シュタインズ・ゲート ゼロ(真帆エンド)ネタバレ解説!あらすじ、分岐選択まで!

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この記事では、ゲーム『シュタインズ・ゲート ゼロ』の真帆エンドに関するあらすじや分岐選択などを取り扱います。

他のルートと重複する箇所もありますが、ご了承ください。

ちなみにゲームの分岐の詳細はこちらをご参照ください。

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あらすじ

ここからはあらすじです。

前作『Steins;Gate』を知っている前提で記述しますが、よく覚えていないという方はこちら

非常に簡単にまとまっていて、分かりやすかったです。

プロローグ

β世界線に移動し、紅莉栖を救うために、岡部と鈴羽はタイムマシンで過去、紅莉栖が死んでしまう7月28日に向かいます。

しかし、任務は失敗。

岡部は紅莉栖を刺し殺してしまい、絶望に打ちひしがれた状態で鈴羽に連れられて元の時間に戻ります。

紅莉栖の血を浴びて血だらけの岡部を見て驚くまゆりと橋田。

鈴羽は岡部をもう一度過去に連れて行こうとしますが、まゆりがそれを止めます。

岡部がかわいそうだし、世界の運命を一人が背負うなんて重すぎると。

鈴羽はそれ以上無理強いできませんが、決して諦めたわけではありません。

タイムマシンにはまだ燃料が残されていて、移動できる時間は344日。

一年と経たないうちに7月28日に戻れなくなるため、その日が来れば、岡部を置いて一人だけでも過去に向かう覚悟です。

しかし、そんな言葉はもう岡部に届かず、それ以降、彼は未来ガジェット研究所に行くのをやめたのでした。

零化域のミッシングリンク

人工知能

11月23日。

岡部は秋葉原の新しいシンボル、UPXにいました。

ここでATF(アキハバラ・テクノフォーラム)のコンベンションの準備が進められ、岡部は講演者のひとりである井崎准教授の手伝いで受付を担当しています。

岡部は少しでも井崎にアピールし、彼のコネクションを利用してかつて紅莉栖がいたヴィクトル・コンドリア大学に進学し、彼女の研究を引き継ぐことを目標にしていました。

と、岡部の前に中学生くらいの女の子が現れます。

場違いな少女に困惑する岡部ですが、少女はコンベンションの招待者に配られるゲストカードを取り出します。

少女は紅莉栖のいたヴィクトル・コンドリア大学の脳科学研究所に所属し、名前を比屋定真帆(ひやじょうまほ)といいます。

年齢は21歳で、紅莉栖よりも年上です。

このコンベンションの最後に、脳科学研究所主任研究員であるアレクシス・レスキネン教授が講演することになっていて、真帆は助手兼通訳として来日したのでした。

真帆をスタッフルームに案内した岡部。

ホッとしたのも束の間、次に現れたのは桐生萌郁でした。

彼女はα世界線において、『ラウンダー』の一人としてまゆりの命を奪いましたが、ここはβ世界線なので、その心配はありません。

彼女の目的は岡部ではなく、レスキネンへのインタビューでした。

レスキネンはまだのため、真帆が相手をするとして二人はスタッフルームに消えていきます。

萌郁に対してまだ不信感を抱く岡部ですが、仮に彼女がラウンダーだとしても、今の自分たちはSERNに狙われる理由がないと思い直し、精神安定剤を飲んで効くのを待ちます。

それから数時間後、岡部はレスキネンと真帆が深刻そうに話している姿を目撃します。

英語でほとんど聞き取れませんでしたが、紅莉栖について話していたようです。

そうこうしているうちにレスキネンの講演の時間になり、岡部も会場に向かいます。

岡部が席に着くと、講演が始まります。テーマは『人工知能革命』です。

スクリーンに写された映像には『側頭葉に蓄積された記憶に関する神経パルス信号の解析』とあり、紅莉栖がかつて書き上げ、サイエンス誌で絶賛された論文のタイトルです。

レスキネンは紅莉栖の研究について紹介し、現在彼らのチームはその理論を元に、人間の記憶をコンピューターに保存し、活用するシステムを開発していることを明かし、会場がどよめきます。

