フルメタル・パニック

『フルメタル・パニック!あてにならない六法全書?』あらすじとネタバレ感想!

ウイルスがモレモレで陣代高校は大パニック。ちょっとした手違いから、相良宗介が持ち込んだ細菌兵器が、教室で漏洩してしまった!今度こそ、ホントの絶体絶命?降って湧いた大災難―暴徒と化した生徒たちに残された道は!?人間の尊厳を賭けた聖戦が、平和な学園の中で繰り広げられる…かも?(『五時間目のホット・スポット』より)待望のシリーズ最新刊は、テロリズムに警鐘を鳴らす(?)衝撃の短編集だ。「ミスリル」の美少女艦長テッサ大活躍な幻の快作『女神の来日(受難編)』も収録して、今回も大暴走ぅっ。

「BOOK」データベースより

フルメタ短編集シリーズ第六弾です。

シリアスなエピソードはなく、ひたすらコメディに振り切っています。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

あらすじ

ままならないブルー・バード

陣代高校の部活では部室を持たない部も多く、慢性的な部室不足でした。

そんな時、一部屋空きが出来て、部室を持たない部活動にチャンスが訪れます。

ところが立ち退いた社会研究部は入室する部活に条件を出してきて、それは街でひっかけた異性の数を競い、一番多い部活を勝者とするというものでした。

いわゆるナンパです。

色々と意見が出ますが、誰もが部室欲しさに我慢して条件を飲み、宗介はとある事件から写真部としてこの競争に参加します。

宗介は妙に自信満々ですが、それをかなめは面白くなさそうに見つめます。

的はずれのエモーション

相変わらず争いを続ける宗介と椿。

そんな時、瑞樹は椿と出会い、一目惚れします。

思い込んだら一直線な瑞樹の怒涛のアプローチが始まり、それを迷惑がる椿は宗介と協力してなんとか瑞樹を避けようとしますが、これが思わぬ事態を生み出します。

間違いだらけのセンテンス

校長の坪井は、来年度の学校案内のパンフレットに掲載する原稿のことで悩んでいて、職場恋愛をする恵里に無理やり押し付けます。

断れない恵里ですが、良い案が浮かんでこないのは彼女も同様です。

そこで高校時代からの後輩で養護教諭の西野こずえに相談し、報奨つきでパンフレットに載せる原稿を募集します。

ところが、その報奨に問題がありました。

時間切れのロマンス

映画研究会の撮影現場に遭遇したかなめ。

そこで役を演じていたのは宗介と恭子でした。

かなめの方がより役に合うからと急遽、彼女も撮影に参加することになりますが、これがなかなかうまくいきません。

宗介はかなめ相手になった途端に演技ができなくなり、監督である小室の厳しい指導によって他の役者は残っていません。

とある事情から次の映画祭に必ず作品をエントリーさせる必要がありますが、撮影の途中で小室は過労で倒れてしまいます。

万事休すかと思われましたが、宗介が指揮をとるといいだし、誰も予想しない作品が完成します。

五時間目のホット・スポット

宗介は知り合いの武器商人からとある細菌兵器を購入しますが、ひょんなことから教室で専用カプセルから暴露されてしまいます。

クラス中が半信半疑の中、宗介は処理に取り掛かりますが、カプセルの中身には恐ろしい力が秘められていました。

女神の来日(受難編)

激務をこなし、まとまった休暇をとることになったテッサが選んだ休暇先は、宗介やかなめの通う陣代高校でした。

宗介たちと、年頃の少女としての時間を過ごしたい。

テッサにとってはそんな些細な願いですが、宗介にとってはそうではありません。

副長のマデューカスは、テッサに何かあったらただではおかないと何度も宗介に釘を刺し、宗介もいつ何が起きてもいいように常に臨戦態勢。

しかもテッサの宿泊先は宗介の部屋ということで、あらゆるストレスが彼に向けられます。

ボーナストラック

ここではボーナストラックとして、賀東さんの極秘設定メモが一部掲載されています。

アームスレイブのことをはじめ詳細な設定が書かれていて、フルメタの世界観がどのようにして出来ているのかがよく分かる内容になっています。

スポンサーリンク




感想

今回はコメディ一色ということで、肩の力を抜いて楽しむことが出来ました。

宗介やかなめを除いても、陣代高校の面々やミスリルの面々などキャラの立っている登場人物がいよいよ増えてきて、話の自由度がかなり上がってきたのではないでしょうか。

最後にミスリル関係のエピソードが据えられるのももはやお馴染みになっていて、シリアス抜きでの彼らの活躍はやはり面白いです。

普段、周囲を振り回している宗介も、実は振り回されて苦労しているのだとしみじみしました。

おわりに

本書でシリーズ六冊目ですが、登場人物が出そろい、それぞれの役割がはっきりしてきた感じはします。

あとは誰と誰をくっつけ、どのように展開させていくかなので、次巻以降も楽しみにしたいと思います。