さよならポニーテール

おはようツインテール『綺羅星』さよポニのスペシャルプロジェクトのデビューアルバム

これまでに一度も LIVEを行わず、活動は主にソーシャルメディア上のみで、実態が謎に包まれている音楽グループ
「さよならポニーテール(通称・さよポニ)」のスペシャルプロジェクト「おはようツインテール」が、初の音源をリリース!

さよポニのポップなサウンドとは一味違う、グルーヴィーかつソウルフルなサウンドは、近年、再評価で盛り上がりを見せる
シティポップやAORリヴァイヴァルにも呼応した作品になっています。シュガーベイブ「SONGS」、小沢健二「LIFE」、キリンジ「3」など、
名盤と呼ばれるアーバンソウルへのリスペクトもそこはかとなく感じる、キュートでフレッシュな女性3人組ボーカルグループのデビューアルバム誕生!

Amazon内容紹介より

さよならポニーテール(さよポニ)のスペシャルプロジェクトの一つとして七年前より登場したおはようツインテール。

ついにデビューアルバムが発売されました。

さよポニ以上に情報が少なく謎に包まれたグループであるゆえに、ファンである僕らはこのアルバムから可能な限り情報を得るしかありませんが、控えめにいって最高でした。

この記事では、本作の紹介や感想を書いています。

おはようツインテールとは

さよポニのメンバーが楽曲を製作していますが、ボーカルはさよポニとは別になっていて、りぃこ、よっちゃん、まぁみんの三人の女性がボーカルを務めています。

情報としては以上で、あとはデビューアルバム『綺羅星(きらぼし)』のジャケットイラスト、楽曲からあれこれ妄想を膨らませるしかありません。

ちなみに、ジャケットイラストは森ノリコさん(@metsa_utakata)が担当していて、コンセプトは『3姉妹版星の王子さま』です。

これだけの情報でもジャケットイラストにさらなる想像の余地が生まれるので、ジャケットを眺めながら楽曲を何度もリピートすることを強くオススメします。

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楽曲紹介

ここからは楽曲ごとに紹介します。

以下のリンクから視聴できるので、これから購入を検討する人は必聴です。

世界にチャイムが鳴り響く

優しい出だしから一気に世界が広がり、祝福の中を突き抜けていくような疾走感が良いです。

個人的にはベースがめちゃくちゃカッコ良い。

素敵なウィークエンド

エレクトロなサウンドから始まり、夜のワクワク感が表現されたご機嫌なナンバー。

渋谷ハンズ前、オルガン坂という具体的な場所が出てきて、曲の持つイメージが理解しやすくなっています。

体を揺らしながら聴いて、ふと歌詞カードを眺めると癖になるフレーズがたくさんあって、体に沁み込ませ甲斐があります。

また恋におち

おそらく、多くの人にとって一回目からすっと心に入り込んでくる、分かりやすい名曲です。

夕方、電車に乗りながら聴いたらふと涙腺が緩くなってしまう。自分に置き換えやすいシチュエーションで、感情移入してしまう。

ボーカルはどちらかというと無機質なんだけれど、そこにこそ感情が秘められている気がして、聴けば聴くほど音楽の向こう側にあるものが浮かんできました。

『切ない螺旋』、『底無しの海』など好きなフレーズがとにかく満載で、歌詞を見ながら聴くともう本当に切なくなってダメですね。

きっと、みつけて

『また恋におち』からの余韻を引き継ぎつつも、こちらは心を落ち着けてくれます。

移動中も良いけれど、僕はベランダで明かりのついた街の風景や夜空を眺めながら聴くのも好きです。

ラブシック・ジェラート

『ゆゆとマジシャン』のバージョンからかなりアレンジが加えられています。

印象的なドラムから始まり、そこからのギターとベースが本当にカッコ良い。

サビになると一気に曲調、歌詞ともに甘さが前回になり、ジェラート感が弾けます。

甘さと苦さのバランスが絶妙で、このアルバムの中でも特にお気に入りです。

ふたりぼっち