雰囲気を察したレスキネンが質問を受け付けると、すぐに会場から質問が殺到しますが、そのほとんどが否定的なものでした。

岡部は紅莉栖の研究が否定されることに怒りを覚え、思わず異議を唱えます。

会場は唖然としますが、拍手が起こります。レスキネンでした。

彼は岡部の行為をたたえ、会場の空気を和ませるために巧みに利用し、講演を続けます。

真帆はしばらく通訳を休むといって、代わりにスクリーンに真帆そっくりの映像が映し出されます。CGですが、まるで実写のようなリアリティーがあります。

それは『Amadeus』システムと呼ばれるもので、レスキネンたちの研究の成果です。

真帆は、スクリーンに映し出される真帆と会話を始めますが、会場は誰も目の前で起こっていることが正確に理解できませんが、スクリーンの真帆が解説します。

彼女は78時間23分前に真帆の脳内から取り出された記憶を持ち、それをベースに動いています。

さらにレスキネンとスクリーンの真帆はいくつかのやりとりをしますが、それはあまりにも自然で、とても人間と人工知能の会話とは思えません。

本物の真帆は言います。Amadeusは自分の判断で話すことを決め、それは決してプログラムされたことではありません。

Amadeusの記憶のインプットとアウトプットは、人間のそれと非常に近いのです。

嘘をつくことだってあります。

レスキネンは最後に、Amadeusに人間と同様の魂を宿すことが出来るのではないかと考えていることを明かし、講演を終えます。

懇親会

井崎の口利きによって、ATF後の懇親会に参加できることになった岡部。

しかし、レスキネンの周囲には常に人だかりができていて、岡部は壁際で料理を食べることくらいしかできません。

すると会場には同じような人がもう一人いて、真帆でした。

岡部は一通り話すと、講演会でのことを謝り、その内容について真帆と議論します。

彼は紅莉栖と何度もタイムマシンについて会話を重ねてきたため、なんとか話についていくことが出来ました。

真帆は脳科学が専攻でない岡部がここまで話せることに驚きを隠せません。彼の話した内容は、紅莉栖が唱えた理論と全く同じでした。

岡部は事情を説明しようか迷いますが、夢のために嘘を交えながら真帆に説明します。

紅莉栖が日本に留学している時、彼女からレクチャーされたこと。友人であること。これはα世界線のことですが、岡部に記憶には確かに残っています。

二人は紅莉栖のことで意気投合し、今度はレスキネンが岡部に声を掛けます。

真帆は岡部が紅莉栖の友人であることを説明すると、レスキネンは岡部にAmadeusのテスターになってくれないかと提案してきます。

よく分かりませんが、岡部はチャンスを手放したくないと了承。

最後に、真帆は明かします。

Amadeusのデータとして、真帆以外にもう一人分の研究者の記憶が保存されていて、それこそが紅莉栖のものでした。

正確には、八か月前の紅莉栖の記憶です。

対面

ATFから数日後。

岡部は埼玉県和光市にあるレスキネンたちが日本で仕事をするオフィスに行きます。

レスキネンはオフですが、真帆が対応してくれ、Amadeusの紅莉栖と会わせてもらえることになっていました。

テスターと言われていましたが話は簡単で、Amadeusの対話サンプルデータが目的でした。

そこで岡部は24時間いつでもAmadeusと対話できるような環境を与えられることになっていました。

真帆は岡部をブースに案内し、パソコンに何かを打ち込みます。

すると不意に、女性の声がスピーカーから響きます。

岡部は思わずモニターに映し出された女性に目が釘付けになります。

そこに映っていたのは、まぎれもなく岡部の知る紅莉栖でした。手を伸ばせば、彼女に触れられそうな錯覚を抱きます。

閉時曲線のエピグラフ

催眠療法

場面は変わり、岡部は臨床心理士によるカウンセリングを受けていました。

しかし、すぐに紅莉栖のことを思い出して取り乱し、催眠療法は中止。

外に出ると、今日付き添ってくれたまゆりが待っていました。

岡部は彼女を心配させないよう大したことないと嘘をつくと、夕飯を食べに行かないかと提案。

それに対してまゆりは、るかとフェイリスも会いたがっているから秋葉原に行かないかと提案し、岡部は了承します。

秋葉原に着くと、岡部は久しぶりにるかとフェイリスに会います。

