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おすすめ小説

【2022年】道尾秀介おすすめ文庫小説ベスト10!初心者でも読みやすい名作選

道尾秀介は2004年に『背の眼』で小説家デビューを果たし、はじめはミステリ作家として脚光を浴びます。

その後、ミステリにとらわれずにホラー、青春、エンタメなどあらゆるジャンルで名作を数多く生み出し、多くの読者を魅了しています。

道尾さんの作品に出てくる登場人物の多くは暗い過去を持ち、テイストとして重たい雰囲気が漂う作品が多い傾向にありますが、もちろんそれだけではありません。

苦しさの中に届けたいメッセージが詰まっていて、単なるエンタメとしての読書以上の満足感を得ることができます。

この記事では、道尾作品をまだ読んだことのないという人でも安心して選べるよう、道尾作品の個人的なベスト10をご紹介します。

これから作品を選ぶ上で参考にしていただければ嬉しいです。

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道尾秀介おすすめ文庫小説ベスト10

第10位『透明カメレオン』

ラジオパーソナリティの恭太郎は、素敵な声と冴えない容姿の持ち主。バー「if」に集まる仲間たちの話を面白おかしくつくり変え、リスナーに届けていた。大雨の夜、びしょ濡れの美女がバーに迷い込み、彼らは「ある殺害計画」を手伝わされることに。意図不明の指示に振り回され、一緒の時間を過ごすうち、恭太郎は彼女に心惹かれていく。「僕はこの人が大好きなのだ」。秘められた想いが胸を打つ、感涙必至のエンタメ小説。

「BOOK」データベースより

僕らの日常に寄り添うラジオを題材にした本書。

エンタメらしい愉快な設定で気楽に読み始めると思いますが、最後にその気分は良い意味で裏切られること必至です。

上記のあらすじに偽りはないので、思い切り泣きたい人におすすめです。

第9位『背の眼』

児童失踪事件が続く白峠村で、作家の道尾が聞いた霊の声。彼は恐怖に駆られ、霊現象探求所を営む真備のもとを訪れる。そこで目にしたのは、被写体の背中に人間の眼が写り込む、同村周辺で撮影された4枚の心霊写真だった。しかも、彼ら全員が撮影後数日以内に自殺したという。これは単なる偶然か?第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。

「BOOK」データベースより

道尾さんのデビュー作で、第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞した本書。

道尾さんと同姓同名の人物が主人公を務め、本書は真備シリーズの第一作目でもあります。

連続する児童の失踪。

自殺した四人の人間に共通する、背中に浮かぶ二つの目。

上下巻で無数の謎が散りばめられ、最後に一気に結末に向かって収束する勢いは圧巻です。

第8位『風神の手』

彼/彼女らの人生は重なり、つながる。隠された“因果律”の鍵を握るのは、一体誰なのか―章を追うごとに出来事の“意味”が反転しながら結ばれていく。数十年にわたる歳月をミステリーに結晶化した長編小説。

「BOOK」データベースより

上上町、下上町といった架空の土地を舞台に、一見何の関係もない物語がいくつも進行し、やがて思わぬところで実は繋がっていたことが分かる内容になっています。

ほんの些細なきっかけが後に大きな結果を生み出すという運命のようなものを描いていて、スケールの大きな物語をいともたやすく操ってしまう道尾さんの力量の高さがうかがえます。

一方で本書は後半にいくにつれて加速度的に面白くなってきますが、それまでやや時間がかかるので、この点において人によって評価が分かれるかもしれません。

第7位『鬼の跫音』

心の中に生まれた鬼が、私を追いかけてくる。―もう絶対に逃げ切れないところまで。一篇ごとに繰り返される驚愕、そして震撼。ミステリと文芸の壁を軽々と越えた期待の俊英・道尾秀介、初の短篇集にして最高傑作。

「BOOK」データベースより

道尾さんの初期作品の一つである本書。

六つの短編で構成されていて、表題の短編はなく『冬の鬼』という作品にその言葉が登場します。

本書に収録された短編はどれも五十ページ以下で、非常に短く読みやすいです。

しかし、短い中に物語があり、意外性があり、読者を引きつけて離さない魔力に満ちています。

ホラーに近いテイストですが、それだけでは説明できない魅力があり、オススメの一冊です。

第6位『龍神の雨』

添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。溝田辰也と圭介の兄弟は、母に続いて父を亡くし、継母とささやかな生活を送る。蓮は継父の殺害計画を立てた。あの男は、妹を酷い目に遭わせたから。――そして、死は訪れた。降り続く雨が、四人の運命を浸してゆく。彼らのもとに暖かな光が射す日は到来するのか? あなたの胸に永劫に刻まれるミステリ。大藪春彦賞受賞作。

