ミステリー

『幻夜』徹底ネタバレ解説!あらすじから結末まで!

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おまえは俺を殺した。俺の魂を殺した――
1995年、阪神淡路大震災。その混乱のまっただ中で、衝動的に殺人を犯してしまった男。それを目撃していた女。二人は手を組み、東京に出ていく。女は、野心を実現するためには手段を選ばない。男は、女を深く愛するがゆえに、彼女の指示のまま、悪事に手を染めていく。やがて成功を極めた女の、思いもかけない真の姿が浮かびあがってくる。彼女はいったい何者なのか――謎が謎を呼び、伏線に伏線が絡む。驚愕のラストシーンまで一気呵成の読みごたえ。ミステリーの醍醐味にあふれた傑作大長編。あの名作『白夜行』の興奮がよみがえるミリオンセラー。

【Amazon 内容紹介より】

約八百ページに渡る長編小説で、物語中で明記こそされていませんが、『白夜行』の続編にあたります。

前作を読んでいない人ももちろん楽しめるよう書かれていますが、前作を読んだ人はもう一歩踏み込んだ視点から物語を読むことができます。

ちなみに『白夜行』の記事はこちら。

『白夜行』徹底ネタバレ解説!あらすじから結末まで! 1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑...

東野さんの作品の中でも人の悪意や醜さ、そういったものが深くまで掘り下げられた作品で、非常に読み応えがあります。

一方で、謎が解けたそばから新たな謎が舞い込み、一気読み必至です。

以下は、本書が文庫化された際の一問一答の特集記事です。

http://seidoku.shueisha.co.jp/higashino.html

 

この記事では、そんな本書の魅力をあらすじや個人的な感想を交えながら書いていきたいと思います。

ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。

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第一章

物語は最初、倒産寸前の町工場から始まります。

工場の借金は自殺した水原幸夫の保険金で賄う見通しが立ちますが、工場は人の手に渡ることになり、息子の雅也は母親も亡き今、臨時雇いでなんとか暮らしていこうと考えていました。

そんな時、叔父の俊郎から告げられたのは、幸夫が彼から借りていた四百万の借金でした。

俊郎は幸夫の自殺を聞きつけ、その保険金からの借金返済を狙っているのです。

納得のいかない雅也ですが、その時、大きな地震が起きます。

阪神淡路大震災です。

工場だけでなく、街全体が崩れ、多くの人が逃げ惑っていました。

雅也も逃げようとしますが、そこで俊郎が梁の下敷きになって動かなくなっているのを見つけます。

彼は借用書を持っていて、雅也はそれを手に取りますが、この時、俊郎はまだ生きていました。

雅也は本能で彼を殺さなければいけないと思い、瓦礫で殴って殺害。

しかし、その現場を若い女性に見られてしまいます。

女性はその場から立ち去ってしまい、雅也は避難所に向かいます。

誰もが苦しい生活を強いられる中、雅也は、トイレのために一人で外に出ていた女性が強姦されそうになっている現場に居合わせ、女性を助けますが、彼女は俊郎殺害現場を目撃したあの女性でした。

彼女は新海美冬といい、このことをきっかけに話すようになりますが、その様子からは殺害現場を目撃したのかは分かりません。

 

