ライトノベル

『春夏秋冬代行者 暁の射手』あらすじとネタバレ感想!世界に朝をもたらす少女と従者の物語

harutoautumn

彼の者の名を「花矢」という。新たな現人神の物語、開幕。

「彼の者の名を『花矢』と言う」
季節は、如何にして齎されるのか?
その問いに人の子らはこう答える。
「四季の代行者」が神々より賜りし権能で春夏秋冬を大地に巡らせるからだと。
では朝と夜は? 同じく人は告げる。
「巫の射手」が空に矢を放ち、その矢が朝と夜の天蓋を切り裂くのだと。
黎明二十年、島国『大和』の北端に位置する大地エニシに一人の少女がいた。
姓に神職を冠す巫覡の一族の末裔、代行者と同じく神の御業を担う者。大和に朝を齎す「暁の射手」その人だ。
少女花矢は今日も民に紛れ学舎に通う。
傍に美貌の青年を従える彼女が、大和にただ一人の『朝』だとは誰も知らない。
花矢と弓弦。少女神と青年従者の物語は、いま此処から始まる。

Amazon商品ページより

シリーズ第三弾となる本書。

前の話はこちら。

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前作では夜をもたらす黄昏の射手が登場しましたが、本書では朝をもたらす暁の射手が登場し、物語の中心となります。

現人神というシステムの残酷さがここで語られるとともに、代行者同士が結束することで新たな時代を築いていることにシリーズの厚みを感じました。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

暁の射手

物語の中心となるのは、世界に朝をもたらす暁の射手・花矢とその守り人・弓弦。

元々、弓弦の父親が花矢の守り人をしていましたが、三年で体を壊してしまい、次の守り人を選ぶ必要がありました。

そこで花矢が求めたのは、弓弦でした。

こうして弓弦は若くして花矢の守り人になりましたが、彼女のことを好いている彼にとって仕事に不満はなく、花矢がいればそれで充分でした。

一方、花矢は成長したことで、弓弦を守り人にして自由を奪ってしまった罪を自覚し、彼に守り人を辞めるという選択肢を時折提示します。

お互いを大切に思っているのに、それが正しく伝わらない。

それが二人の関係でした。

深める信頼

花矢は本人の希望により、暁の射手としての役目を果たす一方で、学生として学校に通い、一般の少女と変わらない生活も送っていました。

昼間は学生として振舞い、夜は毎日山に登り、世界に朝をもたらす。

それがどれだけ大変なことは花矢自身も承知していますが、弓弦のサポートもあってなんとかこなしています。

まだまだ代行者と守り人として関係が盤石というわけではありませんが、二人は日々の中で少しずつお互いの本音を話し、本当の信頼関係を築いていきます。

危機

ある日、二人はいつものように代行者としての役目を果たすために山に登りますが、その帰り道、地すべりにあいます。

二人は負傷するも、何とか自力で下山。

しかし、花矢の見ていた弓弦は彼の見せていた幻で、本当の彼は山の中で瀕死の重体でした。

最も大切な人の命が失われようとする中、花矢は秋の代行者である撫子であれば彼を助けられるではと考え、黄昏の射手である輝矢に助けを求めます。

輝矢は悩んだ末、撫子に連絡を繋ぐことを選び、ここに代行者たちによる弓弦を助けるための行動が始まります。

感想

代行者というシステム

これまでのシリーズでも代行者というシステムの残酷さがこれでもかと描かれてきましたが、それが本書でも花矢と弓弦を通して描かれます。

同年代の少女のように生きたいと願う花矢。

花矢は本人の意思に関係なく朝をもたらすことを強制され、それによって誰かに感謝をされるわけではありません。

一方で、弓弦はそんな花矢のことを慕い、彼女がいる生活に満足していました。

それでも花矢は自分のせいで弓弦を鳥かごに閉じ込めてしまっているという罪悪感に襲われ、彼がそばにいることに複雑な思いを抱いていました。

お互いを大切にする二人と、その思いを阻む世界のルール。

暁佳奈さんの作品では美しさだけでない、苦しみや残酷さも丁寧に描かれていて、作品に対する真摯な思いを本書でも感じ取ることができました。

新たな形

シリーズを重ねるごとに春夏秋冬の代行者含めて関係を持つようになり、代行者とその従者だからこそ築くことのできる絆が生まれてきました。

本書ではその絆が新たな奇跡を生み、歴史に新たな一ページを生み出します。

代行者たちの意思を無視したルールが常態化した今の中で、代行者たち自身も幸せになれる新たな形を作り出すことができるのか。

今後の展開が期待できる内容で、シリーズに対する思いがさらに深まりました。

おわりに

代行者たちの孤独が埋められていくことは嬉しく、いつの間にか彼らの幸せを願っている自分がいました。

そして、毎日当たり前のように訪れる朝と夜に感謝したくなる、そんな作品でした。

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