Amazon商品ページより

境遇の似た二組の兄妹(兄弟)を中心にしたミステリで、とにかく構成が優れています。

登場人物たちの認識を利用し、物語を思うように誘導して驚きを生み出す手腕はさすがの一言で、道尾さんのミステリに外れはないと改めて思いました。

後からネタ晴らしされると分かりますが、物語の至るところに伏線が張られていて、そこではじめて本書がとんでもなく上質なミステリだったのだと気が付きます。

不安や怒り、疑いなど負の感情が渦巻き、決して明るい話ではありません。

そういう意味で万人受けする作品ではないもしれませんが、ミステリ好きの人にはぜひ読んでほしい一冊です。

第5位『向日葵の咲かない夏』

明日から夏休みという終業式の日、小学校を休んだS君の家に寄った僕は、彼が家の中で首を吊っているのを発見する。慌てて学校に戻り、先生が警察と一緒に駆け付けてみると、なぜか死体は消えていた。「嘘じゃない。確かに見たんだ!」混乱する僕の前に、今度はS君の生まれ変わりと称するモノが現れ、訴えた。―僕は、殺されたんだ。半信半疑のまま、僕と妹・ミカはS君に言われるままに、真相を探る調査を開始した。

「BOOK」データベースより

ミステリというか、ホラーともとれる異色な作品。

いわゆるイヤミス(読んで嫌な気持ちになるミステリ)のようなテイストと書けば、イメージが湧きやすいかもしれません。

何度読んでも話の流れを忘れてしまうのですが、一方で怖かった、気持ち悪かったという感覚は残っている、それくらい強烈な作品です。

人によって合う合わないが顕著に出ると思いますが、驚きを求める人には是非読んでほしい一冊です。

あと夏という季節が持つエネルギッシュで、でもどこか寂しいあの雰囲気が好きな人にもおすすめです。

第4位『ソロモンの犬』

秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。飼い犬に引きずられての事故。だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。そして予想不可能の結末が…。青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。 

「BOOK」データベースより

大学生らしい青春の謳歌、それにミステリ要素が加わって構成されています。

視点となる秋内の未熟な部分が目立って痛々しくもありますが、それも含めて青春ではないでしょうか。

この一連の流れこそが青春であり、今青春を謳歌している人も、すでに過ぎてしまったものを懐かしみたいという人も心にぐっとくるのではないでしょうか。

第3位『シャドウ』

人間は、死んだらどうなるの?―いなくなるのよ―いなくなって、どうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、鳳介の母はこの世を去った。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼馴染みの亜紀の母親が自殺を遂げる。夫の職場である医科大学の研究棟の屋上から飛び降りたのだ。そして亜紀が交通事故に遭い、洋一郎までもが…。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?話題作『向日葵の咲かない夏』の俊英が新たに放つ巧緻な傑作。

「BOOK」データベースより

第7回本格ミステリ大賞を受賞した本書。

『向日葵の咲かない夏』は救いの物語として書いたつもりが読者にそのメッセージがうまく届かず、もっと分かりやすい救いの物語として書かれたのが本書です。

その言葉通り、中盤にかけて登場人物みんなが不幸な目に合いそうな勢いで沈んでいきますが、事実が一つずつ浮かび上がることで救いの光が見えてきて、最後にホッと安堵の息をつけるように出来ています。

人間の感情の揺れ動きはもちろんのこと、ミステリ部分自体もよく出来ていて、文句なしでオススメの一冊です。

第2位『ラットマン』

結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮は、ある日、練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。次々に浮かび上がるバンドメンバーの隠された素顔。事件の真相が判明したとき、亮が秘めてきた過去の衝撃的記憶が呼び覚まされる。本当の仲間とは、家族とは、愛とは―。

「BOOK」データベースより

道尾秀介さんの作品といえば一筋縄ではいかない、幾重にも仕掛けの施されたイメージがありますが、本書もまた然りです。

どんでん返しが三度も四度もあるミステリで、それでいて最大の見どころはトリックではなく登場人物の心境の変化にあり、緻密に計算して書かれていることがよく分かる内容になっています。

あとは作中のあらゆるフレーズが伏線になっていて、初登場と後では印象ががらりと変わるので、その点も印象的でした。

第1位『カラスの親指』

人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは?息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。「このミス」常連、各文学賞総なめの文学界の若きトップランナー、最初の直木賞ノミネート作品。第62回日本推理作家協会賞受賞作。

「BOOK」データベースより

何かの縁か、過去に傷を持つ五人が一軒家で一緒に暮らすことになり、自分を変えるために逆転劇に出るという本書。

道尾秀介さんらしい緻密な構成で、伏線に次ぐ伏線。

それが一気に回収される時の猛スピードな展開は他の作品では味わえないほど圧倒的で、かなり満足度の高い一冊になっています。

エンタメらしい面白さが前面に出ていますが、所々にうるっときたり、ハッとさせられる言葉が用意されていて、あらゆる感情をこれ一冊で満足させることができます。

おわりに

どの作品にも道尾さんの徹底したこだわりが詰まっているので、読む作品に迷ったらミステリ、ホラーなど自分の読みたいジャンルの作品から読み始めることをおすすめします。

伏線の多さなど読書に慣れていない人からすると頭がこんがらがるかもしれませんが、それゆえに他の作家では味わえない快感を与えてくれます。

ぜひ道尾作品との出会いをお楽しみください。

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