『ソードアート・オンライン5 ファントム・バレット』あらすじとネタバレ感想!
“SAO”事件から一年が経った。ある日。キリトは、総務省“仮想課”の菊岡誠二郎から奇妙な依頼を受ける。銃と鋼鉄のVRMMO“ガンゲイル・オンライン”で突如発生した“死銃”事件。漆黒の銃を持つ謎のアバターに撃たれたプレイヤーは、実際に現実でも“死”に至る…。その不気味な事件の捜査を断り切れなかったキリトは、“仮想世界”が“現実世界”へ物理的に影響を及ぼすことに疑いを抱きつつも、“GGO”へとログインする。“死銃”の手懸かりを掴むべく、不慣れなゲーム内を彷徨うキリト。そんな彼に救いの手をさしのべたのは、長大なライフル“ヘカート2”を愛用するスナイパーの少女・シノンだった。新エピソード突入。
「BOOK」データベースより
シリーズ第五弾となる本書。
前の話はこちら。
物語の舞台は新たなオンラインゲーム『ガンゲイル・オンライン(GGO)』です。
これまでとはまた違ったゲーム性に加え、SAOの時のような命のやり取りをするような緊迫感が戻ってきました。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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GGOとは
物語の舞台となるGGOは銃と鋼鉄が支配する世界で、戦闘で用いられるのは銃です。
銃は実弾銃と光学銃に分類され、実弾銃は現実世界に存在する銃器がそのまま登場します。
また他のオンラインゲームと違って唯一プロがいて、成績によっては生活費を賄うほど稼ぐことが出来ます。
あらすじ
死銃
冒頭、『今週の勝ち組さん』という番組にGGOで行われたバトルロワイヤルの優勝者・ゼクシードが登場し、多くの人間がその模様を、画面を通して見ていました。
その時、一人の男が大勢の見ているモニターに近づき、そこに映るゼクシードに向かって銃の引き金を引きます。
誰もがゼクシードに嫉妬する痛い奴だと思いますが、次第に異変に気が付きます。
モニターの中のゼクシードが消失して、いつまで経っても戻ってこなかったのです。
引き金を引いた男はその銃のことを『死銃(デス・ガン)』といい、その時は大きな問題になりませんでした。
ところが後になって、ゼクシードのプレイヤーが死んでいるのが発見されます。
同様に、GGOのプレイヤーがもう一人亡くなっているのが発見され、これが本書で起きる事件の発端となります。
依頼
キリトは総務省の仮想課に所属する菊岡に呼び出されます。
菊岡とはSAO事件の時に知り合い、便宜を図ってもらった代わりに彼からの依頼をこなしていました。
菊岡がキリトを呼んだ理由、それは死銃のことでした。
ゲームにフルダイブするために必要なアミュスフィアに人を殺せるような電磁波を出せるほどの力はなく、普通に考えればゲームから現実の人間を殺害することなど不可能です。
しかし、同様の事件が二件起きているとなると、ただの偶然と片付けるわけにはいきません。
そこで菊岡は、キリトにGGOに参加し、死銃に接触してほしいと依頼します。
キリトは仕方なく引き受け、ALOから一時的にコンバートしてGGOに参加することを決めます。
傷を抱えた少女
本書のもう一人の主人公ともいえるのが、GGO上でシノンと名乗る少女です。
シノンは常に強い相手を求めていて、それは現実世界の弱い自分を消滅させたいからでした。
現実世界では朝田詩乃といい、彼女は五年前、十一歳に母親と共に訪れた郵便局で強盗に遭遇します。
詩乃は母親を守りたい一心で強盗から拳銃を奪うと、それで強盗を逆に殺害。
罪に問われることはありませんでしたが、殺人者として他所の町に引っ越すしかなく、その場にいた母親は心に傷を負い、今は別々に暮らしています。
事件の後遺症で、詩乃は銃器を見ると当時のことを思い出してしまい、ショック状態に陥ってしまうようになりました。
しかし、詩乃は強盗を殺害したこと自体は後悔しておらず、その行為を肯定できるほど強くなるためにGGOで強者を求めていました。
出会い
万が一のことを考え、キリトは万全の状態でフルダイブし、GGOの世界に入ります。
いくらゲームに慣れているキリトでもGGOにおいては初心者です。
ルールも分からずに困っていると偶然シノンと出会い、彼女に色々と教えてもらいます。
この時、キリトは偶然生成されたアバターが明らかに女の子で、シノンはそれでキリトのことを女性と勘違いしていたのでした。
キリトは訂正するタイミングを逃し、そのままシノンに事情を伏せた状態で調査を始めます。
感想
今回から銃による戦闘がメインになりますが、そこでも剣を選ぶところがキリトらしいです。
相変わらず無茶苦茶しています。
アスナなど既存ヒロインがほとんど登場しない中、シノンという新たな女性キャラクターが登場し、これまでとは違ったヒロインとしての魅力を持っているので今後にさらに期待です。
舞台がGGOとなって一新された一方で、SAOでの因縁が持ち越されていて、シリーズとしての繋がりが感じられるようになっています。
やっぱりタイトルを関するSAOでの出来事はシリーズにおいても特別で、今後も物語を左右してくる予感がします。
おわりに
死銃は実在するのか。
キリトの知っている、その正体は誰なのか。
命のやり取りがあること、銃という相手を倒すことに特化した武器による戦闘によって緊迫感が生まれ、SAO、ALOとはまた違った魅力が生まれています。
またキリト、シノンそれぞれが拭えない過去を背負っている点もポイントで、どのようにしてい乗り越えていくのかは次巻に期待です。
次の話はこちら。
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