シュタインズ・ゲート ゼロ(バッドエンド)ネタバレ解説!あらすじ、分岐選択まで!
この記事では、ゲーム『シュタインズ・ゲート ゼロ』のバッドエンドに関するあらすじや分岐選択などを取り扱います。
他のルートと重複する箇所もありますが、ご了承ください。
ちなみにゲームの分岐の詳細はこちらをご参照ください。
あらすじ
ここからはあらすじです。
前作『Steins;Gate』を知っている前提で記述しますが、よく覚えていないという方はこちら。
非常に簡単にまとまっていて、分かりやすかったです。
プロローグ
β世界線に移動し、紅莉栖を救うために、岡部と鈴羽はタイムマシンで過去、紅莉栖が死んでしまう7月28日に向かいます。
しかし、任務は失敗。
岡部は紅莉栖を刺し殺してしまい、絶望に打ちひしがれた状態で鈴羽に連れられて元の時間に戻ります。
紅莉栖の血を浴びて血だらけの岡部を見て驚くまゆりと橋田。
鈴羽は岡部をもう一度過去に連れて行こうとしますが、まゆりがそれを止めます。
岡部がかわいそうだし、世界の運命を一人が背負うなんて重すぎると。
鈴羽はそれ以上無理強いできませんが、決して諦めたわけではありません。
タイムマシンにはまだ燃料が残されていて、移動できる時間は344日。
一年と経たないうちに7月28日に戻れなくなるため、その日が来れば、岡部を置いて一人だけでも過去に向かう覚悟です。
しかし、そんな言葉はもう岡部に届かず、それ以降、彼は未来ガジェット研究所に行くのをやめたのでした。
零化域のミッシングリンク
人工知能
11月23日。
岡部は秋葉原の新しいシンボル、UPXにいました。
ここでATF(アキハバラ・テクノフォーラム)のコンベンションの準備が進められ、岡部は講演者のひとりである井崎准教授の手伝いで受付を担当しています。
岡部は少しでも井崎にアピールし、彼のコネクションを利用してかつて紅莉栖がいたヴィクトル・コンドリア大学に進学し、彼女の研究を引き継ぐことを目標にしていました。
と、岡部の前に中学生くらいの女の子が現れます。
場違いな少女に困惑する岡部ですが、少女はコンベンションの招待者に配られるゲストカードを取り出します。
少女は紅莉栖のいたヴィクトル・コンドリア大学の脳科学研究所に所属し、名前を比屋定真帆(ひやじょうまほ)といいます。
年齢は21歳で、紅莉栖よりも年上です。
このコンベンションの最後に、脳科学研究所主任研究員であるアレクシス・レスキネン教授が講演することになっていて、真帆は助手兼通訳として来日したのでした。
真帆をスタッフルームに案内した岡部。
ホッとしたのも束の間、次に現れたのは桐生萌郁でした。
彼女はα世界線において、『ラウンダー』の一人としてまゆりの命を奪いましたが、ここはβ世界線なので、その心配はありません。
彼女の目的は岡部ではなく、レスキネンへのインタビューでした。
レスキネンはまだのため、真帆が相手をするとして二人はスタッフルームに消えていきます。
萌郁に対してまだ不信感を抱く岡部ですが、仮に彼女がラウンダーだとしても、今の自分たちはSERNに狙われる理由がないと思い直し、精神安定剤を飲んで効くのを待ちます。
それから数時間後、岡部はレスキネンと真帆が深刻そうに話している姿を目撃します。
英語でほとんど聞き取れませんでしたが、紅莉栖について話していたようです。
そうこうしているうちにレスキネンの講演の時間になり、岡部も会場に向かいます。
岡部が席に着くと、講演が始まります。テーマは『人工知能革命』です。
スクリーンに写された映像には『側頭葉に蓄積された記憶に関する神経パルス信号の解析』とあり、紅莉栖がかつて書き上げ、サイエンス誌で絶賛された論文のタイトルです。
レスキネンは紅莉栖の研究について紹介し、現在彼らのチームはその理論を元に、人間の記憶をコンピューターに保存し、活用するシステムを開発していることを明かし、会場がどよめきます。
雰囲気を察したレスキネンが質問を受け付けると、すぐに会場から質問が殺到しますが、そのほとんどが否定的なものでした。
岡部は紅莉栖の研究が否定されることに怒りを覚え、思わず異議を唱えます。
会場は唖然としますが、拍手が起こります。レスキネンでした。
彼は岡部の行為をたたえ、会場の空気を和ませるために巧みに利用し、講演を続けます。
真帆はしばらく通訳を休むといって、代わりにスクリーンに真帆そっくりの映像が映し出されます。CGですが、まるで実写のようなリアリティーがあります。
それは『Amadeus』システムと呼ばれるもので、レスキネンたちの研究の成果です。
真帆は、スクリーンに映し出される真帆と会話を始めますが、会場は誰も目の前で起こっていることが正確に理解できませんが、スクリーンの真帆が解説します。
