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『クスノキの番人』あらすじとネタバレ感想!願いが叶うと言われる楠にまつわる物語

harutoautumn
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恩人の命令は、思いがけないものだった。不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放すると提案があった。心当たりはないが話に乗り、依頼人の待つ場所へ向かうと伯母だという女性が待っていて玲斗に命令する。
「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」と……。そのクスノキには不思議な言伝えがあった。

Amazon商品ページより

東野圭吾さんの作品である本書。

これまで数々の感動作を生み出してきた東野さんですが、今回も見事にやってくれました。

読書が得意でない人でも魅了できるだろうし、本好きさえも唸らせてしまう。

ベテランの圧倒的な強さを感じさせてくれる一冊で、本好きとしては悔しくも、それ以上に面白かったという、この言葉に尽きます。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

依頼

直井玲斗は正義感から自社製品の欠陥を顧客に伝えますが、それを理由に職場を解雇されてしまいます。

腹を立てた玲人は、職場に盗みに入りますが、未遂の段階で失敗。

あっけなく逮捕されてしまいます。

これで人生が急降下すると思われましたが、その時、弁護士がある提案をします。

彼の依頼人の命令を聞くなら、釈放するよう手配すると。

玲斗に選択の余地はなく、命令を聞くことを約束します。

言葉通り、玲斗は釈放されることになり、彼は依頼人である柳澤千舟という女性と会います。

番人

千舟は柳澤グループという巨大な組織で圧倒的な影響力を持っていて、本来、玲斗とは接点すら持つことのない人。

彼女は多額の示談金を支払う代わりに、玲斗にある命令をします。

それはとある神社の御神木であるクスノキの番人をしてほしいというものでした。

そのクスノキは願いを叶えてくれるという話で、多くの人が訪れます。

昼間はもちろんですが、特に大事なのは夜の参拝で、願いを持った人たちが多く訪れます。

玲斗は参拝者の様子から、彼らが願いが叶うことを本気で信じていることを知りますが、玲斗自身はクスノキの力をまだ知りません。

千舟はなぜ玲斗を番人にしたのか。

クスノキにはどんな力が秘められているのか。

玲斗は様々な人との交流を経て番人として成長し、クスノキに込められた思いを知ることになります。

感想

圧倒的なリーダビリティ

内容の話に入る前に。

本書はまず圧倒的に読みやすい。リーダビリティがめちゃめちゃ高いです。

どんなに上手い作者さんの作品でも、どこかでリズムが崩れたり、どういうことだっけ?と止まることがあります。

しかし、本書はそういうことが一切ありません。

最初から最後まで明快で、何の疑問もなく読み進めることが出来ました。

読書好きな人の中には、これを浅いとか言う人もいるかもしれないが、僕は東野さんの作品が日本中の人に愛される理由を再確認しました。

四百ページ以上とそれなりのボリュームですが、気にならないくらいあっという間に読めます。

言葉にならない思い

本書はクスノキが物語の中心になり、多くの人を介して少しずつその秘密が開示されます。

多くの読者はある程度予想がつくと思いますが、そんなことは些末なことです。

分かったとしても、そこに込められた思い。

これがもう素敵でした。

言葉にならない思いをこれ以上ないほど丁寧に描写していて、きっと読者ごとに色々な響き方をすると思います。

あなたは本書から何を受け取り、これからの生き方にどう反映させるのか。

明日の糧になる、東野さんならではの希望に満ち溢れた作品でした。

おわりに

東野作品は素晴らしい。

特別好きというわけではないのに、一旦読み始めると、もう虜になってしまいます。

続編も発売予定なので、東野さんの新たな代表シリーズ作品になりそうです。

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