シュタインズ・ゲート

徹底ネタバレ解説!『Steins;Gate2 形而上のネクローシス:Reverse』あらすじから結末まで!

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「紅莉栖、俺が贈るフォークでも…ダメか?」「あ、あ、あ、あ…、お、お、岡部ッッ!?」夢にまで岡部が出るようになってしまった紅莉栖。「何で、あんな面倒なのに惚れた?」と自分を責めながらも、彼から目を離すことができない。その岡部は、Dメールによる世界線移動後も、改変前の記憶が消えずにいた。紅莉栖は、人間の記憶データを過去に送れるのではないかと考えて…。デレ成分大増量で贈る大ヒットアニメノベライズ、第2弾。

【「BOOK」データベースより】

ノヴェライズ第二弾です。

ここからは紅莉栖の岡部に対する気持ちがよりはっきりしてくるので、それが地の文に如実に現われてきます。

正直、ゲーム、アニメを経験済みな方であれば、こんなこと考えていたのかと、軽く驚くと思います。

前回同様、以下のページでアニメ版の解説が分かりやすくされていますので、忘れてしまったという方は一度確認いただくとより楽しめると思います。

https://bibi-star.jp/posts/2997

この記事では、そんな本書の魅力をあらすじや個人的な感想を交えながら書いていきたいと思います。

ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。

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第四幕 夢幻のホメオスタシス:Reverse

再開

ジョン・タイターからメールで救世主になってほしいと言われた岡部。

場面はその数時間後で、岡部と紅莉栖はラボ近くの公園にいました。

岡部はタイターのメールを受け、Dメール実験の再開を宣言。

今は夜になってしまいDメールが送れる特定の時間外になってしまったため、二人は気分転換をしていました。

岡部はすでに一度、ロト6の件で過去を変えていますが、それを岡部以外に証明する術はなく、紅莉栖もいまだに半信半疑でした。

そして、なぜ岡部が改変される前の世界線を認識し、改編後も記憶を持ち続けられるのか、それが大きな疑問として残っています。

岡部はこの能力を魔眼・リーディングシュタイナーと命名します。

この能力が岡部だけのものなのか、他の人にもできるのかを確認するためには岡部以外の人間がDメールを送る必要がありますが、紅莉栖はこれを拒否。

彼女にとって過去があるからこそ今があるのであり、それを変えるのは卑怯だと感じていました。

しかし、結局この日は疑問が解消することはありませんでした。

その一方で、紅莉栖の岡部に対する気持ちが少しずつ変わっていき、好意に近づいていくのでした。

優しさ

紅莉栖はタイムマシンの実験には、父親である中鉢の方が力になってくれると思い、まずは親子の絆を修復しようと定期的に連絡をとるようにしますが、一度たりとも中鉢は電話に出ません。

最後にかけた電話でようやく出ますが、中鉢は紅莉栖への憎しみを露わにし、とても話になりませんでした。

その様子を岡部に見られ、紅莉栖はたまらず逃げ出しますが、すぐに思い直してラボに戻ります

紅莉栖は言い訳を並べますが、岡部はそんな紅莉栖を追及することなく、ただ側に置きます。

ここで紅莉栖は、自分が彼の側にいたいことにようやく気が付きます。

すると我慢していた涙が溢れ、岡部は、お前は大切な仲間だから、いつでも相談に乗ると温かい言葉をかけます。

そう、岡部は普段でこそ中二病な言動が目立ちますが、本来は優しい人間なのです。

好意

数日後、岡部はラボメンに頼みがあるといい、ブラウン管工房でアルバイトをする鈴羽が蒸発してしまって何年も会っていない父親を捜していることを打ち明けます。

元々、彼女は父親を捜すために東京に来ていましたが、事情があって警察に捜索願を出すわけにはいかないのだといいます。

紅莉栖はなぜか鈴羽に警戒されていますが、それでも自分に重なる事情に、協力してあげたいと思います。

鈴羽の父親が秋葉原にいることだけは分かっていますが、鈴羽は事情により今日見つけられなければ、秋葉原を離れなければなりません。

そして、今日の夜、『ある場所』に父親が現れる可能性が高いことも分かっていて、それが最後のチャンスとなります。

そこで岡部は鈴羽をラボメンナンバー008として迎え入れ、今日、鈴羽が父親と会えればお祝いの会、会えなければ残念会を開くことを提案し、ラボメン全員が快諾します。

しかし、鈴羽はパーティーに現れませんでした。

この時点で、父親と会えたのかどうかは分かりません。

また紅莉栖はパーティーの準備の過程で、岡部のことが好きであることを確信するのでした。

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第五幕 時空境界のドグマ

リフターの正体

岡部への気持ちに気がついて以来、彼のことを夢で見るようになった紅莉栖。

とはいえ、彼女は八月が終わればアメリカに帰る身であり、またパーティーの準備中、るかもまた岡部に好意を抱いていることに気が付き、このまま告白せず、岡部の近くにいることを決めます。