彼はタイムマシンという禁忌に触れて大切な人を失ってしまって以来、鳳凰院凶真という名前を封印していました。

また、紅莉栖のことを思い出さないよう、ラボにも全く顔を出していません。

今の彼はどこにでもいる普通の大学生で、テニスサークルに所属する岡部にるかもフェイリスも驚きます。

話の流れで、まゆりはラボでクリスマスパーティーをすることを提案。

それは橋田と彼女が考えたオペレーションで、鈴羽を笑顔にすることが目的でした。

この世界線の鈴羽は中学生の頃から軍事教練を受けていたため笑顔を見せるタイプではなく、まゆりたちはそのことを気にしていたのです。

正直、もう二度と過去に跳ばないと宣言して以来、岡部は鈴羽に会うことをためらっていましたが、まゆりに説得され、参加するかどうか考えることにします。

四人で何を食べようか考えながら歩く中、岡部はAmadeusの紅莉栖との対面を思い出します。

回想

戸惑う岡部に対して、Amadeusの紅莉栖は初対面の人に対するような挨拶をします。

彼女には岡部と会った記憶がないのだから当然です。

真帆は岡部のことを説明しますが、紅莉栖の友人であることはまだ明かしません。

一方、岡部は頭で理解しつつも、Amadeusと紅莉栖の区別がつけられずいました。

精神安定剤を飲んでいないため、体調が悪化し、紅莉栖はそのことに気が付いて岡部を心配します。

真帆のフォローによって岡部はなんとか立て直しますが、紅莉栖はそのやりとりを見て、真帆が岡部と付き合っているのかと疑います。

何でも恋愛に繋げるところも紅莉栖そっくりで、岡部は彼女との日々を思い出します。

岡部は気を取り直してAmadeusの紅莉栖との会話に臨みますが、最初に出した話題は『タイムマシンは作れるか?』でした。

それに対して紅莉栖は、可能ではないけれど、不可能とまでは言い切れないといい、岡部を驚かせます。

彼の知る紅莉栖とは、答えが違っていたからです。

岡部の知る紅莉栖ははじめ、タイムマシンなんてバカらしい代物だと断言したのです。

気になった岡部は、彼の知る紅莉栖の立場になってAmadeusの紅莉栖と議論し、α世界線との微妙な違いを実感します。

その後、そこにレスキネンが現れ、Amadeusの記憶の仕組みについて岡部は聞きますが、答えたのは紅莉栖でした。

Amadeusの記憶の改竄は理論上出来ますが、Amadeusには秘密の日記のようなAmadeus以外誰もアクセスできないログを取っていて、その日記と現在に齟齬があれば疑問を抱くことができます。

また、定期的にバックアップもとっているため、改竄されたとしても復旧することができます。

紅莉栖との対話を終えると、帰り際、レスキネンにテスターをやる気はあるかと確認されます。

期間は彼らが日本にいる間で、月に二回程度、テスト経過を報告するだけです。

これに対して、岡部はテスターとなることを改めて表明します。

ここで回想は終わり、Amadeusから電話がかかってきます。

岡部のスマホにはAmadeusのアプリが入っていて、二十四時間紅莉栖と会話することができます。

ちなみに、岡部がこの通話をとるまでの八回、紅莉栖からの連絡を無視していて、彼女は怒っていました。

しかし、そんな態度も紅莉栖そっくりで、岡部は改めて胸の奥が締め付けられるのを感じます。

悪夢

まゆりとそのコスプレ仲間である中瀬克美(フブキ)、来嶋かえで(カエデ)阿万音由季は買い物を楽しみ、帰り路につくところでした。

その時、フブキは突然、脳裏に浮かんだ映像に驚きます。

その映像はかつて岡部が何度も目にした、まゆりが死ぬシーンでした。

フブキはまゆりが本当に死んでしまうのではないかと不安になり、フブキの様子がおかしいことに気が付いたのはカエデだけでした。

フブキはカエデにだけ事情を説明します。

夏頃から現在、十二月にいたるまで毎日のようにまゆりが死ぬ夢を見て、フブキたちはどうすることもできないのだといいます。

カエデは疲れてるだけだと励まし、カエデも一応納得しますが、結局、その夜も同じ夢を見るのでした。

鈴羽の苦労

その頃、鈴羽は橋田のだらしない生活に苛立っていました。

彼には将来タイムマシンを開発してもらわなければなりませんが、その一方で鈴羽が未来から乗ってきたタイムマシンを精査するとタイムパラドックスになりかねないため、口出しすることはできないのでした。

