『ネコソギラジカル(上) 十三階段』あらすじとネタバレ感想!戯言シリーズ最終章
全ての終わりは―まだ始まったばかりだ。“世界”を、そして“物語”を終わらせるため人類最悪・狐面の男と十三階段が動きだす。狐面の男に「俺の敵」と認定された戯言遣い・いーちゃんの運命は?「戯言シリーズ」最終楽章、『ネコソギラジカル』三部作の前奏曲。
「BOOK」データベースより
戯言シリーズ最終話の上巻にあたる本書。
前の話はこちら。
ここまで繋いできた縁が新たな物語を生み出しますが、本書はその導入にあたります。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
最後の敵
前巻において、最後の敵が判明しました。
狐面をつけた男で、名前を西東天(さいとうたかし)といいます。
主人公のぼくが参加していたER3システムの前身であるER2システムに参加し、帰国後は『死なない研究』を行っていました。
哀川潤の父親ですが、十年前に亡くなっていました。
ところが、ぼくの目の前に現れます。
再会を約束して姿を消しますが、西東の目的は何なのか。
上下巻にわたり、ぼくと西東の戦いが描かれます。
宣戦布告
ぼくのお見舞いとして浅野みいこが病院に訪れていたところ、奇野頼知という男が二人の前に現れます。
西東が集めた『十三階段』という部隊の一人で、西東からの手紙を渡す役目を担っていました。
この時はみいこによって撃退されたかのように見えましたが、実は違いました。
奇野は体の中にあらゆる毒を仕込んでいて、知らぬ間に毒を盛られていたみいこは後日倒れてしまいます。
彼女を助けるためには西東たちの持つ解毒剤が必要であり、ぼくは彼らとの戦いに応じざるをえませんでした。
最終決戦
ぼくは戦いに赴くにあたり、三人の味方を得ます。
人類最強の請負人である潤。
同じアパートに住み、死神の家系に属する石凪萌太。
こちらも同じアパートで、『闇口』という『殺し名』の中でも序列の高い家系に属する闇口崩子。
人数こそ及びませんが、戦力としてどれも申し分ありません。
四人はかつて物語の舞台にもなった澄百合学園に乗り込み、西東たちとの戦いに臨みます。
しかしそこまで待っていたのは、潤すらも超える新たな最強でした。
感想
波乱を予感させる幕開け
ついに最後の戦いが始まりました。
冒頭は日常パートのような穏やかなやりとりが多いですが、要所要所で西東、十三階段が登場し、緊張感が漂います。
十三階段は名前の通りであれば十三人で構成されているわけで、途中で名前は明かされますがその能力までは明らかになりません。
肩書からどんな能力を持つのだろうと想像するのが楽しいし、いったいどうやって打ち勝つのだろうと新たな波乱を予感させてくれます。
ややダラけている
本書の終盤になってようやく本格的な戦いが幕を開けるわけですが、それまでのパートがやや冗長でダラけているなという印象はどうしてもぬぐえません。
ここにきても新たな設定がモリモリですが、果たして完結までに活かされるのだろうか。
伏線はきちんと回収されるのだろうか。
この辺りを考えると、多少モヤモヤした気持ちになります。
この感想は中巻にも当てはまるわけですが、下巻はそれまでの鬱憤を晴らすかのような怒涛の展開なのでご安心ください。
おわりに
戯言シリーズもついに最終章に突入しました。
新たなキャラクターの登場にとどまらず、これまでのキャラクターが再登場するなどまさに大盤振る舞い。
最後にふさわしい豪華さなので、ぜひ中・下巻にもご期待ください。
次の話はこちら。
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