宝石の国 13巻 第101話『残余』ネタバレ感想
前の話はこちら。
前回、フォスは岩石生命体と不思議なやりとりをし、それから姿を消してしまいます。
今回はそこから始まります。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。
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第百一話『残余』
岩石生命体たちの交流。
しばらくしてフォスが再び姿を現します。
あまりに幸福で、溶けてなくなりたくなったのだといいます。
フォスは彼らの驚くべき早さの変化を、人間のようだと思います。
人間はもういないと思い直しますが、すぐに気が付きます。
自分の中にいると。
体を構成するフォスの胴体、そのインクルージョン内に微かに人間が残存していて、先ほどの暗い直感の正体は、残っている人間が存続と進化を要求しているからだと気が付きます。
岩石たちが話し始めたのは、自分の中の人間の存在が彼らに影響を与えたのではないか。
フォスはこれ以上干渉しないでくれと願いながら、岩石たちを手に持って運びます。
彼らが何かを見つけたと感じた場所。
そこに突然、黒い触手で岩石たちを掴む目玉が現れ、人間の匂いがするといいます。
感想
今回の話でこれまでフォスが求めてきた世界にひびが入りました。
フォス自身の体に残った人間の部分があったかと、ちょっと嬉しくなりました。
それに合わせて物語に動きが生まれ、最後には正体不明な目玉が現れ、フォスが望んだ世界とは違う形に持っていこうとしていることは明らかです。
ここからの展開は予想がつきませんが、僕の望んだ、ただ悲しくて虚しい世界ではない形が待っているかもしれません。
そう思うだけで気持ちが弾み、数年ぶりに『宝石の国』という作品において楽しい気持ちが出てきたような気がします。
おわりに
今回、現れた大きな変化は新たな喪失を生み出すのか。
それともフォスの望んだ世界を否定して、読者を救うような温かなものになるのか。
一気に面白くなりそうなので、引き続き追っていきたいと思います。
次の話はこちら。
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