彼女は78時間23分前に真帆の脳内から取り出された記憶を持ち、それをベースに動いています。
さらにレスキネンとスクリーンの真帆はいくつかのやりとりをしますが、それはあまりにも自然で、とても人間と人工知能の会話とは思えません。
本物の真帆は言います。Amadeusは自分の判断で話すことを決め、それは決してプログラムされたことではありません。
Amadeusの記憶のインプットとアウトプットは、人間のそれと非常に近いのです。
嘘をつくことだってあります。
レスキネンは最後に、Amadeusに人間と同様の魂を宿すことが出来るのではないかと考えていることを明かし、講演を終えます。
懇親会
井崎の口利きによって、ATF後の懇親会に参加できることになった岡部。
しかし、レスキネンの周囲には常に人だかりができていて、岡部は壁際で料理を食べることくらいしかできません。
すると会場には同じような人がもう一人いて、真帆でした。
岡部は一通り話すと、講演会でのことを謝り、その内容について真帆と議論します。
彼は紅莉栖と何度もタイムマシンについて会話を重ねてきたため、なんとか話についていくことが出来ました。
真帆は脳科学が専攻でない岡部がここまで話せることに驚きを隠せません。彼の話した内容は、紅莉栖が唱えた理論と全く同じでした。
岡部は事情を説明しようか迷いますが、夢のために嘘を交えながら真帆に説明します。
紅莉栖が日本に留学している時、彼女からレクチャーされたこと。友人であること。これはα世界線のことですが、岡部に記憶には確かに残っています。
二人は紅莉栖のことで意気投合し、今度はレスキネンが岡部に声を掛けます。
真帆は岡部が紅莉栖の友人であることを説明すると、レスキネンは岡部にAmadeusのテスターになってくれないかと提案してきます。
よく分かりませんが、岡部はチャンスを手放したくないと了承。
最後に、真帆は明かします。
Amadeusのデータとして、真帆以外にもう一人分の研究者の記憶が保存されていて、それこそが紅莉栖のものでした。
正確には、八か月前の紅莉栖の記憶です。
対面
ATFから数日後。
岡部は埼玉県和光市にあるレスキネンたちが日本で仕事をするオフィスに行きます。
レスキネンはオフですが、真帆が対応してくれ、Amadeusの紅莉栖と会わせてもらえることになっていました。
テスターと言われていましたが話は簡単で、Amadeusの対話サンプルデータが目的でした。
そこで岡部は24時間いつでもAmadeusと対話できるような環境を与えられることになっていました。
真帆は岡部をブースに案内し、パソコンに何かを打ち込みます。
すると不意に、女性の声がスピーカーから響きます。
岡部は思わずモニターに映し出された女性に目が釘付けになります。
そこに映っていたのは、まぎれもなく岡部の知る紅莉栖でした。手を伸ばせば、彼女に触れられそうな錯覚を抱きます。
閉時曲線のエピグラフ
催眠療法
場面は変わり、岡部は臨床心理士によるカウンセリングを受けていました。
しかし、すぐに紅莉栖のことを思い出して取り乱し、催眠療法は中止。
外に出ると、今日付き添ってくれたまゆりが待っていました。
岡部は彼女を心配させないよう大したことないと嘘をつくと、夕飯を食べに行かないかと提案。
それに対してまゆりは、るかとフェイリスも会いたがっているから秋葉原に行かないかと提案し、岡部は了承します。
秋葉原に着くと、岡部は久しぶりにるかとフェイリスに会います。
彼はタイムマシンという禁忌に触れて大切な人を失ってしまって以来、鳳凰院凶真という名前を封印していました。
また、紅莉栖のことを思い出さないよう、ラボにも全く顔を出していません。
今の彼はどこにでもいる普通の大学生で、テニスサークルに所属する岡部にるかもフェイリスも驚きます。
話の流れで、まゆりはラボでクリスマスパーティーをすることを提案。
それは橋田と彼女が考えたオペレーションで、鈴羽を笑顔にすることが目的でした。
この世界線の鈴羽は中学生の頃から軍事教練を受けていたため笑顔を見せるタイプではなく、まゆりたちはそのことを気にしていたのです。
正直、もう二度と過去に跳ばないと宣言して以来、岡部は鈴羽に会うことをためらっていましたが、まゆりに説得され、参加するかどうか考えることにします。
四人で何を食べようか考えながら歩く中、岡部はAmadeusの紅莉栖との対面を思い出します。
回想
戸惑う岡部に対して、Amadeusの紅莉栖は初対面の人に対するような挨拶をします。
彼女には岡部と会った記憶がないのだから当然です。
真帆は岡部のことを説明しますが、紅莉栖の友人であることはまだ明かしません。
一方、岡部は頭で理解しつつも、Amadeusと紅莉栖の区別がつけられずいました。
