さよならポニーテール

みぃなとルーチ『Long time no sea』さよポニでは見えなかったみぃなのパーソナルな部分が垣間見える一枚

さよならポニーテールのメインボーカルを務める”みぃな”が待望のソロデビュー!Galileo Galileiやconnie(Negiccoプロデューサー)にもその歌声が認められ、多くの作品にゲストボーカルとしても参加していた”みぃな”が傑作デビューアルバムを完成! !

これまでに一度も LIVE を行わず、活動は主にソーシャルメディア上のみで、実態が謎に包まれている音楽ユニット「さよならポニーテール(通称・さよポニ)」のメインボーカル・みぃなによるソロプロジェクト「みぃなとルーチ」が初の音源をリリースします。さよポニ本体のポップなサウンドとは一味違う、フォーキーかつドリーミーなサウンドと、その魅力的な「歌声」に焦点を当てたアルバムは、まるで外国の絵本や映画のような世界です。今回はソロということもあり、すべて本人が作詞・作曲を担当(ほぼ全ての曲でギターも弾いています)。ジャケットのアートワークには、人気アーティストの我喜屋位瑳務を起用。普段のさよポニとは違うアーティスティックな雰囲気のみぃなが表現されています。

Amazon商品ページより

さよならポニーテールのボーカルとして圧倒的な存在感を放っていたみぃな。

そんな彼女の初めてのソロアルバムとなるのがこの『Long time no sea』です。

『久しぶり』というタイトルから勝手に親しい友人のような距離感を覚え、でも彼女のことは何も知らない。

そんな不思議な感覚の中、みぃなのパーソナルな部分をこれでもかとこのアルバムから感じることが出来ましたので、楽曲の解説や感想などをお伝えしたいと思います。

そもそもさよならポニーテールが分からない人は、もし良ければ以下の記事をご参照ください。

購入までの経緯

発売が告知されてすぐに予約しました。

あのみぃなのソロアルバムを買わない手はない。

ところが、ふと迷いが生じました。

流し聞きのように視聴したところ、そこまで引っかかるところがなかったからです。

僕は悩んだ末に、一度予約をキャンセルしています。

しかし、発売日になってさよポニファンの方々の盛り上がりを見て、もう買わずにはいられませんでした。

さよポニに出会えたこと自体が奇跡のようなもので、その出会いがあったからこそみぃなという魅力的なアーティストを知ることが出来たのです。

だったらこの出会いを今後十年でも二十年でも大事にしていきたいと覚悟が決まりました。

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楽曲解説

ここからは一曲ずつ紹介します。

あくまで最初に聴いた時の印象を大事にしたかったので、詳しい説明はほとんどしていません。

購入を迷っている人の参考になると幸いです。

1.The brown bunny

静かな出だしで、解放感に溢れてどこまでも行ける自由を感じました。

小さな冒険の幕開け。

アルバムの始まりにぴったりな一曲です。

2.Sea song

『ハロー ハロー ともだち』

みぃなのこの一言で心をわしづかみにされてしまいました。

海の上を漂うような。

海の中を泳ぐような。

ふとした間奏で目が潤んできて、包み込まれるような安心感を覚えました。

3.Wild is the wind

どこか異国情緒のある一曲。

少し飛び跳ねるような歌い方で、心の底から楽しんでいるみぃなの姿が浮かぶようでした。

4.Joy and Jubilee

前の曲から一転。

四畳半の小さな部屋の窓を開け、夜に浮かぶ月に向かって歌うのが似合いそうな楽曲です。

僕が大学生の頃にこんな曲があったら、延々リピートしてたそがれていたかもしれません。

個人的にアルバムの中で一番好きな曲です。

5.Amelia

歌うというよりも語りかけるような歌い方が染みわたる一曲。

もれる吐息でここまで雰囲気を作れるのかと感心して、歌の表現力は自分の思う限界よりも遥か遠くにあることを実感しました。

中盤からは一気に盛り上がりを見せ、ドラマティックな展開をします。

6.Tonight is the night

発売前からすでにYoutubeで公開されていた楽曲。

一番さよポニのみぃなから想像しやすいのではないでしょうか。

童話の世界に迷い込んだような不思議に溢れていて、ワクワクしながら聴いてしまいました。

