【2024年】辻村深月おすすめ文庫小説ベスト15!誰よりも寄り添ってくれる不朽の名作
「私の一番の理解者を見つけた気がしたーー」
とある十代の読者が、辻村深月さんとの出会いをこう語りました。
若者を中心に絶大な人気を誇り、不動の地位を確立した辻村さん。
この記事では、辻村さんの作品をまだ読んだことがない、もしくはいくつか読んだけれど次は何を読もう? と考えている人を想定して、手に取りやすいよう文庫化された作品から厳選してご紹介します。
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辻村深月おすすめ文庫小説ベスト15
第15位『本日は大安なり』
11月22日、大安。県下有数の高級結婚式場では、4月の結婚式が行われることになっていた。だが、プランナーの多香子は、クレーマー新婦の式がつつがなく進むか気が気ではない。白須家の控え室からは大切な物がなくなり、朝から式場をうろつくあやしい男が1人。美人双子姉妹はそれぞれ、何やらたくらみを秘めているようで―。思惑を胸に、華燭の典に臨む彼らの未来は?エンタメ史上最強の結婚式小説!
「BOOK」データベースより
高級結婚式場の一日を切り取り、その日行われる四つの結婚式に参加する人たちの思惑、そして今日を最高の一日にしようと努力するウェディングプランナーたちの奮闘が交差する物語です。
大安という縁起の良い日が舞台ということもあって、人間の嫌な部分が見えつつも最後はハッピーエンドに終わる非常に読了感の良い仕上がりになっています。
また辻村さんの他作品を読んだ人なら思わずあっ、と驚いてしまう人物、名称と出会うことが出来ます。
万人受けするエンタメ作品ですが、ファンの人のほうがより楽しめるかもしれません。
もちろん辻村さんの作品が初見だという人にもおすすめで、関連作品を読んでから二度読みするとさらに楽しめます。
第14位『オーダーメイド殺人クラブ』
クラスで上位の「リア充」女子グループに属する中学二年生の小林アン。死や猟奇的なものに惹かれる心を隠し、些細なことで激変する友達との関係に悩んでいる。家や教室に苛立ちと絶望を感じるアンは、冴えない「昆虫系」だが自分と似た美意識を感じる同級生の男子・徳川に、自分自身の殺害を依頼する。二人が「作る」事件の結末は―。少年少女の痛切な心理を直木賞作家が丹念に描く、青春小説。
「BOOK」データベースより
思春期ゆえの大人と子どもの入り混じった複雑な感情が描かれていて、未熟ゆえに死を軽く考え、殺人事件に憧れる気持ちには僕も何となく覚えがあります。
主人公である二人の中学生が自分たちの名前を後世に残すために考えた『オーダーメイド殺人』。
その先に何が待ち受けているのか。
ぜひその目で確かめてください。
以下は、大槻ケンヂさんと辻村さんの本書に関する対談です。
第13位『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』
地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。あの事件が起こるまでは。チエミが母親を殺し、失踪してから半年。みずほの脳裏に浮かんだのはチエミと交わした幼い約束。彼女が逃げ続ける理由が明らかになるとき、全ての娘は救われる。著者の新たな代表作。
「BOOK」データベースより
辻村さんの転換期ともいえる作品で、新旧の辻村さんの魅力どちらも兼ね備えています。
終わりの見えない悲劇が続き、でも最後にほんの少しだけ救われる。
扱うテーマは近年の辻村さんらしいですが、そこに描かれる女性たちの苦悩に寄り添う物語は、まさしく昔から変わらない辻村さんの魅力です。
ファンの人にも、そしてこれから辻村さんの作品を読むという人にもおすすめです。
以下は、本書に関する辻村さんへのインタビューです。
第12位『ハケンアニメ』
伝説の天才アニメ監督王子千晴が、9年ぶりに挑む『運命戦線リデルライト』。プロデューサー有科香屋子が渾身の願いを込めて口説いた作品だ。同じクールには、期待の新人監督・斎藤瞳と人気プロデューサー行城理が組む『サウンドバック 奏の石』もオンエアされる。ネットで話題のアニメーター、舞台探訪で観光の活性化を期待する公務員…。誰かの熱意が、各人の思惑が、次から次へと謎を呼び、新たな事件を起こす!anan連載小説、待望の書籍化。
「BOOK」データベースより
アニメ業界で働く女性三人を主人公に据えた作品です。
毎期視聴しきれないアニメが制作されていることからなんとなく想像はしていましたが、アニメ業界はいわゆる『ブラック業界』です。
しかし、それ以上に夢がある仕事なのだと、主人公である彼女たちの仕事ぶりを見て感動せずにはいられませんでした。