精神安定剤を飲んでいないため、体調が悪化し、紅莉栖はそのことに気が付いて岡部を心配します。
真帆のフォローによって岡部はなんとか立て直しますが、紅莉栖はそのやりとりを見て、真帆が岡部と付き合っているのかと疑います。
何でも恋愛に繋げるところも紅莉栖そっくりで、岡部は彼女との日々を思い出します。
岡部は気を取り直してAmadeusの紅莉栖との会話に臨みますが、最初に出した話題は『タイムマシンは作れるか?』でした。
それに対して紅莉栖は、可能ではないけれど、不可能とまでは言い切れないといい、岡部を驚かせます。
彼の知る紅莉栖とは、答えが違っていたからです。
岡部の知る紅莉栖ははじめ、タイムマシンなんてバカらしい代物だと断言したのです。
気になった岡部は、彼の知る紅莉栖の立場になってAmadeusの紅莉栖と議論し、α世界線との微妙な違いを実感します。
その後、そこにレスキネンが現れ、Amadeusの記憶の仕組みについて岡部は聞きますが、答えたのは紅莉栖でした。
Amadeusの記憶の改竄は理論上出来ますが、Amadeusには秘密の日記のようなAmadeus以外誰もアクセスできないログを取っていて、その日記と現在に齟齬があれば疑問を抱くことができます。
また、定期的にバックアップもとっているため、改竄されたとしても復旧することができます。
紅莉栖との対話を終えると、帰り際、レスキネンにテスターをやる気はあるかと確認されます。
期間は彼らが日本にいる間で、月に二回程度、テスト経過を報告するだけです。
これに対して、岡部はテスターとなることを改めて表明します。
ここで回想は終わり、Amadeusから電話がかかってきます。
岡部のスマホにはAmadeusのアプリが入っていて、二十四時間紅莉栖と会話することができます。
ちなみに、岡部がこの通話をとるまでの八回、紅莉栖からの連絡を無視していて、彼女は怒っていました。
しかし、そんな態度も紅莉栖そっくりで、岡部は改めて胸の奥が締め付けられるのを感じます。
悪夢
まゆりとそのコスプレ仲間である中瀬克美(フブキ)、来嶋かえで(カエデ)阿万音由季は買い物を楽しみ、帰り路につくところでした。
その時、フブキは突然、脳裏に浮かんだ映像に驚きます。
その映像はかつて岡部が何度も目にした、まゆりが死ぬシーンでした。
フブキはまゆりが本当に死んでしまうのではないかと不安になり、フブキの様子がおかしいことに気が付いたのはカエデだけでした。
フブキはカエデにだけ事情を説明します。
夏頃から現在、十二月にいたるまで毎日のようにまゆりが死ぬ夢を見て、フブキたちはどうすることもできないのだといいます。
カエデは疲れてるだけだと励まし、カエデも一応納得しますが、結局、その夜も同じ夢を見るのでした。
鈴羽の苦労
その頃、鈴羽は橋田のだらしない生活に苛立っていました。
彼には将来タイムマシンを開発してもらわなければなりませんが、その一方で鈴羽が未来から乗ってきたタイムマシンを精査するとタイムパラドックスになりかねないため、口出しすることはできないのでした。
また岡部のことも悩みの種です。
今のままでは彼は過去に行かないし、紅莉栖を救うこともありません。
そうすると、第三次世界大戦の起きないかもしれない未知の世界線『シュタインズゲート』にたどり着くこともできません。
しかし、橋田は岡部のことを信用していて、鈴羽もとりあえず目の前のやることに専念することにします。
と、その時。
ラボに由季が姿を見せ、鈴羽は急いで奥に隠れます。
由季はまゆりと待ち合わせをしていて、橋田が応対しますが、分かりやすく緊張しています。
ちなみに、由季は鈴羽の未来の母親であり、橋田の妻になる女性です。
由季には鈴羽のことを橋田の妹だと紹介していますが、いつボロを出すか分からないため、鈴羽はなるべく由季に会わないようにしていました。
新型脳炎
岡部はAmadeusとの会話の中で、彼女をラボに連れていくよう命じられます。
どうしようか迷っているとまゆりと会い、ラボで由季と待ち合わせをしている彼女と一緒にラボに向かいます。
岡部は久しぶりの訪問に緊張していましたが、橋田たちは今までと変わらず接してくれ、何とか落ち着きます。
その時、隠れている鈴羽を見つけてしまい、事情を知らない岡部は彼女の存在を由季にもバラしてしまいます。
その後、まゆりと由季はシャワーを浴びることになり、残った岡部と橋田、鈴羽は打ち合わせをします。
由季については、対応は橋田に任せる。
それから鈴羽は、この世界線の行き先は地獄でしかないことを再度岡部に訴えます。
しかし、岡部は紅莉栖のことを思い出してしまい、すぐに発作が起きてしまって説得どころではありません。
