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『これは経費で落ちません!12 ~経理部の森若さん~ 』あらすじとネタバレ感想!

harutoautumn
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ちゃくちゃくと結婚に向けて準備を進める沙名子と太陽。名字はジャンケンで“森若”にすることになったけれど、それ以外にも世帯主、本籍地、新居、子供など、話し合わなければならないことは山積みだ。社内の既婚女性たちの家庭事情もいろいろと耳に入ってきて悩ましい。そしてそんな間も仕事は待ってくれない。業務効率化のためのデジタル化も始まった。天天コーポレーションの従来の経理システム通称「天かす」から、新しいシステムを導入することになり、沙名子は経理部代表として業務効率化委員会に参加することに。仕事とプライベート、どちらでも沙名子のタスクは増えていくけれど……?

Amazon商品ページより

シリーズ第十二弾となる本書。

前の話はこちら。

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ここまで続いてきた沙名子と太陽と恋愛について、結婚式を迎えることで一端の区切りがつきます。

もちろん新婚生活も描かれると思いますが。

社会人になり、結婚もした身として考えさせられる内容が多く、面白くもちょっとだけ胸が痛くなる読了感でした。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

第一話『わたしは適任ではありません!』

天天コーポレーションには独自の経理システム、通称『天かす』が導入されていますが、この度業務の効率化を目的に外部システムの導入を検討していました。

導入すれば効率化が図れることが理解できつつも、導入までの数年は余分な業務が発生することも事実。

社員から様々な声があがる中で、導入に向けて委員会が立ち上がります。

様々な部署から一名ずつ参加することになり、経理部からは沙名子が参加しますが、彼女はここで委員会のメンバー選定が不自然であることに気が付きます。

第二話『これは曖昧にできません!』

沙名子は入籍に向けて社内の手続きを確認しますが、そこで世帯主をどうするか問題に直面します。

苗字は森若でいくことに決まっていますが、世帯主は太陽がなっても問題はありません。

問題がないからこそお互いの気持ちがぶつかり、頭の痛い問題となって二人を悩ませます。

一方、経理部でも算出したデータがどうしても間違えてしまう問題が発生し、原因の候補として元データを出力した社員があげられます。

第三話『すごいですよね、女の人って!』

天天コーポレーションが外注していた企業から、金型が間に合わないため納期が遅れてしまうと連絡があります。

遅らせられないため、企画課の社員があちこちに連絡をとりますが、緑は子どもがいるため残業ができません。

ここで女性が働くことの難しさ、子どもを抱える女性がいる部署の難しさが見え隠れします。

それを見た沙名子もまた自分に置き換え、将来について不安を募らせます。

第四話『愛し、敬い、慈しむことを誓います!』

太陽が東京を訪れ、天天コーポレーションの社員の中で沙名子と太陽が結婚することがいよいよ実感として訪れます。

基本は祝福ムードなのですが、その中で鎌本だけ別でした。

元から気持ちの良い社員ではありませんでしたが、ここ最近は不安定であり、問題を起こす気配しかしません。

そのことを沙名子以外にも感じている社員がいて、結婚式に向けて対策が練られます。

エピローグ~頑張る真夕ちゃん~

沙名子が結婚して、太陽にとられたようで寂しさを覚える真夕。

しかし、沙名子が変わっていないことを再確認して、安心を覚える回です。

感想

設計ミスのような世の中

僕も結婚しているので、結婚が甘いものではないことは重々承知しています。

幸い、僕の妻は子どもがある程度大きくなるまで専業主婦でいてくれて、向こうのご両親のサポートがあったのでなんとか乗り切れましたが、そうはできない夫婦が多いのが事実。

しかも女性だからやるのが当たり前、みんなやっていることだから、という風潮が口に出さなくてもまだまだ蔓延しているので、沙名子同様、モヤモヤが募ります。

これは日本という国の政治や制度の設計ミスではないかと思うほどです。

それでも嬉しい

結婚がだんだん現実味を帯びてきて、嫌な側面ばかりでてくる回ですが、それでも沙名子が太陽と結婚したいという思いが最後までぶれなかったのは嬉しかったです。

そして太陽もずっと彼女のことを好きでいてくれることも、なんだか微笑ましかったです。

多様性が求められ、恋愛や結婚について表立って言いにくくなった世の中ですが、僕個人としては結婚して良かったと断言します。

そして人によるから、人にすすめることはしません。勝手に決めて勝手にしてください、ということしか言えません。

複雑で面倒な世の中になったと憂いつつも、終盤のシーンはなんだか気持ちが高まり、シリーズを長く追ってきたから見えた光景なんだなと嬉しかったです。

おわりに

一つの節目を迎え、次巻から新システム導入に向けて忙しくなりそうです。

加えて沙名子と太陽の中で子どもの話が出てきたので、そのあたりも描かれるのかな?と思ったりもします。

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