ソードアート・オンライン

『ソードアート・オンライン7 マザーズ・ロザリオ』あらすじとネタバレ感想!

キリトとシノンが巻き込まれた《死銃(デス・ガン)》事件から数週間。妖精アバターによる次世代飛行系VRMMO“アルヴヘイム・オンライン”にて、奇妙な騒動が起こる。新マップ“浮遊城アインクラッド”、その第24層主街区北部に現われる謎のアバターが、自身の持つ“オリジナル・ソードスキル”を賭け、1体1の対戦ですべてを蹴散らし続けているという。“黒の剣士”キリトすらも打ち負かした、“絶剣”と呼ばれるその剣豪アバターにアスナも決闘を挑むのだが、結果、紙一重の差で敗北してしまう。しかし、そのデュエルが終わるやいなや、“絶剣”はアスナを自身のギルドに誘い始めた!?“絶剣”と呼ばれるほどの剣の冴え。そこには、ある秘密が隠されており―。『マザーズ・ロザリオ』編、登場。

「BOOK」データベースより

あらすじ

大型アップデート

アルヴヘイム・オンライン(ALO)では史上最大規模のアップデートが行われ、アインクラッドが実装されました。

それによってアスナにとある目標が生まれます。

それは誰よりも早く第22層に到達し、かつてキリトと二週間だけ過ごしたあの家をもう一度買うことでした。

努力の甲斐あって家を無事に購入することができ、それはアスナにとっての居場所となります。

一方で、現実世界でのアスナは厳格な結城家に縛られ、居場所がないことが描かれます。

絶剣

そんな中で、アスナは絶剣というプレイヤーの噂を聞きます。

全く新顔で対戦相手を募り、これまでに何十人というプレイヤーを圧倒的な差で破ってきた凄腕プレイヤーなのだといいます。

その実力は、アインクラッド実装時に同じく実装されたソードスキル・システムにも表れています。

これまでのSAOのソードスキルが使用できるようになっただけでなく、今回、オリジナル・ソードスキルシステムというものが実装されました。

名前の通り、独自の剣技を生み出すことのできる夢のようなシステムですが、非常に厳しい条件をクリアしないとオリジナル・ソードスキルとして登録することはできず、多くのプレイヤーが挫折してきました。

SAOで名を馳せたアスナも数か月の努力の末、五連撃技の登録に成功しますが、この絶剣のオリジナル・ソードスキルはなんと十一連撃技。

それだけでその圧倒的な実力が分かります。

絶剣はあのキリトすら破ったこともあってアスナでは敵わないことが予想されますが、それでも強敵に対する興味が抑えられず、アスナは絶剣に勝負を挑みます。

目的

絶剣は予想に反してアスナよりも年下の女の子でした。

名前をユウキといいます。

壮絶な戦いの末、ユウキはアスナのことを気に入り、アスナを自分のギルド・スリーピング・ナイツの仲間に紹介します。

ユウキたちは自分たちだけでボスモンスター打倒を目指していますが、通常、一レイドの上限である四十九人で臨むものであり、いかに無謀なのかが分かります。

それでもユウキたちにはそうしないといけない理由があり、ギルドの残り一枠を埋めるプレイヤーを探すために戦いを挑み、それで見つかったのがアスナでした。

アスナは事情を理解した上でユウキたちに協力し、見事にその目的を果たします。

解散

アスナはユウキたちとのプレイに新たな喜びを覚え、ギルドに入れほしいと頼みます。

ところがギルドは春までに解散予定で、アスナの願いは聞き入れられません。

さらにある日を境にユウキはALOから姿を消し、そこに深い事情があることは一目瞭然でした。

アスナはキリトの協力を得て現実世界のユウキにたどり着きますが、そこには大きな秘密が隠されていました。

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感想

僕がSAOを読もうと思ったきっかけはLiSAさんの『シルシ』という楽曲で、まさに本書のアニメ版のエンディングテーマになっています。

※上の動画の4曲目です。

僕はユウキとアスナの有名なシーンだけ知っていたので、今回の読書でようやく『マザーズ・ロザリオ編』の本当の魅力を知ることができました。

今回はこれまでどちらかというとヒロイン兼サポートという立ち位置だったアスナが主人公となり、圧倒的な強さを誇るユウキや彼女がリーダーを務めるギルドの面々と仲を深めていきます。

キリトの影に隠れがちですが、プレイヤーとしてのアスナは能力、判断力など総合的に優れていて、それがよく分かるエピソードになっています。

そして、何より優しい。

それはこれまでのキリトや他の友人たちとのやり取りを見ていれば分かりますが、特に今回のユウキたちとのやり取りを見てより強く感じました。

また、本書ではこれまで以上に気の許せる友人たちと楽しむオンラインゲームの魅力が描かれています。

アスナがユウキたちのギルドに入りたいと思うのも無理ない話で、それゆえに後半の展開がより切ないものになっています。

あと、今回はサポートに回ったキリトがとにかく気が利いていて、彼の新たな一面も楽しむことができました。

おわりに

マザーズ・ロザリオ編は本書で完結していますが、一冊のボリュームとは思えないほど心に残る名作だったと思います。

僕がSAOと出会うきっかけになった作品でもあり、読み終わった後でも本当に感謝しています。