また岡部のことも悩みの種です。

今のままでは彼は過去に行かないし、紅莉栖を救うこともありません。

そうすると、第三次世界大戦の起きないかもしれない未知の世界線『シュタインズゲート』にたどり着くこともできません。

しかし、橋田は岡部のことを信用していて、鈴羽もとりあえず目の前のやることに専念することにします。

と、その時。

ラボに由季が姿を見せ、鈴羽は急いで奥に隠れます。

由季はまゆりと待ち合わせをしていて、橋田が応対しますが、分かりやすく緊張しています。

ちなみに、由季は鈴羽の未来の母親であり、橋田の妻になる女性です。

由季には鈴羽のことを橋田の妹だと紹介していますが、いつボロを出すか分からないため、鈴羽はなるべく由季に会わないようにしていました。

新型脳炎

岡部はAmadeusとの会話の中で、彼女をラボに連れていくよう命じられます。

どうしようか迷っているとまゆりと会い、ラボで由季と待ち合わせをしている彼女と一緒にラボに向かいます。

岡部は久しぶりの訪問に緊張していましたが、橋田たちは今までと変わらず接してくれ、何とか落ち着きます。

その時、隠れている鈴羽を見つけてしまい、事情を知らない岡部は彼女の存在を由季にもバラしてしまいます。

その後、まゆりと由季はシャワーを浴びることになり、残った岡部と橋田、鈴羽は打ち合わせをします。

由季については、対応は橋田に任せる。

それから鈴羽は、この世界線の行き先は地獄でしかないことを再度岡部に訴えます。

しかし、岡部は紅莉栖のことを思い出してしまい、すぐに発作が起きてしまって説得どころではありません。

岡部はタイムマシンによる世界線の改変は神の領分であり、そこに触れればもっと残酷になることを訴え、鈴羽もそれ以上訴えることができません。

その時、テレビのニュースでアメリカで猛威を振るっている新型脳炎について報道されていました。

国内に上陸している可能性もあり、具体的な症状を聞いて岡部は驚きます。

『夢と現実の区別ができなくなる』、『時間間隔が失われる』、『まわりの人と記憶が一致しなくなる』。

それはまさしくリーディングシュタイナーそのものでした。

鈴羽の使命

鈴羽には岡部と共に過去を変えることの他にも使命があり、それは鈴羽と一緒に未来から来た椎名かがりを探すことでした。

かがりは第三次世界大戦によって両親を失い、まゆりの養女となった少女で、未来を出発した時点で十歳。

鈴羽たちは2010年に来る前に、もっと過去に飛んでいて、そこでかがりは行方不明になってしまい、それ以降、鈴羽はずっと彼女のことを探していました。

そんな鈴羽のことを影からサポートしてくれたのがフェイリスでした。

彼女の手配によってラジ館の屋上を借り上げられ、おかげでタイムマシンを誰にも見つけられずに済んでいました。

ところが、ラジ館の屋上で話す二人に聞き耳立てる人物に鈴羽が気が付き追跡しますが、逃げられてしまいます。

相手は真っ黒なヘルメットにライダースーツを身にまとい、性別すら不明。明らかに訓練を受けた動きでした。

タイムマシンを狙う人間である可能性が高いですが、岡部に知られるとタイムマシンを破壊するよう言われる可能性があるため、このことは二人の他に橋田にだけ伝えられるのでした。

分岐点

柳林神社でAmadeusを起動する岡部。

彼は今日この後、レスキネンたちと会って経過を報告することになっていて、その前に紅莉栖に確認したいことがありました。

話せば話すほど紅莉栖そっくりで、岡部は思わず彼女に好きと伝えそうになり、はたと自分が現実の紅莉栖とAmadeusを区別できていないことに気が付きます。

そして紅莉栖の死に際を思い出して発作に襲われ、アプリを一方的に切ります。

紅莉栖からは再度電話が入りますが、たかがAIだろうとスマホの電源を落とします。

ここで電源を落とさないと、『双対福音のプロトコル』に進むフラグが立ちます

※『双音福音のプロトコル』から進める可能性のあるのはこちら。

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岡部は柳林神社を出て気分を落ち着けようと秋葉原に出ると、フブキとカエデに会います。

不意にフブキに好きな人が誰かと聞かれ、岡部は紅莉栖の死に際を思い出します。

その時、視界が歪み、世界線が移動するのを感じました。

亡失流転のソリチュード

勘違い?

