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『ブラックナイトパレード 7巻』あらすじとネタバレ感想!

harutoautumn
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突如三春とベンが転移した場所、そこはトナカイ達が死に、荒廃した未来のサンタハウスだった。ドロッセルマイヤーと手を組んだクネヒトに襲われた三春たちは、帽子さんの助けでコンビニに逃げ込むも、刺客として現れた鉄平と交戦状態に…! 赤いサンタの姿をした顔のあるクネヒト、帽子さんが持つ謎の剣、更にはネズミから人間の姿になった正体不明の子どもの存在…三春最大の窮地を迎えるディストピア・クリスマス編、いよいよ大詰めの第7巻!!

Amazon商品ページより

シリーズ第七弾となる本書。

前の話はこちら。

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荒廃した未来のサンタハウスで壮絶なバトルが繰り広げられます。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

第39話『君のおかげで僕のせいの巻』

三春たちが外に逃げると、クネヒトが追ってきます。

初代サンタクロースの力などすべてが元々クネヒトのもので、取り戻せたのは彼の戒めとなっていた鎖を未来の三春が切ったからでした。

鎖を唯一切れるのは『アダマスの剣』というものですが、この時点でどこにあるのかは分かりません。

クネヒトは志乃が力を使い切って動けないことを察し、三春の肉を食べて単体で生きられるようになったネズミを差し向けます。

絶体絶命かと思われました、そこにアダマスの剣を持った帽子が現れ、三春たちを助けます。

帽子は正気だったクネヒトとの約束を守るためにここにいて、ベンが二人を連れて逃げたのを確認すると自分も退散します。

ベンは志乃のエネルギー補給のために食べ物を探していると、偶然ポーソンを見つけて入ります。

補給して移動しようとしますが、そこに現れたのは三春たちの命を狙う鉄平でした。

第40話『たけのこ派は偽れないの巻』

鉄平は鉛の矢で我を失っていて、三春を殺すまで正気に戻ることはありません。

矢を抜けば正気に戻りますが、矢は心臓を貫いていて、抜くとその時点で鉄平は死んでしまいます。

一同が選択を迫られる中、三春は落ちていた某お菓子のきのことたけのこを拾い、どっちにするか鉄平に聞きます。

鉄平はどちらも選びませんが。三春は彼が大のたけのこ好きであることを知っていたので、寄生したネズミに操られていることを見抜きます。

そこで三春は、自分の手をカッターで傷つけます。

血が噴き出し、まだ三春の肉を食べていないネズミは鉄平の体を飛び出してきます。

そこで三春は、カードの力でベンにネズミを鉄平の体から引き抜くよう命令します。

第41話『特別な血のアトラスの巻』

ネズミは外に出されますが、三春の左腕に嚙みつきます。

そのまま食いちぎるのかと思われましたが、ネズミの口から三春の母親である春子の名前が出て、ネズミは金髪の少年の姿となって倒れます。

ここで少年の名前がアトラスで、三春の父親である冬馬の弟であることが判明します。

アトラスは春子をさらったネズミですが、そこで彼女になつき、彼女のことを逃がしてくれたのでした。

アトラスが凶暴になるのはドロッセルマイヤーに命令されるからですが、ここでポーソンの店内スピーカーからドロッセルマイヤーの命令が響き、アトラスはこの場にいる人間全員を殺すために動き出します。

第42話『子の苦悩の巻』

鉄平が咄嗟に金の矢でアトラスを射抜いて仲間にしようとしますが、ドロッセルマイヤーの命令との間で揺れ動いて動けません。

金の矢の効果は十分だけ。

しかし、これからやってくるドロッセルマイヤーの兵隊たちから生き延びるためには、アトラスの力がどうしても必要です。

そこで鉄平たちは三春に化粧をほどこし、春子に見立てます。

どう見ても三春ですが、それによってアトラスにかけられたドロッセルマイヤーの暗示が解け、やってきた兵隊たちをアトラスが撃退します。

すると、遅れてドロッセルマイヤーがやってきます。

アトラスはドロッセルマイヤーを傷つけたくないと泣き、三春もまたそんな彼に命令することを躊躇します。

第43話『歯向かう者の巻』

悩んだ末に、三春は自分を連れてドロッセルマイヤーから逃げるようアトラスに指示。

アトラスは、三春の服を掴んでいる鉄平ごと持ち上げてポーソンから逃げ出します。

外は極寒。

このまま凍死するかもしれないし、あと二分で金の矢の効果が切れてアトラスに殺されるかもしれません。

その時、アトラスは立ち止まり、歯向かう者という意味を持つ自分の名前が嫌いで、ドロッセルマイヤーの命令を聞けない自分に絶望していました。

しかし、三春はいいます。

歯向かう者という意味を捨て、アトラスがもう一つの意味、世界一我慢強い神を信じればいいと。

それはかつて、冬馬がアトラスに向けて言った言葉でもありました。

場面は変わり、ポーソン。

ドロッセルマイヤーは、殺したトナカイたちをネズミに変えていて、志乃とベンに差し向けます。

彼らには生きていた頃の感情が残されていて、二人を苦しめます。

やがてカイザーが襲いかってきますが、そこにルドルフが現れ、二人に代わって戦いを引き受けます。

第44話『赤いサンタの剣の巻』

ルドルフが不利に思えましたが、彼は針をしまって代わりにアダマスの剣を取り出します。

それでトナカイたちを切り、ついにドロッセルマイヤーの胸を突きますが、様子がおかしいことに気が付きます。

ドロッセルマイヤーの服の中に隠されていたのは、ルドルフの心臓でした。

どんなものでも傷つけられない心臓ですが、全てを終わりの時間に進めるこの剣であれば破壊することができます。

それによってルドルフは消滅。

三春たちが戻ってきますが、現れたクネヒトによってアトラスは拘束され、アダマスの剣を奪おうとした志乃は赤いサンタでないために燃え上がって消滅します。

クネヒトはアダマスの剣を持ち、三春たちの命もここまでと思われました。

しかし、三春はあることを想いつき、アダマスの剣に触れます。

当然燃え上がりますが、三春はクネヒトに赤いサンタになると言われたことを信じます。

すると火は消え去り、アダマスの剣は三春のものとなりました。

三春はドロッセルマイヤーの腕を切り落とすと、彼のはめていた時計を剣で貫きます。

それによって『静かなる夜(サイレント・ナイト)』は一気に終わりを迎え、三春たちは元の世界に戻ります。

感想

三春たちを待っていたのはあんまりな未来で、とにかく絶望感がすごかったです。

みんなの力を合わせてもドロッセルマイヤーやクネヒトには敵わず、これまでかと思われました。

しかし、最後の最後で決めてくれる三春はさすが主人公で、いつものいじられキャラとのギャップがもう最高でした。

ある程度隠されていた設定が出そろい、次巻からは元の世界に戻って正しい道を進むだけです。

また次のクリスマス頃まで読めないと思うとじれったくて仕方ありませんが、それくらい待っても読みたいと思える内容でした。

おわりに

次巻で今の話については決着がつきそうです。

絶望的な未来から学び、三春たちはどんな選択をとるのか。

みんなでハッピーに笑い合えるような、明るい未来が存在することを願っています。

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