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【2020年版】青春小説おすすめ厳選10作品!人生の春を描いた名作!

誰にでも若い時代があって、謳歌している人もいればすでにその時期が去った人もいると思います。

人生に春に例えられるその時期を『青春』と呼び、小説の中でも特に人気のジャンルの一つといえます。

しかし、青春と一口にいっても様々なものがあり、甘酸っぱいものもあればほろ苦いものもあります。

そして、人によって求める青春もまた様々です。

そこでこの記事では、様々なタイプの青春小説10作品をご紹介します

読書に慣れていない人にも読みやすいものも多いので、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。

タイプが違う小説を選んだ都合で、特に順位はつけていません

ご了承ください。

① 砂漠

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「大学の一年間なんてあっという間だ」入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知らない青春小説。

【「BOOK」データベースより】

僕の中で青春といえばずばり、なのが本書。

名作の多い伊坂さんの作品の中でも、ファンが一番に選ぶことが多い隠れた名作です。

タイトルの『砂漠』は、進むべき道しるべの見つからない社会のことを示していて、社会という砂漠に放り出される前の学生時代が描かれています。

友人たちとかけがえのない時間を過ごす楽しさ、そしていつか訪れる別れの予感が描かれ、まさに青春の王道です。

そして、青春を懐かしんでも戻りたいと思ってはいけない、というメッセージが突き刺さりました。

学生の方はもちろんですが、社会人の方に特に読んでほしい作品です。

きっと青春時代をバネに、社会という砂漠を生き抜く強さをもらえるはずです。

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② きみの友だち

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わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない…。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。

【「BOOK」データベースより】

友だちってなんだろう。

様々な人物の視点から、このことを考えさせられます。

一緒に遊んでくれるから友だち?

自慢できるから友だち?

都合がよいから友だち?

大人でも明確に答えることが難しい問いに、本書は一つの答えをくれます。

そしてラストに、友だちがいる人生の素晴らしさが待っています。

友人関係に悩む方には特に読んでほしい作品で、自分なりの『友だち』の答えが見つかるかもしれません。

③ 島はぼくらと

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母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。故郷を巣立つ前に知った大切なこと―すべてが詰まった傑作書き下ろし長編。直木賞受賞、第一作。

【「BOOK」データベースより】

青春時代を描いた作品に定評のある辻村深月さんですが、その中でも特に青春の要素が詰められているのが本書です。

瀬戸内海に浮かぶ冴島を舞台に、いつまでも続いてほしいと願う友情と、無情にも訪れる別れの時。

四人の少年少女の心の揺れが切なく、温かい作品で、特に後半は号泣必至です。

また、本書には辻村さんの『スロウハイツの神様』に登場するある人物が登場します。

読んでいなくても楽しめますが、ファンとしてはたまらないご褒美なので、余力のある方は『スロウハイツの神様』→『島はぼくらと』の順番で読んでみてください。

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④ さよなら妖精

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雨宿りをする彼女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。忘れ難い余韻をもたらす、出会いと祈りの物語。初期の大きな、そして力強い一歩となった、鮮やかなボーイ・ミーツ・ガール・ミステリをふたたび。書き下ろし短編「花冠の日」巻末収録。

【「BOOK」データベースより】

ユーゴスラビアから日本に訪れた少女・マーヤと、主人公たち四人の高校生との交流を描いた作品です。

マーヤの影響で遠い異国の地に憧れを抱く一方で、ユーゴスラビアでは紛争が問題となっていました。

マーヤは危険を覚悟の上で帰郷。

その一年後、残された主人公たちはマーヤの安否を確かめるべく、マーヤがユーゴスラビアを構成する六つの国家のどこに帰ったのかを推理します。

ミステリ要素が合わさった作品で、青春の淡い思い出と現実の残酷さが同時に押し寄せます。

ほろ苦い、もしくは苦い青春なので、スッキリしたい人にはあまりおすすめしません。

ちなみ、本書に登場する大刀洗万智が主人公のベルーフシリーズもありますので、本書を気に入った方はぜひそちらも読んでみてください。

⑤ 僕の小規模な奇跡

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「あなたのこと全く好きではないけど、付き合ってもいいわ。その代わりに、わたしをちゃんと守ってね。理想として、あなたが死んでもいいから」彼女に告白し、そして奇妙な条件付きの返事をもらった瞬間から、僕は彼女の為に生きはじめた。この状況が僕に回ってきたことが、神様からの贈り物であるようにも思える。この結果が、いつの日か、遠い遠い全く別の物語に生まれ変わりますように。入間人間の名作が、宇木敦哉のイラストによって、待望の文庫化。

