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『虚無の供物』あらすじとネタバレ感想!ミステリの常識を覆す三大奇書の一冊

harutoautumn
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昭和29年の洞爺丸沈没事故で両親を失った蒼司・紅司兄弟、従弟の藍司らのいる氷沼家に、さらなる不幸が襲う。密室状態の風呂場で紅司が死んだのだ。そして叔父の橙二郎もガスで絶命―殺人、事故?駆け出し歌手・奈々村久生らの推理合戦が始まった。「推理小説史上の大傑作」が大きい活字で読みやすく。

「BOOK」データベースより

アパートの一室での毒殺、黄色の部屋の密室トリック―素人探偵・奈々村久生と婚約者・牟礼田俊夫らが推理を重ねる。誕生石の色、五色の不動尊、薔薇、内外の探偵小説など、蘊蓄も披露、巧みに仕掛けたワナと見事に構成された「ワンダランド」に、中井英夫の「反推理小説」の真髄を見る究極のミステリー。

「BOOK」データベースより

『ドグラ・マグラ』、『黒死館殺人事件』とともに三大奇書と呼ばれている本書。

他二冊に比べると圧倒的に読みやすく、奇書という響きに誘惑された人には一番オススメです。

しかし、奇書の名にふさわしく、読者の思惑を嘲笑うかのような展開や結末。

特にミステリ好きであれば、一度味わってほしい衝撃が本書にはあります。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

祟り

時代は一九五四年。

ゲイバーに集まった友人同士の光田亜利夫と奈々村久夫。

久夫はシャンソン歌手として活動していて、バーの従業員であるアイちゃん(氷沼藍司)が彼女のファンということで、顔合わせをしようとしていました。

もう一つ、久夫には気になることがあり、それは氷沼家に関わることです。

この秋に洞爺丸事件という不幸があり、身内を多く亡くしていました。

代々の祟りが関係しているといわれていますが、本当のところは分かりません。

ただ久夫は気になって仕方ありませんでした。

続く事件

当事者であるアイちゃんに話を聞くと、彼もまた氷沼家に何かあるのではと考えていました。

というのも、彼は髭もじゃのアイヌにつけられているのだといい、何度も目撃していました。

アイちゃんはホヤウ・カムイ(洞爺湖の蛇神)のお使いだといい、氷沼家とアイヌの関係について語ります。

とても信じられるような話ではありませんが、やがて氷沼家では新たな事件が起こり、祟りが存在するのではという雰囲気を醸し出すようになります。

久夫と亜利夫は探偵のように事件解決に挑みますが、これは長い長い推理合戦の序章に過ぎませんでした。

感想

序盤はスタンダードミステリ

本書は推理合戦という名にふさわしく、作中で起こった事件に対して登場人物たちが自分の推理を惜しみもなく披露します。

それらしい持論は納得のできるものですが、すぐにそれが間違いであることが証明され、次第にどの推理も話半分程度にしか読めなくなります。

いくらフィクションとはいえ、人が死んだとは思えないほど、面白そうに推理する登場人物たち。

それでも彼らはめげずに新たなとんでも推理を披露し、違うんだろうなと思いつつも、その推理をつい面白く読んでいる自分がいました。

アンチ・ミステリの真骨頂

本書はアンチ・ミステリと呼ばれ、ミステリでありながらミステリであることを否定する存在であります。

それはどういう意味なのか。

最後まで読めば、自ずと答えが見えてきます。

先ほどの推理合戦もまたアンチ・ミステリの伏線で、はじめて読み終えた時は意味が分からなくて、あっけにとられてしまいました。

しかし、少しずつ事態が飲み込めてきて、二回目に読書に臨むと、本書の狙ったことがよく分かるようになっています。

難点は最後の最後まで物語の行く末が分からず、やきもきすることでしょうか。

三大奇書の中では圧倒的に読みやすい作品ですが、圧倒的に読みにくい作品であることに間違いはありません。

生半可な気持ちで読み切るのは難しいですが、それでも一度は読んでこの衝撃を味わってほしい。

そんなちょうど良い塩梅に仕上がっています。

おわりに

読んでいて、面白かったか今でも判断がつきません。

それでも、いつか再び読みたくなる日が必ず来る。

そんな確信があるので、本書にしかない魅力にすっかりやられたのだと、それだけは分かります。

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