ライトノベル

徹底ネタバレ解説!『フルメタル・パニック!1 戦うボーイ・ミーツ・ガール』あらすじから結末まで!

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陣代高校の平和は、たったひとりの転校生の訪れとともに終わった。うなる弾丸、飛び散る薬莢、鞄にギッチリ銃器類。出てくる言葉は「キケンだ。ふせろっ!」。そう、やってきた転校生、相良宗介は、拳銃持った大ボケ君だった!彼の脳に“平和”の文字はない。勘違いで校内狙撃、思い込みで路上爆破―ケタ違いの常識外れ宗介。だがしかし!戦争ボケとは仮の姿。その実体は…世界最強の武装集団『ミスリル』のエリート戦士、相良軍曹だったのである!KGBの魔の手から、美少女・千鳥かなめを守るため、今日も相良軍曹は校内で銃を撃つ!ごく普通の女子高生かなめに隠された壮大な秘密をめぐり、今、ボケと涙と感動の戦いが始まった!!巨大スケールで描くSFアクション・コメディ、堂々見参。

【「BOOK」データベースより】

ミリタリー系なのにラブコメのノリもあり、でもシリアス。

そんな感じでラノベ業界に金字塔を打ち立てた『フルメタル・パニック!』ですが、僕はスーパーロボット大戦でその存在を知り、アニメ→小説と進みました。

まず驚いたのが、原作小説はシリアス度が高いことで、これをラブコメと呼ぶには無理があるなと感じました。

しかし、ボーイ・ミーツ・ガール的要素もしっかりと随所に散りばめられ、非常に読み応えのある作品となっています。

この記事では、そんな本書の魅力をあらすじや個人的な感想を交えながら書いていきたいと思います。

ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。

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内容に入る前に~設定~

本書は現代が舞台となっていますが、僕たちが住むこの現代とは状況が違います。

作中でいずれ語られますが、とある事情によって今よりも数十年先のテクノロジーが提供され、登場する兵器は現在の技術レベルを大きく上回る性能を誇っています。

それによってロボット同士の戦闘も常識外れの内容となり、それが本書の魅力の一つとなっています。

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護衛任務

ここからはあらすじ。

謎の特殊部隊『ミスリル』に所属する相良宗介。

ミスリルは国際紛争の影で暗躍し、紛争の火消し役として日々活動しています。

そして宗介は、高校生くらいの年にして、幼い頃から戦闘のプロフェッショナルになるべく訓練されていました。

そんな彼に新しい命令が下されます。

それは、千鳥かなめというどこにでもいる女子高生の護衛でした。

かなめはとある理由から多数の機関によって拉致される危険性があるということですが、その理由を宗介は知らされません。

この任務には同じチームのマオ、クルツも加わり、かなめと同い年の宗介は転校生としてかなめの通う都立陣代高校に潜入します。

ボーイ・ミーツ・ガール

こうしてかなめの目の前に宗介が現れますが、宗介は戦場で育ってきたため一般常識が欠落し、学校内で問題行動を連発します。

それだけでなく、かなめは宗介が自分のことを気にしていることを察知し、絶対に変だと不信感を抱きます。

しかし、宗介のストーカーまがいの行為になぜか不快感はなく、話すうちに不思議な温もりに触れることとなります。

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修学旅行

ミスリルは、かなめを狙う機関の研究所を破壊し、宗介たちは護衛の任務を解かれます。

しかし、修学旅行が近づいていたため、ミスリルは宗介に修学旅行を楽しんでくるよう命令します。

目的地は沖縄で、飛行機は何事もなく離陸しますが、その裏ではテロリストによってハイジャックされていました。

そして、飛行機が向かった先は北朝鮮でした。

ミスリルもその動きを察知しますが、相手の正体、目的が読めず、対処が後手に回ります。

ある程度の被害を覚悟しつつも、宗介からの連絡を待ちます。

検査

不安そうに飛行機の中で待つかなめたちの前に男が現れ、かなめだけを連れて行きます。

宗介には男に見覚えがありました。

名前はガウルンといい、かつて宗介が殺したはずの男でした。

宗介は状況を打破すべく飛行機から降り、一人で行動を開始。

母艦である潜水艦『トゥアハー・デ・ダナン』に連絡をとり、状況を説明して次の指示を待ちます。

 

