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【2024年】サスペンス小説おすすめ7選!極限の緊迫感と驚きが楽しめる名作の数々

harutoautumn
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そもそもサスペンスってどういう意味?と思う人もいるかもしれません。

ミステリなどと線引きが曖昧な点もありますが、サスペンスとはある状況に対して不安や緊張感を抱いた不安定な心理や、そういった状況を描いた作品のことをいいます。

ミステリと被る部分も多くありますが、個人的には謎解きよりも緊張感・緊迫感に重きが置かれている、あるいは読者がより面白さを感じている作品はサスペンスで良いのではないかと考えています。

そこでこの記事では、僕がオススメするサスペンス小説を7作品ご紹介します。

ぜひ日常では味わえない緊張感・緊迫感を味わってもらえればと思います。

なお、手に取りやすいよう文庫本に限定しています。

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サスペンス小説おすすめ7選

① 雫井脩介【火の粉】

元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い…武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴んでいく。手に汗握る犯罪小説の最高傑作。

「BOOK」データベースより

雫石脩介さんの作品で色々クチコミを見ている中で本書を選んだわけですが、これがめちゃめちゃ面白かったです。

無罪を信じて判決を下した男が本当は根っからの犯罪人で、自分の家族をゆっくりと侵食していく。

気が付いて警告しても、家族は誰も信じてくれない。

分かっていてもその凶行を止められない。

絶体絶命の窮地に追いやられていく恐怖はもはやホラーに近いものがありました。

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② 角田光代【八日目の蝉】

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつがせぬ傑作長編。第二回中央公論文芸賞受賞作。

「BOOK」データベースより

『対岸の彼女』で直木賞を受賞した角田光代さんが、その後すぐに新聞で連載を始めた本書。

最初から『逃げる』話にしようと決めていたという言葉通り、ある女性が浮気相手の妻が生んだ赤ちゃんを誘拐し、逃亡してそのまま四年もの間、一緒に暮らすという壮絶な内容になっています。

角田さんの作品は世の中を悲観的というか、批判的に見ているような作品が多いイメージで、本書も決して明るい話とはいえません。

逃亡生活中はいつこの生活が終わってしまうのかという緊張感でいっぱいです。

しかし数々の苦悩の中で家族とは何か、八日目を生きた蝉はどう思うのかについてかすかですが希望が提示され、前向きに生きる勇気をくれるメッセージも込められています。

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③ 萩原浩【噂】

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。

「BOOK」データベースより

荻原浩の作品は僕の中で当たり外れが大きく、いつも手を出すことを躊躇してしまいます。

しかし、本書は大当たりでした。

都市伝説、噂といった曖昧なものがやがて現実となる様子はもちろんですが、久しぶりにオチでおお、と声が出てしまいました。

結末はもちろんですが、あのワードは今でも頭から離れません。

これのためだけでも読む価値があります。

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④ 伊坂幸太郎【ゴールデンスランバー】

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていない―。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。

「BOOK」データベースより

厳しい監視社会に、首相暗殺。

その濡れ衣を着せられた男性が二日間逃げる様子を描いた、ミステリにハードボイルドが合わさった内容で、文庫本では六百ページ以上とかなりのボリュームです。

過去と現在を行き来しながら物語が進行していくので、人によっては混乱してしまうかもしれませんが、過去の行動が現在に繋がった時はちょっとした感動でした。

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⑤ 原田マハ【暗幕のゲルニカ】

反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画、ピカソの“ゲルニカ”。国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが、2003年のある日、忽然と姿を消した…。大戦前夜のパリと現代のNY、スペインが交錯する、華麗でスリリングな美術小説。

「BOOK」データベースより

本書はパブロ・ピカソの描いた『ゲルニカ』を軸に話が進んでいきます。

過去と現在のパートに分かれ、ピカソの恋人で写真家のドラ・マールが見てきたピカソという芸術家とゲルニカの在り方を示す過去パート、そしてゲルニカを巡った陰謀に巻き込まれた八神瑤子(ようこ)が真実にたどり着く現在パートから構成されています。

現代パートでは命の危機を感じる緊迫感を味わうことができ、サスペンスとしても良作です。

物語は当然フィクションですが、過去パートは数人を除いて実在の人物を描いていて、まるで当時の光景を直接目の当たりにしているような熱量を感じました。

それは喜びであり、悲しみであり、怒りであり。

原田さんの作品には本当に心を動かされます。

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⑥ 早瀬耕『未必のマクベス』

IT企業ジェイ・プロトコルの中井優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。同僚の伴浩輔とともにバンコクでの商談を成功させた優一は、澳門の娼婦から予言めいた言葉を告げられる―「あなたは、王として旅を続けなくてはならない」。やがて香港法人の代表取締役として出向を命じられた優一だったが、そこには底知れぬ陥穽が待ち受けていた。異色の犯罪小説にして恋愛小説。伝説のデビュー作『グリフォンズ・ガーデン』から22年―運命と犯罪と恋についての長篇第2作。

「BOOK」データベースより

早瀬耕さんは二十年以上のキャリアの中で本書が二冊目になりますが、 本書は六〇〇ページという圧倒的ボリュームを感じさせないほど面白くユーモアに溢れています。

ミステリや恋愛などあらゆるジャンルを内包した究極エンタメという表現がぴったりかなと思いますが、その中でもサスペンスでのエッセンスが強烈に印象に残っているため、この記事でオススメさせていただきました。

手に取るとかなり分厚いので気後れしてしまうかもしれませんが、読んで後悔はさせてないのでぜひお読みください。

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⑦ 中山七里『連続殺人鬼カエル男』

口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに…。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは?正体とは?警察は犯人をとめることができるのか。

「BOOK」データベースより

表紙からしてどこかコミカルなのかと思いきや、とんでもない。

怒りや憎しみなどを感じさせない無慈悲な殺害方法、震え上がり暴徒と化した市民。

絶望という言葉が似合うシーンがいくつも登場し、ミステリとしてだけでもなくサスペンス、ホラーとしても楽しむことが出来ました。

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おわりに

映画やドラマとはまた一味違った緊迫感を味わえるのがサスペンス小説の魅力です。

ぜひその魅力にどっぷりつかって下さい。

怖い、あるいは緊張する場面が苦手だという人は、明るい時間帯を選ぶか誰かと一緒にいる時に読むのがよいかもしれません。

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