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『ブラックナイトパレード 6巻』あらすじとネタバレ感想!

突如現れたサンタハウス創設者の一人である機械技師・ドロッセルマイヤーは、クネヒトの目の前で三春を強引に連れ去っていった。その年の12月24日をループする空間『静かなる夜(サイレント・ナイト)』に連れてこられた三春は、そこで想像を絶する世界を体験することになり…! クネヒトが三春をサンタハウスにスカウトした驚愕の真実も明らかになり、いよいよ物語の核心に迫る壮大なブラック・クリスマスストーリー、第6巻!!

Amazon商品説明より

毎年、年末に発売される本書を心待ちにするのがもはや恒例になっていますが、六巻では物語の核心部分が描かれ、かなり進展を見せます。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。

あらすじ

第33話『サンタハウスの秘密の部屋の巻』

ドロッセルマイヤーに案内され、志乃とベンは初代サンタの作り出した裏側の世界に行きます。

その部屋の表側には現在、三春たちがいました。

ドロッセルマイヤーは口論する三春とクネヒトの前に現れると、自分の最愛の人である赤いサンタはクネヒトが殺害したと告白。

クネヒトはドロッセルマイヤーを三春から引きはがそうとしますが、突然手錠で腕を繋がれ、三春に触れることが出来ません。

ドロッセルマイヤーは三春をそのまま裏側の世界に連れ去るのでした。

第34話『静かなる夜の巻』

ドロッセルマイヤーたちは、裏の世界を『静かなる夜(サイレント・ナイト)』と呼んでいました。

この世界では、その年の12月24日が永遠に繰り返されるのだといいます。

三春たちが束の間の休息をとる中、ドロッセルマイヤーは暖炉の中の炭から一冊の本を見つけます。

それは三春の父とクネヒトの契約書で、ドロッセルマイヤーはそれを破り捨てます。

ドロッセルマイヤーはクネヒトに対して強烈な憎しみを見せますが、志乃はクネヒトを信じたいと思っていて、その思いを否定されると部屋の外に飛び出して行ってしまいます。

ドロッセルマイヤーは後を追いかけますが、ベンもその後を追いかけて言います。

あなたから嫉妬の匂いがすると。

第35話『サンタだけの世界の巻』

ベンはドロッセルマイヤーから明確な殺意を感じ、二人っきりになったことでピンチに陥ります。

一方、クネヒトは稲穂とカイザーに五年前のことを話します。

裏側の世界には、サンタクロースだけが入れる一年後の12月25日がループする『クリスマスホリデー』と呼ばれる世界がありました。

クネヒトはルドルフのためにも三春の一年後の様子を見に行きますが、三春はネズミたちによって殺害されていました。

第36話『聖夜に君は冷たくなるの巻』

クリスマスホリデーで見た未来は変えることが出来ます。

三春は大学に合格したことでその実力を発揮し、有名人になっていました。

そこでクネヒトは稲穂に『ヴィクセン』の力を与え、三春が大学を落ちるよう細工します。

ところが次のクリスマスホリデーでも三春は殺害されていました。

大学進学を諦めて就職したところ、その未来でも有名になっていたのです。

クネヒトはその度に稲穂の記憶を消す能力を利用して三春の未来を変え、ポーソンの夜勤にカイザーをつけることでネズミから守っていました。

しかしそれでもクリスマスホリデーで三春は殺害されていました。

クネヒトは考えます。

まるでクリスマスホリデーに来る自分に見せつけるために殺害しているようだと。

そこで思いついたのが、ドロッセルマイヤーでした。

クネヒトはクリスマスホリデーで何かを見たからこそ、三春をこの場所に連れてきたわけですが、その理由はまだ明かされません。

一方、午前0時になると三春の視界が揺れ、気が付くと黒いスーツに身を包み、棺桶のような物の中で横になっていました。

第37話『ドンダーとブリッツェンの巻』

三春の周囲には誰もおらず、まるで長い間、人が誰もいないような気配がしました。

建物の中を歩くと、今度は大量のネズミの死体を見つけます。

恐怖を覚える三春ですが、なんとかベンと合流を果たします。

その後、女性の姿に似たネズミに襲われますが、三春は自分の力でベンの戦闘能力を引き上げ、何とか撃退に成功します。

第38話『涙のディストピアクリスマスの巻』

喜んだのも束の間、ネズミがさらに現れ、三春とベンは充電切れ。

絶体絶命かと思われましたが、隠れていた帽子と合流し、何とか逃げることに成功します。

帽子の説明によると、この世界はクリスマスホリデーで、サンタたちはクリスマスホリデーを利用して悪い子たちを集めるのだといいます。

帰り方は簡単で、二十四時間経てば元の世界に戻れます。

帽子が電気をつけると、そこは三春とベンが横たえられていた棺があって、他にもたくさんありました。

中にはこの一年で死んだトナカイたちが入っていました。

初代赤サンタを取り戻すには邪魔な存在で、ドロッセルマイヤーによって殺害されたのでした。

その原因は三春がドロッセルマイヤーを信じたせいですが、ここでそのことを知ったことで未来を変えることが出来ます。

その時、どこからかお経が聞こえてきて、現れたのは一年修行して悟りを開いた志乃でした。

彼女は二十四時間三春を守り、生かして返すために命をかけていました。

志乃が宣言するや否や、頭上から何者かによって攻撃され、志乃が応戦します。

彼女は死んだトナカイたちのカードを駆使して戦いますが、敵が姿を現すと一同は驚きます。

赤いサンタ衣装に身を包んでいますが、顔は明らかになりません。

しかし、三春は黒い……とこぼしているので、クネヒトと推測されます。

志乃はなんとか逃げ出すことに成功し、建物からドロッセルマイヤーも姿を現します。

外は寒いから戻ってくると踏んで焦らず、建物に火をつけます。

ドロッセルマイヤーにとっての本物のサンタとは、この謎の人物なのでした。

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感想

三春の身に起こっていることがかなり明かされ、シリアス度が増し増しな話でした。

しかし、三春をいつも殺害しているのは本当にドロッセルマイヤーなのか?

あのサンタは誰なのか?

など新たな疑問も湧いてきているので、次巻もかなり楽しめそうです。

おわりに

一巻の頃はまだあった楽しいクリスマス要素は全くなくなったな、としみじみ思わされる内容でした。

これまでの中村光さんの作品と比べるとかなり設定が練られている印象なので、今後の展開がますます楽しみです。

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