ライトノベル

『虚構推理 スリーピング・マーダー』あらすじとネタバレ感想!長編となるシリーズ第三弾

harutoautumn

「二十三年前、私は妖狐と取引し、妻を殺してもらったのだよ」妖怪と人間の調停役として怪異事件を解決してきた岩永琴子は、大富豪の老人に告白される。彼の依頼は親族に自身が殺人犯であると認めさせること。だが妖狐の力を借りた老人にはアリバイが!琴子はいかにして、妖怪の存在を伏せたまま、富豪一族に嘘の真実を推理させるのか!?虚実が反転する衝撃ミステリ最新長編! 

「BOOK」データベースより

シリーズ第三弾となる本書。

前の話はこちら。

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本書は過去の話を描きながら、表題作である『スリーピング・マーダー』に繋がる構成になっています。

過去の描写では琴子の高校生時代を見ることができ、今と変わらない様子をうかがうことができます。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

第一章 岩永琴子は高校生だった

物語の舞台は、私立瑛々高校。

ミステリ研究部の部員は部長の天知学と新入生の小林小鳥、残りは活動をしていない幽霊部員二人だけで、廃部の危機にありました。

そこで天知は、今年度の新入生で最も知られる、小鳥のクラスメイトの琴子に目をつけます。

彼女をなんとしてでもミステリ研究部に入部してもらおう。

天知に弱みを握られた小鳥は仕方なく琴子に話しかけ、事情を知った琴子はミステリ研究部の部室を訪れます。

第二章 六花ふたたび

とあるアパートの三〇五号室では、一年ほどの間に三人もの人が自殺していて、事故物件として住人たちから認知されていました。

そんな部屋に新たな入居者が現れますが、それが桜川六花でした。

六花はすぐに琴子と九郎に所在を知られてしまったため逃げ出し、遅れて現れた琴子たちは、なぜ三人も立て続けに自殺しているのかの説明を始めます。

第三章 明日のために

大学生になった天知は、伯父の藤沼耕也に呼ばれて、彼と食事をとります。

藤沼が天知を呼び出した理由。

それは天知と同じ高校に通っていた琴子について話を聞きたいと考えたからでした。

調査会社に依頼すれば済む話ではありますが、岩永家に関わることに下手に手を出すと痛い目を見ることが業界では知られていて、調査会社を頼れない状況。

そこで目をつけられたのが天知でした。

天知はミステリ研究部での日々を思い返し、琴子に関わらないことを藤沼に勧めます。

その理由として、過去のエピソードを披露します。

第四・五章 スリーピング・マーダー

琴子は、ホテルグループとして有名な音無グループの会長・音無剛一に呼ばれて、面談の場を持ちます。

剛一は二十三年前、妻の澄を何者かによって刺殺されていますが、それは妖狐の仕業なのだといいます。

しかも、妖狐にお願いしたのは自分だと。

澄はグループ、子どもたちを自分の思うように支配していて、このままではどちらも遅かれ早かれ潰れてしまうところまできていました。

だから剛一は、妖狐を使って澄を殺害することを選びました。

それから時間が経ち、剛一は病によってその命を終えようとしていました。

それ自体は殺人の報いだと喜んでいましたが、心残りは子どもたちが真実を知らないことです。

そこで剛一は、何としてでも子どもたちに自分が澄を殺害したことを信じさせたいと考えていました。

琴子には、剛一には不可能だと思われていた犯行が実は可能だったと信じさせるのに協力してほしいのだといいます。

厄介な依頼ですが妖が関わっているだけに断ることもできず、琴子は九郎と共にこの依頼に立ち向かいます。

第六章 岩永琴子は大学生である

『スリーピング・マーダー』の後日談。

感想

一つに繋がる短編集

本書は一見、短編集に見えて、表題作である『スリーピング・マーダー』に繋がる連作集のような構成をしています。

唯一、繋がりが希薄なのは『六花、ふたたび』くらいで、後はしっかり繋がっています。

高校生時代から相変わらずな琴子はどのようにして学生生活を送り、周囲の学生たちからどのように見られていたのか。

九郎相手とは違った対応が面白く、彼女の新たな魅力に気づかされる内容になっています。

先の読めない展開

表題作である『スリーピング・マーダー』では、剛一の犯行をわざわざ子どもたちに知らせるために、琴子と九郎が奮闘します。

妖の存在を出しても信じてもらえるはずがなく、ではどうやって信じさせるのか。

琴子の虚構が冴えわたります。

と、思えば、次第に予想もしていなかった展開になり、意外な事実が読者を待っています。

この先の読めない展開が面白く、ついつい夢中になって読んでしまいました。

おわりに

琴子の新たな一面が見られる一冊でした。

とはいえ、それもまた彼女らしく、相変わらず虚構推理であることは間違いありません。

次の話はこちら。

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