SF

『ユア・フォルマIV 電索官エチカとペテルブルクの悪夢』あらすじとネタバレ感想!

電子犯罪捜査局を標的とした一連の事件の首謀者とされたAI「トスティ」。しかしその開発者は世界のどこにも実在しない人物だった。開発者の正体を探すエチカとハロルド。ハッカーから足を洗ったビガも本格的に捜査に加わるが、一向に足取りを掴むことができない。そんな中、アミクスを狙った殺傷事件が発生。その手口は、かつてハロルドの恩師ソゾンが惨殺された「ペテルブルクの悲劇」と酷似していて……。第27回電撃小説大賞《大賞》受賞の本格SFクライムドラマ、波乱の第4弾!

Amazon商品ページより

シリーズ第四弾となる本書。

前の話はこちら。

ハロルドに忘れられない傷をつけた『ペテルブルグの悪夢』について、ついに詳細が明かされます。

エチカとハロルドが越えなければならない壁の中でも特に高い事件ですが、それを乗り越えた先に何が待っているのか。

ぜひ見届けてください。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

状況

前作での事件から三か月後のこと。

電子犯罪捜査支局は散らばった分析型AI・トスティの回収作業にあたっていましたが、今のところ目立った成果は挙がっていません。

ビガはバイオハッカーだった頃の知見を評価されてコンサルタントとして捜査支援課で雇われることになり、研修を受けながら捜査に協力していました。

亡霊

そんなある日、市警に一本の電話が入ります。

その相手は、かつてのハロルドの相棒ですでに亡くなっているソゾン刑事でした。

誰かがソゾンを騙っていると考えるのが普通ですが、ハロルドはソゾンが殺害された『ペテルブルグの悪夢』と呼ばれる連続殺人事件とつい結び付けて考えてしまいます。

エチカとハロルドは、かつてハロルドと一緒に捜査をした刑事たちと共にこの件の捜査を開始しますが、早速犠牲者が出てしまいます。

犠牲者はアミクスですが四肢を切断され、まるで飾り付けるように公園に並べられていました。

細かい状況こそ異なりますが、手口は『ペテルブルグの悪夢』の時とよく似ていました。

しかし、残虐性という点において劣っており、警察は模倣犯とみて捜査を進めます。

ペテルブルグの悪夢

話は四年前に遡ります。

ハロルドは様々な状況を経て、浮浪アミクスとしてさまよっているところをソゾンに保護され、一緒に暮らすようになりました。

ソゾンの提案でハロルドは捜査を手伝うようになり、ここで刑事としての様々なテクニックを学びます。

二年という歳月を一緒に過ごす中でソゾンとその妻・ダリヤにとってハロルドは弟のような存在になり、ハロルドにとって彼らは家族のような存在になりました。

ところが、そこで『ペテルブルグの悪夢』と呼ばれるようになった一連の事件の一件目が発生。

ソゾンはこれ以上の犠牲者を出すまいと捜査にのめりこみ、逆に犯人に捕まってしまいます。

ハロルドはソゾンを見つけることに成功しますが、敬愛規律によって人間を傷つけることはかなわず、目の前で犯人がソゾンを殺害するところを見ているしかありませんでした。

すれ違う二人

時は現在に戻り、状況はさらに一変します。

模倣犯に刺激され、『ペテルブルグの悪夢』の犯人自身が模倣犯を殺害してしまいます。

ろくな証拠を残してこなかった犯人が再び表舞台に出てきたことは、捕まえるチャンスでもあります。

ハロルドは復讐を果たすために捜査に乗り出しますが、エチカは彼の心の傷を考慮して捜査から遠ざけようとします。

相反する思いによって二人の気持ちはすれ違い、ぎくしゃくしたまま捜査を進めることになります。

そして、思ってもみなかった事態に発展してしまいます。

感想

因縁との決着

これまでシリーズにとって重要でありつつも詳細が明かされなかったペテルブルグの悪夢が、ついに姿を現します。

僕はアニメ『サイコパス』で起きた事件を思い出し、一言一句漏らさないようのめりこんで読んでしまいました。

これまでもエチカとハロルドはすれ違ってきましたが、今回ははっきり言って別物です。

ハロルドにとってソゾンはかけがえのない人であり、彼を見殺しにした後悔はエチカの想像を遥かに超えていました。

捜査から遠ざけようとするエチカに向けられた目は冷ややかで、ハロルドの一番奥深くをようやく目の当たりにした気がします。

作品全体を通して重苦しい空気が流れますが、二人の関係において重要であることは間違いありません。

読み進めることが苦しくなることもありますが、シリーズにとって大切な話になるので、ぜひその目で見届けてください。

さらなる謎

大きな壁を乗り越えてエチカとハロルドの関係がより一層深まるわけですが、深まったのは関係だけではありません。

あれだけ大きな事件が解決したにもかかわらず、本書ではさらなる謎が提示されます。

しかも思ってもみなかった部分と繋がるので、思わず唸ってしまいました。

本当に飽きさせないというか、見事なストーリーの構成です。

これだけ盛り上がったにもかかわらず、次巻はさらに面白くなる。

否が応でもそう期待してしまいました。

おわりに

バディ小説として、一つ大きな節目を迎えた本シリーズ。

次巻以降もさらに何度の高い捜査が待っていると思いますが、今の二人であればそれも乗り越えてくれるはず。

そう期待して、次の話を待ちたいと思います。

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