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『これは経費で落ちません!6』徹底ネタバレ解説!あらすじから結末まで!

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大人気シリーズ第6弾発売!!
天天コーポレーション広報課の室田千晶が、制服の代金を支払いに経理部へやってきた。
人事課の玉村志保に有料なのだと聞いたという。しかし社則では制服は社からの支給のはずで……。(第一話)
キャバクラ副業疑惑のあった役員秘書の有本マリナだったが、麻吹美華は友人に潜入調査を依頼していた。
店内を隠し撮りした映像に映っていたものは……?(第二話)
営業部の鎌本は、太陽の大学時代のサークルの後輩である樹菜とつきあっている。
鎌本からは惚気とも愚痴ともつかない話をされる一方、太陽のもとには樹菜から頻繁に届く恋愛相談のメールが届き……?(第三話)
有本マリナが密かに勤めるキャバクラで、天天コーポレーションの部長三人が、企業買収専門会社の人間と会っていたらしい。
企業買収の危機を図らずも知ってしまった沙名子は……(第四話)

【Amazon内容紹介より】

第六弾となる本書。

これまで大小いざこざはありましたが、一応は一件落着してきました。

しかし今回、天天コーポレーションに企業合併の話が持ち上がり、今まで以上のピンチを迎えます。

この記事では、そんな本書の魅力をあらすじや個人的な感想を交えながら書いていきたいと思います。

ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。

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第一話『男ができると女って変わりますよね』

広報課の室田千晶は沙名子に制服のことで相談を持ち掛けます。

本来、正社員・契約社員に関わらず制服は無料で支給されるはずですが、千晶が人事課の玉村志保に申請したところ、有料と言われたのだといいます。

志穂は元々、制服には反対していました。

沙名子は関わりたくないと思いながらも、志保にこの件について聞きますが、ケンカ腰で話になりません。

それからも千晶は志保に嫌味を言われ、さらにこれまでの志保の仕事のミスが発覚します。

そんなある日、沙名子は新入社員の望月と話す機会がありましたが、望月が志保と二人でランチに行っていたことが判明し、沙名子はあることに気が付きます。

志保は、人に聞くことができないのではないのかと。

千晶は志保に私服について嫌味を言われましたが、後日、志保は千晶と色違いのカーディガンを着ていました。

沙名子にも香水について聞いていて、やはり後日、同じ香水を買っていました。

つまり、志保に悪気はなく、本当はみんなの輪に入っていきたかったのかもしれない。

そう思う沙名子でした。

後日、ようやく制服の請求書が経理課に届きますが、曲がったことが許せない美華は志保に嫌がらせだったのではと追及します。

憧れの美華にそんなことを言われて辛い思いをする志保。

沙名子は思わず口を挟み、本当はそうではないことを伝えようとします。

しかし、志保がまともに聞くとは思えず、また自分もそういったことを言うタイプではないと思い直し、志保は去っていくのでした。

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第二話『大きなダムが決壊するのは、小さなひび割れからだ!』

定時後、相談があると美華に持ち掛けられ、お茶をすることになった沙名子。

相談とは、『スターファイブZ』というキャバクラの領収書についてでした。

普通であれば、接待交際費としてそこまで問題はありません。

しかし、実は秘書課の有本マリナが副業としてスターファイブZで働いているのです。

しかも、日付はマリナが出勤していると思われる日で、そこにいた吉村部長、新島部長らが気が付かないわけがありません。

つまり、彼らはグルになって会社の経費を利用していることになります。

美華は前の職場の同僚に依頼し、実際にマリナが働いている様子を盗撮することにも成功しています。

美華はこの件について徹底的に追及するつもりで、さらなる調査を依頼します。

その相手とは、元同僚で元恋人である内海諒でした。

また後日、この件について沙名子が相談していた販売課の山崎からいくつかの情報を得ます。

部長たちは事情を把握した上で許可していること。

そして、この接待で会っていた相手は企業合併、買収を専門としている会社のマネージャーと、天天コーポレーションのライバル会社であるサンライフプロダクトの執行役員であること。