さよポニバージョンでは岸田メルさんがボーカルで参加していたこともあり、特定の男女のことを歌っているようなプライベート感がありました。

その点、おはようツインテールバージョンでは個人の感情がいくらか排され、ちょっと距離感のある印象を受けました。

あと切ない内容にも関わらず結構音圧があって、演奏の方を念入りに聴いています。

余命365日のポニー

余命という暗い雰囲気をかもし出すタイトルと、ファンタジーのような始まりのギャップ。

歌詞は噛みしめるほど味わいが出てきて、聴きこむほど曲の持つ世界観を楽しめると思います。

あとMVが本当に素敵で、合わせて見ることで曲の持つ魅力を最大限に味わえます。

夜の宝石

初期にさよポニを感じさせる音です。

ボーカルの歌うテンポが心地よくて、心を隙間なく埋めてくれる満足感に何度も浸っています。

繰り返される『ダーリン』のフレーズが好きすぎます。

また恋におち(reprise)

インストで、オルゴール調です。

余計な音が排除されて、なんて素敵な音楽なんだろうとうっとりしてしまいました。

このアルバムとの一時のお別れ。

でもまた聴きにくるからね、という再会の約束が胸に浮かびました。

特典

タワーレコードで購入した場合、特典でクリアしおり4枚セットが同梱されます。

ボーカルそれぞれが描かれたもの、それから三人が描かれた計4枚になっていて、どのしおりにも印象深い歌詞が印刷されています。

落ち着いた色合いで外出時に使う用としてもかなり使いやすいと思います。

僕の場合、毎朝4枚のしおりを眺め、気に入ったしおりを読んでいるページに差し込んで出かけるようにしています。

これだけで幸福度爆上げです。

ただし、特典つきには数に限りがあるので、検討している人はお早めにお願いします。

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全体の感想

最初に白状しておくと、僕はこのアルバムが発売されるまでおはようツインテールの楽曲を聴いていませんでした。

聴く気がなかったわけではなく、僕にとって一回目の視聴の時ほど心の琴線に触れる瞬間はなく、せっかくならCDとして発売されて、ジャケットや歌詞カードを見ながらじっくり聞きたいと思ったからです。

そうして、気が付けば七年が経っていました。

前置きはこれくらいにして、早速全体の感想を。

最近、東京FMというラジオでシティポップ特集を長らくやっていて、そこに通ずるものをまず感じました。

部屋でじっと聞くのも良いですが、それよりも電車の中、車の中など景色の流れを感じながら聴くことで本領が発揮されるような気がします。

それからボーカルはさよポニに比べてフラットで、ボーカルも音の一つとして組み込まれている印象です。

はじめは慣れなかったのですが、聴きこむうちに癖になっていて、味わい深さがたまりません。

さらにさよポニと比較するとバンドサウンドをより強く感じられ、非常にグルーヴィーです。

かつたまに初期のさよポニ(モミュの木の向こう側、魔法のメロディー辺り)を彷彿とさせるようなエッセンスも登場し、どこか懐かしい気持ちになりました。

一曲が5分以上のものが多く長めに思えますが、全体を通じて聴くと意外とあっさり聴けてしまうので、移動中に何度も聴いて体に染み込ませるように聴くのがオススメです。

あと、やや歌詞の聴き取りにくい部分があるので、歌詞を見ながら聴くと歌詞もより楽しめます。

これに関してはっきり歌うのが良いという意味ではなく、あの歌い方だからこそ伝わる微妙なニュアンスがあるので、誤解なきようお願いします。

おわりに

さよポニはそのグループ単体だけでなく数多くの魅力的な企画を抱えていて、今回ついにおはようツインテールと正式に出会うことが出来ました。

さよポニの楽曲リリースを優先しないといけない都合上、そこまでリリースを期待してはいけないと思う一方で、もっとおはようツインテールの楽曲を聴きたいという衝動がこのアルバムによって高まりました。

まずはこれらの楽曲をしっかり聴き込み、おはようツインテールの新しい歌声、音楽がまた聴ける日を楽しみにしたいと思います。