それぞれが仕事に対してプライドを持っているからこそぶつかり、でも作品を愛する気持ちは同じだからこそ同じゴールを目指して頑張れる。
アニメ好きの人にはもちろんのこと、アニメをあまり見ないという人にも読んでほしい一冊です。
以下は本書に関する辻村さんへのインタビューです。
第11位『光待つ場所へ』
大学二年の春。清水あやめには自信があった。世界を見るには感性という武器がいる。自分にはそれがある。最初の課題で描いた燃えるような桜並木も自分以上に表現できる学生はいないと思っていた。彼の作品を見るまでは(「しあわせのこみち」)。文庫書下ろし一編を含む扉の開く瞬間を描いた、五編の短編集。
「BOOK」データベースより
辻村作品で登場した彼、彼女のその後を描く短編集。
単体で読んでも良質であることは間違いありませんが、他作品を読んだ後の方が百倍面白です。
具体的に挙げると、
・冷たい校舎の時は止まる
・ぼくのメジャースプーン
・名前探しの放課後
・凍りのくじら
・スロウハイツの神様
これらを読んでから本書を読むことをおすすめします。
読み始めるにはハードルが高めですが、彼女の作品に魅せられたという人はぜひ挑戦してみてください。
第10位『冷たい校舎の時は止まる』
雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。第31回メフィスト賞受賞作。
「BOOK」データベースより
圧倒的な存在感を放つデビュー作です。
何らかの力によって校舎に閉じ込められてしまう八人の高校生。
彼らは不意に学園祭で自殺した生徒の名前を誰一人思い出せないことに気が付きます。
さらに校舎に入ってから時間は止まり、時計が指し示す時間は5時53分。
思い出せない生徒が自殺した時間です。
疑惑は次第に確信へと変わり、八人は校舎から脱出するために自殺した生徒の名前を探し始めるのですが、そこで事件が起こり……
学校という馴染み深いシチュエーションで繰り広げられる緊迫感ある推理は、とても読み応えがあります。
その一方で上下巻の大ボリュームで一時的にダレる時もあるので、ある程度の忍耐力が必要になります。
第9位『ツナグ』
一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員…ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。
「BOOK」データベースより
一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれる使者『ツナグ』。
高校生の歩美は祖母から『ツナグ』を継承する途中の見習いであり、様々な人たちの依頼を通して、『ツナグ』の責務の重要性を認識していきます。
そして『ツナグ』になるとはどういうことか、歩美は考えることになります。
それぞれの思いを抱え、死者と再会する人たち。
生と死がテーマにも関わらずその文章は温かく、新たな死生観を描いた作品です。
第8位『名前探しの放課後』
依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ一つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」二人はその「誰か」を探し始める。
「BOOK」データベースより
これまでの辻村作品のあらゆる魅力を集めた、この時点での集大成とも言える作品です。
高校一年の依田いつかはある日、三ヶ月前に時間が巻き戻っていることに気がつきます。
それも三ヶ月後の記憶を保持したまま。
その記憶が確かであれば、これから同級生が一人自殺することになるはずですか、なぜかその生徒のことが思い出せません。
思い出せるのは、その生徒が終業式の日に自殺するということだけ。
いつかは信じてもらえないと思いつつも、唯一同じ中学から同じ高校に進学した坂崎あすなに事情を説明すると、彼女はいつかの真剣な様子に自殺の阻止に協力してくれるといいます。
さらにいつかの友人である長尾秀人、秀人の彼女の椿、秀人の友人の天木敬も加わり、五人は学内でいじめを受けている河野基を自殺する生徒と仮定して、彼と行動を共にして何とかXデーを乗り切ろうと考えます。
とても気に入っている作品ですが、『ぼくのメジャースプーン』は読んでおかないと結末に納得がいかないため、この順位にしました。
本当におすすめなので、ぜひ「ぼくのメジャースプーン」を読んでから挑戦してください。
以下のインタビューで本書について言及されています。
自分がどんな作家かは読者が決めること何を書いても受け止めてもらえる信頼感――辻村深月(2)|文春オンライン
第7位『ぼくのメジャースプーン』