眩暈がおさまると、さっきと同じ場所に立っていて、フブキとカエデもいます。

二人と別れると、岡部は世界線が移動した原因を考えます。

これまでは何者かが過去を改変した時のみリーディングシュタイナーが発動しましたが、過去へのメール・Dメールを送ることができる電話レンジ(仮)はすでに破棄しています。

原因は分かりませんが、岡部はまゆりが死んでしまうα世界線のことを思い出し、急いで彼女に連絡をとりますが、彼女は無事でした。

さらにAmadeusを起動し、紅莉栖と話します。

すると紅莉栖は怒っておらず、岡部がすでに謝罪したことが判明。

岡部には身に覚えがないため、確実に過去が変わっていることが分かります。

それ以前のことも確認しますが、ほとんど変わっていないことが分かり、岡部は立ち眩みも自分の精神疾患が原因だと言い聞かせ、ホテルでレスキネンと真帆と会います。

報告は問題なく終わり、岡部はラボに向かいます。

思いがけない対面

ラボに着くとるかが帰るところで、父親の来客があり、るかにも同席してほしいとのことで、彼は帰ります。

残ったのは岡部、橋田、鈴羽で、彼女はここではじめてかがりを探していることを明かします。

はぐれたのは1998年の秋葉原で、2000年問題を回避するためにその時代に寄っていました。

かがりが自らの意思でいなくなったこと、そして燃料の関係から、鈴羽は彼女を置いてこの時代に来たのでした。

岡部と橋田は事情を知って、鈴羽に協力することに。

そこにまゆりが帰ってきて、何を話していたのか聞かれますが、かがりのことは誤魔化すことにします。

三人でかがりを捜索しますが、それらしい情報は入手できませんでした。

そこで秋葉原に詳しいフェイリス、るかにも事情を伏せた上で行方不明の少女がいることを話し、協力を仰ぎます。

それでも有力な情報が得られずにいると、橋田は裏の世界の情報にも精通している人間にも協力を依頼しようと、とある人物に連絡をとります。

するとその相手はすぐにラボに現れますが、それは桐生萌郁でした。

彼女はα世界線で、SERNの下部組織・ラウンダーの一員としてまゆりの命を奪いました。

しかし、今は岡部たちとSERNに何の接点もないため、萌郁がまゆりを殺すことはありえません。

岡部が心を落ち着けていると、橋田が本題を持ち掛けます。

彼と萌郁は以前、雑誌の企画で知り合っていて、今回、かがりの捜索をを依頼します。

鈴羽は、岡部が別の世界線で萌郁のことを知っていることを見抜きますが、詳しいことは聞きません。

進展

真帆は紅莉栖の残したノートPCのパスワードを求めていて、岡部なら知っているのではとラボに向かいます。

ところが道中、誰かに尾行されていることに気が付き、ラボ近くで岡部に電話しますが、すぐに何者かに羽交い締めにされ、スマホを落としてしまいます。

一方、岡部たちは、萌郁から調査報告を受けます。

かがりの行方こそ分かりませんでしたが、この一、二か月の間に、かがりのことを探す人物が岡部たち以外にもいることが判明します。

それがどういう意味か考えていると、真帆から電話が入り、ただならぬ様子に岡部たちはラボの外に出ます。

すると、抱えられた真帆を見つけますが、その相手はジュディ・レイエスという女性で、真帆の知り合い、ヴィクトル・コンドリア大学の精神生理学を研究する教授でした。

つまり、真帆の早とちりだったのでした。

レイエスは学会に参加するために来日したということで一同とは別れ、真帆をラボに連れて戻ると、萌郁からの報告が再開します。

自分たち以外にもかがりを探す人物がいるということは、つい最近まで確実にかがりが生きていたということになります。

岡部たちは少し希望を見出し、引き続きかがりを捜すことにします。

発見

数日後、るかがラボを訪れ、会ってもらいたい人がいるといいます。

その人物は一緒に来ていて、岡部は驚きます。その女性は紅莉栖にそっくりでした。

彼女こそが以前にるかが言っていた父親のお客さんで、るかの家に泊まっています。

るかが相談したいことというのは、女性が記憶喪失になっていることについてでした。

名前も住んでいた場所も分からず、唯一彼女が持っていたのはとあるマスコットでした。

そこでまゆりと鈴羽もラボを訪れますが、まゆりは女性の持つマスコットがうーぱであることに気が付きます。

しかし、うーぱが発売されたのはここ数年のことですが、女性の持つそれは明らかに年季が入っていました。

