徹底ネタバレ解説!『フルメタル・パニック!4 終わるデイ・バイ・デイ(上)』あらすじから結末まで!
「危険だ、車爆弾だ!」。“ダナン“シージャック事件の悪夢も覚めやらぬ秋の日、相良宗介の危機回避衝動はさらなる高まりをみせていた。教師の車を完膚なきまでに分解、大破。そんな、宗介の的を外した警戒は、決して杞憂に終わりはしなかった。“ダナン“を危地に陥れた裏切り者を追って、シチリアを訪れたクルツとマオ。だが、裏切り者を拘束するため、シシリー・マフィアの屋敷に潜入した彼らをASが襲う! 辛くも、援護に向かった宗介と合流した彼らは、最新鋭機M-9に酷似した正体不明のASを目撃! 敵か? 味方か? 謎のASへの疑惑を抱える宗介たちに、意外な事実が明かされようとしていた!! 大好評SFアクション・シリーズ。宗介&かなめ、不動の爆弾コンビにふりかかる悲劇の予感!? 【この作品は表紙イラストが新しくなった新装版です。本編や収録イラストの変更はありません】
Amazon内容紹介より
第四弾にして、初めての上下巻です。
前の話はこちら。
これまで宗介は高校生活と戦場というあまりにも違う世界を同時にこなしてきました。
しかし、本書でそこに亀裂が走ります。
上巻ということで、肝心なところで終わってしまうので、下巻の記事も合わせてご覧ください。
この記事では、そんな本書の魅力をあらすじや個人的な感想を交えながら書いていきたいと思います。
ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。
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潜入
シチリア島のとある邸宅。
ブルーノは数週間前までミスリルの作戦本部のスタッフでしたが、アマルガムという組織のスパイとしても活動していました。
そのスパイ行為の成果が前巻の事件に繋がり、今はカーポというマフィアの元で身を隠していました。
邸宅で行われたパーティで、ブルーノは魅力的な東洋人の女性を見つけ、自分の部屋に連れ込みます。
完全に油断していましたが、気が付くと女性は拳銃をブルーノの口の中に突っこんでいました。
女性は、変装したマオでした。
ブルーノを気絶させると、同じく潜入していたクルツと後は脱出するだけでした。
しかし、クルツの調子の良い性格が災いしてちょっとした騒ぎになり、警備兵に気が付かれてしまいます。
二人はブルーノを連れて逃げ出すと、車で待っていた宗介と合流。
激しい銃撃戦の末、相手はついにASまで出してきて、絶体絶命のピンチに陥ります。
しかし、そこに黒いM9が現れ、敵のASを撃破。
その正体を告げることなく、去っていくのでした。
アマルガム
ブルーノはミスリルの作戦本部に連れて行かれ、尋問されます。
最初は虚勢を張っていましたが、すぐにメッキが剥がれ、質問に答えます。
ブルーノにスパイを依頼したのはアマルガムという組織ですが、テッサたちはその存在を知りません。
結局、ブルーノはアマルガムに知っていることはなく、有益な情報は得られませんでした。
束の間の休息
何とか作戦を終え、高校生活に戻った宗介。
かなめの親友・恭子に髪が長くなったことを指摘され、宗介はかなめに連れられて床屋に行きます。
しかし、見ず知らずの刃物を持つ人間を前に、無防備でいることなど宗介にはできるわけもなく、トラブルを起こして店を追い出されます。
そこでかなめは自分が切ると提案し、宗介を自分のマンションに呼びます。
かなめの散髪はお世辞にもうまいとはいえませんでしたが、宗介は言葉にできない安心感を覚え、眠気すら覚えるほどでした。
簡単な食事を終えてから宗介がマンションを出ると、メリダ島からメッセージが届きます。
そこにはかなめの護衛を解除し、メリダ島に帰還するよう書かれていました。
今後のかなめの護衛はレイスというもう一人の護衛がすることになっていますが、宗介は納得できません。
これまでかなめが何度もピンチになったにも関わらず、レイスは一度も現れませんでした。
宗介はどこかに潜むレイスをおびき寄せるために機密情報を大声で叫びます。
すると、声を変えたレイスから電話がはいります。
しかし、レイスの正体は結局分からず、帰投しろと言われるだけ。
宗介は、どん底に落とされたような無力感を味わうのでした。
侮辱
メリダ島に帰還した宗介。
不満を隠さずテッサにぶつけますが、もちろんテッサの望んだことではありません。
テッサにも事情があり、つい宗介に対して声を荒らげてしまいます。
宗介が部屋を出て行くと、代わりに入ってきたのはベルファンガン・クルーゾーでした。
クルーゾーは西太平洋戦隊からミスリルに移った軍人です。
二人の会話は描かれませんが、その後、クルーゾーは宗介やクルツたちがいる飲み屋に現れます。
クルーゾーは前巻で戦死したマッカラン大尉を侮辱し、頭に来たクルツは殴りかかります。
しかし、クルーゾーはそれを簡単にいなし、さらに暴言を吐きます。
これには宗介も思わず反応します。
すると、クルーゾーは軽いゲームをやろうと提案し、宗介を連れてASの格納庫に向かいます。
結末
クルーゾーの提案したゲーム。
それはASでの戦闘でした。
とはいっても、装備は訓練用です。
宗介は後悔させてやると意気込みますが、クルーゾーが乗っていたのはあの黒いM9でした。
そして、最後にかなめのシーンが描かれます。
かなめは学校に姿を見せない宗介を心配し、電話をかけますが、その電話番号は現在使われていませんでした。
その人工の音声に、かなめは嫌な予感を覚えるのでした。
おわりに
盛り上がったところで終わるのは、上巻だから仕方ないでしょう。
本来、傭兵である宗介が高校生活を満喫すること自体が無理な話でしたが、それでも何とかこなしてきました。
しかし、ここにきてその無理が現実になり、かなり苦しい展開になってきました。
クルーゾーとの戦闘も含めて、下巻も必見です。
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