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【2022年】ミステリ小説おすすめ厳選10作品!これを読んだらミステリがきっと好きになる!

harutoautumn

ミステリにはじめて挑戦するけれど、何を読めばいいのか分からない。

そんな初心者の人を主な対象として、この記事では僕のおすすめミステリ作品を日本、海外問わずに紹介します。

もちろん、ミステリが好きで次の作品を探しているという人もぜひ参考にしてみてください。

あまり奇をてらわずミステリの王道作品を紹介しています。

ミステリでも違った魅力の作品を集めましたので、一つでも気になる作品があれば幸いです。

また手に取りやすいよう文庫本に限定しています。

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ミステリ小説おすすめ厳選10作品

1. アガサ・クリスティー【そして誰もいなくなった】

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く…そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。新訳決定版。

「BOOK」データベースより

ミステリが好きな人であれば、誰もが通過する作品が本書ではないかと思います。

1939年にイギリスで発表され、著者のアガサ・クリスティーは『ミステリの女王』として今でもその名を轟かせています。

外界から遮断された状況下での事件を取り扱った作品を指す『クローズド・サークル』の代表作で、絶海の孤島が舞台となっています。

そこに『十人の小さな兵隊さん』の詩になぞらえて殺人が起こる見立て殺人の要素も加わっていて、今では当たり前となった手法の元祖ともいうべき作品です。

ミステリの魅力がふんだんに詰め込まれているので、一冊目として最適です。

発表から八十年ほど経ちますが、古臭さを感じさせない文章もグッドです。

アガサ・クリスティーの作品はどれも一級品揃いなので、本書がはまればクリスティーの別の作品に挑戦するという横展開もできます。

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2. 綾辻行人【十角館の殺人】

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!’87年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。

「BOOK」データベースより

今ではミステリ界の巨匠である綾辻行人さんのデビュー作で、『館シリーズ』の第一作目となるのが本書です。

『そして誰もいなくなった』と同様、クローズド・サークルもので、かつて殺人事件が起こった角島、そして島唯一の建物『十角館』が物語の舞台となります。

『そして誰もいなくなった』に比べると現代的な文章と設定で、古い時代背景が苦手だという方にはこちらをおすすめします。

本名ではなくそれぞれが好きな推理作家にちなんだニックネームで呼び合っているので、ミステリ好きであれば思わずニヤリとしてしまうポイントです。

この作品の登場によってミステリ界は大きく変わり、『綾辻以前、以降』で語られるくらい影響力のある作品なので、読んで間違いありません。

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3. 殊能将之【ハサミ男】

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。

「BOOK」データベースより

殊能将之さんのデビュー作である本書。

通常、ミステリでは謎をとく探偵や刑事などが主な視点になりますが、本書では連続殺人犯『ハサミ男』の視点で物語が進行します。

日常を淡々と過ごすかたわらで、次の標的に狙いを定めるハサミ男。

しかし、何者かによって標的は殺害され、世間はハサミ男の犠牲者だと誤認してしまいます。

殺人犯が殺人犯を追うという新しい展開。

そしてなんといっても本書の魅力は叙述トリックにあります。

叙述トリックとは、意図的に一部の情報が伏せて、読者の思い込みによって事実を誤認させる手法のことで、終盤にある事実が明かされることで物語は一転します。

物語にどんでん返しを求めるタイプの方には特におすすめしたい作品です。

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4. 我孫子武丸【殺戮にいたる病】

東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるシリアルキラーが出現した。くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇、平凡な中流家庭の孕む病理を鮮烈無比に抉る問題作!衝撃のミステリが新装版として再降臨!

「BOOK」データベースより

『ハサミ男』同様、叙述トリックが魅力的な作品です。

事実が明かされても混乱して事態が中々飲み込めないので、二度読み必至です。

叙述トリックがあると分かっていても騙されてしまうクオリティなので、推理に自信のある人は注意深く読み進めてみてください。

『ハサミ男』に比べるとグロテスクな描写がふんだんに盛り込まれているので、苦手な人はご注意ください。

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5. 高橋和明【13階段】

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。二人は、無実の男の命を救うことができるのか。江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。

「BOOK」データベースより

高橋和明さんのデビュー作となる本書。

殺人のため服役していたが仮釈放された服役囚の少年と、定年間近の刑事が十年前に起こった冤罪の可能性のある事件を追う、という構図になっています。

作中では死刑制度、服役者の更生など今でも答えの出ない難しい問題が取り上げられ、非常に重厚で心理的にも堪える内容です。

しかし、事件の追い方自体はシンプルなので、複雑な話が苦手な方でも追いやすいようになっています。

サスペンスが好きでミステリも読みたいという人に特に本書をおすすめします。

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6 相沢沙呼【medium 霊媒探偵城塚翡翠】

推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた―。

「BOOK」データベースより

相沢沙呼さんの新たな代表作となった本書。

小説家と霊媒師の美少女のコンビが事件に挑むというもので、ここ最近の作品の中でもエンタメ性、ミステリとしてのクオリティともに群を抜いて高い作品になっています。

それを証明するように第20回本格ミステリ大賞受賞をはじめ五冠を獲得していて、ミステリ好きであればぜひ読んでほしい一冊です。

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7. 市川憂人【ジェリーフィッシュは凍らない】

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船“ジェリーフィッシュ”。その発明者である、ファイファー教授たち技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところがその最中に、メンバーの1人が変死。さらに、試験機が雪山に不時着してしまう。脱出不可能という状況下、次々と犠牲者が…。第26回鮎川哲也賞受賞作。