「書き終えるまで決めていたのはただ一つ、<逃げない>ということ。――私の自信作です」――辻村深月
ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった――。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に1度だけ。これはぼくの闘いだ。
Amazon内容紹介より
辻村作品ではファンタジー要素が含まれることがよくありますが、この作品がそれにあたります。
簡単に言うと、『AしなければBになる』という条件を提示し、AもしくはBのどちらかを相手に強制するという能力を持った小学生の『ぼく』が主人公の物語です。
小学生が主人公だからほのぼのしてるのだろう、と高を括っていると、その残酷な内容、やりきれない感情に驚くことになります。
小学生とは思えない冷たい感情と向き合いながら、『ぼく』の出した答え。
決して明るい話ではないけれど、最後に訪れるかすかな光に安堵を覚える、そんな話です。
以下の作品は読んでいなくても問題ありませんが、読んでいるとより本書を楽しむことができます。
・子どもたちは夜と遊ぶ
・凍りのくじら
第6位『子どもたちは夜と遊ぶ』
大学受験間近の高校三年生が行方不明になった。家出か事件か。世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその真相を知っていた。「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番―」。姿の見えない『i』に会うために、ゲームを始める浅葱。孤独の闇に支配された子どもたちが招く事件は、さらなる悲劇を呼んでいく。
「BOOK」データベースより
上下巻構成で、かなりの分量です。
交換留学をかけたコンテストに突如現れた天才『i』。
iは自分が、木村浅葱の生き別れた兄・藍であることを仄めかし、浅葱に対して再会するための殺人ゲームを提案します。
浅葱は兄に会うためにその提案に乗りますが、次第に精神をすり減らします。
それだけでなく、殺人の魔の手は彼の友人にまで及んでしまいます。
一方、同じ研究室の狐塚孝太は秋山教授と事件を考えていく内に真相に迫り、浅葱が犯人であることを突き止めます。
日常はもろくも崩れ、凄惨な殺人の果てにどこに行き着くのか。
人間の闇に怯え、でも最後に光が差し込む。
辛いことがあったけど、それがふと軽くなるような幸福が降り注ぐラスト。
それが本書には詰まっています。
第5位『島はぼくらと』
瀬戸内海に浮かぶ島、冴島。朱里、衣花、源樹、新の四人は島の唯一の同級生。フェリーで本土の高校に通う彼らは卒業と同時に島を出る。ある日、四人は冴島に「幻の脚本」を探しにきたという見知らぬ青年に声をかけられる。淡い恋と友情、大人たちの覚悟。旅立ちの日はもうすぐ。別れるときは笑顔でいよう。
「BOOK」データベースより
本書が出版された当時は大人の世界を描くことが多かった中で、久しぶりの高校生が主人公の話。
やっぱり安定感が違うというか、初期の作品にあった瑞々しい思春期の心がここでも鮮やかなに描かれていて、微笑ましく、そして羨ましく感じます。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島・冴島。
そこで暮らす四人の高校生のもとに『幻の脚本』を求めてやってきた男が現れ、それがきっかけとなって物語は進行します。
地方の過疎化という大きな社会問題を題材にしていることから、決して甘い話だけではありません。
幸せを勝ち取るために、誰もが必死で生きているのだと考えさせられるシーンも多々あります。
そして、なんといっても後半からの追い上げは圧巻です。
ページを捲る手が止まらず、最後は涙せずにはいられません。
順位も非常に迷いましたが、『スロウハイツの神様』を読んでからだと二倍おいしい、という点で5位にしました。
以下は本書に関する辻村さんへのインタビューです。
第4位『凍りのくじら』
藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき―。
「BOOK」データベースより
辻村さんの大好きな『ドラえもん』をモチーフにした作品です。
彼の秘密道具になぞらえた話に、誰もが幼心を蘇らせるはず。
芹沢理帆子は頭が良く、それでいてノリの良い付き合い方もできる器用な高校生ですが、別所あきらとの出会いを通じてこれまで見せたことのないような一面を覗かせていきます。
一方で、理帆子の世間を舐めていた性格が災いし、人の命のかかった大騒動を巻き起こしてしまいます。
そして、それを救ってくれたのがドラえもんでした。
大袈裟ではなく、人生を変える可能性を秘めた名作です。
