ライトノベル
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『安達としまむら13』あらすじとネタバレ感想!

harutoautumn
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高校生活、最初で最後の文化祭がはじまる。

 勉強会をして。海に行って。古い友人の待つ田舎へ帰省して。夏休みも終わりに差し掛かったある日のこと、パンチョから文化祭準備に誘われた。
「安達もどう?」
「うちの学校文化祭なんてあった?」
「実はね。安達も青春感じに来ない?」

 喧噪に包まれながら少し思う。私はあまり人間が好きじゃないのかもしれない。しまむらだけが特別枠で、そこから宇宙が無限に広がっていく。私たち二人だけの国が欲しい。だから――
「これとは別に、やろう。二人だけの文化祭」

Amazon商品ページより

シリーズ第十三弾となる本書。

前の話はこちら。

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二人の未来に進む前に、まずは目の前の青春を二人で二人なりに味わう。

これから先も若い時期はあるのですが、今だけの特別感があり、それがこの瞬間に詰まっています。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

『青春群像ノスタルジックグラフィティ冒険活劇安達としまむら』

しまむらは家族にヤシロを加え、夏休みに母方の実家に帰省します。

安達はしまむらと離れるのが寂しくて、電話で連絡をとったり。

しまむらは犬のゴンを前にして、普段見せない表情を見せたり。

ノスタルジー溢れる一遍です。

『青春群像冒険活劇安達としまむら』

しまむらのもとにパンチョから電話があり、文化祭の準備に誘われます。

受験生ですがそこまで忙しいということもなく、しまむらは流れに任せて参加します。

パンチョから安達には声を掛けてなく、と言うか連絡先を知らず。

しまむらは少し迷った末、安達も誘うことにします。

『青春の安達としまむら』

文化祭当日。

周囲の配慮もあり、しまむらは安達と文化祭を回る時間を持ちます。

安達は不慣れなため、しまむらの適当なノリにも合わせようとして、それが二人ならではの時間を作り出します。

あだしま

文化祭は終わりましたが、二人の文化祭は終わっていません。

安達の提案で、安達の家で二人だけの文化祭をすることに。

安達の狂気に近い好意にしまむらが引きつつも、二人だけの穏やかな時間が進みます。

感想

穏やかな切なさ

本書を読んで、二人ならではのやり取りに微笑みが浮かびます。

そしてそれ以上に切なさが止まりませんでした。

もう戻らないであろう、青春の時間。

それを二人が過ごしていることに感慨深さがありつつも、終わりが近づいているという何とも言えない切なさがありました。

周囲の温かさ

本書は安達としまむらを描いた作品ですが、巻を重ねるごとに周囲の人々の理解のありがたさを感じます。

二人の親族や友人含めて、二人の在り方やこうしたいということを受け止め、近すぎず遠すぎない距離から見守ってくれています。

本書だとしまむらの祖母がそうで、脇役にいたるまでその素敵さが光っていました。

おわりに

最初で最後の文化祭が終わり、二人がやり残していることって何だろう。

そんなことを思い、本書が描くシーンが少なくなっていることに寂しさがありつつも、二人の穏やかな時間をまだ見ることができることに喜びを感じています。

予想以上に自分自身がしんみりしてしまい、ちょっとびっくりしました。

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