「BOOK」データベースより

市川憂人さんのデビュー作で、2016年と比較的新しい作品です。

「二十一世紀の『そして誰もいなくなった』」というとんでもない売り文句がつけられていましたが、そう呼びたくなるのも分かるほど魅力的な作品です。

小型飛行船『ジェリーフィッシュ』、そして不時着した山という閉ざされた空間で次々と行われる殺人。

そして、それを追うマリアと漣という二人の刑事。

マリアは美人ですがだらしなく、態度が悪いせいで役立たずの上司のような印象を受けますが、ここぞという時に鋭い洞察力を見せつけます。

一方、蓮は必要なことをテキパキこなすクールで優秀な部下で、この二人がいいコンビであることが本書を盛り上げる一つの要因になっています。

王道ミステリが良いけれど、昔の作品はなんだか受け付けない。

そんな方には迷わず本書をおすすめします。

『マリア&漣』シリーズと銘打っていますので、これから新作が出てくる点もおすすめポイントです。

ただし、マリアの態度や言葉遣いが受け付けないというレビューも散見されるので、相性が試されるかもしれません。

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8. 今村昌弘【屍人荘の殺人】

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とペンション紫湛荘を訪れる。しかし想像だにしなかった事態に見舞われ、一同は籠城を余儀なくされた。緊張と混乱の夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。それは連続殺人の幕開けだった!奇想と謎解きの驚異の融合。衝撃のデビュー作!

「BOOK」データベースより

2019年に映画化されたことでも話題になった本書。

国内ミステリーランキング四冠達成というバケモノのような偉業を達成し、有栖川有栖さんからは『新・新本格の目玉が入った』といわれるほど期待されています。

新本格とは色々定義がありますが、ざっくりいうとこの記事でも紹介した『十角館の殺人』の作者・綾辻行人さん以降にデビューしたミステリ指向の作家さんの作品をそう呼んでいます。

しかし、平成以降に生まれた人からすれば、生まれた時にすでに新本格があったわけで、何も新しくありません。

そういった意味で、本書は若い人にとっての『新本格』であり、時代の分かれ目になりえる作品ということになります。

内容や設定は『十角館の殺人』に共通する部分が見受けられ、一方で時代を受けての推理方法の違い、二十一世紀においての探偵の意義など現代に即した内容になっています。

新しい作品が好きな方であれば本書をぜひおすすめします。

一方でノリが軽く、リアリティが感じられないなどの点から否定的な評価も目立ちますので、人を選ぶことは間違いありません。

しかし、賛否両論がつく位に多くの人に読まれた作品なので、惹きつける何かがあるのは間違いありません。

話題作はとりあえず読んでみたいという人であれば、これ以上のミステリはないでしょう。

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9. 森博嗣【すべてがFになる】

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

「BOOK」データベースより

森博嗣さんのデビュー作で、アニメ化、ドラマ化などされたことで知っている人も多いのではないでしょうか。

国立大学の工学部助教授だった森さんだからこそ描ける理系ミステリで、筋の通った理論的な話が好きな人には特におすすめです。

本書には真賀田四季という、森さんを語る上で欠かせない天才が登場するのですが、天才の描き方が本当にうまいんです。

底が知れず、何もかもを見透かしている超然とした態度が魅力的で、これだけでも読む価値があります。

しかし、それ以上に僕が好きなのが、主役である犀川創平と西之園萌のやりとりです。

どちらも違ったタイプの天才で、会話が噛み合っているようで噛み合っていない。

意味のない会話がかなり多いですが、その一つ一つにユーモアが溢れていて、これだけでもいつまでも読んでいたいと思ってしまいます。

本書は犀川と萌の頭文字をとった『S&Mシリーズ』の第一作目なので、気に入った人はぜひシリーズを通して読んでみてください。

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10. 米澤穂信【折れた竜骨】

ロンドンから出帆し、北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナは、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた…。いま最も注目を集める俊英が渾身の力で放ち絶賛を浴びた、魔術と剣と謎解きの巨編!第64回日本推理作家協会賞受賞作。

「BOOK」データベースより

米澤穂信さんはタイプの違うミステリを数多く手掛けているので、彼の作品を読むだけでもかなりミステリ欲が満たされると思います。

その中でも特に異色なのが本書で、ミステリとファンタジーが融合した内容になっています。

舞台は中世で、魔法が当たり前のように存在します。

魔法というと何でもありという先入観がありますが、ご安心ください。

ちゃんと制約があり、使用すると何かしらの証拠が残るため、そこから推理を組み上げていくことができます。

作中でヒントが丁寧に挙げられていくので、読者にとってフェアな推理を楽しむことができます。

普通のミステリに飽きたという方、自分の手で謎を解きたいという方に特におすすめです。

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おわりに

魅力的なミステリは無数にあり、この記事でご紹介したのはほんの一部です。

ミステリはその性質上、リアリティや推理の公平性に欠けるなどを理由に賛否両論になりがちなので、名作でも低評価がつきやすい傾向にあります。

なので、Amazonなどで実際に読んだ人のレビューも参考にしながら読む作品を決めてみてください。

あなたの感覚に近いレビューを見つければ、趣味ではない作品を選んでしまうリスクも軽減できると思います。

ただし、レビュー中にネタバレが含まれている可能性もありますので、ネタバレが嫌な人はあまりレビューを見ない方が良いかもしれません。

グダグダと書きましたが、ミステリには魅力やロマンが詰め込まれています。

一度はまれば、数十年にわたって楽しめるジャンルなので、ぜひ読まず嫌いをせずに一度挑戦してもらえればと思います。

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なかなか手に取れない数千円、数万円するような本を読むのもアリ。

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