岡部はタイムマシンによる世界線の改変は神の領分であり、そこに触れればもっと残酷になることを訴え、鈴羽もそれ以上訴えることができません。
その時、テレビのニュースでアメリカで猛威を振るっている新型脳炎について報道されていました。
国内に上陸している可能性もあり、具体的な症状を聞いて岡部は驚きます。
『夢と現実の区別ができなくなる』、『時間間隔が失われる』、『まわりの人と記憶が一致しなくなる』。
それはまさしくリーディングシュタイナーそのものでした。
鈴羽の使命
鈴羽には岡部と共に過去を変えることの他にも使命があり、それは鈴羽と一緒に未来から来た椎名かがりを探すことでした。
かがりは第三次世界大戦によって両親を失い、まゆりの養女となった少女で、未来を出発した時点で十歳。
鈴羽たちは2010年に来る前に、もっと過去に飛んでいて、そこでかがりは行方不明になってしまい、それ以降、鈴羽はずっと彼女のことを探していました。
そんな鈴羽のことを影からサポートしてくれたのがフェイリスでした。
彼女の手配によってラジ館の屋上を借り上げられ、おかげでタイムマシンを誰にも見つけられずに済んでいました。
ところが、ラジ館の屋上で話す二人に聞き耳立てる人物に鈴羽が気が付き追跡しますが、逃げられてしまいます。
相手は真っ黒なヘルメットにライダースーツを身にまとい、性別すら不明。明らかに訓練を受けた動きでした。
タイムマシンを狙う人間である可能性が高いですが、岡部に知られるとタイムマシンを破壊するよう言われる可能性があるため、このことは二人の他に橋田にだけ伝えられるのでした。
分岐点
柳林神社でAmadeusを起動する岡部。
彼は今日この後、レスキネンたちと会って経過を報告することになっていて、その前に紅莉栖に確認したいことがありました。
話せば話すほど紅莉栖そっくりで、岡部は思わず彼女に好きと伝えそうになり、はたと自分が現実の紅莉栖とAmadeusを区別できていないことに気が付きます。
そして紅莉栖の死に際を思い出して発作に襲われ、アプリを一方的に切ります。
(ここで電源を落とすと、『亡失流転のソリチュード』に進むフラグが立ちます)
※『亡失流転のソリチュード』から進める可能性があるのはこちら。
再び紅莉栖から電話が入り、岡部は何度もスマホの電源を落とそうとしますが、気が付くと再び電話をとっていました。
紅莉栖は突然電話を切られたことに怒っていましたが、岡部の顔色が悪いことに気が付き、彼を心配してから電話を切ります。
結局、岡部は電源を切ることができず、レスキネンたちと会うまでの時間で落ち着こうとすると、カエデとフブキと会います。
カエデは体調の悪そうな岡部を心配しますが、フブキは岡部とまゆりのギスギスした距離感を気にしていて、思い切って好きな人が誰なのかを聞きます。
岡部が思い出したのは紅莉栖で、同時に彼女を刺した時の感触を思い出します。
その時、視界が歪み、世界線が移動するのを感じました。
双対福音のプロトコル
陰謀
岡部はレスキネンと真帆に会い、テスターをやめたいと申し出ます。
紅莉栖と話すことが楽しく、それが怖くなったのです。
真帆は無責任だと憤慨しますが、レスキネンはそれを了承。ただしAmadeusのアプリは残したままで、今後Amadeusと話すかどうかは岡部の自由となります。
レスキネンが席を外すと、真帆は少し冷静になり、岡部と仲直りします。
と、そこで岡部はパーティーの時、レスキネンと真帆が紅莉栖の母親について話していたことを思い出し、それについて聞きます。
真帆は、紅莉栖の母親が住む家が放火されたと電話があったと明かし、逡巡してからおかしな点を挙げます。
一つは、地元警察が捜査した後、関係のないFBIが現れたこと、
もう一つは、放火犯を隣の住人が目撃していますが、あまりに手際が良く、特殊部隊のように見えたといいます。
最後に、犯人たちはロシア語で話していました。
岡部は半年前、中鉢がロシアに亡命したことを思い出し、それとの関連性を疑います。
さらに真帆は、研究室に地元警察と一緒に日本の刑事も来たといいますが、あとで問い合わせると、日本だけでなく地元警察も研究室を捜査したことはないと回答が得られました。
つまり、警察と称した人物は全員偽物ということになります。
それ以降、真帆は紅莉栖の死の裏には何かあるのではと疑っています。
真帆は真実を知りたがっていますが、彼女を危険に晒したくない岡部は黙ったままを貫きます。
襲撃
三人は食事を終えると、話を聞きつけた井崎の厚意によって、彼の車で送ってもらうことに。
一同は地下駐車場で井崎の車に乗り込みます。
その時、何者かに車が銃撃されます。
岡部は襲撃者に見覚えがありますが、思い出せません。
