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『アンデル7』あらすじとネタバレ感想!

harutoautumn
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編集:中央公論新社
¥330 (2026/07/20 08:56時点 | Amazon調べ)

【新創刊7号は、夕涼みタイムにおすすめしたいラインナップ】

〇読み切り短篇は渡辺優さんの「てくてく」、上村裕香さんの「もふもふ」。
〇朝比奈秋さん「アンチエイジングクラブ東京」の若返り医療に反響続々。
〇小川糸さん「メープルシロップ」は森を舞台にした癒しと再生の物語。
〇松田青子さんの「手仕事」エッセイ。
○ほしおさなえさんの「140小説」入門。
○塩谷歩波さんの「銭湯図解 追い焚き」。
○好評コラム「全国銘菓帖」は浅倉秋成さん&中前結花さん。
○コジヤジコさんの回文、はらだ有彩さんのコミック、ひらいめぐみさんのエッセイ、最果タヒさんの詩、アート紹介まで。

わずか80ページに、
たくさんの「物語と出会うきっかけ」を詰め込みました。
親しみやすく手に取りやすく、
毎月、「豊かな1時間」をあなたと共に
――そんな小さな文芸誌です。

Amazon内容紹介より

シリーズ第七弾となる本書。

前の話はこちら。

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今回は長期連載を軸に置きつつも、エッセイや全国銘果帖、読み切り短編など豊富なラインナップで脇を固めています。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想などを書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

メープルシロップ【小川糸】

エルダーの花が咲き始める、春から夏に季節が変わる時。

楓がいかにエルダーの花やこの生活を愛しているかが描かれます。

今回は来訪する人は登場せず、彼の内面が深堀されます。

特に体調不良によってメンタルが落ちるなど、いつもよりも感情の起伏が激しく、これまでになかった彼の内面を見ることができます。

創作のこと、140字小説のこと【ほしおさなえ】

ほしおさんは女子大で小説創作を教えていて、その他の機会も通じて人の「書きたい」気持ちについて言及されています。

そんな中で『140字小説コンテスト』が紹介されています。

年四回開催されていて、相当数な応募があります。

何を書いたら良いか分からない。物語の断片だけが浮かんでくる。

そんな時に向いているのが140字小説で、ここではいくつもの140字小説が紹介されています。

日進月歩【渡辺優】

私は会社の目標で『日進月歩』を掲げたところ、後輩から『毎日歩けば月まで届く』という間違った意味を教えられ、それを信じ込んでしまいます。

私はそこにロマンを感じ、どうやったら生きている間に歩いて月に辿り着くだけの距離が歩けるかを計算しました。

その結果、一日二時間歩くことを目標に、私の新たな生活が始まります。

感想

季節の変わり目

七月号ということで、夏に変わるタイミングにぴったりな内容が盛り込まれています。

春から夏に変わるタイミングを楽しめるものもあれば、銭湯についてイラストを用いて紹介してくれるマニアックなものもあります。

ノスタルジー好きな僕としては、このように五感に訴えてくる作品は大好物なので、それだけで魅力的でした。

長期連載は落ち着きがち

個人的にちょっと物足りなかったのは、長期連載です。

『メープルシロップ』はこのタイミングで楓の内面が良く知れたのと、元々彼の内面の掘り下げが重要なテーマになっていたので、こちらは特段異論はありません。

一方で『アンチエイジングクラブ東京』はどうしてもやや物足りない印象を受けました。

朱里パートになってから女子高校性の悩みやが中心になりますが、正直、あまり興味がそそられません。

思春期として悩むことは当然あり、目の前に打開策のようなものがちらつけばどうしても抗いがたいものがあると思いますが、それでもそれを本書で読みたいという気持ちになれませんでした。

どちらかというと遠富や彩也加たち、酸いも甘いも嚙み分けた大人パートが好きだったので、次回以降でそちらに期待したいところです。

おわりに

本書は内容もそうですが、表紙の遊び心だけで楽しめるので、本当にオアシスのような作品です。

季節の変化も感じられる内容だったので、これを一年通じて読むとどんな気持ちを味わえるのか。

今から楽しみです。

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