まゆりが指摘してから女性は震えだし、鈴羽はそのうーぱのことを知っていました。

それはかがりが持っていたものです。

鈴羽がかがり、と呼びかけると、女性・かがりはその場に崩れ落ちるのでした。

軌道秩序のエクリプス

襲撃

それから十分ほどで目を覚ましたかがり。

詳しく事情を聞くと、彼女は千葉の山道で見つかり、発見した近くのお寺の住職の世話になっていたといいます。

しかし、お寺に女性を長い間置いておくことはできず、そこでるかの家に相談がありました。

かがりは自分の名前を聞いても記憶を取り戻すことはありませんでしたが、その名前やまゆりに懐かしさを感じていました。

しばらくるかの家に泊まらせてもらうことにして、情報取集を続けます。

そして年明け。

ラボメンにフブキたちコスプレイヤーや真帆、さらに綯を加え、一同は初詣のために柳林神社に向かいます。

そんな彼らを待っていたのは、巫女姿のるか、フェイリス、鈴羽、まゆりにかがりでした。

初詣が終わると、一同はラボに集まって改めて新年のお祝いをします。

その時、真帆の元にAmadeusから着信があり、彼女はその場にいる人にAmadeus紅莉栖を紹介します。

ところがAmadeusは消えてしまい、次の瞬間、お面をかぶった男たちが室内に乱入し、銃を構えます。

それはまるでα世界線で起きた悪夢の繰り返しでした。

頼みの綱は鈴羽ですが、彼女は綯にしがみつかれて身動きがとれずにいました。

さらに黒いヘルメット、ライダースーツを身にまとった女が現れ、かがりの腕をつかみます。

それを見ているしかない岡部ですが、騒ぎを聞きつけた天王寺が現れ、男たちを制圧していきます。

その隙を見て鈴羽も加わり、ライダースーツの女に蹴りを仕掛けますが、腕でガードされ、襲撃者たちは撤収します。

ちなみにこの時、フブキとカエデは買い出しに出ていたため、騒動を知りません。

その後、パーティーはお開きとなり、狙われているかがりは引き続き柳林神社でお世話になることになり、念のために鈴羽も一緒に泊まることになります。

手がかり(分岐)

翌日、岡部は萌郁を呼び出して腕を見ますが、鈴羽の蹴りを受けた跡は見られませんでした。

安心しますが、結局、ライダースーツの女の正体は分かりません。

次に岡部は天王寺と会います。

これまで岡部は天王寺との接触を避けてきましたが、そうも言っていられません。

岡部はα世界線で知りえた情報、天王寺がラウンダーでFBと呼ばれていることを開示します。

その瞬間、天王寺の表情が変わりますが、岡部も引くわけにはいきません。

強気に交渉し、鈴羽とかがりをバイトとして雇ってもらい、守ってもらうことを約束してもらいます。

ちなみにこの時、昨日の侵入者が『K6205』と口走ったことを天王寺から教えてもらいます。しかも『ファイブ』を『ファイフ』、フォネティックコードという軍隊用語で発音していたことが分かります。

その後、岡部はラボに戻り、昨日のメンバーに集まってもらって事情を説明します。

由季は昨日いませんでしたが、集まってくれました。

彼女はバイトがあると帰ってしまいますが、腕に傷があることが判明します。

岡部たちは打ち合わせ通り、かがりが記憶を失っている間に、何らかの犯罪に巻き込まれた可能性があることを説明。

また襲撃者の行動から話を大きくしたくない意思が見られたことから、大人しくしていれば安全であることを伝えます。

その時、岡部は天王寺の言った『K6205』を思い出し、調べてみることに。

カエデの助言で、K=モーツァルトの曲につけられたケッヘル番号であることに気が付き、K620番の『魔笛』、その五番目について調べます。

岡部はこの時、真帆のことを思い出していました。

彼女がAmadeusにアクセスする時のIDは、モーツァルトと関係のあるサリエリだったからです。

そこで真帆に電話をしますが、依然Amadeusにアクセスできない、つまり何者かによって乗っ取られていることで取り込んでいました。

電話を切ると、今度は乗っ取られているはずのAmadeusから電話が入り、罠かと疑った岡部は電話ををとりません。

ここで電話をとると『二律背反のデュアル』に分岐します

※『二律背反のデュアル』から進める可能性があるのはこちら。

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その直後、激しい眩暈に襲われ、世界線が移動したのを確認します。