その頃、俊郎の娘・米倉佐貴子が被災地を訪れます。

彼女は内心、疎ましい父親が死んでいないか期待していて、彼の死を知って喜びますが、すぐに借用書がなくなっていることに気が付きます。

彼女の夫・信二が経営するバーは売り上げが落ち込み、俊郎が得るはずだった四百万円を目当てにきましたが当てが外れ、残されたのは俊郎の遺体の引き取りだけです。

佐貴子は雅也が盗んだのだと疑いますが、避難場所である体育館に張り出された被災直後の写真を見てあることに気が付きます。

そこには梁の下敷きになった俊郎が写っていて、まだ生きているように見えます。

佐貴子は雅也が借金をもみ消すために俊郎を殺害したのではと思い、一度家に戻って信二に相談することにします。

一方、この写真を張り出した木村という男性のもとにテレビ局の人間から連絡があり、撮影した動画をテレビ放送で使わせてもらえないかとお願いされます。

金になるのではと思って掲示していた木村は喜んで話を受け、受け取りにきた倉沢克子という女性にビデオテープを渡します。

ところが、いつになっても彼の提供した動画は放送されず、克子とも連絡がとれません。

実はこの女性は美冬で、彼女は被災地を取材していた本物の克子から名刺をもらい、それを利用して俊郎が生きていたことを証明するビデオテープを回収したのでした。

その後、佐貴子もビデオテープ目当てで木村に連絡を取りますが、ビデオテープはすでに美冬によって回収された後でした。

信二はビデオテープをネタにして雅也を脅すつもりでしたが、肝心のテープが入手できず、空振りに終わります。

被災から数日経つと、同じく両親を失った美冬は雅也に一緒に出ていこうと持ち掛け、例のビデオテープの映像を雅也に見せます。

美冬は雅也のしたことを知った上で、彼と接していたのです。

こうして二人は、東京に旅立つのでした。

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第二章

東京に着くと、美冬は老舗宝飾品店・華屋で働きだし、たちまちのうちに能力の高さから周囲の信頼を勝ち取っていきます。

ある時、華屋で毒ガス騒ぎが起きますが、当時世間を賑わしていた地下鉄サリン事件との関連は不明です。

当時、女性職員全員が何らかのストーカー行為に悩まされていて、警察はその人物が犯人なのではと彼女たちの身辺を警護し、やがて華屋のフロア長・浜中の仕業だと判明します。

