『しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人』あらすじとネタバレ感想!読者の予想を全て裏切るミステリ
名探偵、死宮遊歩は窓のない部屋で目覚めた。部屋の外は迷宮である。探索しながら、同様に囚らわれていた男女と次々に合流すると、声が流れてきた。「迷宮入りした六つの事件の犯人を集めた。七人で殺し合い、生き残った一人のみがこの迷宮牢から解放される」。そして、言葉通り、一人ずつ囚らわれ人が殺されていく――。鬼才の超絶技巧ミステリ!
Amazon商品ページより
早坂吝さんの作品は読者の意表を突く意外性と、ミステリとしての本格度の高さが共存していて大好きですが、本書もまさにそんな作品です。
シーンが変わるごとに別の作品?と思うくらいにシチュエーションががらりと変わります。
その意味が分かってくるのは終盤で、そこからの怒涛の追い込みは圧巻です。
最後まで読むと序盤の伏線にも気が付くので、二度読みが捗るところもグッドです。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
しおかぜ市一家殺人事件
飢田は、女性が中年男性にぶつかられるシーンを目撃。
するとなぜか怒りをぶつけなかった女性のあとを追い、動かなくなるまで暴力をふるいます。
さらに後日、ぶつかった中年男性の後を追い、家を特定して夜中に忍び込みます。
そこで男性とその妻、娘を殺害して、それが後にしおかぜ市一家殺人事件と呼ばれる事件でした。
捜査
場面は変わり、探偵の死宮遊歩の視点になります。
死宮は警察官の森ノ宮切と会い、迷宮牢について協力してほしいと頼まれます。
迷宮牢とは何か。
説明について、場面が変わり、視点は死宮のままで時間が遡ります。
迷宮牢
死宮は知り合いの警部と話していると突然意識を失い、気がつくと見知らぬ場所にいました。
どこかの一室で、外に出ると迷宮です。
死宮は歩いて、自分含めて七人が揃いますが、そこで館内放送が流れます。
声の主はミーノータウロスを名乗り、六つの事件について語り、そこにしおかぜ市の事件も含まれていました。
そして、六つの事件の犯人がこの中にいて、犯人の部屋には事件にちなんだ武器が置かれているのだといいます。
部屋を無事に出るには他の六人を殺害するしか方法はなく、七十二時間後には毒ガスが流れるので参加者が協力することはできません。
お互いに疑心暗鬼になりながら、謎のゲームが始まりました。
感想
先が読めない
本書は事件描写、警察とのやり取り、迷宮牢の三つで主に成り立っていますが、終盤になるまで三つの関連性が見えてきません。
特に迷宮牢はフィクション丸出しの現実とは到底思えない事件で、他の描写からも浮いています。
その理由は後にしっかり説明されますが、そこで大きく感心してしまいました。
僕が感じていた違和感の正体というよりも、迷宮牢の描写がある理由です。
バトルロイヤルものかと思いきや、めちゃくちゃ技巧をこらされたミステリだったのです。
この衝撃はなかなかのものでした。
二度読み必須
本書はネタが全て割れてからが本番です。
伏線を一つもこぼさず、初読で回収できた人はおそらくいないでしょう。
それくらい至るところに張り巡らされています。
それこそ伏線にもなりそうにないありふれた描写にも、思いがけない意味が込められています。
これらを把握して二度目を読むと、本書がエンタメ小説からほど遠い、感情的ではなく論理的に構築された作品であることが分かります。
この感動は読破した人だけに与えられるものなので、二週することをぜひお忘れなく。
おわりに
意外性があると分かっているのに、見事に騙されてしまう。
早坂さんには脱帽するしかありません。
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