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『ルパンの星』あらすじとネタバレ感想!刑事と泥棒の娘の行方は?

harutoautumn
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Lの一族の娘・三雲華は、刑事で夫の桜庭和馬とともに娘・杏の育児に追われていた。一方、北条美雲は失恋の痛手を負い所轄でくすぶる日々。美雲の管内で元警察官が殺され久しぶりに和馬とタッグを組むと、捜査は意外な展開に―。ドラマ化でファンが急増した「ルパンの娘」シリーズ待望の第4弾。

「BOOK」データベースより

『ルパンの娘』から始まるシリーズの第四弾である本書。

前の話はこちら。

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新キャラも物語に馴染み、シリーズを通して読んだ人であれば楽しめること間違いありません。

また、泥棒一家と警察一家の間に生まれた杏が自分の身内の特異さに気が付き始め、今後の成長ぶりがどうなるのだろうと心配しつつも興味が尽きません。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

刑事か泥棒か

小学二年生になった三雲杏は知らず知らずのうちに三雲家の血を色濃く受け継ぎ、隠れんぼで誰にも見つけられない場所に隠れるなど度々騒ぎを起こします。

そして、ついに祖父母が泥棒であることを知ってしまいます。

杏にとって祖父母はカッコ良い存在で、泥棒がいけないことなどとこれっぽっちも思っていません。

華はなんとか泥棒稼業とは無縁の生活を送らせたいと願う一方で、自分の幼少期と重なる部分もあり、複雑な心境です。

また、とある一件で華の常人離れした動きを杏は見てしまい、それ以来、華にこれまでなかった強烈な憧れを持つようになります。

同棲解消

前作の後、同棲を始めた渉と美雲ですが、なぜかこの話では登場して早々、別居していました。

しかも、別居の理由についてどちらも語ろうとしません。

美雲は渉のことを忘れられず仕事でミスを連発し、蒲田署に異動させられてしまいます。

日々お酒を飲む生活に浸かり、かつての優秀な刑事の面影はどこにもありません。

本書は事件を追うと同時に、事件を通じて美雲が復活するか、そして彼女と渉の関係もまた復活するのか。

その辺りが焦点になっています。

解せない事件

元警察官の川島という男性が殺害され、捜査一課に所属する和馬は蒲田署の人間と共同で捜査にあたります。

当然、蒲田署には美雲がいて、二人は久しぶりにコンビを組みます。

捜査の中で、容疑者として今宮という男性が挙がり、彼もまた元警察官でした。

今宮の自宅から血のついたナイフが見つかり、彼が犯人だと思われた矢先、今宮は自室で首を吊って死亡。

新しい班長・木場美也子は犯人死亡として早々に捜査を打ち切ろうとしますが、和馬や美雲には疑問が残っていました。

川島の娘は父親から餞別として銀行の通帳を受け取っていましたが、そこには二千万という大金が振り込まれていました。

しかも、振り込み元はいかにも怪しい会社名。

何か金銭が絡む怪しい仕事に川島も今宮も首を突っ込んでいたのではないか。

それには警察が絡んでいて、だから事件を早々に終わらせたいのではないか。

タイムリミットが迫る中、二人は被害者の無念を晴らすために捜査を続け、やがて驚きの真実に辿り着きます。

感想

お馴染みの展開

成長と共に自分の置かれた状況に気が付き始めた杏。

同棲したと思いきや、何の理由も告げずに疎遠となってしまった渉と美雲。

元警察官たちが絡んだ事件。

内容としては盛り沢山ですが、シリーズを通してお馴染みのやりとりも増えてきましたので、非常にうまくまとまっています。

終盤の展開についても予想がつきやすいもので、それでこそシリーズ作だと思える内容でした。

シリーズという枠組みで考えれば物語に大きな進展はありませんが、今後にさらなる期待が高まります。

杏の行く末

杏も小学生になり、だんだん自分の置かれた状況に気が付き始めます。

父方は警察家系で、母方は泥棒家系。

どちらの一族も杏を自分たち側に取り入れようと躍起になっていますが、今のところ、泥棒家系が優位そうです。

祖父母に懐いていることもありますし、偶然とはいえ華にも泥棒としての才能があることを知ってしまい、強烈な憧れを持っていることは間違いありません。

杏の成長は物語の鍵になると考えていて、本書の中核ともいえる三雲玲もその行く末を待ち望んでいます。

杏がもっと成長した時、どんな選択をするのか。

その選択が探偵一家も含めて物語にどう影響を与えるのか。

まだまだシリーズは続きそうなので、ぜひ期待しながら待ちたいと思います。

おわりに

ドラマ化で一気に知名度が上がり、シリーズとしてこれからますます盛り上がることが予想されます。

個人的には子どもを持つ親として、つい和馬や華の立場で杏の将来を心配してしまいますが、どういう自分になりたいかは本人次第で外野がレールを敷いてあげるものではありません。

じっくり成長を見守りながら、来るべき時を待ちたいと思います。

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