井崎は恐怖から逃げ出し、岡部と真帆は苦戦しながらも何とか車を運転して襲撃者をかわします。
すると襲撃者はセダンに乗って突っ込んできますが、岡部たちは間一髪のタイミングで車外に避難します。
真帆は、襲撃者がセミナーで岡部が異議を出した相手であることに気が付きます。
男は血だらけの状態で車から出てきて、死にそうな状態で拳銃をレスキネンに向けますが、突然何者かに撃たれて死んでしまいます。
その後、岡部たちは警察に保護されますが、誰が撃ったのかは分からないままです。
看病
鈴羽は高熱を出し、ラボで橋田、まゆり、由季に看病されます。
特に由季の看病は幼い頃を思い出し、嬉しくもくすぐったくもあります。
鈴羽は、みんながいることで気が緩み、この温かい時間がいつまでも続くのではと錯覚し、任務を忘れそうになることがたまにありました。
しかし、橋田は悪いことではないと、父親としての一面を見せます。
鈴羽はぎこちないながらも由季と接し、その優しさに少しだけ癒されます。
遺産
橋田に呼ばれ、メイクイーンを訪れた岡部。
真帆の相手はフェイリスに任せ、二人だけで話をします。
橋田の用件は二つあり、一つ目はまゆりに内緒で『椎名かがり』という名前の女性を探してほしいというものです。
岡部はまゆりの交友関係を挙げますが、かがりと関係がありそうな人物は特にいません。
事情を聞くと、かがりを捜しているのは鈴羽で、しかもかがりはまゆりの娘(養子)であることが判明。
未来に影響を出さないために、まゆりには内緒で捜さないといけません。
かがりは鈴羽とタイムマシンで過去に向かい、1998年の秋葉原ではぐれてしまったのだといいます。
岡部も捜すことにして、用件は二つ目へ。
橋田は誰にも聞かれないようRINEで送ります。
それは秘密のバイトの話で、橋田が担当している仕事が行き詰っていて、紅莉栖のことでアドバイスが欲しいのだといいます。
話が読めない岡部に、逡巡しながらも橋田は説明してくれます。
つい最近、彼の元にノートPCとポータブルハードディスクが持ち込まれますが、強固な暗号化が施されていて、パスワードがないと起動できない状態にありました。
しかも、その暗号化ソフトを作ったのは橋田自身であり、彼の考えにより解き方の分からない暗号をあえて作ったのでした。
岡部に紅莉栖のことで相談したのは、これらの所有者が紅莉栖だったからです。
ノートPCなどを持ち込んだ人物については、仕事の規約上教えてもらうことは出来ません。
岡部はパスワードになりそうな紅莉栖と関係のある事柄を思い出そうとしますが、例の発作が始まってしまい中断。
少し時間をもらうことにします。
交換条件
クリスマスイブ、今日はラボでクリスマスパーティーが予定されていて、岡部も参加予定です。
その前に、岡部は和光市にある研究室に寄り、紅莉栖に謝るために真帆に会います。
Amadeusを起動すると、案の定、紅莉栖は怒っていました。
しかし、すぐに岡部の誠意が伝わり、交換条件を飲んだら水に流してくれることになります。
交換条件とは、今日これから真帆をディナーに誘うというものです。
隣で聞いていた真帆も驚きますが、岡部はそれを飲み、改めてラボのクリスマスパーティーに誘います。
いきなり二人きりはハードルが高いかと紅莉栖も納得し、そこにレスキネンが現れます。
彼はクリスマスパーティーへの参加をすぐに決め、なし崩し的に真帆も参加することになります。
紅莉栖との会話が終わり、改めて紅莉栖のことが好きだったことに気が付かされる岡部でした。
クリスマスパーティー
岡部たちがラボに到着すると、ラボメン一同はサンタコスに身を包み、賑わっていました。
今日のパーティーは鈴羽へのサプライズが含まれていて、彼女はこれから橋田に連れられてやってくる予定です。
一度電気を消し、二人が入ってきたタイミングで明かりをつけますが、襲われると勘違いした鈴羽は条件反射で由季に攻撃を仕掛けてしまい、もう少しのところで大事に至るところでした。
鈴羽は次第に状況を理解し、戸惑いながらもパーティーを楽しみます。
その後はプレゼント交換をして、まゆりの用意したオルゴールが真帆に当たります。
ネジを巻くと柔らかい音色が流れ、鈴羽は以前、看病の時に由季が歌っていた曲であることに気が付きます。
曲名を聞き、まゆりがそれに答えようとしますが、次の瞬間、岡部は世界が歪むのを感じます。
それはリーディングシュタイナーであり、世界線の移動を意味していました。
永劫回帰のパンドラ
戦時中
岡部が目を開けると、そこは雨が降る屋外でした。
しかも一人ではなく、自衛隊の格好をした人たちと一緒でした。
岡部も同じ格好をしています。
彼らはどこかに向かっているようですが行き先を教えてくれず、銃声が何度も聞こえます。
第三次世界大戦の起こった世界線なのか、と岡部は思います。
