フルメタル・パニック

『フルメタル・パニック!本気になれない二死満塁?』あらすじとネタバレ感想!

ご存じ!戦争バカ高校生・相良宗介と人間ハザード・千鳥かなめの爆弾カップルがおくる、愛と笑いのノンストップ暴力ラブコメ最新刊!大評判の短編5作に、宗介と長編版美形キャラ・クルツの活躍を描いた特別書き下ろしを加えた6作を収録。

「BOOK」データベースより

フルメタの短編集第二弾となる本書。

前作同様、本編でのシリアスさなど忘れ、自由気ままにキャラクターが暴れまわっています。

後半、ミスリルやASが登場する話も出てきますが、こちらも殺伐とは無縁のコメディに仕上がっているので、気楽に読めます。

この記事では、本書のあらすじや感想などを書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

あらすじ

妥協無用のホステージ

相変わらず問題行為だらけの宗介。

ある日、絡んできた不良を撃退しますが、不良のトップである阿久津万里に目をつけられてしまいます。

後日、万里たちにかなめを人質にとられてしまい、指定された場所に一人で行くことに。

そこには五十人の不良がいて、宗介は持っている武器全てを手放すことになり、いくら何でも多勢に無勢です。

ところが、宗介にはちゃんとした策がありました。

空回りのランチタイム

古典の課題に苦戦する宗介を見かねて、かなめは自分のノートを貸し、明日必ず持ってくるよう言います。

ところが翌日、宗介は見事にかなめのノートを自宅に忘れてきてしまいます。

古典の授業は五時限目。

残された時間は一時間弱。

宗介とかなめは急いでノートを取りに帰りますが、そこには数々の困難が待ち受けていました。

罰当たりなリーサル・ウェポン

大晦日。

宗介のもとに恭子から電話がかかってきますが、呂律が回っておらず、言っていることも支離滅裂。

ただ宗介に頼みがあること、アラハバ神社にいることだけは何とか聞き取れ、宗介は神社に向かいます。

恭子の身に何かあったのではと危惧していましたが、恭子はただお神酒で酔っ払っていただけで、一人になってしまったかなめのアルバイトの手伝いを宗介にお願いしたかっただけでした。

宗介は気を取りなおしてかなめの手伝いをすることになりますが、この神社には不思議な決まりがあり、なぜか本殿には決して入ってはいけないことになっていました。

気になるもののかなめに言われて無視していましたが、神主の息子・勝彦から本殿に眠るお宝の特徴を教えられ、宗介は勝手にSADM(セイダム)という超小型の核爆弾だと勘違い。

周囲の安全のために、宗介は勝彦と共に神主によって無数のトラップの張られた本殿への侵入を試みます。

やりすぎのウォークライ

陣代高校のラグビー部は廃部の危機に瀕していました。

理由はここ十年以上、対外試合で一勝もできていないからで、来週行われる強豪校との練習試合に敗れれば即廃部になることがすでに決まっています。

宗介とかなめは、生徒会長の林水の指示によってラグビー部に補充部員とマネージャーとして助っ人に加わりますが、部の実態を知って驚きます。

ラグビー部員たちはみな体格としては申し分ないものの、虫も殺せないような穏やかな性格ばかりだったのです。

かなめは勝てない理由を察しますが、宗介は彼らを見捨てませんでした。

本気で勝つためのトレーニングを開始しますが、それは地獄の始まりでした。

一途なステイク・アウト

かなめは街中で偶然、中学自体の先輩である不破と再会します。

二人はお互いを思っていたもののそれは実っておらず、今もまだお互いに引きずっていることが分かります。

そんな二人は週末にデートすることになりますが、それ以来、かなめの様子はいつもと違っていて、鈍感な宗介でもそのことに気が付きました。

事情を聞かれた恭子は日曜日、宗介と一緒にかなめと不破を尾行することに。

宗介は不破が危ない人間ではないことに安堵しますが、その言葉とは裏腹に動揺を隠せず、かなめをちゃんと意識していることが分かります。

このままデートが楽しいものになるのかと思いきや、ここでちょっとしたトラブルが起きます。

キャプテン・アミーゴと黄金の日々

連休を目前にして、宗介は訓練のためにメリダ島に向かい、マオやクルツと合流します。

ところが、使用予定だったM9の整備が遅れており、訓練は延期になって宗介にとってはとんだ無駄骨になってしまいます。

そこでクルツは宗介をともなってパブにくりだし、そこでマスターから一枚の羊皮紙をもらいます。

それはこのメリダ島に眠る財宝の在処を示した地図で、十七世紀の大海賊『キャプテン・アミーゴ』なる胡散臭い人物の遺産なのだといいます。

宗介は眉唾物だと思いますが、クルツはそう思っておらず、翌朝、二人は地図の示す場所を目指して大冒険に出かけます。

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感想

ミリタリー色も少々

本書からミスリルに関係する話も登場し、ミリタリー色も少々味わうことができます。

爆薬やASの金額を改めて見ると、シャレにならないとんでもない代物です。

しかもそれをコメディ要素として派手にやらかすのですから、景気が良いこと。

それでもまだエンジンを温めている最中という感じのテンションで、次回以降はもっと面白くなることが容易に想像できます。

これがあの本編でシリアスたっぷりだったキャラクターたちと同一人物かと思うと、改めてフルメタという作品の懐の深さを感じました。

おわりに

英語交じりの短編タイトルが癖になってきました。

意外と知らない言葉もあり、調べて意味を知るとなるほどと思うことが多々あったので、そ

の辺りの細かいところまで吟味しながら読むとより楽しめると思います。