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『雨でも晴れでも 1巻』あらすじとネタバレ感想!陰と陽がまじわるリニューアル百合作品

神社の娘で方言がコンプレックスな山田 美古都と、仏頂面で周囲から恐れられる生徒会役員、猫崎 蓮。全寮制の女子校”有頂天高校”で出会った彼女たちは、毎日のように放課後をふたりで過ごしている。ふたりの共通点は、ほかに友達がいないこと。そしてお互いのことだけを、特別な友達だと考えていること。

「猫崎さんがわたしを見つけてくれた時ーー世界に色がついたんよ」
「巫女装束だって関西弁だって、美古都さんの全部全部…かわいいって思ってたわ…」

ひとクセもふたクセもある少女たちの青春と心の交歓を描いた百合恋愛コメディ『雨でも晴れでも』第1巻ついにリリース!!

Amazon商品ページより

あらた伊里さんの新作百合作品で、すでに完結している『とどのつまりの有頂天』のリニューアル作品になります。

とどつまの基本を踏襲しつつも、新たなストーリーが描かれたり、テイストがギャグ路線からしっとりしたりと新たな発見があり、とどつまを読んだ人でもちゃんと楽しめる内容になっています。

本書に関するあらたさんへのインタビューはこちら

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

あらすじ

唯一の友だち

山田美古都は全寮制の有頂天高校に入学しますが、関西弁が恥ずかしくてタイミングをのがし、入学から二か月が経過しても友だちが出来ずにいました。

放課後は学校の敷地のすみっこにある有頂天神社で、一人お茶を飲む日々。

しかし、そんな彼女にも唯一の友だちがいました。

その相手は猫崎蓮といい、口数の少ないクールな美人で、生徒会役員とかなりのスペックを誇っています。

蓮は美古都に一目惚れし、いつも有頂天神社に遊びに来てくれます。

友だちの出来ない美古都のために生徒会役員の権限を利用し、ルールを無視して『巫女部』を設立。

二人は誰にも内緒で秘密の時間を楽しんでいました。

部活動の条件

巫女部は蓮によってこっそり設立されますが、本来は部室と部員四人が必須条件。

抜き打ち調査が入ればすぐに問題が発覚してしまいます。

一方、部活動として認めてほしいTOKYO ファッション部の熊倉タクヤ、ひきこも部の兎田夜空、昭和歌謡レコード部の辺銀律、獅子丸愛梨は協力し、部室を求めて有頂天神社を訪れます。

美古都は賑やかになったことを喜び、合併を了承。

蓮は美古都のお願いで顧問としてサポートすることに。

こうして『巫女部』改め『有頂天部』が設立されるのでした。

陰と陽

賑やかになっても美古都と蓮の関係は特別で、少しずつ距離を近づけていきます。

しかし、近づくにつれて蓮の様子に変化が起きます。

美古都に恋することに抵抗、もしくは否定的な感情を抱いていることが明らかになり、過去に何かあったことが示唆されます。

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感想

はっきりパワーアップしている

とどつまを読んでから本書を読んでいますが、間違いなくリニューアルしてパワーアップしています。

キャラクターの可愛らしさはもちろんですが、仲を深めていくイベントの一つ一つが大事に描かれ、勢いに任せずにちゃんと描こうという意志がひしひしと伝わってきました。

百合度が上がっている

とどつまでは中盤くらいまで百合度は控えめでしたが、『雨でも晴れでも』では序盤から百合度爆発です。

美古都×蓮はもちろんのこと、有頂天部の面々だったり、とどつまでは後半でようやく発覚したカップルが雨でも晴れでもではすぐに明かされます。

あと僕の見間違いでなければ、食堂のシーンでちらっと『総合タワーリシチ』に登場する大王と藤もいた気がします。

当然、話が進むごとに百合度はうなぎ登りなはずなので、今から楽しみすぎます。

蓮がこれでもかと重たい

そして、とどつまでもメインテーマとなっていた『蓮の重たさ』でしたが、それは『雨でも晴れでも』においても健在です。

むしろこちらもパワーアップしています。

こじらせすぎな彼女に、一体どんな過去があるのか。

美古都がどうやって蓮を救えるのか。

少女たちの可愛らしさだけではなところも『雨でも晴れでも』の魅力なので、しっかりチェックしていきたいと思います。

おわりに

単なるリニューアルでは終わらないところを1巻から見せつけてくれた本書。

何気にリアルタイムで追う百合作品としては本書が初めてで、自分の中では特別感を抱いています。

僕としてはハッピーエンドをどうしても期待してしまうので、美古都の今後の活躍とその先に待っている至福の瞬間に期待です。

百合マンガのランキングを作りました。

あと名作と名高い『総合タワーリシチ』が完全版となって発売されています。

気になるという方はぜひこちらの記事も読んでみてください。