので、けっこうオススメです。

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9位:火の粉

元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い…武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴んでいく。手に汗握る犯罪小説の最高傑作。

「BOOK」データベースより

雫石脩介さんの作品といえば昨年『望み』を読んでいて、ずっと他の著作も読まないといけないと思っていました。

色々クチコミを見ている中で本書を選んだわけですが、これがめちゃめちゃ面白かったです。

無罪を信じて判決を下した男が本当は根っからの犯罪人で、自分の家族をゆっくりと侵食していく。

気が付いて警告しても、家族は誰も信じてくれない。

分かっていても止められず、絶体絶命の窮地に追いやられていく恐怖はもはやホラーでした。

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8位:四畳半タイムマシンブルース

炎熱地獄と化した真夏の京都で、学生アパートに唯一のエアコンが動かなくなった。妖怪のごとき悪友・小津が昨夜リモコンを水没させたのだ。残りの夏をどうやって過ごせというのか?「私」がひそかに想いを寄せるクールビューティ・明石さんと対策を協議しているとき、なんともモッサリした風貌の男子学生が現れた。なんと彼は25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという。そのとき「私」に天才的なひらめきが訪れた。このタイムマシンで昨日に戻って、壊れる前のリモコンを持ってくればいい!小津たちが昨日の世界を勝手気ままに改変するのを目の当たりにした「私」は、世界消滅の危機を予感する。『四畳半神話大系』と『サマータイムマシン・ブルース』が悪魔合体?小説家と劇作家の熱いコラボレーションが実現!

「BOOK」データベースより

2020年に入るまでほとんど森見登美彦さんの作品とは縁がありませんでしたが、意を決して読み漁ってみました。

その中でホラーテイストの『夜行』と本書で迷いましたが、『四畳半神話大系』はアニメ含めて最高に面白かったので、その続編である本書をランクインさせました。

『四畳半神話大系』と『サマータイムマシン・ブルース』が悪魔合体ということですが、僕は『サマータイムマシン・ブルース』を知らないので、あくまで『四畳半神話大系』の延長として楽しみました。

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7位:幻夏

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。23年後、刑事となった相馬は、少女失踪事件の現場で同じ印を発見する。相馬の胸に消えた親友の言葉が蘇る。「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」あの夏、本当は何が起こっていたのか。今、何が起ころうとしているのか。人が犯した罪は、正しく裁かれ、正しく償われるのか?司法の信を問う傑作ミステリ。日本推理作家協会賞候補作。

「BOOK」データベースより

本書は表紙、タイトルで一目惚れして購入しました。

著者の太田愛さんはテレビドラマ『相棒』シリーズの脚本家で、読みやすさ、起伏のある物語の構成、心の奥底に届くメッセージ性など、警察小説や犯罪小説が好きな人であれば絶対読んだ方が良いです。

ただ本書はシリーズ作品なので、未読の人は第一弾の『犯罪者』から読んでみてください。

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6位:きみの友だち

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない…。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。

「BOOK」データベースより

様々なランキングで度々紹介してしまったので、しつこいなと自分でも感じています。

しかし、それくらい本書は僕の心に残り、誰かに薦めたいとずっと思っていました。

友だちといっても人によってその意味は変わるわけですが、本書は連作長編ということで短編ごとに主人公が変わり、友だちの考え方もそれぞれです。

きっとあなたにとってしっくりくる友だちの考え方が見つかると思います。

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5位:火車

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

「BOOK」データベースより

もはや不朽の名作と呼んで差し支えないほど有名な本書。

僕の中で名作とは、誰もが前評判など聞かなくとも読んだ段階でピンとくるものだと思っていて、本書はまさにそれに当てはまります。

2020年に読むには古臭さを感じる人もいるかもしれませんが、犯罪の裏にいつまでも色褪せない人間そのものが描かれていて、こんなに圧倒的なスケールの物語をこれからまた読めるのだろうかと心配になるくらいでした。

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4位:ぼぎわんが、来る

幸せな新婚生活をおくっていた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。原因不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか…。第22回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

「BOOK」データベースより

今年は夏といえばホラー、という安易な発想のもと、ホラー小説を柄にもなく読み漁りました。

その中で最もオススメなのが本書です。

背筋が凍るというホラーではなく、化け物が登場する類のホラーで、本書を読んでからすっかり澤村伊智さんのファンになってしまいました。

本書はシリーズものの第一弾で、2021年早々に第五弾が発売される予定なので、長く愛せるところもグッドです。

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3位:噂

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。 

「BOOK」データベースより

荻原浩の作品は僕の中で当たり外れが大きく、いつも手を出すことを躊躇してしまいます。

しかし、本書は大当たりでした。

都市伝説、噂といった曖昧なものがやがて現実となる様子はもちろんですが、久しぶりにオチでおお、と声が出てしまいました。

結末はもちろんですが、あのワードは今でも頭から離れません。

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2位:孤狼の血

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。飢えた狼のごとく強引に違法捜査を繰り返す大上に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて金融会社社員失踪事件を皮切りに、暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが…。正義とは何か。血湧き肉躍る、男たちの闘いがはじまる。

「BOOK」データベースより

今年は柚月裕子さんに魅了され、夢中になった一年といっても過言ではありません。

偏見を恐れずに書くと、男性ですらなかなか踏み込めない警察とヤクザの世界を女性としてここまで骨太に描けることに驚き、登場人物の持つ信念には柚月さんの気持ちの強さが宿っていたように感じます。

柚月さんの作品はどれを読んでも間違いなし。

そう断言できる作家さんは本当に久しぶりです。

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1位:新世界より

子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。いつわりの共同体が隠しているものとは―。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる。

「BOOK」データベースより

『悪の教典』でその存在を知りつつも、貴志祐介さんの作品になかなか手が出せずにいました。

特にこの『新世界より』は三巻で構成されているので、手早く読んでしまいたい僕はずっと本棚に置きっぱなしにしていましたが、今年ついに手を出しました。

そうしたら、これがまあ面白いんです。

貴志さんの作品は隅から隅まで練られた究極のエンタメというイメージで、特に本書は30年という長期構想から生まれただけに、その壮大さと完成度は伊達じゃありませんでした。

読了後、妻と毎日アニメの『新世界より』を息を詰めて見つめ、心の糧にしたことを今でも鮮明に覚えています。

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番外編:本当の自由を手に入れるお金の大学

小説ではありませんが、どうしても紹介したいのが本書です。

僕はお金関係の話はどうしても胡散臭いと感じてしまうのであまり紹介したくないのですが、将来にお金の不安を感じる人は読んで損はありません。

イラストが豊富で、どうしたらお金を増やせるのかがこれ以上なく分かりやすく書いてあります。

お金を稼ぐだけが豊かな生活への道ではない。

それが分かっただけでも、大分気持ちが楽になりました。

わざわざ購入したくないという人にはYouTubeの動画をオススメします。

こちらでも十分すぎる内容で、以下は僕が実践した良かったと思う『NISAと積立NISAについて』です。

おわりに

我慢を強いられたことで良書に出会えたというのは何とも皮肉なことですが、改めて僕は小説が好きだと思える一年でした。

今回のランキングは特にオススメ度が高いものばかりなので、皆さんの人生の一部になってくれるような一冊であれば嬉しい限りです。

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なかなか手に取れない数千円、数万円するような本を読むのもアリ。

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