ソードアート・オンライン

『ソードアート・オンライン22 キス・アンド・フライ』あらすじとネタバレ感想!

『ザ・デイ・ビフォア』―“SAO”攻略のさなか、キリトはアスナにプロポーズし、二人は新婚生活を送ることに。だが新居に到着した二人が目にした光景は、思いがけないもので…?『ザ・デイ・アフター』―新生“ALO”に新たなアバターでダイブして以来、アスナは謎の“離脱現象”に襲われていた。その原因は、“SAO”時代に起こった一つの悲劇にあった―。『虹の橋』―海底神殿での冒険を終えたキリトたち。しかし海の王リヴァイアサンと深淵の王クラーケンの謎めいた会話は、一行を新たな冒険へといざなう!『Sisters’Prayer』―“SAO事件”のさなか、ある少女が医療用フルダイブ機器“メディキュボイド”の試作機に身を投じた。“絶剣”ユウキ、誕生の軌跡をここに。

「BOOK」データベースより

シリーズ第二十二弾となる本書。

ナンバリングされていますが本書は短編集で、二十一巻と直接繋がっているわけではありません。

これまでの物語では語られなかった部分が描かれ、そこまで出番のなかった人物たちの秘めた思いが明かされるなどシリーズを補完するような立ち位置にあります。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

あらすじ

ザ・デイ・ビフォア

キリトがアスナにプロポーズを申し込み、二人だけの時間を過ごせる家を探していた頃の話。

二十二層の森の中で見つけたログハウスをその場所にしようと考えていたキリトですが、その場所に行くと家がなくなっていました。

気になるキリトはアスナに一晩だけ時間をもらい調査することにします。

あらゆる可能性を考慮する中、キリトとアスナは目的の家が空に浮かんでいるのを見つけます。

しかもそこには、助けを求めるプレイヤーがいました。

どうやって助けようか考えていると、そこに犬が現れ、それがあの家に関するクエストに関係していることが判明。

二人はクエストを進めるために犬に接触しますが、その次の瞬間、強烈な風に巻き上げられて空に浮かぶ家に運ばれてしまいます。

そこで待っていたのは、アインクラッド最高の腕を持つ情報屋・アルゴでした。

ザ・デイ・アフター

アスナがアルヴヘイム・オンラインにアバターを移行させたばかりの頃の話。

時折、魂がアバターから抜けるような奇妙な感覚に襲われることがあり、キリトと調べても原因が分からずにいました。

AIのユイでも原因を突き止めるところまでいきませんが、ALO内の何らかの存在がアスナに対してイレギュラーが干渉をしている可能性が浮上します。

原因に検討がつかないアスナですが、一方のキリトには心当たりがありました。

虹の橋

ALOにアインクラッドが実装されて二か月が経過した頃の話。

キリトやその仲間たちは『クジラが見たい』というユイの夢を叶えるべく、巨大水棲型モンスターが出現すると噂されるクエストに挑戦します。

ところがそのクエストには続きがあり、興味を持ったキリトは仲間とともに新たな謎に挑みます。

Sisters‘ Prayer

SAO事件が発生してから三か月後の頃の話。

ユウキは多剤耐性HIV感染によるAIDS発症に苦しんでいて、姉の藍子(あいこ、ラン)も同様でした。

そんな中、メディキュボイド試作機の被験者としてユウキが選ばれ、ヴァーチャルの世界では普通の女の子としてふるまうことができました。

二人はセリーン・ガーデンというヴァーチャルゲームにはまっていましたが、そこで知り合ったメリダに誘われアスカ・エンパイアという和風MMOを始めます。

この物語ではどのようにしてユウキがリーダーを務めていたギルド、スリーピング・ナイツが結成されたのかが語られます。

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感想

かなり久しぶりの短編集です。

アリシゼーション編を終え、ユナイタル・リング編に入って間もないタイミングでの刊行だったので流れがちょっと悪いなというのと、単純に各エピソードに関係する話を思い出すのに時間がかかりました。

この辺だけはマイナスポイントですが、その他についてはおおむね満足です。

あまり本編にて言及されていないアルゴやランのこと、ALOでの仲間たちとクエストに挑戦するエピソードなど純粋に面白い内容で、SAOの面白さが凝縮されているといっても過言ではありません。

アリシゼーション編がかなり長く多少のダレがあった感も否めないので、長く続きそうなユナイタル・リング編が本格化する前の箸休めとしてちょうどよいと思います。

おわりに

SAO初期の魅力が特に詰まっていて、最近の流れがあまり面白くないという人には喜ばしい内容だったと思います。

さらに掘り下げ甲斐がありそうなエピソードがまだまだありそうなので、定期的に短編集が出るのも面白いと感じました。