一方、連れて行かれたかなめを待っていたのは、目的の分からない検査でした。

訳の分からない画像を何時間も見せられて退屈するかなめですが、次第に頭の中に変化が訪れます。

知っているはずのない知識が次から次へと溢れ、思考が止まりません。

まるで誰かにささやかれているような悪寒がします。

かなめは睡眠学習の一種だと思っていましたが、検査に立ち会った女性は『かなめが生まれる前から知っている』ことだといいます。

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ウィスパード

宗介は敵に見つかってしまい、戦いに勝利するものの無線機を失ってしまいます。

ダナンの連絡をとる手段はなくなり、自分の考えで行動するとかなめを発見。

助けだし、検査をしていた女性に検査の設備について聞きます。

この検査は本物の『ウィスパード』かどうかを調べるためのものでした。

ウィスパードとは、ブラック・テクノロジーの宝庫であり、世界のパワー・バランスを崩すほどの存在です。

そして、今のかなめでは無理ですが、やがては自由にそれらの知識を取り出すことができるのだといいます。

話を聞き終えると、宗介は近くにあったAS(アーム・スレイブ、人型の攻撃用兵器)に乗り込み、その実力を発揮して敵を薙ぎ払います。

かなめはこの時、はじめて宗介がただの高校生ではないことを身を持って実感します。

宿敵

そのまま順調に逃げる宗介たちですが、一体のASに阻まれます。

そのASは『コダール』と呼ばれる実験中の最新機で、乗っていたのはあのガウルンでした。

ガウルンは相手が宗介であることにようやく気が付き、宗介のことをカシムと昔の名前で呼びます。

絶体絶命のピンチですが、そこにクルツが最新AS・M9(ガーンズバック)に乗って登場。

他にもマオたちもASに乗って現れ、人質の救出も同時に行います。

クルツはガウルンと対決し、勝利を収めたかのように思われましたが、謎の現象によってM9の胴体を真っ二つにされて敗北。

戦闘後にガウルンは、謎の現象はラムダ・ドライバというシステムによって引き起こされたことを明かします。

それは『虚弦斥力場生成システム』などと呼ばれるもので、搭乗者の攻撃衝動や防衛衝動といった意識を増幅し、疑似的に物理力に変換することができます。

しかし、現段階では分からないことが多く残され、解明にはかなめのウィスパードとしての知識が必要となります。

ガウルンは宗介とかなめを追おうとしますが、ラムダ・ドライバを使ったことでオーバーヒートを起こし、一時的に行動不能になります。

しかし、修理してからでも宗介たちに十分追いつける計算で、宗介たちのピンチであることに変わりはありません。

起死回生

かなめは現実離れした出来事の連続でパニックに陥り、隣にいる宗介ですら怖く感じてしまいます。

しかし、彼が命をかけて自分のことを守ろうとしてくれることに強烈な切なさと愛しさを覚え、彼と生きて帰ることを誓います。

道中、瀕死のクルツと合流。

宗介はかなめの発案で、火文字を作ってミスリルに自分たちの生存を伝えます。

しかし、先に敵に見つかってしまい、これでおしまいかと思われました。

その時。

空から見たことのないASが飛んできて、宗介はそれに乗り込みます。

無人機で、ダナンで作戦の指揮をとるカリーニン少佐の録音が残されていました。

ダナンとの合流場所、時間を指示され、宗介は最新AS『アーバレスト』を駆って目的地に急ぎます。

死闘

順調に敵ASを撃破して先を急ぐ宗介ですが、またしてもガウルンのコダールが立ちはだかります。

宗介はなんとか勝利目前までもっていきましたが、とどめに放った銃弾はコダールに当たらず、空中ではじけ飛んでしまいます。

それは、クルツの時と同じ現象で、ラムダドライバによるものです。

さらに見えないハンマーのような衝撃が襲い、敗北かと思われました。

しかし、損害は軽微。

理由は、アーバレストにもまたラムダドライバが搭載されていたからです。

宗介はアーバレストに搭載されたAI『アル』にラムダドライバについて聞きますが、何も教えてくれず、絶体絶命であることに変わりはありません。

 

この時、かなめにも異変が起きていました。

彼女の頭の中に膨大な知識が溢れ、今にも自分を見失ってしまいそうでした。

しかし、かなめは強い意志で意識を取り戻し、無線機で宗介に話しかけます。

それはアーバレスト、そしてコダールに搭載されたラムダドライバの正体についてでした。

当然、宗介にはなぜかなめがそんなことを知っているのか分かりません。

しかし、今は彼女の言う通りにする他ありません。

かなめは、強いイメージを持って攻撃するようアドバイスしますが、宗介はうまくできません。

そこでかなめは、宗介が負けて自分がひどい目にあうところをイメージさせます。

すると、宗介の心に許せないという気持ちがわき、そのイメージを持って砲弾を放ちます。

今度は止まることなくコダールに命中し、機体は大破。

目的地にたどり着くとダナンが海面に浮上していて、その上にはマオのM9が待っていました。

宗介はM9めがけて飛び込み、合流に成功。

ダナンは潜航し、これで作戦は成功です。

疑問

作戦後、宗介はカリーニンにラムダドライバについて聞きます。

カリーニンは今の段階では知る必要がないと答えませんが、宗介の疑問に少しだけ答えます。

あれは現代の水準をはるかに超えた技術であり、あれを考えた人間はこの世界に一人もいません。

ラムダドライバに限らず、ASをはじめとして、どれをとっても発達して過ぎていて、それはとてもおかしな状況なのだといいます

カリーニンはずっとそのことについて疑問を抱いていて、誰が考えたのかは分からないが、確かに理論も技術も存在するのだと言い、今はそれを受け入れるしかありません。

そして明言こそしませんが、それらブラックテクノロジー(存在しない技術)は、かなめたちウィスパードによってもたらされたことを認めます

結末

かなめが目を覚ますとそこは病室で、看護師姿のマオがいました。

マオは宗介の仲間であることを明かした上で、警察に何も覚えていないで突き通すよう指示します。

最後に部下である宗介とクルツを助けてくれたことに対してお礼をいい、その場を後にします。

それから担任の神楽坂や親友の恭子がお見舞いにやってきて、現実に戻ったように感じるかなめ。

しかし、その中になんと別任務についたはずの宗介がいました。

宗介は当面の間、保険としてかなめの護衛にあたるのだといいます。

かなめは腹立たしさを覚えつつも、心地よさを感じていました。

最後に

第一巻ということで、どうしても説明に多くの部分が割かれていますが、それでも引き込まれるような内容になっています。

次巻以降は、各登場人物がもっと深堀りされ、より刺激的な内容になっていますので、お見逃しなく!

次の話はこちら。

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