小説

『ふたりの証拠』あらすじとネタバレ感想!悪童日記の続編となるシリーズ第二弾

戦争は終わった。過酷な時代を生き延びた双子の兄弟の一人は国境を越えて向こうの国へ。一人はおばあちゃんの家がある故国に留まり、別れた兄弟のために手記を書き続ける。強烈な印象を残した『悪童日記』の続篇。主人公と彼を取り巻く多彩な人物を通して、愛と絶望の深さをどこまでも透明に描いて共感を呼ぶ。

Amazon商品ページより

悪童日記に続く、シリーズ第二弾となる本書。

前作の最後、それまで区別なく描かれてきた双子が別れ、それぞれの道を歩み出します。

本書ではそのうちの一人、故郷に残った方がメインとなって描かれます。

前作とは違った手法で、それでいて強烈なインパクトは前作と同様、あるいはそれを超えてきますので、必読です。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

双子の一人

前作で、双子の一人は国境を越えて去っていき、もう一人は祖母の家に残りました。

本書では祖母の家に残ったリュカの人生が描かれます。

祖母はすでに亡くなり、リュカは彼女の家で一人暮らしていました。

リュカは十五歳でした。

家族

リュカは生まれたばかりの子どもを抱える女性・ヤスミーヌと出会います。

彼女に関する良からぬ噂は町中に流れ、もう町では生きていけない状況でした。

そこでリュカはヤスミーヌと、彼女の子ども・マティアスと一緒に暮らすことを決めます。

マティアスには肩、脚に奇形が見られ、将来に困難が待ち構えていることは容易に想像できました。

それでもリュカは二人を守り、養っていくため生きます。

しかし、時代の流れ、様々な人との出会いの中で、物語は予想外の展開を見せます。

感想

普通の小説スタイル

前作では双子二人が視点の一人称で、日記をそのまま小説にしたという体裁をとっています。

加えて双子をはじめとした登場人物全ての名前は伏せられていました。

一方、本書は三人称で描かれ、登場人物の名前がはじめから明かされています。

いうなれば普通の小説です。

これだけスタイルが変わればいくら続編とはいえ、統一感がなくちぐはぐしてしまいそうです。

しかしそんなことは一切ありません。

その最大の理由は二作に通じる、事実をありのままに描く、俯瞰した視点です。

前作を読んだ読者は、本書を読んでスタイルの変化に驚き、すぐにちゃんと続編なのだと安心して読むことができます。

青年期のおける揺れ動き

本書では双子のうち、村に残ったリュカの人生が描かれます。

物語のはじまりで彼は十五歳で、終わる時には二十二、三歳ということで、人生のうちの青年期が本書にあたります。

今までは成長するにつれて力も知識も増し、双子が揃えば何でもできる一種の無敵感がありました。

ところが、本書では青年期だからこそ起きる問題が連続し、非常に鬱々としています。

リュカ個人はもちろんのこと、彼の周囲にいる人たちも様々な問題を抱え、それが時に交錯します。

前作以上に重たい雰囲気が流れますが、それでも著者特有のドライかつユーモアな文章がその重たさを払拭してくれます。

何が真実なのか

本書は終始リュカの物語ですが、最後に双子の片割れであるクラウスが登場します。

そこで一気に時間が流れるわけですが、そこで読者は疑問に思います。

何が真実なのか、と。

前作という日記で描かれたことが真実なのか。

それとも本書が真実なのか。

あるいは真実などどこにもないのか。

読めば読むほど謎が深まりますが、それでも真実を追い求めてやまない。

そんな歯止めの利かない魔性の魅力を本書は備えています。

おわりに

新たな切り口で、双子の物語を提示してくれた本書でした。

さらにもう一作、シリーズには続きがあります。

それを読むことで真実が明らかになるのか、それとも謎は深まるのか。

ぜひその目で見届けてください。

次の話はこちら。

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