『イリヤの空、UFOの夏 その3』あらすじとネタバレ感想!
浅羽を巡る恋の三角関係が進行中、ということで、ついに伊里野と晶穂の正面切ったバトルが発生!最終決戦の場となった「鉄人屋」では…!血と涙が吹き荒れる『無銭飲食列伝』。突然、園原基地付近で起こった爆発。北からの攻撃、輸送機の事故、UFOの墜落とさまざまな憶測が飛び交う中、水前寺はひとり、爆発事件の取材に向かった…緊迫の『水前寺応答せよ・前後編』。水前寺テーマが「超能力は果たして実在するか」であった頃、つまり浅羽がまだ一年生のころを描いた『番外編・ESP.の冬』。以上、「電撃hp」に大好評連載された四編を収録したボーイ・ミーツ・ガールストーリー第3弾。
「BOOK」データベースより
シリーズ第三弾となる本書。
前の話はこちら。
本書では楽しい日常と、それが終わりを告げる瞬間が描かれます。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
女の戦い
これまで同じ新聞部でありながら、伊里野と晶穂はろくに口をきいてきませんでした。
晶穂にとって伊里野の印象は最悪であり、それは今も変わっていません。
ところが文化祭が終わったある日、晶穂から伊里野を部活の取材に誘います。
伊里野の反応から来ないだろうと思われましたが、彼女は晶穂の誘いに乗ってきます。
こうして女二人による取材、もとい戦いの火ぶたが切って落とされました。
意地の張り合い
今回の取材先はケーキ屋で、人気メニューを記事にすることが目的です。
晶穂が注文をすると、意外にも伊里野は張り合うように晶穂と同じものを注文し、明らかに相手を意識していることがうかがえます。
取材という名目を忘れ、晶穂がめちゃくちゃな注文をすると伊里野も追随し、もはや何が目的なのか分からない会と化します。
晶穂は浅羽のことでムキになり、伊里野も彼が話題に上がったことでさらにムキになり、余計に収集がつかなくなります。
このお店では二人の決着をつけるには不十分であり、晶穂は決戦の場として大食いチャレンジで有名なお店を選びます。
日常の終わり
ある日、園原基地で爆発が起きます。
ニュースでは、北軍勢力のミサイル攻撃によるものだと報道されていますが、確認はとれていません。
それでも日常は続き、浅羽は伊里野を含めた友人たちとボーリングに行きます。
伊里野はまるで普通の少女のように楽しむ姿を見せますが、そこに現れたのは狂気をはらんだ目をした榎本でした。
彼は任務を忘れていた伊里野を無理やり連れて行ってしまいます。
翌日、伊里野は登校しますが、その髪は真っ白になっていました。
感想
普通の少女
本書で描かれる伊里野は、まさに普通の少女です。
浅羽や晶穂のように色々なことに興味があり、楽しいことも怖いこともある。
晶穂とのやりとりには女同士だからこそ起こる戦い、芽生えるものがあり、読んでいてとても微笑ましたかったです。
ボーリングのシーンでも伊里野からもう一度したいと言い出した時には、驚きと喜びでいっぱいになりました。
青春っていいな。
その一言につきます。
容赦ない現実
このまま平穏な生活が続くのではないか。
半ばそんなことを思っていましたが、中盤から物語の雰囲気は一気にシリアスに傾きます。
伊里野を連れていく榎本の尋常でない様子。
学校に現れた伊里野の真っ白な髪と、ただならぬ様子。
それだけで昨日までの日常がもう取り戻せないことを確信してしまいました。
それ以降の描写は苦しくも読み応えがあり、本書だからこそ描ける物語がいよいよ始まったと感じました。
おわりに
最終巻に向けて、容赦なく物語が展開してきました。
ボーイ・ミーツ・ガールと称された物語は、どこに着地するのか。
浅羽と伊里野にはどんな未来が待っているのか。
心して読んでください。
次の話はこちら。
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