彼は自分が美冬と特別な関係にあることを明かしますが、彼女はそれを否定。

今回の件で浜中がクビになったことでフロア副長だった桜木がフロア長となり、華屋は団結を深めるのでした。

しかし、異臭騒ぎの犯人は浜中ではなく、迷宮入りとなります。

第三章

雅也は美冬が紹介してくれた工場で働くことになりました。

しかし、これにも裏があります。

工場で働いていた安浦が事故を理由に働けなくなり、その代わりとして雅也が入りますが、事故ではなく事件と呼ぶべきもので、それには美冬が関係していました。

彼女は安浦を道端で誘ってホテルに行きますが、彼の意識を奪うと利き手に大けがをさせ、職人として仕事を続けられないようにしたのでした。

そうとは知らない雅也は、その確かな技術で信頼を勝ち取っていきます。

この頃、雅也は難しいデザインの指輪の加工を美冬から依頼されていましたが、この時点で何のために使うのかは教えてもらえません。

また美冬はこの頃から、青江真一郎という美容師目当てで頻繁に美容院に通うようになり、ある日、彼を呼び出して独立しないかと話を持ちかけます。

お金は全て美冬が出すとはいえ胡散臭い話であり、恋人の飯塚千絵からは反対されます。

しかし、最後には美冬の魅力に負け、彼女と共に新しい美容院を立ち上げて、雑誌での宣伝効果もあり大盛況となるのでした。

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第四章

曽我は同じ会社に勤めていた美冬の父親に大変世話になっていて、偶然見つけた新海家三人で映った写真を美冬に返したいと思い、新海家を訪れます。

しかし、美冬は東京に引っ越していて、今分かる住所にもすでにいないことが分かります。

とはいっても他に手掛かりはなく、その前の家を訪ねます。

何も情報はないように思われましたが、隣人が一昨年受け取った美冬からの年賀状には三田に住んでいることが書かれていて、曽我は意を決して連絡をとります。

その頃、雅也のもとに死んだはずの俊郎から手紙が届き、そこには雅也が俊郎を殺害しようとしている写真が同封されていました。

それをネタに相手は金銭を要求、雅也は美冬にこのことを相談します。

すると、美冬はお金を払っても蟻地獄にはまるだけだとして、差出人の情報を集めようと雅也の生まれ故郷である西宮に向かいます。

そこで雅也のことを嗅ぎまわる人物が見えてきて、動きを見るためにあえて期日までお金を支払わず、相手の出方を待ちます。

すると相手は今度は直接会ってお金を受け取りたいといい、『桂花堂』という喫茶店を待ち合わせ場所に指定してきます。

二人は店内には入らず、美冬が俊郎の名字である米倉の名前で桂花堂に電話をかけ、相手の出方をうかがいます。

それに反応した一人の男がお店を出たため、二人は尾行。

その結果、その男が曽我であることが判明します。

しかし、曽我の視点から描かれた話を読むと、彼は写真を返すためだけに美冬と会う約束をしただけで、雅也のことを脅迫した事実はありません。

実はこれも、美冬が仕組んだことでした。

彼女は自分の過去を知る曽我を始末しなければならないと考え、脅迫状を作って敵であるように雅也に誤認させます。

その後、曽我は家に戻ることはなく、美冬の策略によって殺害され、どこかに遺棄されていることが推測できます。

ただし、曽我が現れなかった待ち合わせ場所に彼女はいたため、直接手を下したのは雅也だと思われます。

第五章

美冬は雅也の作った指輪を持って、かつて働いていた『華屋』の二代目社長・秋村隆治に接触。

隆治はそのデザインに惹かれ、警戒しつつもついに美冬と業務提携を結ぶことにします。

契約が済むと、隆治はビジネスとしてではなく美冬にパートナーになってほしいといい、後に二人は結婚します。

この地位を得ることは、美冬の計画通りでした。

一方、雅也は曽我との一件以来、見るからにやつれ、贔屓にしていた食堂『おかだ』に顔を出さなくなり、そこの娘で彼に好意を持っていた有子は彼を心配します。

ある時、夜食を持って雅也のアパートを訪れますが、そこで彼が生ものを受け付けなくなっていることに気が付きます。

明らかに異常で、さらに雅也は強引に有子に襲い掛かります。

彼女は間一髪それを逃れ、二人はしばらく疎遠となります。

 