規模から考えれば、合併ではなく、天天コーポレーションが買収されることになります。

山崎は自分のために、今は表沙汰にしないでほしいと沙名子にお願いします。

沙名子も自分のことを一番に考える人間のはずでした。

しかし、なぜか無条件に反発したくなるのでした。

第三話『恋愛ってコスパが悪いんだよな』

太陽の紹介で、太陽の大学時代の後輩である樹菜と付き合い始めた鎌本。

うまくいっているようですが、鎌本は何かとコスパを重視する傾向にあり、太陽はそこが心配でもありました。

そんな時、樹菜から鎌本のことで相談したいと深刻なLINEが届きますが、沙名子に対して失礼だと冷たくあしらいます。

ある日、天天コーポレーションはキャンペーンの景品としてバッグとストラップを作成し、経理部の沙名子たちは特別にもらえることに。

その後、沙名子は太陽とのデートの中で、樹菜そのバッグを欲しがっていること、鎌本が樹菜の誕生日プレゼントをそのバッグだけで済ませようとしている疑惑を知ります。

しかしバッグに余裕はなく、鎌本は入手できませんでした。

そこで後輩の太陽に丸投げし、沙名子の持っているものを譲ってほしいと伝えます。

沙名子としては渡しても良かったのですが、仕事で使う以外の用途であることに疑問を抱いていました。

すると太陽は沙名子が気に入っているのだと早合点し、二人は何ともいえないしこりを作ってしまいます。

それでも太陽はすぐに仲直りしたい意思を示したため、この問題はすぐに解決しますが、今度は鎌本がテレビを欲しがっていることが発覚します。

それは樹菜のためのプレゼントですが、鎌本は社内のいらない中古品を狙っていて、太陽はさすがにやんわりと注意します。

すると鎌本も納得します。

物ではなく、愛を買うのだと。

鎌本の方は順調のようで、太陽と沙名子もなんだかんだいって順調に交際を続けていました。

太陽はふと思いつき、樹菜のLINEを着信拒否に設定するのでした。

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第四話『わたしはフェアではありません』

第二話の続きとなる話。

沙名子は、美華を山崎に会わせて今後のことを考えます。

改めて確認すると、マリナの勤めるキャバクラにいたのは吉村営業部長、新島総務部長、姉崎製造部長、残りは企業買収の専門会社の人間、サンライフプロダクトの人間でした。

美華は天天コーポレーションにこだわり、この件について告発するつもりですが、沙名子が止めて険悪な雰囲気になります。

その後、沙名子は同期の鏡美月と飲むことに。

そこで美月から報告があり、彼女は交際していた円城格馬と結婚することを明かします。

格馬は社長の息子で、天天コーポレーションの専務です。

つまり、美月は将来、社長夫人になる可能性があるということです。

美月は結婚後も天天コーポレーションに残って最高の入浴剤を開発したいと考えていて、このことが後の決断に影響してきます。

沙名子と美華はとりあえず仲直りをし、天天コーポレーションの経営状況について調べます。

そこから企業買収・合併の仮説は立てられませんでしたが、沙名子はマリナから不正の証拠となる音声データを録ることに成功します。

その後、沙名子はそれとなくサンライフプロダクトに買収されるという噂を流します。

するとそれを知った上層部は急いで対応し、社長の円城野洲馬が社長職を退き、格馬が社長に就任することを発表します。

そして格馬の方針で新体制も発表され、新島部長、マリナは退職する運びとなりました。

こうして買収の話はなくなりましたが、沙名子の胸中は複雑でした。

美月が社長夫人として幸せになれるように働きかけたはずですが、甘い言葉をかけてくるマリナを遠ざけたいという気持ちもあったのでした。

 

その後、沙名子は一人で退職になった新島の家を訪れます。

新島の散歩に付き合う形で、今回の騒動について教えてもらいます。

彼は前社長の野洲馬を古くから支えてきた古株で、彼のために尽くして悔いがない人生だったといいます。

しかし、沙名子は合併のことを知っているため、本当のことを追求します。

すると、新島は本当のことを明かします。

彼は順風満帆な人生をに飽き足らず、最後の賭けをしました。

何も考えずに遊んでいた塔馬にここまで大きくした天天コーポレーションを明け渡すのをよしとせず、自分の定年、そして社長が退くこのタイミングで天天コーポレーションを終わらせようとしたのでした。

結果として新島は負けましたが、全く後悔はしておらず、刺激的な日々に今でも酔っていました。

しかし、沙名子は『落ちろ』と小さく呟きます。地獄に落ちろと。

新島の行いは、一歩間違えれば天天コーポレーションの社員を路頭に迷わせる行為であり、新島のギャンブルのために会社があるわけではありません。

新島に沙名子の言葉が聞こえたのかは分からず、新島はありがとうと言って去っていくのでした。

結末

いつものように真夕の視点で語られるエピローグ。

塔馬の経営方針により、女性が管理職に抜擢される中、真夕は沙名子の様子がいつもと違うことを気にしていました。

しかし、沙名子は何でもないと否定し、新発田部長に呼ばれて席を外します。

真夕は最近、沙名子にちょっかいを出す人間が多いことを気にしていましたが、それでも天天コーポレーション経理部は今日も幸せだったのでした。

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最後に

真夕はいつも通り締めていますが、次回から沙名子たちを取り巻く環境は大きく変わります。

もちろん代替わりに変革はつきものですが、そこにリスクが潜んでいるのも事実です。

沙名子の選択は、彼女に幸せをもたらすのでしょうか。

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