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『らせん』あらすじとネタバレ感想!亡くなった友人の遺体から見つかる謎とは?

harutoautumn
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幼い息子を海で亡くした監察医の安藤は、謎の死を遂げた友人・高山竜司の解剖を担当した。冠動脈から正体不明の肉腫が発見され、遺体からはみ出た新聞紙に書かれた数字は、ある言葉を暗示していた。……「リング」とは? 死因を追う安藤が、ついに到達する真理。それは人類進化の扉か、破滅への階段なのか。史上かつてないストーリーと圧倒的リアリティで、今世紀最高のカルトホラーとしてセンセーションを巻き起こしたベストセラー。

Amazon商品ページより

シリーズ第二弾となる本書。

前の話はこちら。

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昔映画で見てとても怖かった記憶だけがありましたが、読んでみると当初とはかなり印象が異なっていました。

『リング』がホラーとして読めたのに対して、本書はホラーにSF要素が加わり、人智で理解できる範囲に寄ってきています。

一方で、理解できるからこそ分かる恐怖もあり、そのバランスが魅力の一つでした。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

夫婦

安藤は妻と離婚寸前の状態でした。

お互いへの気持ちが切れたからではなく、一年ほど前に最愛の息子を亡くしていたからでした。

安藤は未来へ進もうとしていますが、妻はいまだに過去に囚われていて、折り合いをつけることは不可能に見えます。

現状に疲れ果てている安藤ですが、唯一の安らぎは、解剖医として死体を解剖している時だけでした。

知り合いの解剖

ある日、安藤の元に男性の遺体が回ってきますが、大いに驚きます。

男性はリングの主役格である高山竜司で、安藤の医学部時代の同級生でした。

高山の死体をはじめに発見したのは恋人の高野舞で、自殺の線は薄そうです。

解剖を進めると、典型的な心筋梗塞に見えますが、喉の奥にできた潰瘍も死因とは関係ないものの気になります。

解剖が終わって縫合すると、棺桶の蓋をする前に高山のお腹から詰め込まれた新聞紙がはみ出ていることに気が付きます。

そこには六つの数字が書かれていて、学生時代から暗号が好きだった高山からのメッセージかのように思えますが、安藤には数字の意味が分かりませんでした。

不安

問題なく解剖を終えたはずなのに、安藤の不安は拭えません。

いくつか解読を試みて、数字が『RING』という言葉を意味しているだろうことを突き止めますが、この時点では意味が分かっていません。

その後、安藤は解剖結果を伝えるために舞と会い、異性として彼女に惹かれてきます。

またこの時、高山がビデオテープに録画されたものを見て亡くなったこと、ビデオテープについて新聞記者の浅川から連絡があったことが判明します。

謎のピースが散りばめられると共に、安藤はRINGの問題に巻き込まれてきます。

感想

前作との繋がり

本書は前作と濃密に繋がっています。

時系列的にも直後なので、連続して読むと序盤からすんなり読めるのではないでしょうか。

僕は数年空けての読書でしたが、序盤で記憶が甦り、安藤と舞が会話を重ねる頃には当時の感覚が蘇っていました。

安藤のもとに様々な謎が舞い込み、彼にとって意味や関連性が見えていませんが、読者はそれよりも多くの情報を持っているため、全貌を見えずとも問題の重大さには気が付くことができます。

このギャップが面白く、読者がまずいと判断できる方に進む安藤に怖さを覚えつつも、その先を見たいという好奇心も共存しています。

前作を活かしつつも、さらに世界観を広げているあたりに正しい続編の在り方を感じました。

賛否両論

本書を読んだ人からすると、感想が分かれて当然という感覚があるのではないでしょうか。

特に前作がドンピシャだった人にとって、本書がイマイチという感想になることも十分あり得ます。

それくらいテイストが違います。

冒頭にも書きましたが、本書はホラーでありつつもSF要素が入り、現象に理屈がつけられてしまいます。

しかも理屈もややこじつけ感があり、バリバリ論理派の人からすればそれ本当か?と首をひねりたくなると思います。

僕は細かいところまでは気にしないタイプなので、よりスケールが大きくなった話が面白く、これはこれとして十分楽しめました。

鈴木光司さんの作品自体が緻密な理論で構築されたものではないため、その点も加味しつつ読むと、過度な期待をせずちょうど良いタッチ感で読めるのではないかと思います。

おわりに

タイトルのままの内容に展開しますが、そのスケールの大きさは完全に想定外でした。

まだまだリングシリーズは広がっていきますので、引き続きお楽しみください。

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