ラボに行くと、話題は消えた人工衛星について。

昨日の深夜、ラジ館に衝突した人工衛星が突如消え、世間を賑わせていました。

話が終わるとDメールの実験に移りますが、ここで問題が発生します。

鈴羽がいない関係でブラウン管工房には店長が常時いて、Dメールの実験には大きな振動と轟音が必ず生じ、店長に怒られることは必至です。

しかし、これ以上実験が遅れると紅莉栖がアメリカに帰るまでに間に合わないため、岡部を店長の説得に向かわせ、紅莉栖と橋田で実験を開始します。

この時、いつもとは違った現象が見られ、ブラウン管工房から戻ってきた岡部はリフターが見つかったといいます。

それはブラウン管工房に並ぶ42型ブラウン管でした。

Dメールはそのテレビの電源がついている時だけ送ることができ、だからブラウン管工房の営業時間中だけしか実験がうまくいかなかったのでした。

これで電話レンジの謎はほとんど解けたことになりますが、人間を過去や未来に送れるかというとそれは全くの別問題になります。

タイムリープ

現状、Dメールでは36バイトのデータしか送れず、とても人間を送れるわけがありません。

しかし、紅莉栖は閃きます。

彼女が提示したのは自分が書いた論文である『側頭葉に蓄積された記憶に関する神経パルス信号の解析』でした。

彼女はこれまでの実験の結果から、記憶に関する神経パルス信号のパターンを全て解析することに成功していて、記憶とはパルス信号によって蓄積されていく電気的なデータであることが分かっています。