7.More you becomes you

楽しげで優しい音楽とは裏に、歌詞には不安がにじみ出ています。

でも、最後には前に向かってそっと背中を押してくれます。

ギターのフレーズがとても好きです。

8.Bloom of all

アルバムを締めくくる楽曲。

みぃなの声の重ね方が本当に綺麗で、いつまでも浸っていたい時間でした。

正直、歌詞を正しく理解できている自信はありません。

しかし、何の抵抗もなく心に触れてくれて、それって素晴らしい楽曲だという何よりの証拠だと思います。

聴き終えた後も静かな余韻が残り、その感覚がなくなる前にまたアルバムの頭から聴きたくなります。

Arms dealer

初回限定盤に収録されている自宅録音の一曲目。

自宅録音のせいか時折ビリビリくるところがあり、そのせいかあまり修正のされていない、生の音楽を味わえた気がします。

『武器商人』という物騒なタイトルが意外で、この生感は曲にぴったりだと思います。

You & I

初回限定盤に収録されている自宅録音の二曲目。

不思議と合唱曲を歌っていた小学生の頃を思い出しました。

『忘却と希望』

とても印象的なフレーズでした。

うまく説明ができないのだけれど、本当に素晴らしい楽曲で、聴き終えて数分はなんだか腑抜けてしまいます。

感想

見えてくるアーティストとしての一面

後述しますが、みぃなのインタビュー記事を読んで、そしてこのアルバムを聴くことでみぃなという人のパーソナルな部分が少しだけですが見えてきた気がしました。

さよポニの活動だけを見ているとどうしてもボーカリストとしての側面ばかり見がちですが、本当はもっと根本的にアーティストとしての一面があることに気が付きました。

もちろん彼女としての信念はあると思います。

しかし、そういった気負いのようなものは感じられず、あくまでも自然体。

生活の中に当たり前のように音楽が存在していて、歌いたいもの、奏でたいものをただ表現する。

さよポニの活動ではない、みぃなソロでの活動だからこそ表現できるものがたくさん詰まっていました。

それと、とにかくみぃなが音楽を好きであることがこれでもかと伝わって、つい嬉しくなってしまいました。

音楽を愛する人が生み出した音楽。

これほど心に響き、染みわたるものはありません。

高まる期待

『Long time no sea』の発売をうけて、さよポニ各メンバーが次々にツイッターで言及していますが、誰もがみぃなの実力を認め、愛していることがこれでもかと伝わってきました。

一度も会ったことがなくとも、こんなに素敵な関係が作れるのだと改めて感激です。

作詞・作曲陣はこれまでのツイートやクロネコの本でパーソナルな部分が見えていましたが、今回のアルバムによってボーカルのみぃなのこともちょっとだけ見えてきました。

否が応でもこれからのさよポニの活動に期待してしまいます。

そして、みぃなの心の底から願う音楽活動ができて、これからも音楽を愛してほしいなと願っています。

痛恨のミス

楽曲が関係ない私事ですが、痛恨のミスをやらかしてしまいました。

タワレコ特典の冊子目的で、タワレコオンライン経由で購入したのですが、なんと『特典不要』になっていたのです。

届いてから十分ほどはそのことに気が付かず、梱包の薄っぺらい箱を何度も探してしまいました。

これも心の迷いから一度は予約をキャンセルした罰が当たったのかもしれません。

これからオンラインで購入される人はくれぐれもご注意ください。

しかし、良いこともありました。

流れてくるツイートの中で以下の雑誌が紹介されているのを発見。

見開きで二ページほどですが、みぃなのインタビュー記事が掲載されています。

冊子に比べればボリュームが少なめですが、それでもみぃなの言葉一つ一つから彼女のパーソナルな部分がにじみ出ていて、『Long time no sea』というアルバムをより深くまで聴く手助けになりました。

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おわりに

みぃなの表現したい音楽がたくさん詰まった一枚で、歌い方一つとってもさよポニの時の彼女とは違った魅力があります。

気負いのない音楽は心に自然と染みわたり、旅行の車内で、テレビを消してお酒を飲む傍らで。

あらゆるシーンで今後、お世話になる予定です。

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