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『この恋が壊れるまで夏が終わらない』あらすじとネタバレ感想!悲劇を回避するためにタイムリープした先に待つものとは?

harutoautumn
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時を遡ることができたなら。誰でも夢見る力を僕は生まれつき持っていた。
そんな能力もさして活用せずにひっそりと過ごしてきたけれど、高校に入り初めて恋をする。
相手は図書委員の純香先輩。
放課後は司書室に入り浸り、僕の青春は色づいていった。けれど夏休み最後の日、先輩は凄惨な死体で発見される。
先輩を救うため、僕は時を遡る――。

『神様のメモ帳』など複数のヒット作を手掛ける杉井 光による、甘く切ない、タイムリープ青春グラフィティ。

Amazon商品ページより

杉井光さんの作品を久しぶりに読みました。

最近青春ものが刺さらなくなっていたのであんまりかな?と思いましたが、杞憂でした。

設定としては目新しさはないのに、一つ一つのシチュエーションや感情に心を揺り動かされ、読み終わる頃には胸にしっかり刻み込まれていました。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

初恋

柚木啓太は高校に入学し、そこで三年の先輩・久米沢純香に恋をします。

彼女目当てに多くの新入生が図書委員入会を希望しますが、すぐに純香の異常なまでの本への愛に耐えられず、最後まで残ったのは柚木だけでした。

加えて純香の勧めで美術部にも入部します。

あいにく、純香は三年進級とともに引退してしまったので当てが外れてしまいますが、顧問の幾原の教えのもと、絵を学びます。

交友関係がほとんどない柚木ですが、幼なじみで水泳部に所属する燈子も人手不足解消のために幽霊部員ですが図書委員になってくれます。

とはいえ、柚木の学校生活のほとんどは純香で占められていました。

秘密

とある事態が発生したことにより、柚木がタイムリープできる能力を有していることが判明します。

詳しいルールは以下の通り。

  • 潜水艦のハッチに取り付けれているような太いハンドルを思い浮かべ、それを回すことでタイムリープが能力が発動する
  • 巻き戻るのはきっかり十二時間
  • 巻き戻す前の時間まで経過すると、再びタイムリープできる
  • タイムリープを繰り返すほど頭痛などの症状がひどくなるため、同じ時間をタイムリープするには実質限度がある

柚木は少しずつ試すことで発動条件を知り、自在に使いこなすことが出来るようになっていました。

また必要以上にタイムリープ前後で起こることが変わらないよう、使用は最低限にとどめ、なるべくタイムリープ前と同じ行動をとるようにしていました。

最悪を回避する

ある日、純香が凄惨な死体で発見されます。

柚木はこの最悪の事態を回避するためにタイムリープをしますが、彼女を死を回避することはできず、しかも死体が発見されたのは別の場所でした。

柚木の変えた行動で、純香あるいは犯人の行動パターンが変わってしまったのか。

グズグズしていれば純香が殺害される時間までタイムリープできなくなってしまうため、柚木は苦しみを押し殺して何度もタイムリープを繰り返します。

繰り返すごとに状況は変わり、やがて柚木は驚きの真実に気が付いてしまいます。

感想

設定は平凡

冒頭でも書きましたが、本書の設定はいたって平凡です。

主人公の初恋相手の先輩が何者かに殺害され、それを阻止するために自身の能力を用いて何度もタイムリープします。

時間を遡って事件解決のためのピースをかき集め、それを組み合わせることで見えてくる真実。

あらすじだけを書いては本書の面白さは伝わりません。

まずはそのことを念頭においてください。

誤魔化せない質の高さ

設定が平凡なのに、先の展開がある程度読めてしまうのに。

僕は気が付くと本書から目が離せず、柚木と同じように心に傷を負いながら物語を追っていました。

正直、タイトルの時点で結末が大体読めてしまうので、意外性を求める人には向きません。

一方で、高校生という多感な時期の喜びや悲しみ、怒りといった瑞々しい感情を読みたいという人にはこの上なくおすすめな作品です。

まず文章が丁寧で、違和感なくスラスラ読めてしまいます。

人間関係も単純なのですぐに物語に集中できるのですが、その頃になると胸を熱くする、あるいは鋭く貫く言葉が混じりはじめてきます。

読者はそれを露わな心で受け止め、もっと先が読みたいとページをめくるスピードがさらに増します。

これは杉井さんのキャリアがあったからこそ成し遂げられたものなのかもしれません。

設定が平凡ゆえに、言葉選びや文章の流れが際立ち、本書が良質であることを教えてくれます。

おわりに

表紙の透き通るような青も相まって、夏に読むには最適な一冊でした。

夏は眩しさだけでなく、儚さもあると感じるのは僕だけでしょうか。

その儚さを本書は見せてくれます。

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