東野圭吾は電子書籍化を一部認めている!電子書籍市場の現状を解説!
東野圭吾さんといえば誰もが知る超有名作家であり、作品が電子書籍化されていればありがたいと感じる人も多いはず。
先に結論を申し上げると、東野圭吾さんは自分の作品の電子書籍化を一部認めていて、2020.4.24より7作品が電子書籍化されました。
東野圭吾さんの小説が電子書籍に 「容疑者Xの献身」、「白夜行」など7作品
以前は全く電子書籍化を認めていませんでした。
著者は本書の自炊代行業者によるデジタル化を認めておりません。
ナミヤ雑貨店の奇蹟 文庫分より
おそらく、他の作品についても同様のスタンスだと思います。
しかし新型コロナウイルス感染拡大に伴い、外出自粛が続く中で自宅にいながら購入できるよう電子化に踏み切りました。
今後、これをきっかけに他の作品も電子書籍化されるかもしれません。(ただし、2022.1.2時点で電子書籍化された作品数は増えていません)
結論は出ていますが、ではなぜこれまでは電子書籍化を許可していなかったのか。
この記事では、その理由を解説していきたいと思います。
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そもそも誰に決定権があるのか
本題に入る前に、一体誰に電子書籍化を決める権限があるのか。
これは基本的にその本を書いた作家自身だといわれています。
なので、東野圭吾の作品の電子書籍化を許可しない=東野圭吾自身の意思だと思って構わないと思います。
東野圭吾が電子書籍化を許可しなかった理由
肝心の本題ですが、実は調べても理由は明記されていませんでした。
その中で、以下の記事が東野さんの意向を一番的確に表現していると感じました。
理由とは違いますが、電子書籍黎明期に『自炊』と呼ばれる紙の本を自分で電子書籍化することが流行し、自炊代行業者が出現しました。
その時、東野さん含めた作家・漫画家七名が自炊代行業者を集団提訴し、勝訴しています。
こういったことからも、東野さんの出版物に対するスタンスが見てとれます。
読者からすれば、電子書籍という選択肢が増えれば良いことだらけですが、作家や出版業界にいる人たちからしたらそうはいきません。
製本や流通に関わる人にとっては文字通り死活問題です。
また、電子書籍になったからといって、必ずしも安価になるわけではありません。
プロモーション活動は変わらず必要ですし、電子書籍に置き換える作業も必要です。
これを各電子書籍ストアに合わせ、さらにiPhoneやAndroidといった各端末にも合わせていかないといけないので、紙の本よりも費用がかさむ可能性だってあります。
しかし、ユーザーからすれば、紙がない分安くなるはずと思うわけで、紙の本よりも値段を高く設定するわけにもいかないので、仮に費用がかさんだとしても最低限同じ価格で対応しないといけません。
そういった観点からも、東野さんは紙の本を買い、出版業界を買い支える読者を一番に考えたいのかもしれません。
おわりに
東野さんは以前まで電子書籍化を認めていませんでしたが、コロナ禍において少しでも希望が見いだせるようにと7作品の電子書籍化を許可しました。
東野さんのスタンス的にこのまま順調に作品数が増えるとは思えませんが、読者にとっては大きな一歩といえます。
また電子書籍化に反対しているのは決して読者へのいじわるではなく、出版業界の未来を思ってのことなので、僕はこれからも東野さんの作品は紙でちゃんと購入します。
もちろん電子書籍も利用していますので、今以上に作品が増えるのは大歓迎です。
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