『ソードアート・オンライン29 ユナイタル・リングVIII』あらすじとネタバレ感想!

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キリトとエオライン、それぞれの戦いが二つの世界で始まる。

「初めてお目にかかります、エオライン・ハーレンツさま」
 ユージオによく似た面影を持つ男・エオラインは、陰謀と戦乱渦巻く《アンダーワールド》で、反乱軍の虜囚となってしまう。そんな彼が対面した人物は、反乱劇を操る《魔女》にして、リアルワールドからの《侵入者》だった。
《魔女》の狙いを知ったエオラインは、超大型機竜《プリンキピア》脱出を決意。一方キリトは、エオライン救出の好機を待ちつつ、《ユナイタル・リング》第二階層の攻略へ赴く。
 二つの世界で、それぞれの戦いが始まる。再び二人が相まみえる日は――?

Amazon内容紹介より

シリーズ第二十九弾となる本書。

前の話はこちら。

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本書ではユナイタル・リング、アンダーワールドともに大きな動きがあります。

次作、というかシリーズの今後を連想させるような壮大さがあり、見どころ満載でした。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想などを書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

拉致

前作で拉致されているエオライン。

彼を拉致したのがノーランガルス皇帝家であることが、ムタシーナの口から明かされます。

ムタシーナたちの目的は、ある人物との仲立ちをエオラインにお願いしたかったからです。

明言こそされていませんが、相手がキリトであることは明白。

ムタシーナはキリトを連れてくるためには手段を選ばず、エオラインは決断を迫られます。

拠点作り

ユナイタル・リングでは、キリトたちが第二階層での新拠点建設を進めていました。

これまでの反省点を踏まえた大掛かりなもので、着々と攻略が進みます。

そのあとにはボス戦が待っていて、大人数を引き連れてのレイド戦が展開されます。

フナムシの想定外の高等魔法に苦しめられますが、キリトは諦めずに起死回生を狙います。

繋がり

アンダーワールド、ユナイタル・リングどちらでも暗躍するムタシーナ。

様々な策を練ってきた彼女ですが、ここでは現実世界すらも含めて執拗にキリトを狙ってきます。

なぜ執拗に狙うのかが判明するとともに、そのためにどれだけ本気なのかも見せつけてきます。

窮地に立たされたキリトは、またしても選択を迫られていました。

感想

約二年ぶりの刊行

読み進めて設定の大部分を忘れていることに驚いたのですが、それもそのはず。

前作が二〇二四年六月に刊行だったので、約二年ぶりの新作だったのです。

ただでさえ膨大な量の設定なのに、ユナイタル・リングとアンダーワールドそれぞれで物語が進行するので、覚えきれないのはもはや必然でした。

この膨大さが物語の広がり、奥行きを持たせて面白くしてくれるので良いのですが、期間を空けられるときついことを強く認識しました。

あと、登場人物が膨らんだ結果、それぞれに見せ場や登場シーンを与えることによって物語がほとんど進展しないという弱点も相変わらずでした。

これからポジティブなことは書くのですが、まずは本シリーズと付き合う上で念頭に置いておかないことを記載しました。

予想外の展開

本シリーズは展開のさせかたが上手いと改めて感じました。

読者の予想を超える、裏切る。

けれど納得感があり、ポッと出のアイディアというよりも、伏線を張りながら進めてきたという入念な準備が感じられます。

ムタシーナが多くのことを知っていて、一筋縄ではいかないことはこれまでのことからも知っていましたが、その認識でも過少評価だったのではないかと思うくらいに、底が知れませんでした。

本書でも驚きの事実をいくつかも投下してきましたが、それでもまだ手の内に多くの真実を秘めていそうだから怖いです。

今後にさらなる期待させる終わり方含めて、内容としては申し分ありませんでした。

おわりに

大きな展開を予想させる内容で、待った甲斐がありました。

他の作品との兼ね合いもあり、ここからスピードアップした刊行が期待できないのが残念なところではありますが、気長に待ちたいと思います。

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