場面は変わり、華屋の異臭騒ぎを担当した刑事・加藤は、曽我の失踪について美冬が関係していることを知り、彼女には何かがあると独自に捜査を進めます。

美冬にも直接会って話すと、加藤は美冬が華屋に持ち込んだという指輪に注目。

かつての異臭騒ぎで使われた有毒ガス発生装置はプロの金属加工屋の仕事だと言われていて、この指輪も同じ人物が作ったのではと考えます。

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第六章

雅也は、美冬が隆治と結婚することに反対でしたが、これは手段であって愛しているのは雅也だけと言われ、押し切られます。

また、青江も美冬と交際しているつもりだったため、結婚に激怒、美冬のお店をやめて独立することを考え出していました。

そこで美冬がまた一つ手を打ちます。

青江の美容院で働く若い女性美容師を雅也に襲わせ、現場に青江が犯人だと誤認させる証拠を用意します。

結果、青江は無実の罪で警察に疑われ、美冬を頼ります。

すると美冬は元から考えていた手段で彼の無実を証明し、助けます。

青江は仕組まれていたとも知らず、美冬の偉大さを再認識して独立をしばらくやめることを決めるのでした。

第七章

異臭騒ぎで犯人扱いされた浜中は、御徒町にある小さな貴金属店で働いていました。

そこに加藤が現れ、美冬とのことについて聞きます。

すると、

・二人は男女の仲だった

・美冬が雅也に依頼した指輪のデザインは、元々浜中が考えたものだった

ことが判明します。

ここから、指輪のデザインについて妨害されないよう邪魔な浜中を華屋から遠ざけるために、あの騒動を起こしたことが考えられます。

浜中は加藤から、美冬が自分のデザインを華屋に売ったことを知り、直接抗議しますが相手にされません。

しかし、加藤は浜中の話から、美冬が京都出身であることを突き止めます。

第八章

狙い通り、隆治の妻の座を射止めた美冬でしたが、隆治の姉・頼江だけが美冬に何かあると疑っていました。

美冬には、あまりに過去がないのです。

彼女の実家は京都にあるといいますが、何も語りません。

そこで頼江は、里帰りを兼ねて彼女と京都に行き、その過去を調べることを計画します。

一方、そんな頼江の気配に美冬は気が付いていて、頼江の弱みを握るよう雅也にいいます。

雅也は言われた通り、頼江を尾行し、彼女が詐欺に遭うところを助け、本名も教えます。

最初は怪しんでいた頼江もやがて彼を信用し、自分の通う陶芸教室に誘います。

陶芸教室で会ううちに頼江は雅也にはまっていき、美冬は頼江と男女の関係になるよう雅也に指示、その現場を写真などでおさえて弱みにするつもりです。

しかし、雅也は美冬以外の女性と肉体関係を持つことに抵抗があり、なかなか踏み込めずにいましたが、そこに頼江から一緒に京都に行かないかと提案されます。

美冬の過去を調べるために、本人ではなく雅也と一緒に行こうと考えたのです。

雅也は、美冬の過去を暴くことに抵抗があるものの、それ以上に自分自身が彼女の過去を欲し、この誘いを了承します。

しかし、このことは美冬に伝えません。

第九章

加藤は関西方面に何度も足を運び、美冬の過去を調べていました。

すると京都で重大な情報を得ますが、この時点では明かされません。

一方、雅也と頼江も京都に行きます。

頼江は美冬の通っていた学校しか知らなかったため、その学区で聞き込みをしますが、十年以上も前のことで誰も彼女たち家族のことを覚えていません。

翌日、頼江は疲れからか熱を出してしまい、雅也で一人で聞き込みをすることに。

頼江は事前に美冬が通っていた小学校の卒業生である中越という人物のことを調べていて、雅也は中越という男性に会いに行きます。

中越は美冬について知りませんでしたが、彼の担任に話を聞いてくれます。

すると中越から後で連絡が入り、美冬のいたクラスを教えていた深沢を紹介してもらいます。

深沢に会うと、雅也は衝撃的な事実を知ります。

一つは、三ヶ月前に加藤が同じ用件で深沢を訪ねてきたこと。

そして、同窓会の時の高校生の美冬の写真を見せてもらいますが、そこに写るのは美冬とは全くの別人でした。

加藤はこれよりも早くこのことを知り、美冬を名乗る女性について調べます。

震災時、焼失した新海家跡からは三人の遺体が見つかっていますが、美冬を名乗る人物が現れたため、うち二人が彼女の両親、残る一人は身元不明ということになっています。

しかし、残る一人こそが本物の美冬で、美冬を名乗った人物はこのタイミングで彼女に成りすました可能性が考えられます。

そう考えれば、曽我の行方不明にも説明がつきます。

おそらく彼は殺害されていて、それには美冬が絡んでいるはず。