存在証明のオートマトン

違い

眩暈が収まると、岡部は急いで状況を確認します。

まずラボからフブキ、カエデ、フェイリスがいなくなっていて、移動前はいなかったはずの真帆がいました。

訳が分からない岡部に対して、萌郁が説明してくれます。

和光市のオフィスが昨日起きたガス漏れ事故によって閉鎖され、さらに今朝、真帆のホテルが荒らされました。ちなみに盗まれたものはありません。

またかがりがおらず、まゆりが言うには、かがりの家族が岩手で見つかったということで、るかとその父親、鈴羽を連れて四人で会いに行っているということでした。

大まかな流れとして、みんなで初詣に行ったところまでは岡部の記憶と変わりませんが、お面の男たちによる襲撃はありません。

状況が把握できると、今度はAmadeusから電話が入ります。どうやら乗っ取られた事実も消失したようです。

紅莉栖との会話の中で、真帆の部屋に入った犯人の目的がAmadeusの制御コードである可能性が浮上します。

それは紅莉栖の秘密の日記を開けるための鍵で、世界でただ一人、真帆しか知りませんが、どこにもメモはしておらず、彼女の頭の中にあるだけです。

とりあえずは難を逃れましたが、真帆がまた狙われないとも限られず、考えた岡部たちはフェイリスの家に匿ってもらうことにします。

そこに護身術を習っているという萌郁も泊まることになりました。

束の間の平穏

翌日、フェイリスのマンションに向かうと、真帆たちが泊まる客室は物が散乱し、すっかり彼女たちのテリトリーになっていました。

真帆と萌郁は仕事をこなそうと、人工知能に関するインタビューをしようとしますが、口下手な萌郁は全く話を聞きだすことができず、岡部が間に入ってインタビューをすることにします。

そこで岡部は、改めて人工知能が抱える問題の大きさを実感します。

それ以降、真帆と萌郁は仲を深めていきます。

ある日、あまりに真帆たちの利用する客室が汚いため、急遽、みんなで掃除をすることに。

終わると食事になり、カエデがピアノでモーツァルトのトルコ行進曲を弾いてくれます。

ところが、それを聞いた真帆は電話をすると席を外しますが、彼女のスマホは部屋に置きっぱなしでした。

様子がおかしいことに気が付いた岡部は、彼女のスマホを持って後を追います。

真帆は、紅莉栖とアマデウス、そしてサリエリについて話してくれます。

真帆にとって、天才的な紅莉栖はアマデウス(モーツァルト)であり、自分はアマデウスの才能に絶望したサリエリでした。

萌郁は二人の話を外で聞いていて、真帆のことを気遣います。

襲撃、再び

お開きとなり、まゆり、綯、岡部、真帆は一緒に帰ります。

その道中、黒塗りのバンが現れ、中から覆面を被った二人、そしてフルフェイスのヘルメットを被ったライダースーツの女が現れ、全員が銃を握っています。

彼らの狙いは明らかに真帆で、岡部は真帆を逃がします。

そこに、綯の帰りが遅いと迎えに来た天王寺が現れ、襲撃者を撃退。

しかし、彼らは引き続き真帆を追跡します。

真帆はスマホを持っておらず、助けを呼べずにいると、同じく追われているレスキネンと合流。二人は東京電機大の仮オフィスに行きます。

二人は襲撃者たちの狙いが真帆の持つAmadeusの制御コードだと考え、Amadeusへの接続プログラムを消去し、アメリカに帰って真帆を保護してもらうことにします。