【「BOOK」データベースより】

とにかくツンデレな彼女が可愛い、という作品。

著者の入間さんはけっこうえげつない展開の作品を書くことで有名ですが、その点においても本書は安心して読むことが出来ます。

バラバラだった物語がやがて一つに結ばれていく小さな奇跡。

ライトノベルだから、という理由で読まないのはもったいない名作です。

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⑥ 少女

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親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く―死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。

【「BOOK」データベースより】

後味が悪く、嫌な気持ちになるミステリ。

略して『イヤミス』

本書は『イヤミスの女王』と呼ばれる湊かなえさんの作品で、一見、単なる青春小説に思えます。

すれ違った友情と、やがて分かってくる本当の姿。

友達っていいな、で終われば単なる青春小説です。

しかし、本書には驚きのラストが待っていて、それがもう強烈です。

青春もどんでん返しの展開も味わいたいという方にはぜひおすすめです。

⑦ いなくなれ、群青

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11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎…。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。

【「BOOK」データベースより】

どこにあるのか分からない謎の島『階段島』。

階段島そのものの謎だったり、生活の中で起こる事件を解決したりとベースにミステリ要素があります。

しかし本書を一言でいえば『ボーイ・ミーツ・ガール』で、まさしく青春そのものです。

⑧ ぎぶそん

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ポプラ社
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中学二年、「ガンズ・アンド・ローゼス」に心酔した少年ガクは、仲間を集めてバンドをはじめる。親友のマロと幼なじみのリリイ。それに、「ギブソンのフライングV」を持っていてギターがうまいと噂―の問題児たける。ケンカや練習を経て、四人は次第に仲間になっていく。ガクとリリイの淡い恋、文化祭ライブ、十四歳のできごとのひとつひとつが、多彩な音を響かせあう青春ストーリー。第21回坪田譲治文学賞受賞作。

【「BOOK」データベースより】

十四歳、中学二年生という多感な時期を切り取った作品です。

憧れのバンドを真似して、親友や幼なじみとバンドを結成。

日々の練習でぶつかりあいながらも、次第に友情を育み、時には淡い恋愛もあり。

そして文化祭でのライブなど、青春の一コマ一コマがここに詰まっています。

こんな青春を過ごしてみたかった、の王道を行く作品で、内容的には特に男性に刺さると思います。

⑨ 夜のピクニック

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新潮社
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高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

【「BOOK」データベースより】

恩田陸さんの描く少年少女は本当に瑞々しくて、それが特に表れているのが本書です。

夜を徹して80キロの道のりをひたすら歩く『歩行祭』。

ただの苦行としか思えませんが、そこで作られる思い出は一生もので、本書の少年少女はそれぞれ決意を胸に歩行祭に臨みます。

時間にして数日のことなのに、歩き進めるたびに揺れ動く心情が印象的で、柔軟な若さを感じることができます。

『学生×イベント』の抜群な相性を再確認できる一冊です。

⑩ 氷菓

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KADOKAWA
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いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。

【「BOOK」データベースより】

『さよなら妖精』と同じく米澤穂信さんの作品で、アニメ化、映画化の影響もあって知名度はこちらの方が上です。

多少苦みも含んでいますが、『さよなら妖精』に比べるとかなりソフトで、部活動の過程で起きた謎を解くその様子は青春そのものです。

ミステリといってもライトな謎が多いので、肩ひじを張らずに読みたい人におすすめです。

おわりに

どんな時代にも思い出があると思いますが、その中でも青春は何だか特別な時間で、かけがえのない貴重な瞬間なんだと思います。

これから、もしくは今謳歌している人は大切に。

そして過ぎてしまった人は、青春を懐かしみつつも、明日からを楽しい時に変えていただければと思います。