つまり、人間を物理的に送るのは無理でも、記憶データだけであれば送ることができるかもしれないということです。

過去の自分に今の記憶を移植することによって、過去へ遡る。

時間旅行(タイムトラベル)というよりは、時間跳躍(タイムリープ)がより適当なこの現象。

しかし問題もあり、どうやって膨大な記憶データを36バイトまで圧縮するかで、電話レンジ単体では不可能です。

考えても仕方なく、まずは必要なパーツを組み込み、電話レンジを改良することにします。

しかし、ためらいもありました。

そもそもタイムマシンを作っていいのかという葛藤と、もう一つ。

紅莉栖はこれを、岡部にだけ打ち明けます。

もしタイムリープマシンを完成させてしまったら、父親との関係がより悪化するかもしれないと。

すると岡部は、二人が和解できるよう一緒に青森まで行ってくれるといいます。

その一言で紅莉栖の不安はある程度解消され、本格的に作業に取り組むのでした。

分岐点

とはいえ、そう簡単にいく作業ではありませんが、岡部に異変が起きます。

彼は偶然まゆりと紅莉栖のシャワーを覗いてしまい怒られることになったのですが、紅莉栖は岡部が憔悴していることに気が付きます。

理由を聞こうかどうか迷っていると、帰ったはずの橋田が戻ってきて、彼もまた浮かない顔です。

橋田にはSERNにハッキングをかけてから気になっていることがあり、それは回線の速度が速いことでした。

調べてみると、ラボとSERNの中心部がダイレクトで回線が繋がっていることが判明します。

しかし、ハッキングはバレていないと橋田はいい、今のところ、問題はありません。

むしろ、これでSERNのLHCが使い放題になり、タイムリープマシンの問題を解決することができるかもしれません。

この時、紅莉栖は自分の知りたいという欲求に駆られていました。

第六幕 形而上のネクローシス

完成

翌日、ついにタイムリープマシンが完成します。

今ならタイムリープマシンで一度記憶部分の信号を読み取り、それをLHCに送ってブラックホールで圧縮。

それをここに戻せば、Dメールの要領で過去に送ることができます。

しかし問題もあり、データを送るのは最大で一度に四十八時間前という制限がつきます。

それ以上となると、脳の状態の齟齬が大きく、コピーが失敗する可能性があるからです。

そして、誰かを被験者にしなければこの実験を行うことはできません。

つまり、人体実験です。

紅莉栖が岡部に意見を求めると、彼は意外にも実験をしないと明言し、この事を世間に公表、タイムリープマシンはじかるべき機関に託すことを表明します。

これに橋田は同意。紅莉栖も不満がないわけではありませんが、自分たちの手に余ることも理解していたため、岡部の判断に従います。

まゆりの提案で完成のお祝いをすることになり、みんなで準備をすることになりました。

成功

お祝いの準備中、岡部の携帯にまゆりから電話が入りますが、この時、紅莉栖は何かがずれるのを感じ、次の瞬間、意識を取り戻します。

まるで白昼夢を見ていたような感覚。

すると、岡部が突然息を荒らげ、様子がおかしいのは明らかです。

紅莉栖は考え、すぐに察します。

そう、彼はタイムリープマシンによって過去から記憶を飛ばしてきたのです。

岡部はお願いがあるとして、ここに至るまでの経緯を説明してくれます。

タイムリープの影響

ここからは岡部の話であり、紅莉栖は伝聞という形なので『~だそう』と曖昧な表現が増えます。

この時、紅莉栖はロト6の時だけ世界線の移動を感じていましたが、それ自体が改変された記憶であり、岡部はすでに六回以上世界線を移動していました。

世界線を移動するごとにるかの性別が男から女に変わったり、秋葉原から萌文化がなくなったりと大きな変化が見られました。

ある世界線では父親を捜す鈴羽を岡部が尾行し、無理やりラボに引っ張ってきたこともあります。

その世界線では鈴羽は予定よりも長く秋葉原に滞在し、ある事件が起こります。

なんと、まゆりが死んだのです。

繰り返される悲劇

八月十三日、タイムリープマシンの完成を祝う席でまゆりは殺害されました。

殺したのは、SERNのために働く下部組織『ラウンダー』です。

ラボはSERNへのハッキングではなく、別のルートからSERNに目をつけられていたのでした。

岡部は過去を変えるべくタイムリープし、お祝いの打ち上げを中止しますが、今度はまゆりが車にはねられ、亡くなります。

岡部は再度タイムリープしますが、今度は地下鉄にはねられてまゆりは死亡します。

諦めずに何度もタイムリープしますが、岡部はその度にまゆりの死を見せつけられるのでした。

無限にも等しい地獄を経験し、そんな岡部を救ったのは紅莉栖でした。

 

紅莉栖は今回のタイムリープよりも前の跳躍でも、岡部がタイムリープしたことにいち早く気が付きました。

彼女は岡部をさらに五時間前へ送り出し、自分に未来から来たと伝えるよう指示。

ちゃんと信じてもらえるよう合言葉も決めていて、それは『今、私が一番欲しいものはマイフォークである』でした。

マイフォークとは、本来であれば七歳の誕生日に父親からもらえるはずだったものであり、紅莉栖が絶対に他人に明かすはずのないことです。

それで紅莉栖は岡部がタイムリープをしてきたことを信じ、一緒にまゆりを救う方法を考えます。

その時、鈴羽が二人の前に現れ、いいます。

ダイバージェンス一%の壁を越え、β世界線に行かなければならないと。

鈴羽の正体

鈴羽の説明はこうです。

ダイバージェンスとはこの世界線がどこにあるのかを示す数値で、その数値を示す唯一の手がかりがダイバージェンスメーターと呼ばれるものです。

岡部はそのデザインを褒めますが、それもそのはず。ダイバージェンスメーターを作ったのは、未来の岡部だったのです。

彼はリーディングシュタイナーの力を利用し、このメーターを作りました。

世界線について、鈴羽はロープを例に説明します。

ロープは一見一本に見えて、実はいくつもの細い糸が集まって作られていて、その糸が世界線にあたります。

どの世界線に移動しても同じロープなので、行き着く先、つまりまゆりの死を迎えるという点は同じです。

鈴羽は今いる世界線をα世界線と称し、一%の壁を越えてβ世界線に移動することで別の結果が得られるといいます。

本来、Dメールやタイムリープで過去改変を行っても移ることの出来ない世界線ですが、その選択によって未来が変わる世界線の分岐点のような年がいくつかあり、最近だと湾岸戦争の起きた一九九一年、二〇〇〇問題の年、そしてタイムマシンが開発された二〇一〇年です。

この分岐点より前であれば、α世界線からβ世界線に移動することができます。

その方法を話そうとしますが、その前に紅莉栖は鈴羽の正体について聞きます。

鈴羽は答えます。

彼女は、タイムマシンで二〇三六年から来たタイムトラベラーであり、ジョン・タイターでした。

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最後に

いよいよ物語も本題に入り、シリアス感が一気に増しました。

とはいえ、紅莉栖の視点からだと岡部の体験した悲惨な出来事がほぼカットされているので、ノヴェライズはかなりシリアス度が薄めになっています。

ぜひアニメ視聴済みの方も、もう一度アニメを視聴することを強く推奨します。

紅莉栖の心情を知ってから見ると、さらに数倍『Steins;Gate』という作品が面白くなると思います。

次巻はこちら。

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(この情報は2019年6月10日時点の情報です。キャンペーン、配信作品が変更になっている可能性もありますので、公式ホームページでご確認ください)

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