道中の話から、岡部は日本の未来のために何人もの命を犠牲にしてまで護られていることが判明します。
岡部は装甲車まで送り届けられると、一ヶ月をかけて沖縄に避難します。
沖縄の港で海自の護衛艦から車に乗り換えると、後部座席に由季とフブキが乗っていることに気が付きます。
二人からラボメンが無事であることを確認し、車は走り出します。
運転手の下山は、防衛局に着く前に三人に質問があるため同乗してもらったのだといい、橋田や鈴羽の行方、橋田の研究について聞いてきます。
そしてフブキには、先日の健康診断でストレスがひどいことが分かり、現実と夢の区別がつかない白昼夢を見るような症状が出ていることを明かします。
フブキや由季は下山を敵視していて、岡部は本当に保護されているのか?と疑問に感じます。
さらに下山の話から、フブキと同様の症状を訴える人間が複数いることが分かり、その能力はリーディングシュタイナーと同じもので、岡部もそうであることを知られてしまいます。
この時になって岡部は、クリスマスパーティーのあの時、ロシアがタイムマシンを使って過去改変実験を行ったのではと考えます。
下山はなおも三人を追い詰めるような質問をしますが、一本の電話が入り、行き先変更を指示されると明らかに苛立ちます。
三人は嘉手納基地、つまり米軍基地に連れて行かれ、そこでまゆりたちと再会します。
フェイリスは再会のキスをするふりをして、防衛省も米軍の人も信用してはいけないと岡部に忠告します。
そこに米国軍人が現れ、岡部以外をバスに乗るよう指示し、岡部だけは別の車に乗せられます。
下山は乗らないよう叫びますが、すぐに銃殺され、岡部は抵抗すらできません。
軍人は会わせたい人がいるとして、岡部にスマホを渡します。
岡部は指示された通りにボタンを押すと、そこに映ったのはAmadeusの紅莉栖でした。
そして、またしても世界線が移動するのを感じます。
新型脳炎
岡部が目を覚ますと、ラボにいました。
まゆりたちへの質問によって、元の世界線に戻ってきたことを確認します。
クリスマスパーティーから一ヶ月が経過していましたが、その間の岡部の記憶はありません。
なぜ世界線が移動したのか?
不思議に思っていると、パーティーの時、岡部とフブキが倒れたことが判明。
しかもフブキは未だに入院していて、世間を賑わせている新型脳炎の疑いが晴れないのだといいます。
岡部は前にいた世界線のことを思い出し、フブキはリーディングシュタイナーを持っているのではと思い、彼女の入院する病院を訪れます。
会ったフブキは退屈そうですが、元気そのものです。
しかし、フブキはリアルな夢を見たといい、その内容は岡部が前の世界線で経験したものそのものでした。
岡部はみんなに頼んでフブキと二人にしてもらいます。
そして夢の詳細を確認しますが、やはり岡部が見たものと全く同じ内容でした。
そこで岡部はリーディングシュタイナーについて簡単に説明すると、フブキ以外にも同じような人が新型脳炎で入院しているのだといいます。
二人はしばらくこのことをまゆりたちには内緒にすることを決めます。
危機感
まゆりたちと別れ、鈴羽に呼ばれてラジ館屋上にやって来た岡部。
鈴羽は岡部がリーディングシュタイナーを発動したのではと疑っていて、彼に銃を向けます。
岡部は元の世界線に戻ったと主張しますが、それでもタイムマシンの実験は開始されたことになり、鈴羽からしたら一刻の猶予もありません。
鈴羽は無理やりにでも岡部を7月28日に連れて行こうとしますが、そこに橋田が現れて彼女を止めます。
橋田は闇雲に過去に戻っても世界線は変えられないから、ちゃんと研究をしようと説得します。
その後、岡部は帰り、橋田と鈴羽は二人きりでタイムマシンの中にいました。
橋田は今でも岡部が復活し、みんなの先頭に立ってくれることを信じていました。
鈴羽もその言葉を信じますが、問題はそれだけではありません。
かがりを捜すために予定外のジャンプを繰り返し、タイムマシンのバッテリーが残り少なくなっていました。
正確なジャンプをするためにはあと半年が限界で、残された時間が少ないのも事実です。
遺産
レスキネンと真帆の帰国が数日後に決まり、岡部は真帆と一緒に秋葉原のパーツショップを巡ります。
真帆がひとしきり満足すると、彼女の要望で二人は紅莉栖の亡くなったラジ館を訪れます。
紅莉栖の死体が発見された8階に行くと、真帆は紅莉栖が死んだ時のことを岡部にしつこく聞いてきます。
真帆は中鉢がロシアに亡命したこと、紅莉栖の家を放火した犯人がロシア語を話していたことなどから、なんらかの関連性を見出そうとしていました。
岡部は頑なに話そうとしませんが、真帆はいいます。
以前、岡部たちが地下駐車場で襲われたのは自分のせいかもしれないと。