名作であることは間違いありませんが、とにかく序盤の理帆子の態度が気に食わないと感じる人が多いと思うので、この順位にしました。
第3位『東京會舘とわたし』
大正十一年、社交の殿堂として丸の内に創業。東京會舘は訪れる客や従業員に寄り添いつつ、その人の数だけ物語を紡いできた。記憶に残る戦前のクラシック演奏会、戦中の結婚披露宴、戦後に誕生したオリジナルカクテル、クッキングスクールの開校―。震災や空襲、GHQの接収など荒波を経て、激動の昭和を見続けた建物の物語。
「BOOK」データベースより
大正十一年に創業した、実在する建物を舞台にした物語です。
2019年に元号は令和に移り、東京會舘は大正、昭和、平成、令和という長い期間にわたってたくさんの人の思いを見届けてきました。
上下巻にわたる長編ですが、そこに描かれた人たちと東京會舘の思い出はどれも愛情にあふれたもので、ページをめくるにつれてもう終わってしまう、と惜しまずにはいられない感動作になっています。
正直、ある程度年齢を重ねた人の方が共感でき、人生を振り返ることのない年齢の人だとピンとこないかもしれません。
僕自身、結婚してなければもっと順位を下げたと思います。
しかし、東京會舘は芥川賞と直木賞の記者会見、そして授賞式の会場でもあり、読書好きとしては外せないと思いこの順位にしました。
第2位『かがみの孤城』
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこには“こころ”を含め、似た境遇の7人が集められていた。 なぜこの7人が、なぜこの場所に―― すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
Amazon商品ページより
本書は2018年本屋大賞を受賞し、書店などで見かけたという人も多いのではないのでしょうか。
これまで数多くの名作を生み出してきた辻村さんですが、その中でも本書は別格です。
辻村さんにとって、一番信頼出来る読者とは十代の頃のいちばん厳しい目を持ち、強く渇望して本を読んでいた時の自分であり、もしタイムマシンであの頃の自分に一冊だけ本を渡せるなら、この『かがみの孤城』を渡したいと公言しています。
それくらい自信に満ち溢れ、あらゆる人を感動させる力を本書は持っています。
第1位の作品と並んで、初めての辻村作品としてぜひ手に取ってほしい一冊です。
特に弱さを抱え、自分の存在意義に悩み、これからに不安を抱えている人にはこちらを断然オススメします。
これからも少年少女の一番味方であり続けてくれる。そう確信させてくれるほど優しさに溢れていて、いつか自分の子どもに胸を張って薦めたいくらいです。
以下のインタビューを読み、それからぜひ本書を手にとってみてください。
第1位『スロウハイツの神様』
人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ―あの事件から十年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。
「BOOK」データベースより
文句なしの第1位です。
僕の人生を変えたと言っても良い作品です。
かつて手塚治虫、藤子不二雄ら才能ある漫画家が集まったトキワ荘をモチーフに、クリエイターの卵たちが共同生活を送りながら、夢に向かって進んでいくという話です。
クリエイターというだけあって、みんな一癖も二癖もあり、そしてとても魅力的です。
夢を追うことの辛さと楽しさ。
作品がどれだけ人の心を動かせるのか。
小説に限らず、エンターテインメントの可能性が本書には詰まっています。
第2位の『かがみの孤城』と順位に迷いましたが、自分の読んだ年齢、衝撃などを加味してこちらにしました。
何か夢を持っている人には、特におすすめです。
『凍りのくじら』とリンクしている箇所もありますが、こちらから先に読んでも問題ありません。
気付いて読み直すと、さらに楽しいです。
おわりに
一番の理解者を見つけた、と読者に言わしめるほど、僕らと非常に距離感の近い文章を紡ぐ辻村さん。
一冊読めば、あなたもその魅力に気が付くはずです。今回ご紹介した本の全てを読めば、もはやその虜です。
共に辻村ワールドを旅してみませんか?
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小説のみならずビジネス書、マンガ、専門書など様々なジャンルの作品が200万冊以上読み放題。
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辻村さんの他の作品に関する記事はこちら。
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