真帆が作業にとりかかると、レスキネンは紅莉栖との思い出話をしてくれます。

レスキネンが紅莉栖のことをアマデウスとしたところ、紅莉栖は、真帆がサリエリだと言ったのだといいます。

それを聞いた真帆は、アマデウスの才能に嫉妬し、彼を毒殺したというサリエリのエピソードを思い出して愕然としますが、今は作業が先です。

ところがその瞬間、何者かが部屋に入ってきて、レスキネンを銃で殺害します。

その相手はレイエスでした。

救援

起動した紅莉栖も、すぐに異様な状況に気が付きます。

レイエスは別の組織に所属し、Amadeusの軍事転用を目論んでいるのでした。

真帆は制御コードを要求され、考えた末にモーツァルトのメロディを歌います。それが制御コードでした。

紅莉栖は真帆の声紋を認証し、処理を開始。新たに最高管理権限保持者としてレイエスを登録し、更新が完了するまで十五分というところまできました。

成功を確信するレイエスですがその時、扉が開き、何かが部屋の中に投げ込まれて、煙幕が発生します。

その隙をついて真帆を部屋から連れ出したのは、ラウンダーの時の格好をした萌郁でした。

萌郁はレイエスの仲間と交戦しながら、真帆の退路を確保するために奮闘します。

そんな中、真帆は極限の状況に追い込まれて生きる気力を失っていましたが、萌郁はカエデから教えてもらったモーツァルトとサリエリのエピソードを教えてくれます。

モーツァルトが亡くなる二か月前、サリエリは手紙の中でモーツァルトから招待された『魔笛』のオペラを大絶賛していて、お互いを尊敬し合っていたのではないか、と。

紅莉栖がどう考えていたのかは、もはや真帆の捉え方次第ですが、彼女は戻って紅莉栖を助けることを決めます。

萌郁がアシストして部屋に戻ると、Amadeusの再起動が済んだところでした。

ところが、無表情だった紅莉栖に突然表情がよみがえり、いいます。さっき真帆が歌った制御コードは全くの嘘で、全ては紅莉栖の演技です。

そこで真帆は部屋に入り、銃でレイエスに降伏を求めます。

ところが、一瞬の隙を突かれて再び形勢が逆転。

その時、萌郁は真帆の命を守るために、ラウンダーとして入手した本当の制御コードを口にします。

後は真帆がGOサインを出すだけで、ためらっているとレイエスは萌郁を銃で撃ち、真帆はついにGOサインを出します。

しかし、それは秘密の日記にアクセスするための鍵ではなく、Amadeusの全てを消去するためのコードでした。

辿り着くべき世界

逆上するレイエスですが、瀕死の萌郁が彼女を撃ち、死亡。

真帆は萌郁を助けるために、何度も紅莉栖に呼びかけます。

すると、奇跡的に消去中の紅莉栖と会話をすることができ、救急車を手配してもらいます。

消去中のためか紅莉栖の様子がいつもと違いますが、彼女は真剣な様子で真帆にいいます。

自分たちが辿り着くべき世界が確かに存在し、必ずそこに辿り着けると。

そして真帆なら、自分の研究を完成させ、その先に行き、その研究がいつか世界を救うと。

真帆も紅莉栖もこの現象について説明できません。でも、今はお互いを信じます。

紅莉栖は最後に、鳳凰院凶真のことをよろしくと伝え、本当に消えてしまいます。

真帆は二度と会えない紅莉栖のことを思い、大きな声で泣くのでした。

結末

騒動から一ヶ月後、アメリカに戻る飛行機の機内にいる真帆。

戻っても研究室自体がどうなるか分かりませんが、今の真帆には関係ありません。

自分は自分で、信じた道を進むだけです。

真帆は岡部からタイムマシンについて教えられ、それを信じたいと思っていました。

紅莉栖が残した言葉について、真帆は別の世界線の記憶が時空を超えて共有されたのではと考えていました。

真帆は紅莉栖のノートPCのパスポートを入手し、タイムマシンに関する論文を手に入れ、コピーは橋田に渡しました。

真帆は絶対にタイムマシンを作り、紅莉栖を救うことを決めたのでした。

最後に、萌郁からRINEが届きます。彼女は無事命を取り留め、再会を約束するのでした。

真帆を乗せた飛行機が飛び立ち、物語は幕を下ろします。

最後に

他のルートも別の記事で取り扱っていますので、ぜひ合わせてご覧ください。

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