彼女は、紅莉栖の遺産を持っていました。
岡部が思い出すのは、橋田に依頼されたノートPCとハードディスクで、あれの依頼人は真帆でした。
岡部は橋田に連絡をとると、彼の裏バイトについて聞きたいことがあるというと、ある場所に来るよう指定されます。
狙われる理由
橋田に指定された場所はコスプレ衣装を取り扱うお店で、中にいる橋田に案内され、三人は隠された事務所に入ります。
そこは橋田が裏バイトをするために借りている部屋でした。
と、そこに紅莉栖から電話が入り、岡部は出ます。
(電話をとらないと、『弾性限界のリコグナイズ』に分岐します)
紅莉栖は和光市のオフィスが何者かによって荒らされ、真帆のホテルにも誰かが侵入したことを教えてくれます。
岡部は相手の狙いが真帆の持つ紅莉栖のノートPCとハードディスクであることを確信。
お店を出ると、入れ違いで日本人でない男たちがやってくるのが見え、間一髪でした。
岡部は真帆の安全を考え、フェイリスのマンションで匿ってもらうことにします。
帰国
岡部はノートPCとハードディスクを手放す、もしくは破壊することを提案しますが、真帆はそれを拒否。
岡部は知っていることをようやく真帆に説明します。
中鉢が紅莉栖の父親で、彼の発表した論文は劣化版であり、オリジナルは紅莉栖が書いたことを。
真帆は予想外の話に驚きます。
彼女は、Amadeusの軍事転用について紅莉栖が関係しているのではと考えていました。
その後、真帆がレスキネンと合流すると、岡部がこのままAmadeusのテスターを続けることが決まります。
そしてレスキネンと真帆はアメリカに帰り、半年が経過します。
私秘鏡裏のスティグマ
陰謀
日本から戻って以来、真帆はタイムマシンの研究に没頭していました。
そしてレスキネンが近々、共同研究で日本に呼ばれていることが分かり、真帆もついて行くことにします。
一方、真帆はアメリカに戻ってから、Amadeusの研究の裏で何か大きな力が働いているのではと不安を感じていました。
そんな時、レイエスが研究に問題があったとして、レスキネンに相談を求めに行きますが、真帆は彼女に同行する全く学者らしくない研究員に不信感を抱きます。
気になってレイエスとレスキネンの会話を盗み聞きします。
明らかに不穏な話で、真帆は驚いて物音を立てて二人に気が付かれてしまいます。
逃げられずにいると、レスキネンはちょうどいいと言って、何かを考えがある様子です。
真帆に分かったことは、岡部の言っていた話は決して陰謀論者の妄想などではなかったということでした。
再入院
紅莉栖の亡くなった事件からもうすぐ一年。
岡部はヴィクトル・コンドリア大学に行けるよう真面目に勉強していました。
ある日、岡部はまゆりと買い物をしていると、カエデからメールが届き、フブキが再び入院してしまったことを知らされます。
二人は急いでカエデ、由季と合流すると、フブキのお見舞いに行きますが、新型脳炎が悪化したのではなく検査入院だということが分かり、ホッとします。
すると岡部は、医師と話すレスキネンを見つけて声をかけます。
レスキネンはアメリカ政府の依頼で、新型脳炎の治療の調査に加わるよう指示されていたのでした。
しかし、岡部はリーディングシュタイナーについては話さず、その日のお見舞いを終えます。
回想
鈴羽はかがりとはぐれる前のことを思い出します。
二人は1998年を訪れ、鈴羽は2000年問題が起こらないようにするために修正プログラムにとりかかります。
かがりは自分たちのいた未来がなくなることを不安がりますが、鈴羽はむしろあの世界は存在してはいけないと意気込みます。
その時、かがりは突然、無表情になって『神様の声が聞こえる』と呟き、鈴羽の作業を妨害。
さらに拳銃を拾い、鈴羽に突きつけます。
鈴羽の説得に応じることなく、かがりはIBN5100を何度も打ち、鈴羽の制止を振り切ってどこかに行ってしまうのでした。
対決
ある日、橋田はラボの階段であるものを見つけます。
それは、くすんだ緑色をしたうーぱのキーホルダーでした。
鈴羽には見覚えがあり、すぐに2036年、まゆりが旅立つかがりに渡したものであることを思い出します。
鈴羽はかがりが鈴羽のことを認識していて、ラボを監視していることを知ります。
半年前、ラジ館の屋上でタイムマシンを監視していたライダースーツの人物もかがりで間違いありません。
かがりの目的は、鈴羽たちがシュタインズ・ゲートに辿り着くことを阻止することです。
橋田が出かけてから鈴羽がシャワーを浴び終えると、室内がラボの中に侵入していることに気が付きます。
それは、ライダースーツの女でした。
二人は激しい攻防を繰り返し、鈴羽はそれがかがりであることを確信します。