動機は、曽我が本物の美冬の写真を持っていて、それは美冬に成りすました人物にとって不都合だったからです。

しかし、そうすると、共犯者がいなければ出来ないことがいくつも出てきて、加藤は共犯者から美冬に近づくことを考えます。

一方、雅也は本当のことを頼江には伝えず、二人で東京に戻ります。

そして、彼女を家まで送った時、雅也は一つの決意を胸に、頼江と肉体関係を持ちます。

かつて美冬は、自分と雅也は後ろ暗いことをしたため、夜でしか生きられないと言いました。

雅也は、例え美冬と生きる夜が幻だろうと、彼女を守ることを決めたのでした。

第十章

加藤は美冬の共犯者として青江に目をつけますが、すぐに彼には無理だと判断。

むしろ彼も被害者だといえます。

この頃、美冬は加藤が厄介であることを雅也に話し、場合によっては曽我と同様、始末することも検討。

雅也はもう一度同じことをすることに激しい抵抗を覚えますが、美冬に押し切られる形で了承します。

加藤の捜査の手は頼江まで届き、陶芸教室には彼女が連れてきた男性が作った徳利がありました。

頼江は男性について、金属を加工する職人だといい、加藤の頭に引っかかります。

ある日、雅也は頼江から、加藤が美冬について聞き回っていることを知り、警戒を強めます。

また、華屋には美冬の紹介で曽我の妻が働いていることを知り、頼江に頼んで会わせてもらいます。

大きな収穫はありませんでしたが、雅也は頼江と別れると華屋に戻り、曽我の妻からさらに話を聞きます。

そこから、曽我の脅迫を美冬が仕組んだことを察します。

また震災当時、美冬は別人に成りすますだけではなく、自分のために命を捨てられる人間を探していて、雅也を選んだのでした。

ここで雅也は、曽我を殺害し、死体を解体してから誰にも見つからないよう処分したことを思い出します。

全ては美冬との未来のためでしたが、そう思っていたのは雅也だけで、美冬にとってそれは自分のためでしかないことを思い知ります。

雅也は美冬への憎しみを膨らませ、こう思います。

おまえも人殺しだ。

俺の魂を殺したぞ、と。

第十一章

それから半年が経ち、雅也は失踪。

加藤もようやく彼の存在に気が付き、雅也こそが美冬の共犯者であることを確信します。

有子から雅也の前の勤め先・フクタ工業を聞き出し、そこで聞き込みをします。

やがて加藤は、雅也が拳銃を自分で作り、美冬の命を狙っていることを知ります。

一方、雅也は加藤が本格的に動き出す前に美冬の正体を突き止め、彼女を殺害するために情報集をします。

すると本物の美冬が家具を扱う会社を退職後、かつて南青山にあったブティック『ホワイトナイト』に就職したことを知ります。

ホワイトナイトとは眠れない夜、白夜という意味で、ここで『白夜行』の続編であることを強く匂わせてきます。

さらにホワイトナイトの社長は三十代半ばの美人な女性であったことが判明し、ここで美冬に成りすました人物=高宮雪穂(白夜行の登場人物)であることがほぼ確定します。

第十二章

華屋のリニューアルに伴い、セレモニーが行われることになりました。

この頃、美冬は何度も整形手術によってより完璧な顔を作り上げていて、その姿には夫の隆治でさえも疑問を抱いていました。

一方、加藤は雅也が密造銃を作ったことを確信。

さらに彼が実弾も手に入れたことを知り、もう時間は残されていません。

加藤はその後の捜査で、曽我が殺害された真の理由を知ります。

曽我は本物の美冬の写真を持っていただけでなく、美冬に成りすました人物とも会ったことがあったからです。

その人物は本物の美冬がかつてお世話になったブティックの社長で、ついに美冬に成りすました女性=高宮雪穂であることが確定します。

世間が2000年を迎える年末、華屋のセレモニー船上で行われることを加藤は知り、雅也が現れると見張ります。

途中、加藤は美冬に自分が調べてきたこと、雅也が彼女の命を狙っていることを伝えますが、美冬は取り合いません。

仕方なく見張りを続けると、雅也が船に走るところを見つけ、間一髪のところで捕まえます。

しかし、雅也にはもうためらいなどありません。

自分と美冬の邪魔をするなと密造銃の引き金を引きます。

銃は製造ミスなのか暴発し、二人とも亡くなります。

係員からそのことを知らされた隆治は、このことは美冬には黙っていようと決めますが、その彼女はいいます。

こんなに素晴らしい夜は初めて。

幻みたい、と。

最後に

白夜行でもたらされた衝撃の再来であると同時に、話がシンプルになった分、分かりやすい内容になっていたと思います。

非常にボリュームが多いのでつい及び腰になってしまいますが、読み始めてしまえばあっという間なので、ぜひ挑戦してみてください。

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