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『これは経費で落ちません!13』あらすじとネタバレ感想!

harutoautumn
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沙名子と太陽が結婚し、ふたりは結婚休暇中。その頃、天天コーポレーションの人びとは?――尊敬する沙名子の結婚に驚き、その相手が山田太陽だと知ってショックを受けている真夕。密かに思いを寄せていた沙名子が、可愛がっていた後輩と結婚したことに狼狽える鎌本。男職場の営業部で、東北への販路を開こうと奮闘する亜希。自分の真価が認められないことが不満な馬垣。そして営業部長の吉村とソリが合わないけれど、なんだかんだと食事をすることになった経理部長新発田など、沙名子と太陽を取り巻く人びとを描いた人気シリーズ第13巻!

Amazon商品ページより

シリーズ第十三弾となる本書。

前の話はこちら。

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本書では普段の主役である沙名子がほぼ不在で、彼女の周囲の人間を視点にした短編が五本収録されています。

いつもはなかなかスポットライトが当たらない人物までクローズアップされるので、シリーズの広がりを感じられる一冊でした。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

第一話 佐々木真夕 飛んでいることに気づかない

沙名子が結婚休暇で不在にしている時のこと。

真夕は企画課の希梨香から出された稟議書をチェックしていたところ、全ての人間のチェックが通っているにも関わらず、別の課も金額が含まれていることが発覚。

意を決して真夕はこのことを伝え、決済が見送りになりますが、この一件で真夕と希梨香の間に不穏な空気が流れます。

第二話 鎌本義和 北風と太陽

鎌本が山崎の電話で目覚めるところから始まる話。

彼は同僚とバーベキューに行くことになっていますが、そこには沙名子が関係していました。

この話では鎌本の行動原理とともに、実はちゃんと沙名子のことを好きだったことが語られます。

第三話 山野内亜希 バディには早すぎる

トナカイ化粧品が天天コーポレーションに吸収されたばかりのこと。

亜希は成果をあげることに意欲的で、周囲に溶け込みつつも警戒感を示していました。

そんな時、同じ営業の山崎から東北の案件を任されることになり、上手い話だと警戒しつつも引き受けることにしました。

第四話 馬垣和雄 逃げ水

企画課の馬垣が視点の話。

彼は常に言い訳をしていて、他責しかない、どうしようもない中年社員です。

そんな彼の逃げっぷりと、しかし本人もその状況を望んでいるというわけでない、ということがだんだんと分かってきます。

第五話 新発田英輝 プライドと計算

営業部部長の吉村と二人で飲んでいるシーンを切り取った話。

長年仕事をしてきて、反発しつつもお互いのことを認めている腐れ縁的な二人。

部下の前とは違い、素の表情を見せているところが新鮮な話でした。

エピローグ~帰ってきた森若さん~

ついに沙名子が帰ってきたという話。

幸せなムードが漂いつつも、経理部はいつも通り、与えられた役目を粛々とこなします。

その姿が頼もしく、心安らぐ場所であることが分かるエピソードでした。

感想

沙名子の存在感

今回は沙名子がほぼ不在ですが、存在感は端々から感じられます。

誰かの口から名前があがると、彼女をほめる言葉が多いことに気が付きます。

確かに厳しくて不正を許してくれませんが、一方で人間として温かみのある一面もあり、それがちゃんと周囲に認知されていることが分かりました。

結婚相手の太陽もまた多くの人に好かれているので、改めてお似合いな二人が結婚したことを実感できました。

鎌本と馬垣のキツさ

本書を読んで、自分がネガティブなキャラクターに対して年々嫌悪感を募らせていることに気が付きました。

その筆頭が鎌本と馬垣で、読んでいるだけでイライラしてきます。

それでも読み終えると味わいがあるわけで、苦労しながら執筆された青木祐子さんはすごい。

あとがきでも馬垣のエピソードを執筆されている時の苦労を書いていて、読者以上の心労がありそうでした。

あと、地味に希梨香もキツくなってきました。

男っぽい女を自認するあたりが女性らしい、と僕は偏見ですが思っているので、内心ツッコミを入れながら読みました。

仕事でのストレスが増えてきて、お仕事小説が苦手になったせいかもしれません。

おわりに

シリーズの新たな一区切りとなった作品でした。

次巻から平常運行に戻りそうです。

この作品の終着点はどこだろう?と気になってきたですが、その答えは次巻以降に持ち越しになりそうです。

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