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『【完全版】日本の幽霊事件 封印された裏歴史』あらすじとネタバレ感想!

harutoautumn
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これが元祖・これが本家!怪奇探偵による怪談ドキュメンタリーだ!

谷中霊園、日暮里駅、神田・お玉が池、神田~隅田川、東中野~中野一丁目、宮ケ瀬ダム、観音崎、群馬県&埼玉県・神流湖、秋葉原、面影橋、姿見の橋、歌舞伎町、品川橋~天王洲、葛飾区、旧三河島町界隈、淀橋、代々幡など。かつて事故や事件のあった場所に現れる幽霊たち。恨みを残して亡くなった場所、自殺の多い場所などを歩き、土地の記憶に耳を傾け、話を聞き、過去の新聞や歴史資料を集め、写真を撮る。史実と伝説のあわいを歩き、声なき声を蒐集した、怪奇ノンフィクション。「そこに『出る』理由。それは幽霊より怖い」京極夏彦(『東京の幽霊事件』単行本帯推薦文より)。怪奇探偵として知られ、幽霊物件や未解決の怪奇事件、心霊写真や心霊ビデオの調査、四谷怪談をはじめとする呪いの歴史的考察など、世間に流布する怪異譚を蒐集し、成立過程および社会史的背景をくまなく徹底的に調査し、執筆する作家・小池壮彦。『日本の幽霊事件』『東京の幽霊事件』を1冊にまとめた決定版。

Amazon商品ページより

過去に刊行された二冊が合わさった本書。

日本で起こった幽霊事件は数知れず、その中で著者である小池壮彦さんが厳選したものが描かれています。

史実や実際に起きたこと、少しの推測のバランスが絶妙で、その土地に思いを馳せながら読む本書は格別でした。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

本書には三十以上のエピソードが掲載されていて、一つずつを語ることが難しいため、印象的なものをいくつかピックアップします。

軍都赤坂のメイド霊

かつて赤坂九丁目には防衛庁があったのだといいます。

防衛庁が引っ越してくる前からも軍用地で、一九四五年の敗戦後、米軍に接収されて米騎兵第一師団司令部になって間もない頃の話です。

夜な夜な日本兵の亡霊が現れて兵士たちを困らせていて、当時は内々に処理されていましたが、後に公表されることになります。

この幽霊話は時系列が前後することはもちろんのこと、様々な話が展開されますが、その中にメイド霊の話がありました。

橋にまつわる怪談

埼玉県南部を流れる黒目川の流域に、市場坂という場所があります。

美しい天女伝説がある一方で、怪談もまた伝わっていました。

市場坂橋の下には旧坂があり、ここはかつて幽霊橋といわれていました。

橋のたもとには地蔵があり、投身自殺した女性の霊を祀っているのだといいます。

女性の幽霊の目撃情報は瞬く間に広がり、地元を揺るがす大騒動に発展します。

感想

どこにでも幽霊はいる

本書を読んで思ったことが、幽霊は場所を問わず、どこにでもいるということです。

小池さんが歴史的なことを調べ、地元の人たちに話を聞くことでその姿が少しずつ明らかになるわけですが、どれも事情が複雑に込み入っています。

あとがきで、小池さんは幽霊事件の数があまりにも多いのでカウントを止めたといいますが、こんな壮大な話がまだ無数にあるのかと思うと、普段歩いている土地であっても謎の不気味さを感じるようになりました。

案外、自分の周りでも幽霊を話を振ってみると、誰かしらがこういった話をしてくれるのだろうか。

そう思うと、ちょっと楽しくなりました。

読むのが大変

本書が面白いのはその通りなのですが、難点をあげるとすれば、読むことが大変な点です。

僕は関東でずっと暮らしてきたため、東京や埼玉の地名にはそれなりに明るく、はいはいあそこね、と頷きながら読むことができました。

しかし、それでも時代を遡ることが見慣れない地名や名前などが飛び交い、それを追うだけで大変です。

一エピソードを追うだけでけっこうな満腹感で、一冊を読み通そうとするとかなりの労力を使います。

面白いのだけれど、小説ではなく歴史の教科書を読んでいるような感覚があり、完全にはのめり込めなかった理由がそこにあるのかもしれません。

自分はエンターテインメント性を楽しんでいるのであって、知ることに対する好奇心はそこまでもないのかなと自己分析してみました。

面白いけれど、ホラー好きの中でも人を選ぶ。そんな印象です。

おわりに

最近、小池さんの作品を読んでずっと別の作品も読んでみたいと思っていたので、良いタイミングでの刊行でした。

夏の時期に一エピソードずつ読んでみると、季節的なことも相まって本書を十二分に楽しめるのではないでしょうか。

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