両者の実力は拮抗していましたが、橋田が現れたことで均衡は破られ、かがりは橋田を人質にとります。
しかし、それが鈴羽の怒りに触れ、かがりは逃走。
見失ってしまいますが、橋田はかがりが泣いていたと証言。
彼女の目的は分からず、鈴羽も力尽きて気を失います。
裏切り
久しぶりに日本を訪れた真帆。
岡部はすでに紅莉栖のノートPCとハードディスクを処分していました。
真帆はこの半年間、タイムマシンの研究に打ち込み、それが成功すれば紅莉栖を救えるのではと考えていました。
岡部は神の摂理に反すると猛反対しますが、真帆が悩んでいるのを知り、紅莉栖を救おうなんて考えるなと前置きをした上で、全てをことを話します。
真帆はすぐに心の整理がつかないようですが、それよりも様子がおかしいことに気が付く岡部。
彼女は頭が割れそうに痛いといい、かと思うと、ものすごい力で岡部の気管を圧迫します。
自分に話さずに黙っているべきだったと涙を流す真帆。
岡部は意識が薄れゆく中、Amadeusを起動し、意識を失います。
地獄
岡部が目を覚ますと、体をイスに固定され、機器が並ぶ見知らぬ部屋にいることに気が付きます。
そして、そこに現れたのはレスキネンでした。
彼はもう一つの仕事として、アメリカの民間情報機関・ストラトフォーに所属していることを明かします。
レスキネンはタイムマシンの情報を入手し、あらゆる国に売り込むことを目的にしていました。
しかし、核兵器などと違い、タイムマシンを使って亜世界を改変しても誰も気が付かず、抑止力にはなりません。
ところが、レスキネンはそのことも考慮していて、目をつけたのが岡部の持つリーディングシュタイナー、そして新型脳炎でした。
彼らは新型脳炎患者が過去改変を感知出来るというところまでは突き止めていて、あとはその確証を得るだけです。
そのためにレスキネンはフブキたちの脳をいじり、真帆の脳に施術をしていました。
タイムマシンの情報とリーディングシュタイナーを保有する人物をセットで売れば、世界の軍事バランスは保たれる、というのがレスキネンの考えです。
そして、あらゆる拷問を駆使して、岡部の記憶を取得するつもりです。
岡部にとって、それはまさしく地獄でした。
戦争の始まり
秋葉原の街をさまよう真帆。
彼女はレスキネンの脳の施術の影響で苦しみ、操られて岡部を売ってしまったことに多大なる罪悪感を抱いていました。
そんな彼女をまゆりは見つけ、行方不明になった岡部のことを聞きます。
真帆はいけないと思いつつも、岡部から教えられた残酷な事実を話し、傷ついたまゆりはどこかに行ってしまいます。
その時、ライダースーツの女が現れ、まゆりを傷つけた真帆の頬をはたきます。
彼女もまた、レスキネンの手下でした。
真帆は誰なのか聞きますが、その答えを遮るように軍隊で使うようなトラックが現れ、中から武装した男たちがラジ館に向かっていきます。
ライダースーツの女は駅の方に消えます。
真帆の元に紅莉栖から電話が入りますが、真帆は感情的な言葉をぶつけてしまいます。
その時、秋葉原の街で銃撃戦が始まり、真帆はぼんやりした頭でラジ館に向かいます。
上の階に行くと、先ほどのライダースーツの女が『ママがいなくなった、タイムマシンが破壊された』と泣いていました。
真帆はどうすることもできず、気が付けば紅莉栖にどうすればいいのか聞いていました。
紅莉栖は、自分はストラトフォーにモニタリングされているため、協力すれば真帆が不利になることを明かします。
それでも紅莉栖は協力を申し出てくれ、真帆も覚悟が決まります。
紅莉栖がストラトフォーのアジトを調べると、真帆はライダースーツの女と共に乗り込むのでした。
岡部は夢の中で、真帆と会います。
彼女は岡部が捕らえられている間に、まゆりと鈴羽が行方不明になり、ストラトフォーに乗り込んだかがりは亡くなったこと。
そして、レスキネンには逃げられ、Amadeusも消されてしまったことを明かします。
残る希望は岡部だけであり、シュタインズ・ゲートを目指してほしいという言葉を最後に、岡部は目覚めます。
そこは病院でした。
岡部は夢の内容から、真帆たちが自分のことを助けてくれたことを確信します。
秋葉原からは黒い煙が立ち上り、岡部は橋田に電話します。
状況は真帆が言ったように絶望的で、岡部は普通に生きることを許されない自分の運命を呪います。
そんな状況でも、橋田はタイムマシンを作ると諦めていませんが、岡部は終わることのない戦いに疲れ、自分が死ぬその時まで、逃げることを決めます。
そして、真帆やまゆり、紅莉栖に謝るのでした。
最後に
他のルートも別の記事で取り扱っていますので、ぜひ合わせてご覧ください。
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